印刷用紙 : A4縦 1ページの行数 : 41 1行の文字数 : 82 国語科の表現領域において分かりやすく話す力を育てる指導に関する研究 ーよさを学び合う相互批正を取り入れてー 学習指導略案 長期研修生 釜石市立中妻小学校 紺野 仁司 1「取材の段階」における指導過程試案 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+ | 指導内容 |学習シート等 |時| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+ |1模範的な話し方の録音テープを聴かせ,自分の話し| | | | 方と比べさせる | |一| |2単元の学習の流れについて把握させる | |時| |3取材する対象と取材の内容をグループごとに話し合| |間| | ってきめさせる | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+ |4取材活動をする |[取材カード]| | | 取材対象によって,取材活動が休み時間や放課後| | | | などに分かれるので,時間を設定せずにグループご| | | | とに行わせる | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+ |5取材した情報を各グループごとに検討させる | | | |6取材した情報を内容ごとに分けて取材カードにまと| |一| | めさせる | |時| |7取材の段階のまとめを行う | |間| |8次の段階の学習について予告する | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+ 2「内容を整理する段階」における指導過程試案 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ | 指導内容 | 相互批正の内容 |時| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ |1本段階の学習内容を把握させる | | | |2教科書の例から,発表内容としてのカー|【相互批正 1】 | | | ドの選択の例を学ばせる |・発表内容の中心設定のよさを学ぶ |一| |3発表する内容を選択させる |・発表内容の中心にそった取材カード|時| |4友達の選択の例からよさを学ばせる | 選択のよさを学ぶ |間| |5自分が選択した取材カードについて,検|・友達の例から学び取ったよさを自分 | | | 討し,修正させる | の場合に生かして検討し,修正する | | | | |6友達の軽重のつけ方のよさを学ばせる |・テーマにそって発表の中心がくわし | | |7友達の軽重のつけ方のよさを生かして,| く表現されているよさを学ぶ | | | 自分の取材カードについて検討し,修正| | | | させる |・テーマにそって発表の中心が引き立|一| |8内容を整理する段階のまとめを行う | つ表現のよさを学ぶ |時| |9次の段階の学習について予告する | |間| | |・友達の例から学び取ったよさを自分| | | | の場合に生かすために検討し,取材| | | | カードを修正する | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ 3「構成する段階」における指導過程試案 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ | 指導内容 | 相互批正の内容 |時| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ |1本段階の学習内容を把握させる |【相互批正 2】 | | |2自分の発表内容の構成を考えさせる |・教科書の例から,調べたことを発表 | | |3教科書の例や友達の例から,基本的な構| する場合に適した「順序型」の構成 |一| | 成の型を学ばせる | について学ぶ |時| |4自分の発表内容について構成を検討し,|・友達の例から,意見を発表する場合 |間| | 修正させる | に適した「頭括型」,「尾括型」の | | | | 構成について学ぶ | | | |・自分の発表内容に合わせて型をきめ | | | | 話す順番をきめる | | | | |5自分の発表内容について,はじめと結び| | | | を考えさせる | | | |6友達の構成のしかたから,話しはじめと|・発表のテーマにそって,話しはじめ |一| | 結びについて学ばせる | のよさ(内容を紹介する)と,結び|時| |7構成にかかわる接続詞の使い方につい | のよさ(内容をまとめる)を学ぶ |間| | て,友達の学習シートをもとに学ばせる|・順番を表す接続詞の使い方について | | |8自分のはじめと結びを検討し,修正する| 学ぶ | | |9構成する段階のまとめを行う | | | |10次の段階の学習について予告する | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ 4「発表のしかたを工夫する段階」における指導過程試案 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ | 指導内容 | 相互批正の内容 |時| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ |1本段階の学習内容を把握させる | | | |2友達の発表原稿から,聞き手の理解を促|【相互批正 3】 |一| | す表現のよさを学ばせる |・聞き手の注意を引く表現のよさを学|時| |3今までの学習で学んだことを生かしなが| ぶ |間| | ら,発表原稿をまとめさせる |・友達のよさを生かして,自分の発表 | | | | を発表原稿にまとめる | | | | |4友達の発表から,声についてのよさを学|・友達の発表から | | | ばせる | 声の大きさ(声量) | | | | 口の開き(明瞭さ) |一| |5友達のよさを自分の場合に取り入れて,| 抑揚,強調,気持ちをこめた声, |時| | 練習させる(練習しながら,発表メモ | 等についてのよさを学ぶ |間| | を作成させる) |・友達のよさを,自分の発表のしかた | | |6友達の発表を聞き,よさを学ばせる | に生かして練習する | | | | |7友達の発表から,発表の速さや態度につ|・友達の発表から 速さ、間の取りか | | | いてよさを学ばせる | た、姿勢、目せん,等についてのよ |一| |8友達のよさを自分の場合に取り入れて,| さを学ぶ |時| | 練習させる |・友達のよさを,自分の発表のしかた |間| |9友達の発表を聞き,よさを学ばせる | に生かして練習する | | | | |10今までの学習についてふりかえさせる|・友達の発表のしかたのよさを学び合 | | |11友達の発表からよさを学ばせる | う |一| |12グループごとに練習を行い,発表会に|・友達の発表のしかたのよさを自分の |時| | そなえさせる | 発表に生かしたり,自分のよさを確 |間| | | 認したりしながら練習し,聞き手に | | | | 理解される発表に高める | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−+ 5「発表会の段階」における指導過程試案 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−+ | 指導内容 | 学習シート等 |時| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−+ |1発表会を行う |[評価カード] |二| |2友達の発表のよさに着目しながら,発表を聞かせる | |時| | | |間| | | |3発表原稿を原稿用紙に清書させる |[原稿用紙] |一| |4学習のまとめを行う | |時| | | |間| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−+