小学校　第6学年　理科学習指導案「水溶液の性質とはたらき」

小学校　第6学年　理科学習指導案

単元名　「水よう液の性質とはたらき」

＊酸性雨を素材とした実験教材を活用した授業展開案（全12時間）

第1次　第１時　指導案

◎本時の目標
酸性雨について知っていることを話し合う中で、不思議に思うこと、調べてみたいこと出し合い、課題をつかむ

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備

　
つかむ

１．事象提示をみる
○　これはある現象の写真です。なんの写真だと思いますか。
○ 酸性雨について知っていることはなんですか
○　酸性雨の「酸性」ってどういう意味か知っていますか。
２．課題をつかむ

酸性雨について調べてみたいことを話し合い、学習の計画を立てよう

・つららみたいだ。

・酸性雨だ。

・銅像を溶かす。

・朝顔の色を変える。

・排気ガスが原因で出来る。
・木が枯れているところがある。

・わからない。

・児童の興味関心を引き出すために酸性雨が原因でできたコンクリートのつららのような固まりの写真を提示する。

学習プリント

みとおす

３．話し合う
○　酸性雨について調べてみ　たいこと、不思議に思うこ　とを発表しましょう。

４．学習の見通しを立てる。

○　これから、水溶液の性質とはたらきについて学習しますが、酸性雨のことと関連させながら学習していきましょう。みんなでどのように学習をしていくか考えましょう。

５．学習計画の確認をする

・「酸性」というのはどういうことを表しているのだろう。
・酸性雨を作ることは出来るのだろうか。
・酸性雨はどうやって出来るのだろうか
・酸性雨はどうして金属を溶かすのだろうか
・酸性雨は人にどのような害を与えるのだろうか

・最初は個人で調べてみたいことを考えさせる。そのあと、発表させる中で①水溶液の性質に関すること②気体の溶解に関すること③酸と金属の化学変化に関することの3つのカテゴリーに分類する。

・できるだけ児童の考えを尊重しつつも指導計画に沿うような計画を立てさせる。

第２次　第1時　指導案

◎本時の目標

水溶液には酸性、中性、アルカリ性という性質があり、性質の違いでなかま分けできることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
かむ

１．課題を確認する。
○　今日の学習課題は何ですか。

酸性とはどういうことだろうか

・学習課題は前時で決まっているので、確認にとどめる。

学習プリント

たしかめる

ま
と
め
る

２．観察、実験する。
○　クエン酸をなめてみよう。

○　クエン酸を水に溶かしてみましょう。

○　クエン酸水溶液をリトマス紙で調べてみましょう。

３．学習のまとめをする

酸性とは水よう液の性質を表します。水よう液には、酸性、中性、アルカリ性という性質があります。この性質のちがいでなかま分けをすることができます。

・すっぱい！

・色が変わった。

・本時の学習内容は全く未知のことなので教師から事象についての説明が必要であると考える。問題解決型の学習にならないが、体験を通す中で酸のイメージをもたせたい。

・クエン酸はジュースなどに酸味を出すために入っている薬品であることを話す。

・他の薬品は決してなめたり食べたりしてはいけないことを注意させる。

・リトマス紙の色が変化したことから、水溶液には酸性、中性、アルカリ性の3つの性質があることを話す。

・水溶液の性質はリトマス紙の色の変化で

調べられることを話す。

クエン酸

石灰水　　　　　　

　　　　リトマス試験紙

ふかめる

４．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・いろいろな水溶液の性質をリトマス紙で調べたい。

・児童の感想を取り上げ、次時の課題の設定を行いたい。

第2次　第２時　指導案

◎本時の目標

リトマス紙を使って、身近な水溶液をなかま分けすることができることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．課題を確認する。
○　今日の学習課題は何ですか。

水よう液を性質のちがいでなかま分けしよう

○　実験の説明を聞く

・リトマス紙で、何性か調べようです。

・学習課題は前時で決まっているので、確認にとどめる。

・自分が用意した水溶液の他に、塩酸、炭酸水、水道水、石灰水、アンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液を用意しておく。

学習プリント

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする
○　自分が持ってきた水溶液と先生が用意した水溶液は何性か予想してみましょう。

３．実験する

○　リトマス紙でいろいろな水

溶液の性質を調べよう。

４．学習のまとめをする

酸性の水よう液・・・塩酸、炭酸水など
中性の水よう液・・・食塩水など
アルカリ性の水よう液・・・アンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液など

・レモンは酸っぱいから,酸性だと思う。

・中性洗剤は中性だろうか?

・塩酸は青いリトマス紙が赤くなったから、酸性だ。

・青いリトマス紙が赤くなったから、アルカリ性だ。

・「酸っぱいから酸性」「石鹸みたいだからアルカリ性」などの前時の学習内容と関連付けた考えを尊重する。

・塩酸、アンモニア水などの薬品の取り扱いには注意させる。

塩酸

炭酸水

水道水

石灰水

アンモニア水

リトマス紙

ふ
か
め
る

５．応用する

○　雨は何性だと思いますか

６．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・酸性だと思う。
・リトマス紙で調べると中性みたいだ。

・雨は弱い酸性なのでリトマス紙では測定が難しいことを知らせる。

・リトマス紙ではっきりとした結果が出なくても、ＢＴＢという指示薬を用いることによって確かめられることを知らせる。

ＢＴＢ

第2次　第３時　指導案

◎本時の目標

リトマス紙以外の指示薬でも液性を調べることできることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．前時の想起をする。

○　雨は何性だったでしょうか。

○　今日はリトマス紙以外の薬品を使って、水溶液のなかま分けをしてみましょう。

指示薬を使って水よう液をなかま分けしてみよう

○　実験の説明を聞きましょう。

・中性

・はっきりしなかった

・ＢＴＢのような液性を示す薬品を指示薬ということを話す。

・指示薬はＢＴＢを使う。酸性は黄色、中性は緑色、アルカリ性は青色になることを知らせる。

学習プリント

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする。
○　指示薬がどのような色に変化するか予想しましょう。

３．実験をする。

４．学習のまとめをする

リトマス紙以外の薬品でも、酸性、中性、アルカリ性のなかま分けをすることができます

・レモンは酸性だったから、黄色に変化するだろう。
・石鹸はアルカリ性だから、青になるだろう。

・前時の実験を元にして指示薬が何色に変化するか予想させながら、実験をさせる。
　
　　　

0.04％

ＢＴＢ溶液

水よう液チェッカー

ふかめる

５．応用する

○　いつも降っている雨は、本　

当に酸性雨だろうか。

６．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。
○ 次の時間は酸性雨が実際にこの辺りでも降っているか調べる学習をしましょう。

・ＢＴＢが黄色に変わったから酸性雨だ。

・実際に降った酸性雨を指示薬で調べてみせる。ｐＨという言葉は小学校では取り扱わないが、発展として話題に出し、興味をもたせるようにしたい。

・酸性雨というのは、ｐＨ 5.6以下の雨のことを指すことを話し、ＢＴＢでは判別不可能なことに気づかせる。

・ＢＴＢの他にも様々な指示薬があることを知らせ、雨の測定に有効な指示薬を紹介知る。

・次時の予告をする。

第２次　第４時　指導案

◎本時の目標

進んで身近な水溶液や雨の液性を調べることができる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　　
つ
か
む

１．課題の確認をする。

○　身の回りの水や雨の性質調べをしましょう

身の回りの水や雨の性質を調べよう

２．調べ方の確認をする。

　・前時で立てた課題を想起させ、身　の回りの雨や水の液性を調べる活動　をすることを知らせる。

・前時に予告しておき、自分の家の周りの堤や川などの水を用意させておく。

・今までに降った雨のサンプルを用意しておく。

　・BCG・CPR混合指示薬という指示　薬を用いて調べることを伝える。液　性による色の変化も説明する。

スピッツ

雨水

学習プリント

みとおす

たしかめる　

２．予想をする。

３．実験をする。

・自分が用意した水の液性が何かだいたいの予想をしてから指示薬で調べさせるようにする

・指導者はあらかじめ過去に降った雨のサンプルを用意しておき、実際に酸性雨が降ったことがあるという事実を伝えたい。

・発展学習的な扱いなので、あえて学習のまとめの時間を設けない。児童一人一人が調べ活動の中で疑問や発見が生まれるような支援の工夫をしたい。

酸性雨チェッカー

BCG・CPR指示薬

ふかめる

４．学習をふりかえる

　○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・本当に酸性雨が降っていたので驚いた。

・今後の総合的な学習や日常的な酸性雨調査に発展するよう意欲付けを図りたい。

第３次　第１、２時　指導案

◎本時の目標

酸性雨は気体が溶けた水溶液であることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．課題の確認をする.
○　酸性雨は何がとけている水溶液だろうか
○　酸性雨を人工的に作ることができるかな？

・車の排気ガスが溶けたのだと思う。
・工場のガスが混じったものだと思う。

・できると思う。

学習プリント

みとおす

２．予想をする。
○　どうやったら気体が水にとけることを確かめられるだろうか。また、どうしたら、酸性雨になったか確かめることができるだろうか。

・車の排気ガスをとってきて水に混ぜればできるのではないか？
・ごみを燃やして煙を集めれば、酸性雨を作ることができると思う。
・指示薬を使えば酸性雨になったかどうか確かめられると思う。

・自動車の排気ガスを集める時には下図のような装置があることを知らせ、活動の支援を行う。
　　　　

気体（排気ガス）採集器

たしかめる

ま
と
め
る

３．実験をする。
○　自分の考えた方法で実験をしてみよう

４．学習のまとめをする

排気ガスやけむりなどの気体の中には、水にとけるものがあります。これらの気体が水にとけて酸性になったものが酸性雨です。

・一人一人の考えた実験方法を尊重した実験が行えるようにする。

・排気ガスを採集するときに火傷等の事故が起こらないように十分注意させる。

試験管

ふ
か
め
る

５．応用する
○　酸性雨が降る様子をモデルで確かめましょう。
○　水の中に気体が溶け込んでいく様子を見てみましょう。

６．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

　・酸性雨発生モデル装置を使用し　酸性雨が降る様子を観察させる。
　　

酸性雨発生モデル装置

第３次　第３時　指導案

◎本時の目標

炭酸水から出てくる泡は二酸化炭素であり、二酸化炭素は水に溶けることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．事象提示をみる。

○　この泡はなんでしょう。

○　この泡の正体を確かめましょう。

炭酸水のあわは、何の気体だろうか

・酸素

・二酸化炭素

・空気

・炭酸水から気体の泡が出ている様子を観察させる。

炭酸水

学習プリント

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする。
○　出てくる泡は何か、また、どのような実験をしたら確かめられるか見通しをもたせる。

３．実験をする。

４．結果の発表をする。

５．学習のまとめをする

炭酸水から出るあわは、二酸化炭素です。

・石灰水が白く濁ったので、二酸化炭素だと思う。
・ろうそくを入れたら火が消えたので二酸化炭素だと思う。

・この場合の予想は、根拠が得られないことも考えられるので理由のない予想でもよいこととする。

・実験方法については、根拠がはっきりしている方法で取り組ませるようにする。

・個人で考えた後、実験方法について発表し合い、情報交換させる。

水槽

ガラス管

ゴム管

石灰水

気体検知管　等

ふかめる

６．応用する
○　本当に二酸化炭素が水に溶けるか確かめてみましょう。

７．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・ペットボトルがへこんだ。

・石灰水が白く濁った。

・ペットボトルに二酸化炭素と水を入れて振るとペットボトルがへこみ、中の水に

石灰水を入れると白く濁ることから、二酸化炭素が水に溶けることを説明する。

二酸化炭素

ペットボトル

水槽

石灰水

第３次　第４時　指導案

◎本時の目標

炭酸水の他にも、気体が溶けている水溶液があることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．事象提示をみる。

○　前の学習で提示した6つの水溶液のうち４つの水溶液があります。このうち、気体が溶けている水溶液はあるでしょうか。

炭酸水の他にも、気体がとけている水よう液があるだろうか

・あると思う。

・ないと思う。

・第2次で提示した、アンモニア水、塩酸、食塩水、石灰水、炭酸水、水酸化ナトリウム水溶液のうち、炭酸水と水酸化ナトリウム水溶液のうち、炭酸水と水酸化ナトリウム水溶液を除いた4種類の水溶液を提示する。（水酸化ナトリウムは蒸発させると高濃度になり、危険なため取り扱わない。）

アンモニア水

塩酸

食塩水

石灰水

学習プリント

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする。
○　どのようにしたら、確かめる

ことができるでしょうか。

３．実験をする。

４．結果の発表をする。

５．学習のまとめをする

塩酸や、アンモニア水も気体がとけた水よう液です

・蒸発させてみる。

・塩酸とアンモニア水は何も残らなかった。

・実験方法が、思いつかない児童もいると思われるので、学級全体で話し合う中で実験方法が決まっていくようにしたい。

蒸発皿

アルコールランプ

三脚　等

ふかめる

６．応用する
○　本当に塩化水素やアンモニアは、水に溶けるか確かめてみましょう。

○　酸性雨の原因物質が水に溶ける様子を観察しましょう。

７．学習をふりかえる
○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・二酸化炭素の時より大きくへこんだ。

・ペットボトルにアンモニアとごく少量の水を入れて振るとペットボトルが大きくへこむ現象が見られる。二酸化炭素の時よりは少ない水に多くの気体が溶け込む様子を見せることによって、ものによる性質の違いにも気づかせたい。

・酸性雨の原因物質である二酸化窒素が水に溶ける様子を観察させ、気体が水に溶けるということを視覚的にイメージできるようにさせる。（二酸化窒素は有色の気体なので目で様子が確かめられる。ただし、有毒なので取扱いには十分注意する。）

ペットボトル
アンモニア
塩化水素酸性雨の原因を確かめる実験　
硝酸　銅

二股試験管　二酸化窒素

集気ビン試験管

等

第4次　第１時　指導案

◎本時の目標

酸性やアルカリ性の水溶液の中には、金属を変化させるはたらきがあることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

つかむ

１．事象提示をみる。
○　酸性雨によって被害を受けた金属の像の写真を見て、思ったことを話し合いましょう。
○　酸性や、アルカリ性の水溶液は金属を変化させるはたらきがあるでしょうか

酸性やアルカリ性の水よう液は金属を変化させるはたらきがあるだろうか

・オリエンテーションで出された課題を確認した後、実際に酸性雨で被害を受けた金属の像やコンクリートの建物などの写真を見る。

写真資料

（コンピュータによるプレゼンテーション）

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする。

○　予想をしてみましょう。

○　実験方法を考えましょう。

３．実験をする。

４．結果の発表をする。

５．学習のまとめをする

酸性やアルカリ性の水よう液の中には、金属を変化させるものがあります

・アルカリ性の水溶液は金属を変化させないのではないか。

・酸性は変化すると思う。

・塩酸はアルミも鉄も溶けた。アンモニア水はどちらもあまり変化がない。

・実験方法が、思いつかない児童もいると思われるので、学級全体で話し合う中で実験方法が決まっていくようにしたい。

・アンモニア水は長い時間をかけないと変化しないことを話し、事前に実験していたものを提示する。

試験管

塩酸

アンモニア水

アルミニウム

スチールウール

ふかめる

６．学習をふりかえる

　○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・児童の感想の中から、「金属が溶けた」という言葉を取り上げ、「溶けた」のだったら取り出すことができるだろうか、といった疑問を投げかけることで問題意識を持たせるようにする。

第4次　第２時　指導案

◎本時の目標

酸性やアルカリ性の水溶液の中で溶けた金属を取り出してみると、もとの性質と変化していることが分かる。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　つかむ

１．課題を確認する。

　○　今日の課題はなんでしょう。

塩酸にとけた金属は蒸発させると取り出すことができるだろうか

・前の時間、溶けた金属をまた、取り出せるか確かめることです。

・前時で立てた課題を確認する。

学習プリント

みとおす

たしかめる

ま
と
め
る

２．予想をする。

○　予想をしてみましょう。

○　実験方法を確認する。

３．実験をする。

４．結果の発表をする。

５．学習のまとめをする

塩酸にとけた金属は蒸発させると取り出すことができるだろうか

・金属を取り出すことができる。
・金属は取り出すことができない。

・取り出した金属は、水に溶ける。電気も通さない。粉のようである。

・危険が伴う実験なので、実験方法は教師が提示する。塩酸を蒸発させると有害な塩化水素が発生するので安全に十分注意させて実験を行わせるようにする。

蒸発皿

アルコールランプ

磁石

電池

豆電球

試験管

等

ふかめる

６．学習をふりかえる

○　今日の学習で、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

第5次　第１時　指導案

◎本時の目標

名前の分からない無色透明の８つの水溶液を判別する実験を通して、本単元での学習内容のまとめをする。

◎展開

段階

学習活動・主発問

予想される児童の反応

支援・留意点

準備等

　
つ
か
む

１．課題を確認する。

○　ここに、８つの透明な水溶液があります。今まで学習したことを生かして、名前を当ててください。

水よう液の正体を確かめよう

・用意する水溶液は、水道水、食塩水、塩酸、炭酸水、酸性雨、石灰水、アンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液の8種類。これまでの学習を生かして判別させる。

水道水

食塩水

塩酸

炭酸水

酸性雨

石灰水

アンモニア水

水酸化ナトリウム水溶液

学習プリント

みとおす

たしかめる　

ま
と
め
る

２．予想をする。

○　どのようにしたら、判別することができるか、考えましょう。

３．実験をする。

４．結果をまとめる。

・酸性、中性、アルカリ性に分ける。
・気体が溶けているか蒸発させる。
・石灰水を入れると濁るのは炭酸水。
・金属を入れてすぐ反応するのは塩酸。など

・個人で実験計画をたて、実験する。

・計画がうまく立てられない児童は相談してもよいことにする。

・結果はレポートの形式にまとめて提出させる。

・全員結果が出たところで答えを発表する。

ビーカー

試験管

アルコールランプ

蒸発皿

指示薬

等

ふかめる

５．学習をふりかえる
○　単元を振り返って、発見したこと、疑問に思ったこと、または感想をまとめましょう。

・単元の学習を振り返らせ、まとめの感想を書かせる。