印刷用紙:B5縦 1ページの行数:45 1行の文字数(半角で):110   −−以下 指導案本文−−   第6学年 道徳学習指導案    日 時 平成8年10月16日(水)     児 童 6年生男子15名女子19名 計34名      授業者 星 洋 1,主題名 法やきまりを守る〈4−A 公徳心、規則の尊重、権利・義務〉 2,資料名 ソクラテスのことば (出典「みんなのどうとく6年」学研) 3,主題設定の理由 (1)価値について    指導内容4−Aは「公徳心をもって、法やきまりを守り、自他の権利を大切に    し進んで義務を果たすようにする。」ということである。    法やきまりを守るということは、たいへん重要なことである。一人一人が思う    ままに振る舞う集団は混乱する。守りぬくべき規則は、どんな場合でもそれに従    う態度を確立していくことの重要さを分からせたい。その上で、きまりだから守    るというだけでなく、人間として社会の公徳を尊重しつつ規則を守るという面に    も目を向けさせていきたい。 (2)児童について     6年生は、集団生活を送る上でのきまりの必要性を理解し、進んでこれを守ろ    うとする面が見られる。しかし一方では、自分の都合で考え、守らなかったとい    う体験もしている。     そこで、本資料を通して、きまりの意義を考えさせ、それを守ることは自他と    もに気持ちの良い生活をするために必要であることを理解させていきたい。 (3)資料について     本資料では、ソクラテスが、無実の罪でありながら法のきまりを守る姿勢を貫    き、最後には死刑を受ける様子が描かれている。法に対するソクラテスの首尾一    貫した考え方を示している。そのソクラテスの生き方に対して弟子たちがとる行    動に共感させながら児童の書く活動や話し合いを組織し、弟子たちの気持ちを中    心に読み取らせていきたい。そして規則と自分の生活との関係を深く考えさせ、    法を守ることの厳しさと、法への正しい態度を作ることの大切さを感じ取らせた    い。 4,本時の指導 (1)ねらい 法やきまりの意義を理解し、常に進んでこれを守ろうとする態度を養う。 (2)展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・段階| 学習活動 | 期待する児童の反応 | 指導上の留意点 ・ ・−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−・ ・ |1事前に書かせた感想を| | ソクラテスが法を守る・ ・導| 発表させながら学習の| | ために死を選んだこと・ ・入| 方向づけをする。 | | について感想を書いて・ ・ | | | いる子を中心に発表さ・ ・3|〇前に書いてもらった感|・ソクラテスがどうして| せ、読み取りの焦点化・ ・分| 想を発表して下さい。| 死んだのかよく分から| を図る。 ・ ・ | | なかった。 | ・ ・−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−・ ・ |2資料「ソクラテスのこ| | ・ ・ | とば」をもとに話し合| | ・ ・ | う。 | | ・ ・ |○アテネの人たちはソク|・考えに賛成していた。| みんなが自由に話し合・ ・ | ラテスのことをどう思|・敬っていた。 | い…というソクラテス・ ・ | っていたか。 | | のことばをつかませ、・ ・展| | | 正しい生き方について・ ・ | | | 考えさせる。 ・ ・ | | | ・ ・ |○なぜ弟子たちはソクラ|・死んでほしくない。 | ソクラテスに生きてい・ ・ | テスを外国へにがそう|・無実の罪だから。 | てほしいと願う弟子た・ ・ | としたのか。 |・心の支えがなくなるか| ちの気持ちに共感させ・ ・開| | ら。 | る。 ・ ・ | | | ・ ・ |◎ソクラテスの最後の話|A法を破り逃げてほしい| 学習プリントに書かせ・ ・ | を聞いた後、弟子たち|B生きて正しい世の中を| 多様な価値を引き出し・ ・ | は何を思ったか。 | 作ってほしい。 | 板書しながら整理して・ ・32| |C法には従ってほしい。| いく。 ・ ・分| |Dよりよく正しく生きて| ・ ・ | | ほしい。 | ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ |○ソクラテスはどんなこ|・正しい世の中を作って| 法に従ったソクラテス・ ・ | とを考えながら、毒の| いってほしい。 | の行為の意味について・ ・ | 入ったさかずきを飲み|・正しい生き方を貫きと| 考えさせる。 ・ ・ | ほしたか。 | おして満足。 | ・ ・ | | | ・ ・ | | | ・ ・ | | | ・ ・ | | | ・ ・−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−・ ・ |3学習後の感想を書く。| | 弟子たちの気持ちを中・ ・ | | | 心に読み取った後の感・ ・ |〇「ソクラテスのことば| | 想をプリントに書かせ・ ・ | 」を学習して思ったこ| | 児童の法に対する認識・ ・ | とを書いてみよう。 | | をみる。 ・ ・7| | | ・ ・分| | | ・ ・ | | | ・ ・−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−・ ・終|4感想発表をする。 | | 法やきまりに対する認・ ・末| | | 識をあらたにした児童・ ・3| | | を中心に発表させる。・ ・分| | | ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 資料分析図 ◎主題名 法やきまりを守る 〈1−B 自由・規律〉 ◎資料名 ソクラテスのことば (出典「みんなのどうとく6年」学研) ◎ねらい 法やきまりの意義を理解し常に進んでこれを守ろうとする態度を養う。   ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・   ・アテネの人た ・ ・ソクラテスに ・ ・ソクラテスが ・ ・死刑の日、ソ ・ ・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ちがソクラテ ・ ・死刑の判決が ・ ・法のきまりに ・ ・クラテスが毒 ・ ・ 場 ・ ・スの考えに賛 ・ ・言い渡され、 ・ ・従って死ぬこ ・ ・を飲みほし横 ・ ・ ・ ・成し敬ってい ・ ・弟子たちがに ・ ・とを弟子たち ・ ・になった場面 ・ ・ 面 ・ ・る場面 ・ ・げるようすす ・ ・に語る場面 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・める場面 ・ ・ ・ ・ ・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・ 主 ・ ・○法律の尊重 ・ ・○法律の尊重 ・ ・○法律の尊重 ・ ・○法律の尊重 ・ ・ 人 ・ ・○人間として正しい生き方・ ・ ・○正しい生き方を貫いてほ・・○正しい生き方をしよう。・ ・ 公 ・ ・ をしよう。 ・ ・ ・ ・ しい。 ・ ・○世の中をよくするよう、・ ・ の ・ ・ ・ ・●法を破ってもいいから外・ ・ ・ ・ 努力しよう。 ・ ・ 意 ・ ・ ・ ・ 国へ逃げて欲しい。・ ・●外国へにげてほしい。・ ・ ・ ・ 識 ・ ・●自分勝手 ・ ・●自分勝手 ・ ・●自分勝手 ・ ・●自分勝手 ・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・ 児 ・ ・アテネの人たちはソクラテ・ ・死んでほしくない。・ ・法を破って逃げるべきだ。・・正しい世の中を作ってほし・ ・ 童 ・ ・スを敬っていた。・ ・心の支えがなくなる。・・生きて、正しい世の中を作・・い。 ・ ・ の ・ ・ソクラテスの考えに賛成し・・生きて正しい世の中を作っ・・ってほしい。・・正しい生き方を貫き通した・ ・ 意 ・ ・ていた。 ・ ・てほしい。 ・ ・法に従うべきだ。・ ・から満足している。・ ・ 識 ・ ・ ・ ・ ・ ・正しい生き方を貫いてほし・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・い。 ・ ・ ・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・ ・ ・アテネの人た ・ ・なぜ弟子たち ・ ・ソクラテスの ・ ・ソクラテスは ・ ・ 基 ・ ・ちはソクラテ ・ ・はソクラテス ・ ・最後の話を聞 ・ ・どんなことを ・ ・ 本 ・ ・スをどう思っ ・ ・を外国へにが ・ ・いた後、弟子 ・ ・考えながら毒 ・ ・ 発 ・ ・ていたか。 ・ ・そうとしたか。 ・たちは何を思 ・ ・の入ったさか ・ ・ 問 ・ ・ ・ ・ ・ ・ったか。 ・ ・ずきを飲みほ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・