印刷用紙:A4縦 1ページの行数:40 1行の文字数(半角で):92   −−以下 指導案本文−−   第5学年国語科学習指導案 平成8年9月9日(月) 男12名 女17名 計29名 指導者  遠 藤 育 代 1、単元名  「紅鯉」(丘 修三) 2、単元について  (1)教材について    見事捕まえれば友達から英雄視されたに違いない紅鯉をみすみす取り逃がしただけでも悔しい   のに、その紅鯉を見たのが自分だけだったという、捕まえるには有利だった状況が、一転して自   分を追い詰める状況となり、衆人環視の中で主人公は嘘つき呼ばわりされ、孤独な立場へと追い   込まれていく。    わずか数時間の出来事の内容ではあるが、急激に変わる展開、緊張感あふれる描写、主人公の   気持ちの動きを描くきめ細やかさで、読む者を惹きつける物語である。    物語前半部分の主人公の大物を取りたいという気持ちや、紅鯉を見つけたときの興奮、その紅   鯉を取り逃がしてしまった落胆ぶりが生き生きと描かれているために、読み手である児童は、主   人公とともに興奮したりがっかりしたり、共感的に読み進めていくものと思われる。    そして後半、ある一言をきっかけに一転して主人公は衆人環視の中嘘つき呼ばわりされ、大人   相手にうまい弁明もできずに、非常に孤独な立場に追い込まれてしまう。一言も発することもで   きずにいる主人公の胸を去来する悔しさ、悲しみ、怒り、諦め、嘆き   その微妙な心理の動   きが優れた表現で克明に描かれていて、読む者の胸を締め付ける。    物語の終末、嘘つきの疑いを晴らしたくてもそれができずに切迫した主人公の眼前で、紅鯉は   よそのおじさんによって捕まえられ、主人公の真実は証明される。周囲にどんな目で見られても   耐えていた主人公の気持ちは、おばさんの温かい一言で解きほぐされ、こらえていた涙が出そう   になる。孤立化した主人公がどんなにつらい気持ちだったかが分かる読み手は、主人公同様胸が   熱くなり、すてきな余韻を残す優れた場面である。    会話がすべて九州地方の方言で書かれているこの教材は、方言ならではの豊かな表現力を持ち、   ユニークな登場人物の一人一人を生き生きと描き、臨場感を醸し出している。    物語全体として、主人公本人の会話は少ないが、主人公の心情の動きを想像できる優れた表現   がちりばめられ、そういった優れた表現を味わいながら、登場人物の心情に迫っていくのに適し   た教材である。  (2)児童について    前物語教材の「大造じいさんとがん」では、課題解決のために着目する文や言葉を全体でいく   つか挙げた中から、自分が課題解決のために必要な文や言葉を選択し、それらについて一人学び   をし、それを元に学び合いをし、自分では気が付かなかった読み取りや自分とは異なる友達の考   えを聞き、一人学びの段階からさらに読みを深めていくような学習を行ってきた。想像読みから   は脱却し、言葉の意味や効果、遣われ方の違いに目を向け、自分の経験を重ね合わせたりしなが   ら、言葉を吟味し、叙述に即して読んでいこうとする態度は、身につきつつある。また、発表し   合いに終わらず、考えのよいところはお互いに取り入れながら、発言内容を高めていく、学び合   いの進め方も理解してきている。    したがって、物語文の学び方は、全体として定着してきている、と考えている。ただ、一人学   びをする速さ、読み取りの深さ、発言の仕方は個人差が大きく、全体的にも個人的にもまだまだ   指導を要する。    本単元の学習の事前テストを行った結果、児童の実態について次のことが分かった。   ・新出漢字の読みについて。日常の中で比較的多く目にする漢字のためか、予想以上に読めてい    る。   ・重要語句の意味について。「ぼうぜん」や「感しょく」が理解されているのは予想どおりだっ    たが、「むなしい」が児童の日常の言葉になっていることはここでも証明された格好である。    2年ほど前から、児童の日常会話に登場してくるようになった言葉の一つである。しかし「か   たずをのむ」や「口おしい」は、どういう状態を表す言葉なのかほとんど理解されていない。     こういう語句については、事前学習で意味調べをすることで、単元の学習に差し支えないよう    にしておきたい。   ・一人学びについて。「抜き書き」だけ、「書き込み」だけ、という単一方法を選択する児童の    方が少なく、多くは「抜き書き+書き込み」や「抜き書き+書き込み+心情曲線」という複合    型を選択している。そういう複合型の方が、より主人公の気持ちを考えやすい、深く考えるこ    とができるということが、これまでの物語文の学習を通して理解できたようである。自分で方    法を選択できない児童はおらず、全員自分で方法を選択する方を好む。   ・発表力について。最も個人差が表れる力である。全体としては高まってきて、特に質的な向上    は大きい。発表意欲は高いので、よい発表は全員の前でとりあげ、どこがよかったか評価する    ことで、「どういうふうに発表すればいいのか」を指導していきたい。   一次感想では、全体とまではいかなくても、部分的に似たような経験がある、似たような気持ち  になったことがある、ということから、主人公の気持ちに寄り添った感想が多く書かれた。最も多  かったのは、「主人公の疑いが晴れてよかった、うれしかった」というものである。それに合わせ  て、主人公へ疑いの目を向けたわし鼻のおじさんに対する悔しさを書いた児童もいる。唯一主人公  に優しい態度をとるおばさんの存在にふれた児童も多かった。   主人公が5年生でもあるためか、親近感を覚え、主人公とともに一喜一憂しながら読んだ様子が  窺える。  (3)指導について    本単元の指導にあたっては、単元全体を「つかむ」「ふかめる」「ひろめる」の3つの段階に   分けて学習を展開する。    「つかむ」段階では、初発の感想を「心に強く残ったこと」「不思議に思ったこと」「みんな   と考えたいこと」「好きな言葉や文」の4つの観点から書く。それを元に児童が中心となって学   習課題を作り、単元の学習計画を作る。その際、単元全体の見通しを持つことができるために、   場面毎のあらすじと課題解決のために着目する文や言葉を書く。あらすじを確認することで主題   についての課題が持て、着目したい文や言葉を考え交流し合うことで、下位の児童にも着目すべ   き文や言葉(の方向性)が予めある程度分かり、そのことで学習に対する意欲を持てるであろう   と考えるからである。また、それらは学習プリントにまとめて書きノートに貼ることで、今やっ   ている学習は学習全体の流れのどこに位置づいているのか、児童が立ち戻る拠り所にしたい、と   考える。    「ふかめる」段階では、主人公の心情の動きを、主人公の行動や様子からだけでなく、周囲の   状況、主人公以外の登場人物の言動と絡めながら、場面の展開に即して読み取るようにしたい。   その時々の主人公の気持ちを深く読み取ることに意識が行き過ぎると、物語全体の流れが見えに   くくなるため、場面毎のポイントは押さえつつも、前場面からまたは次の場面への流れを押さえ   るようにしたい。    単位時間毎の課題解決への見通しは、@本時の場面の範囲、あらすじの確認、A学習の進め方   の確認(到達点、順序、内容、方法)を行うことで、主体的に学習していく態勢を整えたい。    一人学びでは、課題解決に向けた自分なりの考えを持てるように、叙述に即した読み取りをす   るように指導する。方法としては、抜き書き、書き込み、吹き出し、心情曲線、文章構造図(ま   たはそれらの複合型)が考えられるが、方法については児童に自主的に選択させたい。どの方法   にしても考えの根拠となる叙述を明確にすることを学習の基本とする。どの叙述に着目すればい   いのか分からない児童については、「つかむ」段階で押さえた文や言葉を見つけさせ、その言葉   について考えていくような支援をしていく。    学び合いでは、一人学びで読み取ったことを、学級のみんなで発表し合って交流し、気づき合   い、深め合う学習を大切にして進めていきたい。    「ひろめる」段階では、場面毎に読み取ったことをポイント毎に整理し関係付けて、主人公の   心情の動きについてまとめる学習を行い、主題についての課題をまとめる。また、読後の感想と   初発の感想を比べ、自分の読みの深まりを確認する態度を育てていきたい。発展読書については、   同じ作者の本を紹介して、勧める。 3、単元の目標(観点別目標分析表は別添)   ◎登場人物の行動や考え方に注意しながら、主人公の心情の動きを読み味わい、物語の主題をと   らえる。 4、教材分析表(別添) 5、指導計画(10時間扱い)  (1)第1次  ・全文を通読し、1次感想を書く。新出漢字を覚える。        (1)   (つかむ) ・場面分けを確認し、場面ごとのあらすじを書く。          (1) ・学習課題を作り、単元全体の学習計画を作る。    (2)  (2)第2次  ・「大物」を捕まえたい主人公の期待感と落胆を読み取る。      (1)  (ふかめる) ・みんながほしがる紅鯉を見つけた主人公の興奮、捕まえ          ようとするときの緊張感、逃がしてしまった大きな落胆          を読み取る。    (1)         ・紅鯉がいたことの証明も疑いに対するうまい弁明もでき          ずに追い込まれていく主人公の気持ちを読み取る。    (1)本時        ・紅鯉が捕らえられたことで疑いが晴れたときと、おばさ          んの温かい一言に泣きそうになった主人公の気持ちを読          み取る。   (1)  (3)第3次  ・2次感想をまとめ、主題について考える。             (1)  (ひろめる) ・自己の学習を振り返る。評価テストをする。            (1) 6、本時の指導  (1)目標    わし鼻のおじさんの一言がきっかけとなり、周囲から疑いの目で見られ傷つく主人公の気持ち   を読み取る。  (2)一人学びの構想   〇一人学びの見通しの持たせ方    場面の範囲確認やあらすじ確認は、単元の「つかむ」段階で作った学習計画表で全員で確認す   る。次に、本時の課題を踏まえてどの文(言葉)について考えていけばいいか、手掛かりとなる   文や言葉を発表させる。学習計画表にある文や言葉でもいいし、一や二の場面の学習を踏まえて、   単元の「つかむ」段階では分からなかった文や言葉を指摘してもいいことにする。また、自分で   は気づかなかった文や言葉を友達の発言から知ることもできよう。特に絞ることをせず、これを   考えていけば課題解決に近づけるのではないかと思える文や言葉を(一人学びの内容)、見通し   の段階で全員にいくつか持たせ、一人学びへの意欲づけを図る。    一人学びの見通しについては以上であるが、単位時間ごとの見通しとして、学習の進め方の確   認を「つかむ」のところで行っておきたい。今日の学習では何が分かればいいのか(到達点:課   題について自分なりにまとめをすること)、そのための手掛かりはどれか(内容:一人学びで考   える文や言葉)、それをどうすればいいのか(順序、方法:一人学び→自分の考えの確立→学び   合いで深める)の確認を行っておけば、授業全体に対する見通しを児童が持てるのではないか、   と考える。   〇一人学びの場における支援の方法    上記に挙げた一人学びの内容を「つかむ」の段階で方向づけすることを、全体支援の一つと考   える。「つかむ」段階ではあくまで方向づけなので、個々の一人学びに入ったら、初めに考えて   いた以外の文や言葉を選んでも構わないことにする。    一人学びに入ったら、教師は机間指導しながら個々の学習の進捗状況を確認する。また、叙述   に即した読みになっているか、考えの根拠となる文や言葉がはっきりしているかに気をつけてい   きたい。一人学びが進まない児童に対しては、主人公の気持ちが分かる着目すべき文や言葉その   ものを指示したり、周囲の状況や主人公以外の人物の言動が分かる文からも考えられることを指   導する。    一人学びが進んだ児童は、それを基に課題に対しての自分なりのまとめを書くように指示をあ   らかじめ出しておく(学習の進め方の確認のところで)。    本時では、次の観点と基準によりA・B・Cのタイプ分けを行い、それぞれのタイプに応じた   支援を次のように予め考えて進めたいと考える。    タイプ分けの観点 → 一人学びのとき、叙述に即した読み取りができるかどうか。 +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | | Aタイプ | Bタイプ | Cタイプ | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | タ ・自分の力で進めようと ・一人学びを自力で進め ・叙述に即し、豊かに読 | | イ | するが、書いたり考え | られるが、読み取りが | み取ることができる。 | | プ | るのに時間がかかり、 | 不十分。 | | | 分 | 叙述から読み取りする | | | 基け | のが困難。 | | | 準の | | | | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | 支 ・手がかりとなる文や言 ・周囲の状況の様子や人 ・それぞれの登場人物の | | 援 | 葉を指摘し、その意味 | 々の様子を表した叙述 | 言動を表した叙述を指 | | の | や使われ方を説明し、 | を指摘し、主人公の心 | 摘し、主人公の立場の | | 内 | 主人公の気持ちを想像 | の動きに着目できるよ | 変化とともに心情の動 | 方容 | できるよう支援する。 | う支援する。 | きを意識して考えるよ | 法と | | | う支援する。 | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+  (3)展開 +−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | 学  習  活  動 |・留意点 | | 学習過程 +−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+〇支援の方法 | | | 主な教師の働きかけ | 期待する児童の反応 |◎評価の内容と方法| +−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |1、前時の想起|(1) 前の時間のまとめを読|・紅鯉を見つけて、捕まえ|・ノートに書いてい| | | | んで、前の時間の学習を| ようとしたけれど逃げら| たまとめを読む。| | | | 思い出しましょう。 | れてしまい、とても悔し| | | | | | い思いをしている。 | | | | | | |・あらすじを全員で| | |2、学習課題の|(2) 学習課題を確認しまし| | 確認。 | | | 確認 | ょう。 | | | | | |+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | |つ| || わし鼻のおじさんの一言をきっかけに、みんなに疑 |・全員で課題文を読| | | | われてしまう主人公の気持ちの動きを考えよう。 | み、意識化する。| | | |+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | |3、課題解決の|(3) この課題を考えていく|・この一言で、周りの空気|〇下位の児童は学習| | | 見通し | ために、手掛かりだと思| が変わった。 | 計画表から見つけ| | |(学習範囲) | う文や言葉はどれですか|・残った人たちの目がぼく| る。 | | |(学習内容) | | をおそった。 |・これまでの学習を| | |(学習方法) | |・ぼくはあわてた。 | 踏まえ、学習計画| | |(学習の進め | |・ぼくはすっかりうろたえ| 表以外からも見つ| | | 方の確認) | | てしまった。 | け、発表する。 | |か| | |・くちびるをかんで、おじ|・周囲の状況もとら| | | | | さんをにらみつけるより| える。 | | | | | ほかなかった。 |◎手掛かりとなる文| | | | |・ひどく傷ついていた。 | や言葉を見つけて| | | | |・だまってこくんとうなづ| 発表することがで| | | | | いた。 | きたか 。 | | | | |・みんなをうらめしく思っ| (挙手、発表、観察) | | | | | た。 | | | | |(4) 今日の授業の進め方を| |・カードを使って、| | | | 確認しましょう。 | | 教師が提示する。| | | |+−−−−−−−+ | | | |む| ||一人学びしたい文や言葉を選ぶ | (黒板上部に掲示)| | | |+−−−−−−−+ | | | | | | ↓ | |・一人学びの方法に| | | |+−−−−+ | | | | | ||一人学びをする (自分のまとめを書く) | ついては各自の考| | | |+−−−−+ | | | | | | ↓ | | えに任せることを| | | |+−−−−+ | | | | | ||発表、学び合い (よく話し、よく聞く) | 確認。 | | | |+−−−−+ | | | | | | ↓ | |◎授業の流れが理解| | | |+−−−−+ | | | | | ||学級全体でまとめ | | できたか。 | | | |+−−−−+ | | | | | | ↓ | | (観察) | | | |+−−−+ | | | | | ||感想、評価 | | | | | |+−−−+ | | | |8| | | | | +−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | | | | | | |4、内容の読み|(5) 一人学びしたい文や言|・微音読しながら、一人学|〇サイドラインが引| | | 取り | 葉を選びましょう。 | びしたい文や言葉にサイ| けない児童に支援| | | | | ドラインを引く。 | しながら机間指導| | | | | | する。 | |ふ| |(6) 主人公の気持ちを一人|・自分で選んだ文や言葉を|・一人学びをしなが| | | | 学びで読み深めていきま| 自分が選択した方法で読| ら、選んだ文や言| | | | しょう。 | み深めていく。 | 葉を変更したり、| | | | | | 増やしたりしても| | | | | | いいことにする。| | | | | |・なるべく、課題に| | | | | | ついての自分のま| | | | | | とめまで書くよう| | | | | | に、指示する。 | | | | | |〇タイプ別支援 | |か| | | |A:着目する言葉そのものを教えたり、 | | | | | ノートへの書き方を指導する。 | | | | |B:周囲の状況や人々の様子を表した叙 | | | | | 述を指摘し、それによる主人公の心 | | | | | の動きに着目するよう指導する。 | | | | |C:登場人物の言動を表した叙述に着目 | | | | | し、主人公の立場の変化とともに心 | | | | | 情の動きを意識して考えるよう指導 | | | | | する。 | | | | | |◎叙述に即して、主| |め| | | | 人公の気持ちを考| | | | | | え、書くことがで| | | | | | きたか。(観察)| | | | | | | | |5、学び合い |(7) 自分が選んだ文や言葉| |・自分が選んだ文や| | | | を挙げながら、自分が読| | 言葉からどう考え| | | | み取った主人公の気持ち| | たか、ということ| | | | を発表しましょう。 | | を発表する。 | | | |@わし鼻のおじさんの一言|・何でそんな冷たい目でぼくを見るんだ。うそじゃ ・自分のまとめが書 | | | で、周囲の様子が大きく| ないのに。 | けた児童は、その| |る| | 変わったときの主人公の|・同級生のひろしまでぼくのことを疑うのか。 考えの根拠となっ | | | 気持ち | | た言葉を明らかに| | | |A証拠がなく反論できずに|・どうしたらうそじゃないってことをみんなに分か しながら、発表す | | | 傷つく主人公の気持ち | ってもらえるんだ。 | る。 | | | | |・ほんとにほんとにほんとなんだってば!。 ◎言葉にこだわり、 | | | |・おばさん、ありがとう。 | 叙述に即して主人| | | |B青年の行動によって、さ|・おねがいだから、紅鯉をつかまえてよ。 公の気持ちを考え |25| | らに追い詰められていく|・ああ、もう余計なことしちゃってくれて。 発表することがで | | | 主人公の気持ち |・どこにいっちゃんたんだよ、紅鯉は。 きたか。(発表) +−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | | | | | | |6、課題のまとめ (8) 今の学び合いを元に自 ・友達の意見を参考に、ま|・だれの意見を参考| |ひ| | 分のまとめを考えてみま| とめを書いていなかった| にしたのかを、文| | | | しょう。 | 児童は書いたり、書いて| 末に書き、その人| | | | | いた児童は修正したり、| の名前を挙げなが| | | | | 書き加えたりする。 | ら、まとめを発表| | | | | | する。 | | | |+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+| | | | || わし鼻のおじさんの一言で、いきなり嘘つきあつ|| | |ろ| ||かいされ、みんなも冷たい目で見るし、同級生のひ|| | | | ||ろしも弁護してくれないし、青年のお陰で紅鯉がい|| | | | ||ないことがますますはっきりしてしまったし、紅鯉|| | | | ||はちらりとも姿を見せないし、ああ、ぼくはいった|| | | | ||いどうしたらいいんだろう。 || | | | |+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | |め|7、まとめの読|(9) 今日の学習を生かし、|・指名読み | | | | み | 主人公の気持ちを想像し| | | | | | ながら音読しましょう。| | | | | | | | | | |8、自己評価 |(10)今日の授業の感想を発|・授業を振り返って、感想|・自分の学習がどう| | | | 表しましょう。 | を発表する。 | 深まったか、自分| |る| | | | の読みがどう変容| | | | | | したか、という観| | | | | | 点から発表する。| | |9、次時予告 |(11)次の時間はどんな場面|・主人公の疑いが晴れる場| | |12| | を学習しますか。 | 面です。 | | +−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ (4)評価   ・周囲から疑われて孤立し、真実の証明ができずにつらい立場に追い込まれて傷つく主人公の気持    ちを書くことができたか。 <板書計画> +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+