印刷用紙:B4縦 1ページの行数:49 1行の文字数(半角で):82   −−以下 指導案本文−−       第一学年国語科学習指導案                   児 童 一年二組男十三名 女十一名 計二十四名 指導者 鈴  木  ア ヤ 子 一、教材名 わたしの たからもの 二、教材について 本教材は、自分の話したいことを聞き手によく分かるように話すことを学習する小教材  である。自分のたからものをみんなに話すという活動を通して、聞き手に正確に伝えるた  めの話し方や話す内容について学習していく。また、聞き手によく分かるように話すため  に、小グループで話し合い質問しあってくわしく話すことに気付かせていくものである。 聞き手には、主体性をもって聞くことが大切であることに気付かせ、相手の気持ちを考  えて話したり聞いたりする活動ができる教材である。 三、学習指導目標 (一)関心・意欲・態度 話し方に気を付けて、自分のたからものについて進んで話すことができる。 (二)表現 聞き手に分かるように伝えたいことをはっきりさせて話すことができる。 (三)理解 話す人の方を見ながら積極的に話したり聞いたりすることができる。 (四)言語事項 声の大きさを考えて、みんなに聞こえるように話すことができる。 四、音声言語指導 (一)児童の実態 これまでに子供たちは、「みつけた みつけた」「おはなしきいて」の学習で自分が   経験したことを話したり、朝の会や帰りの会でスピーチをしたり、授業の中の発言を意   欲的に取り組んだりしてきた。子供たちは話すことは好きで、授業中は元気に挙手して   話したがる。しかし、自分の思いや願いがあっても、指名されてからどのように話した   らよいか分からなくなって黙り込んでしまったり、急ぎ過ぎて順序性がなくまとまりの   ない話し方になったりすることがある。    聞き手を意識して話すことのできる子供は半数程度で、話がまとまらなかったり話の   終わりがはっきりしない子供も半数程度いる。 (二)教材の特性    たからものの名前については簡単に話すことができるが、その大切さを伝えるために   どんな理由でたからものなのか、どのようにして自分のものになったのかなどについて   はグループでの話し合い活動によって学び合うことができるようになっている。グルー   プの中で聞く人の質問を受けることにより、聞き手によく分かるようなくわしい話し方   に気付かせていく学習に適した教材である。 (三)音声言語活動 ア、聞く・話す活動 学習のきっかけを作るために「わたしのたからもの」の録音テープを聞かせ、児童に   興味をもたせる。    また、小グループでの話し合いの様子を録音テープで再生し、話の内容・声の大きさ   ・話し方について話し合わせ、聞き手に分かりやすく話すことに気付かせていくいきた   い。 イ、聞く・話す活動と「楽しさ」との関わり ・小グループでのゲームを活用することにより、話し方を知り、それを使って楽しませ    たい。(新しいことを知るたのしさ) ・自分のたからものをみんなの前で話すことにより、紹介できた喜びを感じ取らせたい。    (自分を認めてもらう楽しさ) 五 学習指導計画 +−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ 段階 時 | 学 習 活 動 | 指 導 内 容 | 評 価 | +−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | |○教材文を読み、自分の ○「先生のたからものの話」 ○学習の方向を | す | | たからものを発表し合 | を聞き、これからの学習 | つかむことが | お 1 | う学習であることを知 | の方向をつかむこと。 | できたか。 | と | | る。 | | | み | |・自分のたからものをみ |・自分のたからものをみつ | | | | | つける。 | けること。 | | +−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | ○グループの友達に自分の ○自分のたからものについて ○たからものに | | | | たからものが分かるよう | 何を、どのようにして手に | ついて、三つ | る 1 | に話すには、どんな話し | 入れたか、なぜたからもの | の内容を考え | | | | 方がよいか考える。 | なのか、三つの内容を考え | て話す練習が | め | | | て練習すること。 | できたか。 | | | ・練習の仕方が分かる。 | | | | +−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ か | ○グループの友達の前で自 ○話し方に注意してはっきり ○注意して話し | | | | 分のたからものについて | 話すこと。 | たり聞いたり | ふ 1 | 話す。 | | できたか。 | | | ○友達の話を聞き、思った ○友達の話を聞き、質問や感 | | | | | ことや自分の考えを言う。 想を言うこと。 | | +−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | ○発表会をする。 ○聞く人の方を見ながら、分 ○発表すること | る | | | かりやすく話をすること。 |に意欲がもて | め 1 | | |たか。 | と | ○発表会を振り返り、よい ○よい話し方、聞き方につい ○よい話し方、 | ま | | 話し方、聞き方について | て学んだことをまとめるこ | 聞き方につい | | | | 話し合う。 | と。 | て振り返るこ | | | | | | とができたか。 +−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ 六 本時の指導 (一)目標 たからものについて 友達に分かるように話したり聞いたりすることができる   (二)展開 +−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ 段階 学 習 活 動(・主発問 ) 時| 教 師 の 関 わ り| 評 価 | +−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |一、「わたしのたからもの」の| |・話の内容が不備になって| | |す| 話を聞き、分かりやすいい話| | いる例を聞かせ、子供達| | |お| し方を考える。 |7| に問題意識をもたせる。|○本時の学習| |と|二、本時のめあてを把握し、学| |○本時の学習のめあてを把| のめあてを| |み| 習の見通しをもつ。 | | 握させる。 | つかみ、意| | |+−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | 自分のたからものを、友達によ| | | 欲的に取り| | | く分かるように話そう。 | | | 組もうとし| | |+−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | いるか。 | | | ( 観察) | | +−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |三、よく分かるように話すため| |○友達に話をよく分かって| | | | に大切なことを考える。 | | もらうために落としては| | | |・何を話せばよいのでしょう。| | ならない内容に気付かせ| | |る| |5| る。 | | | | | |+−−−−−−−−−−−+ | . | |1||・たからものの名前 | | | | | ||・手に入ったわけ | | | | | ||・どうしてたからものか| | | | | |+−−−−−−−−−−−+ | | |・どんな話し方がよいのでしょ| |○声の大きさ、はっきりし|○ 三つの内容 |め| う。 | | た言い方、相手を見て話| を考えて話| | | | | すこと、などをおさえさ| す練習がで| | | | | せる。 | きたか。 | | | | | | (観察) | |四、グループごとに分かれて話| |○三・四人のグループでお| | |か| を聞き合い、さらに分かりや| | 互いに発表させる。 | | | | すくなるように修正し合う。| | | | | |五、全体の場で発表する。 |5|○分かりやすい発表をして| | | | |1| いた子供の中から二、三| | | | | | 名発表させる。 | | |ふ|・よかったことを見付けて発表| |○よかった点を認め合わせ|○三つの内容| | | しましょう。 | | る。 | を落とさず| | | | | | 聞くことが| | | | | | できたか。| | | | | | | | | | | | (観察)| +−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |六、本時の学習をふりかえる。| |○がんばりカードによい話|○よい話し方| |る| | | し方、聞き方について自| 聞き方がで| |め| | | 己評価させる。 | きたか。 | |と| | | | (自己評価 | |ま| | | | カード)| | |七、次時の予告 | |○本時の学習した成果を発| | | |+−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | たからものの発表会をしよう。| | 表し合う活動であることを | | |+−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | 知らせ、意欲をもたせる。 | +−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+