印刷用紙:B4縦 1ページの行数:48 1行の文字数(半角文字で):100 第 1 学 年 勤 労 生 産 学 習 計 画 案 1 学年目標 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |作物に興味を持ち、喜んで世話ができる児童の育成 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 2 中心的活動 (1)活動名  「野菜を育てよう」(大根、赤かぶ) (2)学年目標との関わり   児童は、家で祖父母の畑仕事を見ているが、実際に自分たちで野菜を育てるのは今回が2回目である。    1学期は、トマト、キュウリ、スイカをつくり夏休み前にトマト、キュウリを使ってサラダ作りをした。    また、スイカは夏休み後、17個もとれおいしく食べた。児童は自分たちで決めた野菜が世話をすること    により大きく育ち、その感動を体得できた。また、それを使っての収穫祭は、学級活動で計画し、実施し    たことに喜びを感じていた。2学期は、8月末に大根と赤かぶを植え、水やりや、間引き、追肥などの世    話をして10月末の収穫祭を楽しみにしている。自分たちの手で育てた野菜を収穫し、収穫祭をすること    により、野菜(植物)や家での祖父母の仕事への関心をもたせ、学年目標にせまりたい。 (3)第1学年の勤労生産学習の重点(学級活動) 〈特別活動としてのねらい〉 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 望ましい集団活動を通して、自主的、実践的な態度を育てる。| +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ 〈学級活動としてのねらい〉 | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 農作物の世話の仕方を知り、自然に親しんで自分の仕事を楽しく行う。| +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 〈第1学年の重点〉 | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 野菜の栽培を通して、一人一人が自分の役割を知り、活動する喜びを味わう。 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ (4)特別活動における勤労生産学習の経過・計画   《 前 期 》     《 後 期 》   ・ 朝顔の種まき 5月    ・大根、赤かぶの種まき 8月末   ・トマト、キュウリ、スイカの苗植え  5月   ・収穫 10月末  ・サラダ作り 7月   ・収穫祭 10月末 (5)中心的な活動の教育課程における位置づけ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |〈教科名〉生活科 |〈特別活動〉学級活動 | |単元名; 朝顔のたねとり |議 題; 収穫祭をしよう | |ねらい; 育ててきた朝顔の種を取り、来年の一 |ねらい; 大根、赤かぶを作り、収穫祭をして、 | | 年生へプレゼントしよう。 | 野菜に感謝しよう。 | | +−−−−+−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 野菜の栽培 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |〈道徳〉 +−−−−+−−−+ | |主題名; かわいがろうね |〈その他の活動〉 | |資料名; もしもし かめさん | グリーンンタイム・なかよしタイム | |ねらい; 身近かな自然に親しみ、優しい心で動植物|ねらい; ねばり強く働こう。 | | に接しよう。 |活 動; 土作り、種まき、収穫など | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 第 1 学 年 学 級 活 動 学 習 指 導 案 日 時 平成7年10月24日(金) 児童数 男子8名、女子6名、計14名 場 所 わくわく畑 指導者 高 橋 征 1 題材名 学級収穫祭をしよう 2 題材について (1) 8月末に大根と赤かぶの種まきをし、今まで世話をしてきた。成長した大根、赤かぶを収穫し、それを    使って収穫祭をすることにしている。おでん作りをして収穫の喜びを味わわせたい。また、児童の自然に 対する関心や喜びを味わわせ、家での祖父母の仕事にも興味、関心を持たせていきたいと考える。 (2) 児童は花壇や畑での活動が好きである。グリーンタイムや仲良しタイムなどで草を取ったり、化成肥料 をまいたりすることを喜んでやる児童が多い。1学期にキュウリやトマト、スイカを作ったときも休み時 間になると畑へ行きキュウリを取ってきては報告したり、虫の好きな男子などはテントウ虫など教室へ持 ってきて飼育箱に入れたりしていた。また、サラダ作りでは家の人から聞いてきて上手に味付けして会食 した。秋の学級や学校の収穫祭を楽しみにしていて、大根のようすや縦割り班の作業をよく見に行く児童 も多い。 (3) 畑から実際に大根をほる活動は、初めての児童がほとんどである。おらないように注意をし、土のつい た大根を水道で洗って、収穫祭にむけて準備をさせたい。おでん作りや漬物作りなど、児童の希望が多い。 何本かおでんに使い、後は漬物にしたい。おでん作りも漬物作りも全員初めての体験なので家の人からい ろいろ作り方を聞いてきてやらせるが、ガス台に火をつけることや切ることなど安全面を考慮して担任が やる予定である。 3 活動計画 +−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 段階| 月 日 | 活 動 内 容 | +−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 事 前|8月下旬 | ・大根、赤かぶ種まき | | |10月18日(放課後)| ・収穫への心がまえ、準備等 | | |10月21日(仲良しタイム) ・畑の観察(成長のようす) | +−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 本 時|10月24日(学級活動) ・大根、赤かぶを収穫(ほり出し、洗い、保管) 感想発表 | +−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 事 後|10月30日(生活科)| ・学級収穫祭(おでん作り) | | |11月 1日(仲良しタイム) ・つけもの作り | +−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 4 本時の活動 (1) 目標 ・ 大根、赤かぶをていねいにほり出し、きれいに洗うことができる。 ・ 自分たちで育てて収穫した野菜に喜びを感じることができる。 (2) 指導構想 本時は10月末の収穫祭ため、野菜ほりが中心である。雨天でもやるが服装には気をつけていきたい。1 年生の畑は、1人1本程度であり、少し細いがおらないように、ていねいにほらせたい。今年最後の収穫な ので大根に語りかける気持ちで優しく、心を込めて活動させたい。喜んで活動できるように適切な支援を行 いたい。   (3) 展 開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ | |   学 習 内 容 ・ 活 動 |    教 師 の 支 援 | 備 考| +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ |気|1 活動の見通しと意欲づけ |・ 家の人に聞いたことを発表させ、これか 移植べら |づ| ・大根ほりの仕方を発表する。 | ら実際に大根ほりをするぞという意欲を | | |く|  ・おらないようにほる。 | もたせるような支援をする。 スコップ| |・ |  ・ていねいにほる。 |・ 家の人から聞いて発表した児童を賞賛す| | |考| ・赤かぶについても発表する。 | る。 | | |え|+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | |る||おらないようにだいこんほりをしよう| |※ 大根ほりをしようとする意欲が持てた | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | か。 |    | |10| | | | |分| | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ | |2 大根、赤かぶほり | | | | | ・大根は班ごとに並んで1人1〜2本ずつほる。|・ 移植べらやスコップを使い、ていねいに|入れ物| |実| ・赤かぶは全部ほり出す。 | ほるように気づかせる。 |(バケツ)| |践| |・ 道具の使用については安全面に配慮す | | |す| | る。 | | |る|3 大根、赤かぶ洗い | | | | | ・水道で洗う。 |・ 1年生教室前の足洗い用の水道で洗わ | | | |  ・きれいに洗う。 |せる。 | | | |  ・決められた場所で洗う。 | | | | | |※ ていねいに大根や赤かぶを洗うことが | | | | | できたか。 |タワシ| |30| ・ざるに並べる。 |・ 大きいざるに並べて入れさせる。 |大ざる| |分| |・ 児童と一緒に収穫を喜び合う。 | | | |4 後始末 |・ 次に使う人の立場になって後始末をす | | | | ・洗ってもとの場所にもどす | るようにする。 | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ |ふ|5 活動の反省 | | | |り| ・感想を発表する。 |・ 初めての体験について話させる。 | | |返| |※ 意欲を持って活動できたか。 | | |る|6 次回の活動 | | | | | ・収穫祭であることを知る。 |・ おでん作り、つけも作りであることを知| | |5| |らせる。 | | |分| | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ ※ 評価 5 評 価 〇 一人一人喜んで活動できたか。 〇 大根ほり、洗い方、後始末がよくできたか。 〇 収穫祭にむけての意欲ができたか。 6 場の設定 集 |+−+−+−+− 校 舎 || | | | −−−−−−−−−−−−−−−− 落 道|か|大|大| 移動 || | | | ++++ セ 路|ぶ|根|根| → 水|水| ン || | | | 道|道| || | | | ++++ タ |+−+−+−+− 〇 〇 〇 |−−−−−−−− −−−−−−−−−− │ 大根あらい ざる −−−−−−−−−−