印刷用紙:A4縦 1ページの行数:42 1行の文字数(半角で):100   −−以下 指導案本文−−   第4学年理科学習指導案            期 日 9月13日(金)1校時             児 童 4組 男17,女17 計34名             指導者 今野 智章             場 所 理科室 1 単元名 「10.もののあたたまりかたと体積(東京書籍 4下)」 2 単元について (1)教材観     これまで児童は,第3学年「空気と水をくらべよう」の学習で自分たちの周りに目には見えないが空気という    物質があること,「明かりをつけよう」で電気を通す金属という物質があること,また,第4学年「水のすがた    とゆくえ」で水の温度による三態変化とその様子について学習してきている。本単元では,それらの学習のうえ    に立って,水や空気,金属の温まり方や温度による体積の変化について実験を通して確かめる。     まず,金属の棒や板を熱し,その様子を観察して金属は熱したところから順に温まっていくことを理解する。    そして水や空気の温まり方についても調べてそれらは温まったところが上に移動しながら全体が温まることを確    かめ,金属とは温まり方が違うことを理解する。     次に,空気の体積は,温めると大きくなり,冷やすと小さくなることを実験を通して確かめ,水や金属につい    ても同様のことが言えることを実験で確かめる。さらに,それぞれの実験結果を定量的に比較して,空気の体積    変化は大きいが水は小さく,金属はさらに小さいことを理解する。     これらのことを日常の生活で現れる現象と比較しながら,身近な知識として定着させていくことをねらいとす    る。 (2)児童観     児童の理科に対する関心はふだんから高い。活動を伴う学習場面が多くあるというのがその一番の理由に挙げ    られる。その反面,考える活動に対する意欲は低く,科学的な思考や発表力は十分育っていない。     本単元に関して児童に実態調査(33名)をしたところ,「金属の棒や板はどのように温まるか」と言う問い    に対して,熱したところに近いところから温まることはほとんどの児童が知っているが棒を傾けたりすると温ま    り方が違うと感じる子が3分の1ほどいることが分かった。また,水の温まり方について聞いたところ,ほとん    どの児童が熱したところだけ温まると答え,対流について知っている子はいなかった。空気についても同様であ    る。     さらに,「少しへこんでいるボールを空気を入れないで膨らませるにはどうすればよいか」と言う質問に対し,    「温めて空気を膨らませる」ということに気づいている子はいなかった。水についても,温めると体積がふえる    ことはほとんどの児童が感じているが冷やすと体積が元に戻りそれ以上小さくならないと答えている児童がかな    りおり,完全には理解していないことが伺える。金属については体積が変化することを全く捉えていない。     水や空気の対流についてはおふろの湯加減を見る等の生活体験から気づいている子がいるけれども,目にも見    えず気づきにくい現象なのでかなり多くの子が本単元に関しての知識はあまりもっていない状態であると思われ    る。 (3)指導観     本単元の学習に当たっては,空気,水,金属の温まり方や温度による体積変化について,それぞれ実験をしな    がら変化のしかたや様子などを捉え,体感することによってそれらの現象を理解していくことが効果的であると    考える。     まず,物の温まり方は目には見えない現象であるが,工夫すれば目に見えるようになるということに気づかせ,    その方法を考えさせていく。このとき,なるべく自分自身で生活経験や資料などから考えさせたい。金属,水,    空気のそれぞれについて実験方法を考えさせて実験させ,比較させることでそれらの物質の調べ方の違いや温ま    り方の違いに気づかせていく。そしてこれらの学習活動を生かして,体積の変化についても目に見えるようにす    る方法を考えさせ,実験させて体積変化の様子や違いについて調べさせていく。また,体積変化を調べさせると    きは,注射器の目盛りなどで定量的に調べることができることに目を向けさせ,3つの物質の体積変化の違いを    具体量をもって調べられるようにしたい。     実験をするときは,発想別グループや方法別グループを取り入れることによって児童の多様な考えに対応でき    るようにする。また,グループ内の話し合いや他のグループを参考にするなど,自他の情報交流を活発にし,多    様な考えに触れさせることによっていろいろな意見のいいところを取り入れ,生かしていけるようにしていきた    い。     「体積」という言葉は初めて出てくるがとても重要な言葉であるので,反復練習や具体的場面を通して練習さ    せ,その意味や使い方をしっかり理解させる。また,アルコールランプや熱水などの危険なものを扱うので,安    全面には特に配慮していきたい。 3 単元の目標 (1)単元の主目標     金属,水,空気の温まり方について順次比較しながら調べ,金属は熱せられたところから順に温まるが,水や    空気は熱せられたところが移動して全体が温まること,空気は温度によって体積が変わることや体積が変わらな    いように見える水や金属も温度によって体積が変わることを,実験方法を工夫して調べる。 (2)−学習指導要領との関連−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |@ 目標 | (2) 物の状態の変化を熱,物の重さ,電気などと関係付けながら調べ,見いだした問題を興味・関 | | 心をもって追究する活動を通して,物の変化や働きの決まりについての見方や考え方を養う。 | |A内容 | | B 物質とエネルギー | | (1) 金属,水及び空気を温めたり冷やしたりして,変化の様子を調べることができるようにす | | る。 | | ア 金属,水及び空気は,温めたり冷やしたりすると,その体積が変わること。 | | イ 金属は熱せられたところから順に温まるが,水や空気は熱せられたところが移動して全体 | +−−−−が温まること。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 4 活動の概要及び目標と評価 +−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |次 時 学 習 者 の 活 動 | 教師の支援 | 関心・意欲・態度 科学的な思考 | 観察実験の技能・表現 知識・理解 +−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | || | | | | | | |第||+−@−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+・生活場面に即して|・ものの温まり方| | | | | |||金ぞく,水,空気はそれぞれどのようにあたたまっ |考えさせ,いろいろ|に関心をもち,進| | | | |一|||ていくか考えよう |なものの温まり方が|んで生活経験から| | | | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+あることに気づかせ|考えたり調べよう| | | | |次 1|・ふだんの生活の中で物を温める場面を想起し,温まり|ていく |とする | | | | | || 方の様子を想像する |・あまり温まり方の| | | | | | || 「金属は温めてないところも熱くなる」 |仕組みなどには踏み| | | | | | || 「おふろは上のほうが熱くても下は冷たい」 |込まない | | | | | | || 「1階よりも2階のほうが暖かい」 | | | | | | |金||・思い出しながら気づいたことや不思議に思ったことを| | | | | | | || 整理し,次時からの課題につなげていく | | | | | | | ++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |属||+−A−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+・金属の板や棒を使| | |・金属の板や棒の| | | |||金ぞくはどのようにあたたまっていくか調べよう |って実験するとき,| | |いろいろな部分を| | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+自分の予想をきちん| | |熱して,金属の温| | |・ ||・金属の板や棒の温まり方を調べる |と持たせておき,何| | |まり方を調べ,そ| | | || 「端を温めても真ん中を温めても,円を描いたように|を確かめる実験なの| | |の結果を文や図に| | | || 温まった所が広がっていく」 |かをいつでも考えな| | |表すことができる| | |水 2| 「傾けたりしても温まり方には違いがない」 |がら実験できるよう| | | | | | ||・発想別にグループを組んで実験する |にする | | | | | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | |・ |||金ぞくは,一部を熱すると,熱したところからじゅ | | | | | | | |||んばんにほかのところがあたたまっていく | | | | | | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | |空++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | ||+−BC−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+・自分の考えをしっ|・水の温まり方を| |・水を入れた試験| | | |||水はどのようにあたたまっていくか調べよう |かり持たせ,実験の|金属と比べながら| |管の上部や下部を| | |気||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+目的を考えながら実|意欲的に調べよう| |熱して,温かさや| | | ||・試験管に水を入れて,上を温めたときと下を温めたと|験できるよう配慮す|とする | |水の動きを調べ,| | | || きの水の温まり方の違いを比べる |る | | |水の温まり方を記| | |の|| 「下のほうを温めたときは全体が温まるが,上のほう|・実験で起こる現象| | |録して説明するこ| | | || を温めると上しか熱くならない」 |はどんな小さいこと| | |とができる | | | || 「温めているとき,みずが動いているように見える」|も見落とさないよう| | | | | |あ 3|+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+に注意する | | | | | | |||水は,下のほうをあたためたときは上のほうもあた | | | | | | | ・||たまるが,上のほうをあたためたときは下のほうは | | | | | | |た|||あたたまらない | | | | | | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | || | | | | | | |た||・おが屑などを入れて,水の動きについて調べる | | |・空気は動きなが| | | | || 「下のほうを温めるとみずがぐるぐる回るように動く」 | |ら温まっていくこ| | | | || 「上のほうを温めたときは水は動かない」 | | |とを実験結果から| | | |ま||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |まとめ,金属の温| | | | |||水をあたためると,あたためられた水は上にいき, | | |まり方との違いを| | | | |||冷たい水は下にいく。このように,水は動きながら | | |考えることができ| | | |り|||あたたまっていく | | |る | | | | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | ++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |方||+−D−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+・気温の,高さによ|・空気の温まり方|・空気は動きなが| |・金属は熱せられ| | ||| | | | | | | | ||+空気のあたたまり方を調べよう−−−−−−−−−−+る変化はかなりはっ|を金属や水と比べ|ら温まっていくこ| |た部分から順に温| | || | | | | | | | || |きり現れると思うが, ながら意欲的に調|とを実験結果から| |まるが,水や空気| | || | | | | | | | ||・温度計を使って,教室のいろいろな場所の気温を調べ|子どもたちが自分の|べようとする |まとめ,金属や水| |は熱せられた部分| | || | | | | | | | ||+る−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+力で結論を導き出せ| |の温まり方と比較| |が移動して全体が| | ||| | | | | | | | |||「教室の上のほうが気温が高い」 |るよう,板書,発問| |して同じところや| |温まることがわか| | ||| | | | | | | | 5|+「下のほうは気温があまり高くない」−−−−−−−+を工夫していく | |違うところを考え| |る | +−++−「あたためた空気は上にのぼっているようだ」−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ることができる−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | ||+− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | |||空気は,水と同じようにあたためられると上にいき,| | | | | | | |||冷たい空気は下にいく。このように全体が動きなが | | | | | | | ||+らあたたまっていく−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | || | | | | | | | || | | | | | | |第|| EF |・「体積」というこ|・空気をあたため| |・空気の温度によ| | | || 空気は,温度によってどのくらい体積が変わるのだ |とばは初めて使うの|たときの体積の変| |る体積の変化を調| | |二||+ろうか−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+で,反復練習でしっ|化に関心をもち,| |べる方法を工夫し, | | ||| |かり定着させる |進んで調べようと| |結果を記録して説| | |次 1|・いろいろな方法で確かめる |・自分で確かめる方|している | |明することができ| | | ・|+「注射器のピストンが上に上がる」−−−−−−−−+法を考えられない子| | |る | | | 2+−「細いガラス管の水が上に上がる」−−−−−−−−+には,教科書や具体+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | ||「 風船やボールが膨らむ」 −−−−−−−−−−−−+物を使って考えさせ, | | | | |空||| |友達の考えも参考に| | | | | | ||+空気は,あたためると体積が大きくなり,冷やすと−+させる。 | | | | | |気|| 体積が小さくなる | | | | | | | || | | | | | | |・ || | | | | | | | || GH(本時) |・空気の体積変化の| |・空気と水を温め|・水の温度による| | |水||+水も,温度によって体積は変わるだろうか−−−−−+調べ方を思い出させ, |たり冷やしたりし|体積の変化を調べ| | | ||| |水の体積変化を調べ| |たときの体積の変|る方法を工夫し,| | |・ ||・空気を調べたときのことを思い出しながら実験方法を|るときにも使える方| |化のしかたを比較|結果を記録して説| | | 3||考え,方法別グループで実験する |法があることに気づ| |して,その違いを|明することができ| | |金 ・|+「注射器の目盛りが少し上がる」−−−−−−−−−+かせていく | |考えることができ|る | | | 4+−「細いガラス管の水面が上がる」−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |属||+− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | |||水も,空気と同じように温めると体積が大きくなり,| | | | | | |の|||冷やすと体積が小さくなる。その変化の量は空気よ | | | | | | | ||+りも小さい。−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | |温|| | | | | | | | || | | | | | | |度|| I |・金属の体積変化は| |・金属の体積が変| |・金属,水及び空| | || | | | | | | | ||+金ぞくも,熱したり冷やしたりすると体積は変わる−+目で確認することは| |化することを日常| |気は,温めたり冷| | ||| | | | | | | |と|||だろうか |難しいので,金属球| |生活の現象と結び| |やしたりすると,| | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | ++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+膨張試験器等や金属+−−−−−−−−+つけて考えること+−−−−−−−−+その体積が変わる+ | ||+− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | |体| ・鉄球を見て輪を通るかを予想し,実験で確かめる |線膨張試験器を用い| |ができる | |が変わり方には違| | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | || 「あたためると,鉄球が輪を通らなくなった」 |て実験を行う | | | |いがあることがわ| | || | | | | | | |積 5| 「冷やすと,また通るようになった」 | | | | |かる | +−++−「鉄球の体積が変わるからではないか」−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |の|| | | | | | | | || 金ぞくも,強く熱したり冷やしたりすると体積が変 | | | | | | |変|| 化する | | | | | | | || | | | | | | |化|| | | | | | | | || JK |         |・日常生活の中で| | | | | 6| 今まで学習したことをまとめよう  |          |体積変化に関わる| | | | | ・| |        |ものを進んで見つ| | | | |  7|・学習のまとめをし,生活の中のどんなところに学習し|         |けようとする | | | | | || たことが現れているか考える | | | | | | | ||・「やってみよう」をする | | | | | | +−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−+ (1)本時の目標    水は温度によって体積を変化させることを,実験を通して空気の体積変化と比較しながら確かめる。 (2)指導上工夫したこと    ・ 児童は今まで水の体積が変化するということを意識的に調べたことはなく,そのようなことを見た経験がない。     したがって本時の学習では実際に自分の目と手を使って観察し体感していくことがことが必要であると考える。そ     こで,本時では水の体積が温めると大きくなり冷やすと小さくなるということを,自分たちで考えたいろいろな実     験方法で確かめていく。      1つの実験だけでなくいろいろな実験で確かめることにより,子どもの事象に対する理解が深まると考える。ま     た,実験の方法を自分で考えることにより実験に対する目的意識がしっかりし,実験や話し合い活動に意欲的に参     加できるものと考える。    ・ グループ活動やまとめの話し合いなどで,友達のよさにも気づかせていくようにする。他者のよさを認め合うこ     とでさまざまな考えに触れさせ,豊かな自己を発揮する子どもに育てていきたい。 (3) 本時の展開 +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |段階| 学 習 活 動 | 活動への支援・評価 | +−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |つ||1 課題を確かめる |・前時に話し合った課題を確認し,本時は水の体積が| | || | | | || ○前の時間に話し合ったことを確かめましょ|温度によって変化するかどうかを調べる実験であるこ| | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| |か||| う とを把握させる || | ||+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| +む++−−−−−−−−−水も,温度によって体積が変わるだろうか−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |2分 | | | | || | | | ||2 実験方法を確認する |・本時までに水が温度によって体積変化するか,する| | || | | | み ○自分たちが考えた実験方法を発表してくだ|とすればどういう変化をするか,それをどういう方法| | || | | | || さい その実験でどんなことが起こればど|で確かめるかを考えさせ,画用紙に書かせておく | | と ういうことが言えるのかも発表してくださ|その際,根拠をもって考えられるよう指導する | | || い |・実験方法を説明させることによって,本時の実験の| | || | | |た お 「体積が大きくなると注射器の目盛りが増|目的や方法をもう一度確認させ,実験が目的意識をも| | || | | | || え,小さくなると減ると思う」 |って進められるようにする | | す 「細いガラス管の水面が,体積が大きくな|また,他のグループが行う実験についても理解させる| | || | | | || れば上がり,小さくなれば下がると思う」 | | || 「水を入れたボールや風船は,水の体積が| | | || 大きくなれば膨らみ,小さくなるとしぼ| | | || むはずだ」 | | | || | | |し||3 実験をする |・予想,方法別グループで実験する。 | | し ○実験をして確かめましょう |・火傷等の危険があるので,実験前や実験中の安全確| | || | | | || ・グループ毎に実験を行う |認を十分に行う | | || |・水の温度による体積変化は小さく,注射器やボール| | || | | | || |などでは変化が目に見えないことも考えられる | | || |そのようなときもただ失敗だったと考えるのではなく, | ら |なぜ失敗したのか,どうすればよくなると思うかを考| | || | | | || |えさせていきたい | |か|| |・机間指導をしながら,実験が正しく安全に目的をも| | || | | | || |って行われているかどうかを確認する。 | | || |・自分たちの実験が早く終わって時間があるグループ| | || | | | べ |には,他のグループの実験もやらせて比較させてみる| | || | | | || | | | || |<準備物> | | || | ・水(着色) ・フラスコ ・ガラス管 ・ゴム栓| | || | | | || | ・注射器 ・お湯(60〜70℃) ・氷 | |め る | ・水槽 ・その他 | | || | | | ||4 結果をまとめる |・グループ毎に話し合いをさせることで,いろいろな| | || || || | || ○グループ毎に,実験の結果をまとめてくだ|見方や考え方があることに気づかせ,それらを総合さ| | || || || | || さい |せていきたい || | || ・発表用紙に実験の結果を書き込む || || | || || || | ま 5 結果を発表する |・グループ毎に自分たちが行った実験の結果を発表さ| | || |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| |る|| ○各班の実験結果を発表してください |せる。 | | || ・各班の代表に実験の結果を発表させる |・各グループの発表から課題に対しどんなことが言え| | || | | | || 「温めると注射器の目盛りが増え,冷やす|るかを考えさせる | | || と減った」 |・空気の体積変化との違いについても考えさせていく| | || | | | || 「ガラス管の水面は,温めると上がり,冷| | | || やすと下がった」 | | | と 「ボールや風船は,あまり変わらない」 | | | || | | | ||6−結果について話し合う−−−−−−−−−+−−評価−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| | |||○それぞれの班の結果から,水の体積につい ◎→水の体積は温度によって変化することに気づ|| | ||| てどんなことが言えるでしょうか き,空気の場合と比較して述べることができ|| | ||+−「注射器の目盛りが温めると増えたのは,+−−−る−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| +−++−−−水の体積が大きくなったからで,冷やす+−○→水の体積は温度によって変化することに気づ−+ | め と減ったのは小さくなった体と思う」 | く | | || 「ガラス管の水面が,温めたとき上がった| △→実験の結果から水の体積と温度の関係に気づ | | || のは水の体積が大きくなったからで,冷| くことができない | | || やすと減ったのは体積が小さくなったか| | | || らだと思う」 | | | || 「ボールや風船では,体積が変わっても分| | | || かりづらいのではないか」 |+− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| | る ○空気と比べて,何か言えることはありませ|| || | || んか || || | || 「空気と同じように,温めると体積が大き|| || | || くなり,冷やすと体積が小さくなる」 ・演示実験で空気と水の体積変化を同時に見せ,違い | | || || || | || 「空気よりも変化の量が小さい」 を分からせる −−−−−−−−−−−−−−−−−+| +−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 7 まとめる +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 水も,空気と同じように温めると体積が大きくなり,冷やすと体積が小さくなる その変化の | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 量は空気よりも小さい | | | |−−−−−−−−−−−−−− | | | 33分 | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | || | | | | || 8 学習を振り返る | | | | |ひ ○今日の学習で分かったことを書いてくださ ・自分のことだけではなく友達の活動も振り返らせる |+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | い ことにより,友達のよいところなどを発見し,自分の| | | | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ | |ろ| 友達のよかった所も書きましょう |これからの活動に生かしていけるようにする | | | | | | | | | |め| 9 次時への意欲づけをする | | | | | | | ○金属も,水や空気と同じように体積が変化| 評価 | | | | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ | |る するでしょうか ◎→自分の学習したことを,他者の活動と比較し | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | ながら,詳しく述べることができる | | ○→自分の学習したことを,他者の活動と比較し | | ながら,述べることができる | | △→自分の学習したことを述べることができる | 10分 | | | | | 6 板書計画 | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | || |もののあたたまりかたと体積 | || | | 実 験 上 || | | || | 課 題 | 注 意 す る こ と || | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+