印刷用紙:A4縦 1ページの行数:45 1行の文字数(半角で):98   −−以下 指導案本文−−   第6学年  国  語  科  学  習  指  導  案                     日 時  平成8年10月15日(火)1校時 児 童  6年3組(男子21名 女子18名 計39名)                     指導者  新 沼  健 1.単元名 成長の姿を   教材名「海の命」 2.単元について  (1)教材について    第6学年の理解領域の目標は「目的に応じて効果的に話を聞いたり、目的や文章の種類などに応じて   正確な読み方で文章を読んだりすることができる。」ことである。これを受けて本単元では「文章の叙 述に即して、細かい点にまで注意しながら読み取るとともに、作者の考えと自分の考えと対比したり、   自分自身の生き方について考えを深めたりすることができる。」ことを主目標とする。 この作品は、太一と太一を取り巻く自然と人間のふれあいを通しながら、自然と人間との共生を学び、   人間的成長を遂げる太一の姿を主題として描いている。村一番の漁師でありながら決してそれを誇るこ   とのなかった謙虚な父の姿を見ながら、太一もまた父と同じ道を歩もうと夢見る。しかし、太一が尊敬 する父は、巨大なクエの前に命を奪われてしまう。太一は、父を破ったクエを自らの手で仕留めたいと   いう新たな夢をもち、父が死んだ瀬で一本づりをしている与吉じいさに弟子入りする。与吉じいさは太   一に「千びきいるうち一ぴきをつれば、ずっとこの海で生きていけるよ。」と海の命を守り通そうとか   たくなな姿を見せる。そんな与吉じいさのもとで太一は、人間は自然と共生しなければ生きていけない   ことを学びながら、海の男としてたくましく成長して、クエを追い求めて瀬にもぐるようにもなる。も   ぐり続けて、ほぼ一年が過ぎたころ、ついに太一はクエと対面する。父の命を奪ったクエを捕らえるこ   とを夢見ていた太一であったが、太一はそのクエに父を見、大自然の命を見る。そして、太一は生涯を   通じその海の命を守り続けていく。 この作品は、@海へのあこがれを抱き、父と同じ道を歩もうと夢見る太一 A新たな夢をもち、与吉   じいさのもとに弟子入りする太一 B与吉じいさのもとでたくましく成長した太一 C父の海にもぐり、   クエを追い求める太一 D海の命と出会う太一 E海の命を守り続ける太一の六つの場面から構成され ている。それぞれの場面を貫いて流れるものは、一人の少年の、父親たちが生きた海に寄せる熱い思い   であり、父の死を乗り越え、父をしのぐ漁師を目指した成長の姿である。@の場面での「海のめぐみだ   からなあ。」と達観する父の言葉とAの場面での「千びきに一ぴきでいいんだ。」という長年の経験か   ら裏打ちされた与吉じいさの言葉が、太一の成長に深く関わっている。これらの言葉に対して、太一が   どう思ったのかは直接的には書かれておらず、他の場面での太一の言動の中に間接的に描かれている。   そのため、子供たちは場面を関連づけながら自分なりに太一の気持ちを想像して読み進めるであろう。   「でしになったのだ。」「背負おうとしていたのである。」「父の海にやってきたのだ」「実現するも   のだ。」「殺さないですんだのだ。」に見られる強調の文末表現は、太一の気持ちを強く印象づける効   果をもっている。これらのことから、本教材は単元の目標を達成するのにふさわしい教材であると考え   る。 (2)子供について 子供たちはこれまでに「石うすの歌」で優れた描写や叙述を読み味わいながら、登場人物の気持ちを   読み取ること、「やまなし」で優れた表現を読み味わい、物語のイメージを豊かに広げることを学習し てきた。これらの学習を通して、子供たちは叙述の中に登場人物の心情を表すような表現上の工夫があ   ることに気づき叙述の細部にも目を向けたり、優れた表現からイメージを広げ自分なりに情景を想像し   ながら読み取ろうとするようになってきた。しかし、書き手が言葉や表現に込めた深い思いに迫る読み   にまでにはまだ至ってはいない。 一人読みでは、これまで視写文にサイドラインを引いたり、文章や語句を抜き書きしたりして、そこ   から読み取れる心情や情景を書き込む活動を行ってきた。また、主人公の心情の変化を心情曲線で表す 活動も行った。これらの活動を通して、子供たちは読みの視点を手がかりにしながら重要な言葉を自分  なりに選び出そうとする意欲が出てきた。しかし、書き込みの内容を見ると、その言葉から想像を広げ   られる子は少ない。また、前の場面でとらえた人物の心情などをからめながら書き込むまでにも至って   いない。学び合いでは、書き込んだことをもとに進んで発表するようになった。また、友達の考えとか   らめながら発表しようとする子も増えてきている。しかし、一人読みで読み取ったことを発表するのが   精一杯の子もいる。 (3)指導にあたって 指導にあたっては、主人公太一が、太一を取り巻く海や登場人物とのかかわりの中でたくましく成長   していく姿を読み取らせていきたい。その際、作者が登場人物を通して語らせている「海のめぐみだか らなあ」「千びきに一ぴき」といった重要な言葉の意味を考えさせていきたい。そして、それらの言葉   が、瀬の主のクエを海の命だと感じ、生涯を通じてその命をずっと守り続けた太一の生き方に影響を与   えていることをとらえさせていきたい。また、「海の命」という題名と「成長の姿を」という単元名に   も着目させながら、主題に迫らせていきたい。 一人読みでは、叙述の中の言葉に即させていくとともに、自分の考えや感想も交えさせながら読み取   らせていきたい。 学び合いでは、友達の考えと自分の考えとを比べて聞き、その相違点や共通点を意識させながら話し   合わせることで考えを深めさせ、作者が言葉や表現に込めた思いに迫らせたい。 3.単元の目標 (1)関心・意欲・態度 主人公の太一が漁師として成長していく物語の展開に興味をもって読み進め、自分の考えを深めよ    うとする。 (2)表現の能力 自分の読み取ったことをはっきりさせながら、表現することによって自分の読みや考えを深めたり    することができる。 (3)理解の能力 文章の叙述に即して、細かい点にまで注意しながら読み取るとともに、作者の考えと自分の考えと    対比したり、自分自身の生き方について考えを深めたりすることができる。 (4)言語事項 語感や言葉の使い方に対する感覚などについての関心を深めることができる。 4.単元学習指導計画 (10時間) +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |過程|時間| 学 習 活 動 と 内 容 | 指 導 の 工 夫 と 評 価 | +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 1 |○全文を読み、主題と関わらせながら初発の ・単元名や題名に気をつけさせながら書かせ | | つ | | 感想を書かせる。 | る。 | | | |○新出漢字や難語句について学習する。 | | | か | 1 |○場面分けをし、学習計画を立てる。 ・感想をもとに学習課題を考えさせる。 | | | | ◇物語の展開に関心をもって読み進め、意欲 | | む | | | 的に感想を書こうとしていたか。 | | | | | (関・意・態) | +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 1 |○海に対する太一の強いあこがれや、村一番 ・「海のめぐみだからなあ。」という言葉に | | | | の漁師であった父に対する太一の尊敬の気| こめられたの父の生き方について考えさせ | | | | 持ちを読み取る。 | 太一の父に対する思いをとらえさせる。 | | | 1 |○与吉じいさに弟子入りした太一の気持ちを ・「無理やり」といった叙述から、どうして | | | | 読み取る。 | も弟子入りしたいという太一の気持ちに迫 | | | | | らせる。 | | ふ | | ・「千びきに一ぴきでいいんだ。」という与 | | | | | 吉じいさの言葉の意味を考えさせる。 | | | 1 |○与吉じいさの死に対し自然な気持ちで手を ・与吉じいさの言葉と太一の言葉を関連させ | | か | | 合わせることができた太一の気持ちを読み| 与吉じいさに対する太一の感謝の気持ちを | | | | 取る。 | とらえさせる。 | | | | ・与吉じいさの死を、自然への回帰として受 | | め | | | け止めることができた太一の成長を「海に | | | | | 帰りましたか」という太一の言葉からとら | | | | | えさせる。 | | る | 1 |○母の悲しみを背負いながらも、クエを求め ・母の言葉に対しての太一の気持ちを想像さ | | | | て瀬にもぐり続ける太一の気持ちを読み取| せ、それでもなおかつ海にもぐる太一の思 | | | | る。 | いの強さをとらえさせる。 | | | 1 |○自分の夢を放棄し、巨大なクエにもりを打 ・クエの態度に対する太一の気持ちを想像さ | | |本時| たなかった太一の気持ちを読みとる。 | せる。 | | | | ◇場面を関連づけながら、太一の気持ちを読 | | | | | 取り、成長していく姿をとらえることがで | | | | | きたか。           (理解) | +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 1 |○父親になった太一の姿から太一の生き方を ・「千びきに一ぴきしかとらないのだから、 | | ま | | 読み取り、「海の命」という題名が何を表| 海の命は全く変わらない」という叙述から | | | | しているか作品全体からとらえ、主題を考| 太一の生き方について考えさせる。 | | と | | える。 | | | | 1 |○全文を朗読し、表現の優れているところを ・優れた表現の使われ方と意味を理解させる。 | め | | 視写して自分の表現に役立てる。 ◇題名が表しているものを考え、自分なりに | | | | 作品の主題をとらえることができたか。 | | る | | | (表現) | | | | ◇表現の優れたところを視写し、自分の表現 | | | | | に役立てようとしたか。 (言語) | +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | ひ | 1 |○立松和平の他の作品「山の命」を読み、感 ・「海の命」と比べながら読ませ、考えを広 | | ろ | | 想をもつ。 | げさせる。 | | げ | | ◇進んで他の作品を読もうとしたか。 | | る | | | (関・意・態) | +−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 5.本時の授業 (1) 授業仮説 ○ クエの様子やクエを見て太一が思った文を抜き書きし、クエに対して太一がどう感じたかを書き    込みさせれば、子供一人一人が叙述に即した一人読みをすることができるであろう。 ○ 一人読みで考えた太一の気持ちをもとに、太一と海との関わりに着目させ、もりを打たなかった    わけについて話し合わせれば、クエを生かすことを決めた太一の心の成長について学び合いができ、 一人一人の読みが深まるであろう。 (2) 本時の目標 太一のクエに対してもった感情や太一の会話文から、倒すことを夢見ていたクエにもりを打たずに、 クエを生かすことを決めた太一の心の成長を読み取ることができる。 (3) 本時の展開 +−+−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ 段 時 |学 習 活 動 | 教 師 の 働 き か け | 予 想 さ れ る 反 応 |指導上の留意点 | 階 間 | | (○主発問) | | (◇評価) | +−+−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | 2 1.前時の想起を・太一がクエを倒すことを強・父を倒したクエだけを追い| | | | |する。 |く夢見ていたことを思い起|求めて、1年も海にもぐり| | つ | | |こさせる。 |続けていた。 | | | 1 2.本時の学習課+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+| | か | |題をつかむ。 |どうして太一はクエにもりを打たなかったのだろう。 || | | | | +−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+| | む 2 3.読みの視点を・課題を解決するために読み・クエに対しての太一の気持 ◇学習課題と読み | | | |確認する。 |の視点を考えさせる。 |ちが表れている文。 | の視点をつかむ | | | | | ・クエの様子。 | ことができたか。 +−+−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | 2 4.学習場面を音・クエに対しての太一の気持・(指名読) | | | | |読する。 |ちに気をつけて音読させる| | | | 4 5.クエに対する・夢を実現したとはどういう・クエに出会うこと。 | | ふ | |太一の気持ちの|ことでしょう。 ・父を破ったクエに出会うこ| | | | |変化を読み取る| |と。 | | | | | ・どんなクエか分かるところ・ひとみは黒い〜ゆうにこえ・一斉読させる。 | | | | |を見つけてみよう。 |ているだろう。 | | か | | ・クエに出会って、太一はど・クエの鼻づらに向けてもり・クエを倒そうとし| | | | |うしましたか。 |を向けました。 |ていることをおさ| | | | ・クエはどんな様子でいまし・クエは全く動こうとはせず|えさせる。 | | | | |たか。 |に太一を見ていました。 | | め 7 (1)一人読みをす・そんなクエを見て、太一は・おだやかな目だった。 | | | | | る。 |どんなことを思ったのか分・この大魚は自分に殺された| | | | | |かる文を見つけ、太一の気|がっているのだと、太一は| | | | | |気持ちになって書き込みし|思ったほどだった。 | | る | | |ましょう。 ・これまで数限りなく魚を殺| | | | | | |してきたのだが、こんな感| | | | | | |情になったのは初めてだ。| | | | | | ・この魚をとらなければ、本◇課題解決のための| | | | | |当の一人前の漁師にはなれ|手がかりとなる文| | | | | |ないのだと、太一は泣きそ|を抜き出し書き込| | | | | |うになりながら思う。 |みができたか。 | | 18 (2)学び合う。 ・書き込んだことを発表して「おだやかな目」 | | | | | |ください。 ・父の目みたいだ。 | | | | | | ・こんなおだやかな目で見ら| | | | | | |れたら、殺せない。 | | ふ | | | 「自分に殺されたがっている| | | | | | |のだ」 | | | | | | ・どうして逃げないんだ。 | | | | | | ・おれの心がこのクエにすべ| | か | | | |て見抜かれているような気| | | | | | |がする。 | | | | | | 「こんな感情になったのは初| | | | | | |めてだ」 | | め | | | ・今までの魚とは違う。 | | | | | | 「泣きそうになりながら」 | | | | | | ・こんな様子の瀬の主にもり| | | | | | |を打つことはできない。で| | る | | | |も、このクエを倒すことが| | | | | | |おれの夢なんだ。 | | | | 6.もりをどける○どうして太一は、もりを打・無抵抗なものは殺せない。・前時までの太一の| | | |太一の気持ちを|たなかったのでしょう。 ・ここでこのクエを殺してし|考え方ともからめ| | | |想像する。 | |まうことは、意味のないこ|て考えさせていき| | | | | |とじゃないか。 |たい。 | | | | | ・与吉じいさの教えとは違う| | | | | | |ことをやることになる。 | | | | | | ・このクエは単なる魚ではな| | | | | | |いような気がする。殺して◇太一の心の成長を| | | | | |はいけない存在だ。 |読み取ることがで| | | | | ・このクエは海の守り神だ。|きたか。 | +−+−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | | 7.学習のまとめ| | | | ま | |をする。 | | | | | 5 |(1)学習のまと ・板書をもとに、課題につい・太一は今まで父を殺したク| | | | | めを書く。 |て自分の視点でノートにま|エを倒すことを願い続けて| | と | | |とめさせる。 |きたけど、クエを海の守り| | | | | | |神のように感じて殺さなか| | | | | | |った。自分の夢を捨てて、◇学習のまとめを自| め | | | |クエを生かしたところに太|分の感想も交えな| | | | | |一の成長を感じた。 |がら書くことがで| | 2 |(2)まとめの音 | | |きたか。 | る | | 読をする。 | | | | | 1 |(3)自己評価 | | ・カードに自己評価| | 1 8、次時の学習に ・父親になった太一の生き方| |させる。 | | | | ついて確かめ |について学習することを確| | | | | | る。 |認する。 | | | +−+−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ 「海の命」教材構造図 [主   題] [理解の目標]文章の叙述に即し、人間と海とのかかわりを通して太一が成長していく姿を読み取ることができる。(理解エカキコ) [表現の目標]自分の読み取ったことをはっきりさせながら、表現することによって自分の読みや考えを深めたりすることができる。        (表現ウエ) [言語事項] 優れた表現を視写したり朗読したりすることによって語感や言葉の使い方に関心を深めることができる。(言語エ(オ)) +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | 場面の内容 | 育てたい技能 | 言語事項 | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ 一 父親たちの住んだ海をこよな | | | | く愛す太一。村一番の漁師とし | | | | てもぐり漁の腕を誇った父の姿 | | | | を見ながら、太一もまた父と同 | | | | じ道を歩もうと夢見る。 | | | | しかし、太一が尊敬する父は | | | | 巨大なクエの前にその命を奪わ | | | | れてしまう。 | | | 二 父を破ったクエを自らの手で | | | | 仕留めたいという新たな夢をも | | | | ち、中学卒業を待たずして与吉 | | | | じいさに弟子入りする太一。 | | | | 与吉じいさは「千びきに一ぴ | | | | きでいいんだ。」と言いながら | | | | 海の命を守り通そうとする姿を | | | | 太一に見せていく。 | | | 三 弟子入りしてから何年もたち | | | | 与吉じいさからすべてを任され | | | | るほど、太一はたくましく成長 | | | | する。 | | | | 真夏のある日、与吉じいさは | | | | 眠るように死んでいた。太一は | | | | それを父の死と同じく自然への | | | | 回帰と受け止める。 | | | 四 屈強な若者になった太一は、 | | | | 母の恐れをよそに、父が死んだ | | | | あの瀬にもぐり、父を破ったク | | | | エを追い求める。 | | | 五 追い求めてきたクエにとうと | | | | う対面する。太一は、この瀬の | | | | 主を捕らえようともりをつき出 | | | | すが、そのクエに父を見、 | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+