印刷用紙:B5縦 1ページの行数:36 1行の文字数(半角で):102   −−以下 指導案本文−−   第 6 学 年 2 組 国 語 科 学 習 指 導 案 ・日 時 平成8年10月8日(火)5校時 ・児童数 男11名 女9名 計20名 ・指導者 菊 池 千鶴子 1.題材名 ぜひ見に来てください 2.題材について (1)題材の特性    本校では,毎年10月下旬に,保護者や地域の方々を招待しての学習の成果を発表する   「学芸会」が催される。保護者にとっては,わが子の成長の一端を見ることができるとい     うことで毎年楽しみにされている。また,児童にとっても,一生懸命練習してきた成果を     発揮するこの学芸会に家の人が見に来てくださることは,とてもうれしいことである。   そこで,学芸会の練習に取り組んでいるこの時期に,家の人に招待状を書くことは,家     の人が劇をぜひ見に来たくなるように伝えたいことを決め,構成を工夫して書くことに意     欲的に取り組むものと思われる。 (2)児童の実態    児童は,6年生になり,特設作文「わたしの担任の先生」で,担任の普段の言動をよく     観察しながらメモを取り,そのメモをもとに担任の人柄をよく分からない人にもよく分か     るように文章を書く学習をした。また,2学期には,単元作文「さまざまな表現に目を向     けて」で,書く目的に応じて効果的な表現を工夫する学習をした。   7月に実施した実態調査の結果を見ると,「文を書くことが好きだ,好きな方だ」と答     えた児童は65%で,半数以上の児童が文章を書くことに意欲的である。しかし,「何を     書いたらいいか分からない」と答えた児童が30%,「何枚も書けない」と答えた児童が     25%と,書くことに抵抗を感じている児童もいる。 (3)指導の手立て    この題材は,次の3つの手立てで指導を行う。   児童の書く意欲を高めるために,図工の時間と関連させて,事前に招待状の用紙を作成   し,最低必要な要件を書き込んでおく。     宣伝文にどんな事柄をもりこめばいいのか発表させ,分からない型の手掛かりにする。    さらさら型の児童には,見出しを考えさせる。   書き出しにつまずいている児童のために,単元で使用した書き出し文の例を掲示してお   く。 3.目 標 目的に応じて必要な事柄を集め,全体の構成を考えて整理してから書くことができる。 4.展 開 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− |段階 | 学習内容及び学習活動 | 指導上の留意点 | 評 価 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− | |1.学習のめあてをつかむ。 |・児童の意欲を高めるために,家 |・学習のめあ | |+−−−−−−−−−−−−−−+|の人が昨年の学芸会を見て感じた |てが分かった | 導 || 家の人が劇を見に来たくな ||ことを録音したテープを流す。 |か。 | ||るように招待状を書こう。 ||・家の人が,自分たちの劇をぜひ | | 入 |+−−−−−−−−−−−−−−+|見に来たくなるような招待状を書 | | | |くことを知らせる。 | | | 宣伝文 | | |5分 | | | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− | |2.構想を練る。 | | | | (1) 招待状の内容を考える。 |・どのような招待状が「見に行き | | 構 | |たい」という気持ちを起こさせる | | | |か考えさせる。 | | | |・自分たちの劇の宣伝する文を書 | | 想 | |くことを知らせる。 | | | (2) 宣伝文の内容を考える。 |・内容を決めかねている児童のた |・内容を決め | | ・書きたいことを選んでメ |めに,2〜3名に発表させ,手掛 |ることができ |10分 | モする。 |かりとさせる。 |たか。 +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− | |3.作文を書く。 | | | | (1) 劇の宣伝文を書く。 |・消しゴムを使わないで書くこと |・選んだ内容 | 記 | |を知らせる。 |が書けている | | |・書き出しでつまずいている児童 | か。 | | |が,書き出し文を参考にできるよ | | 述 | |うに掲示しておく。 | | | |・さらさら型の児童には,見出し | |22分 | |を考えるように促す。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− | |4.学習のまとめをする。 | | | | (1) 作文を発表する。 |・読み手をひきつけるような作品 |・友達のよい | | |が書けている児童を指名する。 |ところに気づ | ま | | |いたか。 | | (2) 自分の作文を自己評価する。  | | と | ・宣伝文が書けたか |・児童が今日の学習を振り返るた |・今日の学習 | | ・楽しかったか |め,作文用紙の中に自己評価欄を |を振り返るこ | め | |設ける。 |とができたか。 | | |・自己評価結果を発表させ,次回 | | | |の実作への意欲につなげられるよ | |8分 | |うにする。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−− 5.評 価 目的に応じて必要な事柄を集め,全体を見通して整理してから書くことができたか。 6.板書計画 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+    +−−− | ・ ・ ・ ・ ・ |         |  招 | | +−−+ +−−+ +−−+ +−−+ | | 役 あ 苦 工 が | |・ | |・ | |・ | |・ | |  待   家 | 割 ら 労 夫 ん | |劇 | |開 | |場 | |期 | |宣 状   の | の す し し ば | ぜ |の | |始 | |所 | |日 | |伝 を   人 | 紹 じ て て っ | ひ |題 | |時 | | | | | |文 書   が | 介 い い て | 見 |名 | |刻 | |青 | |平 | |う     学 | る る い | に | | | | |笹 | |成 | |     芸 | と と る | 来 | | |午 | |小 | |八 | |     会 | こ こ こ | て |夕 | |前 | |学 | |年 | |     を | ろ ろ と | く |や | |九 | |校 | |十 | |     見 | | だ |け | |時 | |体 | |月 | |     に | | さ |の | +−−+ |育 | |二 | |     来 | | い |笛 |    |館 | |十 | |   た | | | |   +−−+ |七 | |   く | |   +−−+     |日 | | な | |       | | | | る | |       |日 | | | よ | |       | | | | う | |        +−−+ | | な | +−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−− | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+