印刷用紙:B4縦 1ページの行数:48 1行の文字数(半角で):100   −−以下 指導案本文−−                      若あゆ 道徳学習指導案                            日時  平成8年10月25日(金)5校時                            学級  若あゆ学級 男2名 女1名 計3名                            指導者 稲部 寛 1、主題名  みんな仲良く  (2−B友情・協力) 2、資料名  みんななかよく (「新しい道徳 1年」光文書院) 3、主題設定の理由  1 価値について     本主題の内容(2−B)は、「主として他の人とのかかわりに関すること」で、「友達と仲良く助け合    う」ことにある。     児童は、自分一人だけで生活しているのではなく、家族を始め学校の友達・教師など多くの人々との係    わりの中で生きている。したがって、より良く生きるには、周囲の人々とどのような関係をもって暮らす    かが大切になってくる。     本学級の児童は、往々にして、自己中心的な考えや言動を取るときがある。また、友達が困っていても    無関心な態度で手助けしようとしないことが多い。そうした人との係わり方を知らない児童にとって、他    の人々と望ましい人間関係を築いていくため、まず「友情・協力」の重要さに気付くことが肝要だと思わ    れる。     困っていたり悲しんでいる人がいれば、互いに協力をしたりは励まし会ったりすることによりそれぞれ    の生活が向上するのであり、そこから相互の友情や信頼が育まれる。逆に、自分の利益や都合ばかり考え    て、わがままな振舞をすれば、他者との信頼関係や友情を失うばかりか、結局は自分自身が円滑な社会生    活を送ることができなくなってしまう。楽しく充実した生活を送るには、周囲の人々と仲良く協力したり    友情を育んだりすることが不可欠なのである。  2 児童について     本学級の児童は1年生2名、2年生1名といずれも低学年であり、学級の友達同士という横の関係より    教師など大人との関係に依存しがちである。学級内で、児童同志が積極的に係わって遊んだり協力したり    することは少ない。むしろ、一人遊びに終始している感があり、仲良しの友達を増やす状態にはない。     また、行動や考えが自分勝手であることからけんかをしたり、相手の気持ちが理解できず困らせたりす    ることがある。  3 資料について     友達とのかかわりをテ−マに学校生活での様々な場面が描かれているのが本資料である。なわとび、タ    イヤとび、おにごっこなどをして遊んでいる子。読書をしている子。また、誰とも遊べずひとりぼっちで    いる子。どの絵も児童が日常よく体験す場面であり、視覚的に理解できるこれらの絵を用い、それぞれの    場面でどうすることが、友達と仲良くし助け合ことなのか考えさせたい。  4、本時について    (1) ねらい      友達と仲良く助けあうことの大切さに気付かせる。    (2) 展開 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ |過 程| 教師の働きかけ | 予想される児童の反応 | 指導上の留意点 | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ |導|価|1、子供たちが遊んでいるとき| |〓実際に遊んでいる様子を| | |値|のビデオを見ながら、何をして| |ビデオでみせ、休み時間の| | |へ|いるところか話し合う。 | |友達との過ごし方に意識が| | |の| | |向くようにする。 | | |方|○みなさんは、休み時間(だれ|●積木をして遊ぶ。 | | | |向|と)なにをしていますか。 |●校庭で遊ぶ。 | | | |づ| |●本を読む。 | | | |け| |●友達と遊ぶ。 | | |入| | |●絵を書く。 | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | | |2、資料の絵を参考にしながら| |〓自分たちの生活経験とだ| | | |友達について話し合う。 | |ぶらせながら考えさせる。| | | | | | | | | |1状況把握 | | | |展|価|○たくさんの友達がいますね。|●なわとび |〓活動的な子供に目がいき| | | |何をして遊んでいるのかな。 |●鉄棒 |やすいので、一人でいる子| | |値| |●おにごっこ |や困っている子に注意が向| | | | |●タイヤ遊び |かないときは、助言をして| | |の| |●本を読んでいる。 |やる。 | | | | |●ひとりぼっちの子供がいる。| | | |追| | | | | | |○仲良く友達と遊んでいるのは|●なわとび |〓友達との係わり方に意識| | |求|どの子でしょう。 |●おにごっこ |が向くようにする。 | | | | |●鉄棒 |〓仲良く遊んでいることそ| | |・| |●本を読んでいる子 |うでない子を紙板書などを| | | |2価値把握 | |使って弁別させる。 | | |把|○ひとりぼっちの子、困ってい|●いっしょに遊んであげる。 |〓自分の経験を思い出させ| |開| |る子には、どうしてあげたらい|●助けてあげる。 |ながら、友達と仲良くした| | |握|いでしょう。 | |り助け会ったりすることの| | | | | |大切さに気付かせる。 | | +−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | | |○学校生活の中で困ったりする|●友達と一緒に遊ぶ。後片付け|〓友達と遊んだり協力した| | | |場面を想定し、どうしてあげた|を協力するなど。 |りするときの、声の掛け方| | | |らよいか、実際にやってみる | |も練習させたい。 | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ |終|ま|3、終末 | |〓参観の先生の感想を話し| | |と| 参観の教師の感想を聞く。| |てもらい、児童の意欲付け| |末|め| | |とする。 | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+