小学校6年 国語(生物とかん境)1/4 指導案 常盤小学校 用紙は B5 縦  1行 80字(半角) 1ページ 41行に設定してください。        第6学年  国語科学習指導案                                                                     児童数  男21名、女19名、計40名                      指導者  星  ク  ツ  子                                               1.単元名      文章の細部に注意して                  教材名  生物とかん境 (1)「海と生物」(2)「人間がさばくを作った」  2.単元について                         〇 説明文教材による理解指導単元である。6年生の読むことの重点は「書き手のものの  見方、考え方、感じ方などについて自分の考えをはっきりさせて読むこと」「事象を客  観的に述べている部分と話し手や書き手の感想、意見などを判別しながら理解すること  などである。                                    この期の児童は、客観的ものの見方、考え方ができるようになってきており、ものご  とを論理的に考えるようになり情報に対しての価値判断がついてくる。疑問に思ってい  ることなどを大人に聞くかたわら、自ら問題を解決していこうとする力が出てくる。    この単元はこのような時期にある児童に筆者の述べようとする内容を文章の細部に注  意して読み取り、筆者の考えに対して自分はどう考えるのかはっきりさせることを意図  して設定したものである。                              教材「生物とかん境」は(1)「海と生物」(2)「人間がさばくを作った」という  構成になっている。(1)「海と生物」は地球上に生存する動物は植物なしには生きて  いけない。肉食動物の生命のもとさえ植物であり深海に住む動物であっても生命をつな  ぐもとになっているのは植物であるという内容を、導入部の問題提示、例示、まとめと  尾括型の文章でまとめられている。動物と植物の関係をいくつかの視点から事例をあげ  ながら知的感動を喚起させるような内容なので親しみやすく理解も難しくない。また、  (2)「人間がさばくを作った」は、北アメリカ中西部の草原で、白人が狩りをしたり  異種の動物を放牧したりしたために自然のつりあいが崩れ、草原はあれ果て砂漠に変わ  ってしまったということから、自然のつりあいの微妙さとそれを崩す人間の行動につい  て理解させ、問題意識を持たせようとする文章である。               〇 子供たちは5年「動物のからだ」で文章の組み立てや述べ方に注意して読み、作文を  書くときにも生かす学習を通して、子供たちは新しい知識や情報を求めて進んで説明的  な文章を読むようになり論理的思考もわずかずつついてきている。また段落と段落に注  意して読むようになってきている。                          しかし文章を段落ごとに要約したり段落相互の関係、段落と文章全体との関係を正し  くとらえる力は不十分であり、個人差も大きい。さらに文章を読んで感じたことや考え  ることをまとめる力も不十分である。                       〇 そこで段落相互の関係をおさえながら各段落の要点や語句を中心に正確に読みとらせ  たい。そのために文章の細部に注意して、語句、文頭語、文末表現等に気をつけさせな  がら、内容を正確に読みとり、筆者の考えを明らかにしながら、文章全体の関係を把握  させたい。                                     「生物とかん境」は読み手に話題を投げかけ問題意識を換気させるような論理を展開  している。筆者の考えを把握するうえで要点をふまえながら事実と筆者の意見、感想の  部分などを判別するとともにそれらがどのように関連しあっているかおさえたい。     また段落相互の関係を規定する指示語や接頭語の働き、文末表現などから例示や説明  に対する筆者の考え方をとらえさせたい。                       さらに筆者の考えに対して自分の意見や感想をはっきりさせながらものの考え方を深  めるようにさせたいと思う。                           3.単元目標                              ◎文章の細部に注意して書かれていることを読み取ることができる。          〇価値目標 (1)地球上に生存する動物は、植物なしには生きていけない。海の動物          であっても、生命をつなぐもとは、やはり植物である。              (2)つりあいが保たれていた豊かな草原が、白人が狩りをしたり放牧を          みだりにしたため、自然界のつりあいがくずれ砂漠に変わった。             ということから生物は環境に適応しながら生きているとともに、そ          れで自然界のつりあいが保たれているのだから、人間の手をみだりに          加えるようなことがあってはいけないということを読み取ることがで          きる。                              〇技能目標   文章の組み立てや段落相互の関係、事実と筆者の意見、感想というの         べかた等に気をつけながら書かれていることを読み取ることができる。  〇言語目標   問題意識を換気する述べ方や、それに照応する語句、あるいは、指示         語や接続語などを理解することができる。              小学校6年 国語(生物とかん境)2/4 指導案 常盤小学校 用紙は B4 横  1行 177字(半角) 1ページ 41行に設定してください。 4.指導計画  ( 12時間 )                                                                          +-----------+-------+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+-----------------------+---------+ | 指導段階 | 時 数|    本  時  ね  ら  い |      学  習  課  題     |     本時でとりあげる語句    |   評       価  |  要旨 | +---+---+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+-----------------------+---------+ |  |  | 要|  |  | 〇 全文を読み、初めの感想から要旨を| 〇 全文を読んで、初めの感想から要旨を読| ・海と生物 〇植物なしでは〜できない|  初発の感想を持ち、文章|  二 一| | 第| 一| 旨|  |  |  読みとることができる。      |  みとることができるようにしよう。   | ・珪藻 ・食物連鎖 ・マリンスノー | の要旨を予想することがで| を の | |  |  | 予| 1| 1|                   |                     | ・深海に住む動物          | きたか。        | みつ動地| |  |  | 想|  |  |                   |                     |                   |             | だり物球| | 一| 海+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+ 〇やはり〜なのである        +-----------------------+ り合で上| |  |  | 課|  |  | 〇 筆者の説明したことを読み取るため| 〇 筆者の説明したいことを読み取るため |                   |  初発の感想や要旨予想を| にいあに| |  |  | 題|  |  |  初めの感想や要旨予想をもとにしなが|  初めの感想や要旨予想をもとにしながら、|                   | もとにして学習課題を設定| しがっ生| | 次| と| 設| 1| 1|  ら、学習課題を設定することができる|  学習課題をつくろう。         |                   | することができたか。  | た保てぞ| |  |  | 定|  |  |                   |                     |                   |             | たたもん| +---+  +---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+------------------------+ めれはて| |  | 生|  |  |  | 〇 地球上に生存するすべての動物は、| 〇 地球上に生存するすべての動物は、植物| 〇植物なしでは〜できない ・珪藻  |  珪藻を土台にした食物連| 自て生す| | 第|  | 精|  |  |  植物なしでは生きていくことができな|  なしでは生きていくことができないという| ・海に住む生物 ・甲殻類 ・食物連鎖| 鎖について理解することが| 然い命動| |  |  |  |  | 1|  いということを、珪藻を例にして読み|  ことを、珪藻を例にして読みとることがで| ・弱い小動物   ・強く大きい魚  | できたか。       | 界たを物| | 二| 物|  | 2|  |  とることができる。        |  きるようにしよう。          |                   |             | の豊つ | |  |  |  |  +---+----------------------------------+--------------------------------------+-----------------------------------+-----------------------+ つかな植| | 次|  | 査|  |  | 〇 深海に住む動物も生命をつなぐもと| 〇 深海に住む動物も生命をつなぐもとは、| ・深海に住む動物 ・生命をつなぐもと|  深海に住む動物は何を食| りなぐ物| |  |  |  |  | 1|  は、やはり植物であることを読みとる|  やはり植物であることをマリンスノーを例| 〇何を食べて〜だろうか       | べて生きているのかを理解| 合草もな| |  |  |  |  |  |  ことができる。          |  にして読みとることができるようにしよう| ・マリンスノー 〇やはり食物である | することができたか。  | い原とし| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ががはに| |  |  | 要|  |  | 〇 全文を読み、初めの感想から要旨を| 〇 全文を読み、初めての感想から要旨を読| 〇人間がさばくを作った。信じられない|  初発の感想を持ち、文章| く白やは| | 第|  | 旨|  |  |  読みとることができる。      |  みとることができるようにしよう。   |  だろう              | の要旨を予想することがで| ず人は生| |  |  | 予| 1| 1|                   |                     | ・アメリカバイソン ・バイソン狩り | きたか。        | れがりき| |  |  | 想|  |  |                   |                     | 〇つり合いが保たれ ・からりと変わる|             | 砂狩動て| | 一| 二+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+ ・だが〜ある            +-----------------------+ 漠り物い| |  |  | 課|  |  | 〇 初めの感想や要旨予想から、学習課| 〇 初めの感想や要旨予想から、学習課題を| ・プレーリードッグ         |  初発の感想や要旨予想を| にをでけ| |  |  | 題|  |  |  題を設定することができる。    |  設定することができるようにしよう。  |                   | もとにして学習課題を設定| 変しあな| | 次| 人| 設| 1| 1|                   |                     |                   | することができたか。  | わたるい| |  | 間| 定|  |  |                   |                     |                   |             | っり  | +---+ が+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+------------------------+ た放 深| |  | さ|  |  |  | 〇 つり合いが保たれていた豊かな草原| 〇 つり合いが保たれていた豊かな草原のこ| 〇人間がさばくを作った。信じられない|  つり合が保たれていた豊|  牧 海| |  | ば|  |  |  |  のことを北アメリカ中西部のアメリカ|  とを北アメリカ中西部のアメリカバイソン|  だろう              | かな草原のことをアメリカ|     | | 第| く|  |  |  |  バイソンを例にして読みとることがで|  を例にして読みとることができるようにし| ・だが〜ある ・アメリカバイソン  | バイソンを例にして読みと| ↓  | |  | を| 精|  | 1|  きる。              |  よう。                | 〇豊かな草原 ・放牧 ・退治    | ることができたか。   |     | |  | 作|  |  |  |                   |                     | 〇つり合いが保たれ         |             | い人そ | | 二| っ|  | 2|  |                   |                     |                   |             | け間れ生| |  | た|  |  +---+----------------------------------+---------------------------------------+----------------------------------+-----------------------+ なので物| |  |  |  |  |  | 〇 つり合いが破られ、砂漠化していく| 〇 つり合いが破られ、砂漠化していく草原| ・ところが 〇様子ががらりと変わる |  つり合いが破られ砂漠化| い手自は| | 次|  | 査|  |  |  草原のことを狩りや動物の放牧を例に|  のことを狩りや動物の放牧を例にして、読| ・バイソン ・放牧 ・退治 ・耕し手| していった草原のことを狩|  を然か| |  |  |  |  | 1|  して、読みとることができる。   |  みとることができるようにしよう。   | ・植物がうまく育たない       | りや放牧を例にして読みと|  み界ん| |  |  |  |  |  |                   |                     | 〇あれ果て、さばくになっていった  | ることができたか。   |  だの境| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  りつに| | 第|  | 要|  |  | 〇 生物は環境に適応しながら生きてい| 〇 生物は環境に適応しながら生きていると| 〇海と生物 ・やはり植物なのである |  生物とかん境についての|  にり適| | 三|  | 旨|  |  |  るとともにそのことによって自然界の|  ともにそのことによって自然界のつり合い| ・人間がさばくを作った       | 要旨をとらえることができ|  加合応| | 次|  | 確| 1| 1|  つり合いが保たれているのだからみだ|  が保たれていることを2つの教材から読み| 〇生物とかん境           | たか。         |  えいし| |  |  | 認|  |  |  りに人間の手を加えるようなことがあ|  とることができるようにしよう。    |                   |             |  るがな| |  |  |  |  |  | ってはいけないことを読みとることが| | | | よ保が| |  |  |  |  |  | できる。 | | | | うたら| +---+---+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+-----------------------+  なれ生| |  |  |  |  |  | 〇 問題意識を喚起する述べ方や段落相| 〇 問題意識を喚起する述べ方や段落相互の| 〇〜なしではできない ・こうして  |  問題意識を喚起する述べ|  こてき| | 第|  | 練|  |  |  互の関係を規定する指示語や接続語の|  関係を規定する指示語や接続語の働きに注| ・やはり〜なのである ・ところが  | 方や指示語、接続語、文章|  といて| | 四|  |  |  | 1|  働きに注意して、文や文章の構成につ|  意して、文や文章の構成について理解する| ・そのあとには ・そういうことから | の組み立て方などが理解で|  はるい| | 次|  |  | 2|  |  いて理解することができる。    |  ことができるようにしよう。      | 〇人間が〜を作って         | きたか。        |  あのる| |  |  |  |  +---+----------------------------------+--------------------------------------+-----------------------------------+-----------------------+  っだと| |  |  | 習|  |  | 〇 自然を守ることの必要性を文章の述| 〇 自然を守ることの必要性に気をつけて読| 〇自然を守る ・自然のめぐみ    |  自然を守ることの大切さ|  てかと| +---+  |  |  | 1| べ方に気をつけて読みとることができる|  みとることができるようにしよう。   | ・みだりに 〇つり合い       | を気をつけて読めたか。 |  はらも| | 第+---+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+-----------------------------------+-----------------------+    に| | 五|  | 評|  |  | 〇 筆者の述べ方や表現効果をふりかえ| 〇 筆者の述べ方や表現効果をふりかえり、| 〇自然を守る 〇自然のつり合い   |  生物と環境とのかかわり|   | | 次|  | 価| 1| 1|  り、今後どのように考えていけばよい|  まとめることができるようにしよう。  |                   | について分かったか。  |   | |  |  |  |  |  |  かまとめることができる。 | |  | | | +---+---+---+---+---+----------------------------------+--------------------------------------+----------------------------------+-----------------------+---------+ 小学校6年 国語(生物とかん境)3/4 指導案 常盤小学校 用紙は B5 縦  1行 80字(半角) 1ページ 41行に設定してください。 5.実践例                                                      第 一 次 (課題設定をする)                                                        (1)指導にあたって                                  本時の学習は、第一次の1時間目に行なわれた感想や要旨をもとにしながら、読    み進めていくための課題づくりである。                        要旨は「地球上に生存する動物は、植物なしでは生きていくことは出来ない。深    海の動物であっても、生命をつなぐもとはやはり植物なのである。」であるから、    それをふまえて、本時は「そのことは事実か」「もっと深く知りたい」という課題    意識を持たせながら、確かめ、その真意にせまっていくための方向づけをする。      課題づくりの手法として、@課題の意識化(文章を読んで感想を出し合う。)     A課題づくり(それは事実か、どんな意図で書かれたのか、解決してみたいことな    どに焦点をあてる。)                                以上の方法をとりながら、それらを自ら読み取っていくという課題解決的手法、    主体的学習へとつなげていきたい。                          学級における課題意識化はあるほうととらえたい。ただ、辞書を調べれば分かる    ような課題、あるいは、その部分だけを読めば解るようなものが多く、要旨読み取    りの課題づくりは定着していないのが実態である。そこで、種々雑多な課題を整理    しながら方向づけをはかっていきたい。                     (2)本時の目標                                   @ 目 標                                      筆者の説明したいことを読みとるため、初めての感想や要旨予想をもとにしな     がら、学習課題を設定することができる。                                                                〇海と生物  〇植物なしでは〜できない  ・海にすむ動物  ・珪藻        ・食物連鎖  ・深海にすむ動物  ・マリンスノー                 〇やはり〜なのである。                                                                     A 展 開                                 +---+------------------+---------------------+---------------------------+ | 段|  学 習 内 容 |  学 習 活 動   |   指導上の留意点、評価  | +---+------------------+---------------------+---------------------------+ |  | 1.前時の想起   | 1.前時の学習を想起し2| ・「そんなことは事実か」  | |  |          |  の学習課題へとつなげ|  「このことを解決したい」 | | 導|          |  ていく。      |  「もっと深く知りたい」  | |  |          |            |  などを焦点化する。    | |  | 2.学習課題の把握 | 2.学習課題を把握する。| ・一斉に音読し、意識化させる| |  |                      |               | |  |  +----------------------------------+ |               | |  |  |  筆者の説明したいことを読みとるため| | (評)本時の学習課題をつかめ| | 入|  | 初めの感想や要旨予想をもとにしながら| |   たか。         | |  |  | 学習課題をつくろう         | |               | |  |  +---------------+------------------+ |               | +---+------------------+---------------------+---------------------------+ |  | 3.要旨予想にそって| 3.要旨予想にそって、文| ・段落のまとまりごとに整理し| |  |  文章構成の大すじ|  章構成の大すじをつか|  確かめる。        | | 展|  つかみ     |  む         | (評)話題提示が何であるか、| |  |          |            |   はっきりとつかめたか。 | |  |          |            | (評)例示が何であるかをつか| |  |          |            |   めたか。        | |  | 4.学習課題づくり | 4.学習課題をたて話し合| ・課題を共通化したり、選別を| | 開|          |  う         |  して、方向づけをはからせた| |  |          |            |  い            | |  | 5.学習課題の整理 | 5.ノートに整理する。 | (評)ノートに整理できたか。| +---+------------------+---------------------+---------------------------+ | 終| 6.話題提示文の読み| 6.話題提示文を読む。 | ・課題解決の意識化をはかるよ| |  |          |            |  う、中心語句に気をつけて読| | 末| 7.次時予告    | 7.次時の予告をする。 |  ませる。         | +---+------------------+---------------------+---------------------------+ 小学校6年 国語(生物とかん境)4/4 指導案 常盤小学校 用紙は B4 横  1行 142字(半角) 1ページ 41行に設定してください。              教材構造図     生物とかん境   (一)海と生物                                                                                     +------+-------+-------+------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ | 要旨 | 文章 | 形式 |       事  実  関  係  の  展  開       |   書  く  内  容  ・  語  句  | |    | 構成 | 段落 |                                 |                        | +------+-------+-------+------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ |    |    |    | +----------------------------------------------------------+ | +--------------------------------------+ | |    |  起 |  @ | |  地球上に生存するすべての動物は植物なしには生きていくことが| | |  地球上に生存するすべての動物は、植物な | | |    |    |    | | できない。                         | | | しには生きていくことができない。     | | |    |  提 |    | +----------------------------------------------------------+ | +--------------------------------------+ | |    |    |    |       ↓                         |                        | |    |  題 |    |       ↓                         |                        | |    |    |  A |   ライオン・ワシ(肉食動物)のえさ   植物を食べる動物   |                        | |    |  話 |    |       ↓              力の弱い草食動物   |                        | |    |    |    |       ↓                         |                        | |    +-------+    |       ↓               ↓         |                        | |    |    |    |       ↓                         |                        | |    |    |  B |  では   ↓           生命のもとは植物      |                        | |    |    |    |  +--------------+                       |                        | |    |    |    |  | 海にすむ動物 +-------------------------------+      |                        | |    |    |    |  |     植物なしには生きていくことができない。 |      |                        | |  る |    |    |  +----------------------------------------------+      |                        | |  あ |    |    |       ↓                         |                        | |  で |    |    |       ↓                         |                        | |  物 |    |    |    +----------+          ・単細胞植物       |                        | |  植 |    |  C |    |  珪 藻 | −−−−−−−− ・海の表面近くに浮いて  |                        | |  り |  例 |    |    +----------+          ・何億何兆とすむ     |                        | |  は |    |    |       ↓                         |                        | |  や |    |    |    +---------------------------------+           |                        | |  は |    |    |    |          「       |           |   ・植物なしではーーーできない。      | |  と |    |    |    |  魚       類       |           |   ・海にすむ動物              | |  も |    |    |      い   魚   殻 魚     |           |   ・珪 藻                 | |  ぐ |    |    |    鳥 き   い   甲 い                |   ・甲殻類                 | |  な |    |  D |      大   き   」 さ     藻          |   ・弱い小さい動物             | |  つ |    |    |      く   大   ビ 小                |   ・強い大きい魚等海鳥           | |  を |    |    |    海 強   し   エ       珪          |   ・植物連鎖                | |  命 |    |    |      カ   少   ・ ミ                |                        | |  生 |    |    |    |  ル       シ ア     |           |                        | |  も |    |    |    |  イ       ワ       |           |                        | |  て |    |    |    |          イ       |           |                        | |  っ |    |    |    +---------------------------------+           |                        | |  あ |    |    |        ↓                        |                        | |  で |    |  E |  こうして  ↓                        |                        | |  物 |    |    |        ↓                        |                        | |  動 |    |    |   珪藻を土台にした食物のつながり(食物連鎖)ができる。    |                        | |  の |    |    |   (海の牧草)                        |                        | |  海 |    +------+-------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ |  深 |    |  F |  ところで  ↓                        |                        | |    |    |    |        ↓                        | +--------------------------------------+  | |  い |    |    |   海の中の植物 ---- 太陽の光りがないと生きていけない    | |  それらの生物は何を食べて生きているのだ|  | |  な |    |    |        ↓                        | | ろうか。                |  | |  け |  体 |    |        ↓                        | +--------------------------------------+  | |  い |    |    |        ↓    光合成を行なうため           |                        | |  て |    |    |        ↓                        | +--------------------------------------+  | |  き |    |    |        ↓                        | |  深海にすむ動物の生命をつなぐもとはやは|  | |  生 |    |  G |        ↓そういうことから                | | り植物なのである。           |  | |  は |    |    |        ↓                        | +--------------------------------------+  | |  に |    |    |        ↓                        |                        | |  し |    |    |        ↓  光の届かないところには動植物はいないと   |                        | |  な |    |    |        ↓ 考えられていたが、現在では一万メートルの   |                        | |  物 |    |    |        ↓ 深さにも動物はいる。             |                        | |  植 |    |    |        ↓                        |                        | |  は |    |  H |  では    ↓                        |                        | |  物 |    |    |        ↓                        |                        | |  動 |    |    |   それらの生物は何を食べて生きているのか。          |                        | |  る |    |    |        ↓                        |                        | |  す |    |    |        ↓       珪藻や小さい動物         |                        | |  存 |    |  I |     海底に沈んだもの   動物がぬぎすてた皮        |                        | |  生 |    |    |        ↓       動物の死体、魚のふん、栄養物   |                        | |  に |    |    |        ↓                        |                        | |  上 |    |    |      ふわふわした形で海底に沈む              |                        | |  球 |    |    |             ↓                   |    ・深海にすむ動物            | |  地 |    |  J |  かって        ↓                   |    ・ではーーーは何を食べてーーーだろうか | |    |    |    |    まるで海の中に降る雪                   |    ・マリンスノー             | |    |  具 |    |             ↓                   |    ・生命のつなぐもと           | |    |    |    |  +--------------+   ↓                   |    ・やはり植物なのである         | |  1 |    |    |  | マリンスノー |   ↓                   |                        | |    |    |    |  +--------------+   ↓                   |                        | |    |    |  K |  これが        ↓                   |                        | |    |    |    |    太陽の光の届かない世界にすむ動物の命の源         |                        | |    |    |    |                                 |                        | |    |    |  L |       深海の動物    体がやわらかく運動がにぶい    |                        | |    |    |    |                少ないエネルギーで生活      |       +---C--+        +--   | |    |    |    |                 ↓               | @--A--B--+    +---E--F--G--+-   | |    |    |  M |  例えば            ↓               |       +---D--+        +--   | |    +-------+    |    ナマコ類はマリンスノーを土といっしょに口に運ぶ      |      H--+                | |    |    |    |                 ↓               |      I--+---K--L--M--N       | |    |  め |  N |  このように          ↓               |      J--+                | |    |  と |    |  +------------------------------------------+        |                        | |    |  ま |    |  |  深海の動物の生命をつなぐもとはやはり植物 |        |                        | |    |    |    |  +------------------------------------------+        |                        | +-------+------+-------+-------------------------------------------------------------+-------------------------------------------+        教材構造図     生物とかん境   (二)人間がさばくを作った                                                                               +-------+------+-------+------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ | 要旨 | 文章 | 形式 |       事  実  関  係  の  展  開       |   書  く  内  容  ・  語  句  | |    | 構成 | 段落 |                                 |                        | +---+---+------+-------+------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ |  ・ |  起 |    | +----------------------------------------+          | +----------------------------------------+ | |  ・い|  提 |  @ | |  人間がさばくを作ったという事実がある。 |          | |  人間がさばくを作ったといってもーーーだが| | |  ・な|  題 |    | +----------------------------------------+          | | 次のような事実がある。          | | |  ・け|  話 |    |                                 | +----------------------------------------+ | |  ・い+-------+    | +-------- 北アメリカの中西部は豊かな大草原でアメリカバイソン |                        | |  ・は|    |    | |     がすむ。                       |                        | | た・て|    |  A |                                 |                        | | っ・っ|    |    | た 原                             |                        | | ま・あ|    |    | い 草                             |                        | | し・は|    |    | て 大                             |                        | | っ・と|    |    | れ な     草を根こそぎ食べて土を踏み固めたら草は育たない |                        | | わ・こ|  例 |  B | た か    がそうはならなかった。              |                        | | 変・な|    |    | 保 豊           ↓                 |                        | | に・う|    |    | が             ↓                 |                        | | 漠・よ|    |  C | い            オオカミ    → バイソン     |                        | | 砂・る|    |  D | 合            プレリードック → クロアシイタチ  |                        | |  ・え|    |  E | り                               |                        | | て・加|    |    | つ                               |                        | | は・に|    |    |                                 |                        | | れ・り|    |    | |                                |  ・人間がさばくを作ったーーー        | | 荒・だ|    |  F | |   こうして                         |  ・だがーーーがある。            | | は・み|    |    | |    ・ 大草原は長い間つり合いが保たれて豊かな生物の    |  ・信じられないだろう。           | | 原・を|    |    | |     世界をつくる。                    |  ・北アメリカ中西部             | | 草・手|    |    | |                                |  ・つりあいが保たれる            | | れ・の|    |    | |   やがて                          |  ・豊かな大草原               | | 崩・間|    |    | |                                |  ・アメリカバイソン             | | が・人|    |  G | +----- ・ アメリカインデアン  → バイソン         |  ・クロアシイタチ              | | い・ら|    |    |           あまり変化は起こらない           |  ・オオカミ                 | | 合・か|  体 |    |                                 |  ・プレリードック              | | り・だ|    |    |                                 |                        | | つ・の|    +------+-------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+ | の・る|    |    |                                 |                        | | 界・い|    |    |                                 |  +-------------------------------------+  | | 然・て|    |  H | +----- ところが                        |  |  ところがーーー           |  | | 自・れ|    |    | |                                |  | 白人がバイソン狩りを始めてからは様子が|  | | め・た|    |    | |                                |  | がらりと変わった。          |  | | た・保|    |    |                                 |  +------------------------------------+  | | た・く|    |    | れ原   白人がバイソン狩りを始める。             |                        | | し・ま|    |    | ら草          バイソンの姿が見られなくなる      |                        | | 牧・う|    |  I | 破る                              |                        | | 放・が|    |    | がす     ウシやヒツジを放牧                |                        | | に・い|    |    | い化      ↓   オオカミは追いたてられプレリードック  |                        | | り・合|    |    | 合く      ↓  は退治される。              |                        | | だ・り|  具 |    | りば      ↓                       |                        | | み・つ|    |  J | つさ      ↓                       |                        | | を・の|    |    |      自然の放牧                      |                        | | 物・界|    |    | |            雨で流され植物は育たない        |                        | | 動・然|    |    | |                                |                        | | り・自|    |    | +-----                             |                        | | た・ +------+    |                                 |                        | | し・で|    |    |                                 |                        | | を・れ|    |  K |                                 |                        | | り・そ|    |    |  こうして                           |                        | | 狩・に|    |    |                                 |                        | | が・共|    |    |  ・ 豊かな大草原はしだいに荒れ果て、さばくになっていった。  |                        | | 人・と|    |    |  ・ 広いさばくは人間が作ったともいえる。           |                        | | 白・る|    |  L |                                 |  ・ところが                 | | が・い|    |    |                                 |  ・バイソン狩り               | | 原・て|    |    |                                 |  ・がらりと変わる              | | 草・き|  め |  M |                                 |  ・しだいに荒れ果て             | | な・生|    |    |  ・ 世界各地でさばくを拡大したりさばくとなる原因を作ったりした|  ・さばくが人間を作った           | | か・ら|    |    |    らしい                          |                        | | 豊・が|    |    |                                 |                        | | た・な|    |    |                                 |  +-----------------------------------+   | | い・し|  と |    |                                 |  |     +-C+            |   | | て・応|    |    |                                 |  @--A--B+-D+---F--G--H--I--J--K- | | た・適|    |    |                                 |  |     +-E+            |   | | 保・に|    |    |                                 |  +----------------------------------+   | | が・境|    |    |                                 |                        | | い・ん|    |    |                                 |       --L--M             | | 合・か|  ま |    |                                 |                        | | り・は|    |    |                                 |                        | | つ・物|    |    |                                 |                        | |  ・生|    |    |                                 |                        | |  ・ |    |    |                                 |                        | | 2・ |    |    |                                 |                        | |  ・ |    |    |                                 |                        | |  ・ |    |    |                                 |                        | |  ・ |    |    |                                 |                        | +---+---+------+-------+------------------------------------------------------------+--------------------------------------------+