印刷用紙:B5縦 1ページの行数:36 1行の文字数(半角で):100   −−以下 指導案本文−−   第 5 学 年 国 語 科 学 習 指 導 案 ・日 時 平成8年10月8日(火)5校時 ・児童数 男14名 女15名 計29名 ・指導者 林 崎 史 宏 1.題材名 自分の長所,短所 2.題材について (1)題材の特性 この題材は,日頃あまり振り返ることのない自分の性格を,身近なことわざをもと    にして,効果的に表現することをねらいとしている。ことわざは,帰りの会のことわ    ざコーナーの影響もあり興味を示し,ときどき引用して冗談を言う児童も出てきてい    る。意見文などで,自分のことを伝える文章に興味を持ってきていることからも,こ    の題材は適していると考える。 (2)児童の実態    児童は5年生になり,作文単元「こんな学校ならいいな」では,学校生活の中から    楽しい学校にするための必要な事柄を集め,自分の意見をみんなに伝える文章の形が    分かってきている。そして,ほとんどの児童が意見文を書けるようになってきている    が,内容はつたないものである。その後行った特設作文「お願い聞いて」では,意見    文の完成度をさらに高めるため,文章構成に注意し,資料を用いて意見を述べること    を学んだ。   7月に行った実態調査の結果を見ると,「文を書くのが好きだ,好きな方だ」と答    えた児童は70%ほどであるが,その中でも「意見文が好きだ」と答えている児童が    一番多く,他の人に自分のことを説明したり,自分の意見を主張する文章に興味を持     ってきているといえる。しかし,大半の児童は,文章構成に注意したり,効果的な表     現を使って意見を述べたりするところまで到達していないため,この題材を設定した。 (3)指導の手立て    この題材の指導では,次の4つの手立てで指導を行うことにした。   あらかじめ長所,短所は決めておく。   ことわざファイルでことわざに親しませておく。   児童には,例文を参考にさせる。   文章構成は例文の型に沿って書かせる。 3.目 標 身近なことわざを使って自分の長所や短所を効果的に表現することができる。 4.展 開 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |段階 | 学習内容及び学習活動 | 指導上の留意点 | 評 価 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |1.学習のめあてをつかむ。 | | | | | (1) 例文を読む。 |・作文のイメージを持たせる |・分かりや | | | |ために例文を提示する。 |すくするた | | 導 | |・例文でどのような所が長所 |めの方法を | | | |や短所をよく表しているか, |見つけるこ | | | |例文から見つけ出させる。 |とができた | | | | |か。 | | 入 | (2) めあてを確認する。 |・友達を読み手として,分か |・学習のめ | | |+−−−−−−−−−−−−−−+|りやすく伝えるために具体例 |あてが分か | || 自分の長所や短所を,こと ||やことわざを使うことを確認 |ったか。 | ||わざを使って紹介しよう。 ||する。 | |5分 |+−−−−−−−−−−−−−−+| | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |2.構成表を作る。 | | | | | (1) 提示したことわざの中から |・ことわざと性格がつながら |・書く方法 | | 構 | 自分の長所または短所に合っ |ない児童には,机間指導をす |を理解でき | | | たことわざを見つける。 |る。 |たか。 | | | |・提示した以外のことわざを | | | | |使いたい場合は,ファイルか | | | | |ら選ぶように指導する。 | | | 想 | (2) 例文の構成にそって構成表 |・具体例を思い出せない児童 |・目的にあ | | | を完成させる。 |には,日記帳を振り返って探 |った構成表 | | | |すよう促す。 |を作ること | |10分 | | |ができたか。 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |3.作文を書く。 |・つまずいている児童には, |・読み手に | | 記 | |型に応じた個の指導を行う。 |よく伝わる | | | | |ような表現 | | 述 | | |を使って作 | | | | |文を書いて | |20分 | | |いるか。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | |4.学習のまとめをする。 | | | | | (1) 作文を発表する。 |・発表意欲のある児童を中心 |・友達のい | | | |に指名する。 |いところを | | ま | | |見つけて, | | | | |意欲を持つ | | と | | |ことができ | | | | |たか。 | | め | (2) 自己評価を行う。 |・今日の学習を振り返ること | | | | ・具体的な出来事が書いて |ができるよう,用紙に自己評 | | | | あるか |価欄を設ける。 | | | | ・ことわざを使っているか |・自己評価結果を発表し合う |・自己評価 | | | ・楽しく書けたか |ことにより,次への意欲につ |ができたか。 |10分 | |なげる。 | | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ 5.評 価 身近なことわざを使って自分の長所や短所を効果的に表現することができたか。 6.板書計画 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | +−−−+ | | +−−+ +−−+評 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    +−−+ ざ | |で | |こ |価 | |    |自 | を自 | |き | |と | | |    |分 | 使分 | |ご | |わ | | (例文) |     |の | っの | |と | |ざ | | |    |体 | て長 | |が | |が | | |     |験 | 紹所 | |入 | |入 | | |    |を | 介や | |っ | |っ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |入 | し短 | |て | |て | +−−−+ +−−+ +−−+ |れ     よ所 | |い | |い | |いこ | |で | |こ | |て     うを | |る | |る | |きう | |き | |と | +− | |か | |か | |たし | |ご | |わ |     こ |  +−−+ +−−+ |いて | |と | |ざ |    と |      +−−−+ +−−+ +−−+    わ | +−−−+   | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+