印刷用紙:B4縦 1ページの行数:70 1行の文字数(半角文字で):110             第2学年勤労生産学習計画案                  1.学年目標 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |作物に興味を持ち、喜んで世話ができる児童の育成| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 2.中心的な活動 (1)活動名 「野菜を育てよう」 (2)学年目標との関わり   児童はこれまで米作りや野菜栽培をし、収穫物を調理して食べ、学級収穫祭・学校行事としての収穫祭を行ってきて   いる。   昨年度は、アサガオを鉢に育て、学級園にはカボチャ、人参、サツマイモなどの野菜を栽培し、低学年では、カボチ   ャ、ウリ、大根を植え育ててきた。サツマイモ、大根は全校収穫祭で活用し、人参は、6年生の家庭科実習で使っても   らった。児童は、その中で土や野菜に直接触れることを通して自然に対する興味と関心を持ち、収穫する喜びを体験し   てきた。  今年度は、自分たちで栽培したい野菜を決め、前期はミニトマト、トマト、キュウリ、人参、サツマイモ、トウモロ   コシ、枝豆、ジャガイモの栽培に取り組み、収穫した野菜で「サラダパーティー」「ずんだもちパーティー」を計画し   行った。    後期は大根の栽培に取り組み、漬け物、おでん等を調理しての「だいこんパーティー」を計画している。   水かけ、草取り、害虫取りなどの世話のほか、栽培物ごとに家の人から世話の仕方を聞いて、栽培暦を作ったことで   自分が聞いてきた栽培物の世話の仕方を友達に知らせたり、教えたりしながら芽かき、支柱立て、追肥、土寄せなどの   世話も自分たちで進んで活動してきた。その中で育てることの喜びや楽しさを感得してきている。今後も栽培活動にお   いてある程度見通しを持った活動ができ、楽しんで栽培活動ができるよう支援を行い、学年目標にせまりたい。 (3)第2学年の勤労生産学習の重点     〈特別活動としてのねらい〉 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 望ましい集団活動を通して、自主的・実践的な態度を育てる。| +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+     〈学級活動としてのねらい〉 | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 植えるものを決定したり、世話をしたり、収穫物の生かし方を話し合ったりして実践する態度を育てる。| +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+     〈第2学年の重点〉 | +−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 野菜の栽培活動を通して、自分の植えたい作物を決め、喜んで作物の世話をしようとする態度を育てる。| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ (4)勤労生産学習の経過・計画   〔前 期〕 ・栽培計画          4月  〔後 期〕 ・種まき           8月         ・種まき・苗の植え付け  5〜6月        ・草取り・間引き・土寄せ 8〜10月         ・草取り・間引き・土寄せ 5〜7月        ・観察          9〜10月         ・観察          5〜8月        ・収穫          10〜11月         ・収穫          7〜8月        ・大根パーティー       11月         ・サラダパーティー・ずんだパーティー   7・8月        ・畑の片づけ         11月 (5)中心的な活動の教育課程における位置付け +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |〈生活科〉 |〈特別活動〉 (学級活動) | |単元名 「やさいをそだてよう」 | | |ねらい: 野菜を育てる活動を通して、成長の様子をみつ|議 題 「やさいを作ろう」 | |    める楽しさを味わうことができるようにする。 |めあて: どんな野菜を育てるか決め、自分たちで世話| |     野菜を上手に育てることができるようにする。|    ができるようにする。 | |     畑の世話をしたり、収穫の喜びを味わい、自然|議 題 「収穫祭の発表の計画を立てよう」 | |    や生き物を大切にしようとする気持ちを持つこと|めあて: 自分たちの栽培活動のまとめとなるような | |    ができるようにする。 |    発表ができるようにする。 | | +−−−−+−−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+野 菜 の 栽 培+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−+−−−−+ | |〈道徳〉 |〈その他の活動〉 | |主 題●動植物愛護 |  (グリーンタイム・なかよしタイム) | |資料名「ひまわり」 |ねらい: 日常の勤労生産学習を通して、自主的な活動| |ねらい: 優しい心で動植物に接し、可愛がろうとする |    を促し生産の喜びを感じることができるように| |    態度を養う。 |    する。 | |主 題●がんばるこころ |活 動:土作り・植え付け・水やり・除草・追肥・収穫| |資料名「がんばれポポ」 |    田植え・稲刈り・収穫祭 | |ねらい: しなければならないことはつらくても頑張ろ | | |    うとする態度を養う。 | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+                第2学年学級活動学習指導案                                       日 時 平成7年10月24日                                     児童数 男子6名 女子3名 計9名                                     場 所 集落センター                                     指導者 田村 さつき 1.題材名 「発表会の練習をしよう」 2.題材について  (1) 今年度2年生では、栽培作物の決定から世話、学級収穫祭等の計画を自分たちで行い、活動してきている。     一学期は、ミニトマト、キュウリ、トウモロコシ、枝豆等を栽培してきた。天候がよく予想以上に収穫した。   それらの収穫した物を使って、「サラダパーティー」「ずんだパーティー」を行った。二学期は大根を栽培してい   る。間引きしたダイコンの葉を使って味噌汁作りもしている。収穫したダイコンで「大こんパーティー」を計画し     ている。栽培活動のまとめとして、今までの学習を振り返り、自分たちの頑張りをたたえる取り組みを確認して行     きたい。  特に、大根について自分たちが栽培・観察してきたことをまとめ、まとめたことを全校収穫祭での学年発表で発表  させたい。発表会は計画から発表まで児童の手で行い、苦労して収穫した喜びを通して意欲的に活動できると考え     る。                                       (2) 児童は動植物が好きな児童が多く、昆虫を飼育したり、作物の世話をしている。しかし、世話の仕方がわからず 指示されてからの活動になることが多かった。家庭は農家がほとんどだが、農作業を手伝う児童はほんの一部だっ     た。児童は、自分たちで栽培作物を決定したり、家庭で栽培作物の育て方を聞き栽培暦を作ったことでいつ頃どん     な世話をしたら良いのか見通しを持って活動するようになった。栽培活動に消極的だった児童も作物の育て方を調     べたり、畑で新しい発見したりすることで意欲的に活動するようになった。      全校収穫祭についてとても楽しみにしている。  (3) 2年生では、児童一人一人が一作物の栽培暦を作り、活動したことについて記録したり、観察記録を書き、栽培   活動を進めてきたりしてきた。今回行う発表会の練習は、全校収穫祭での学年発表の練習であるが、大根について   今までやってきた世話活動と観察記録を見ながら栽培のまとめをし、発表するものである。みんなでやってきたこ   とを発表することにより、自分たちの活動をたたえあい、次の活動への意欲にしたい。発表については、自分たち   の手できるように昨年度の2年生がやった紙芝居を見せたり、全校収穫祭の学年発表を思い出させたり、他の学校     の収穫祭の様子のビデオを見せたい。   発表会の準備を通して、学級のみんなで収穫の喜びを味わえるような発表にするため、意欲的に話し合いや実践   に取り組めるように、自分の意見を持って参加できるように話し合いプリントを活用したい。よかった点、頑張っ   た点を賞賛することにより、児童一人一人が活動に満足感が持てるようにしたい。また全校の児童に自分たちがや     ってきた栽培のまとめを発表し、表現できた喜びを味わうことができるように楽しく意欲的に活動させたい。 3.活動計画 +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |段階| 月   日 |           活   動   内   容 | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |事前|9月25日(放課後) |・収穫祭での学年発表をどのような形で行うか考えて話し合いプリントに書く。| | |  27日(帰りの会) |・収穫祭での学年発表をどのような形で行うか話し合い、決定する。 | | |  28日(帰りの会) |・役割分担 | | |10月4日(図画工作) |・道具作り | | |  5日(放課後) |・道具作り | | |  7日(ゆとり) |・発表会練習 | | |  9日(放課後) |・発表会練習 | | |  〜 | | | |  21日 | | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |本時|10月24日(学級活動) |・発表会練習 | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |事後|  25日(放課後) |・発表会練習 | | |  26日(学校行事) |・全校収穫祭での学級発表 | +−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 4.本時の活動  (1) 目 標     ○ 発表会の練習を意欲的に行うことができる。     ○ 収穫祭での学年発表を成功させようとする意欲を持つことができる。  (2) 指導構想   本時は、収穫祭の学年発表の練習を行う。発表は、大根の栽培をしたことをまとめ、それを体を使った表現を取り     入れて発表する。      まず、前時までの活動を振り返り、今日の練習はどのようなことに気をつけて練習するのか確認して練習にはい     る。今までは、グループごとや部分的な練習であったが、全体を通した練習を行う。練習の様子をビデオに撮り、     ビデオを見て話し合う。全体を通した練習をすることで流れが分かり、ビデオで自分たちの動きも分かり、更に活     動意欲を高められると考える。 一人一人が生き生きと活動できるように適切な支援を行いたい。  (3) 展 開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |   学 習 内 容 ・ 活 動 |    教 師 の 支 援 | 備     考 | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |1.活動の意欲づけ | | | |気| ○ 前日までの練習の反省を想起し、 | ・ 前日までの練習での反省点やよかっ | 紙板書 | |づ|  どんなことに気をつければよいか |  た点についても出させ、どのような点 | | |く|  出し合う。 |  に気をつけて練習すればよいかが分か | | |・| |  ることで、活動意欲を高めさせたい。 | | |考| | | | |え| | ※ これから意欲的に活動しようとする | | |る| |  気持ちを持てたか。 | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |10| |ぜんたいをとおしたはっぴょうれんしゅうをしよう| | | |分| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |2.準備 | | | | | ○ 道具を準備し、所定の位置に置く。 | ・ 壇の上に置く物、自分で使う物をそ | くわ、大根、バッ| | | |  れぞれ所定の場所に置くようにさせた |クの絵、 | | | |  い。 | セットデッキ、 | | | | ・ 道具の取り扱いに十分に留意する。 | | |実| | | | | |3.発表練習 | | | | | ○ 初めから通して練習する。 | ・ 直したいところを確認し、練習させる。 ビデオ、テレビ、 | | | | ・ お互いに教え合って活動させたい。 | | |践| | ・ 道具の使い方に注意させる。 | | | | | ・ 一緒に発表に入いる。 | | | | | | | | | | ※ 進んで活動しているか。 | | |す| | | | | | ○ ビデオを見てふり返る。 | | | | |  ・よかった点、改善点を出し合い、確認| ・ それぞれのグループごとに賞賛する | | | |  する。 | ・ 頑張っている児童を取り上げ全体に | | |る| |  広げるようにする。 | | | | | ・ 友達同士教え合っている児童を賞賛 | | | | |  する。 | | | | | | | | | | ※ 改善点に気をつけながら練習してい | | | | |  るか。 | | |30| | | | |分|4.後片づけ | ・ 道具類の後片付けをてきぱきとさせ | | | | |  たい。(一か所にまとめる程度) | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |5.活動の反省 | | | |ふ| ○ 活動を通しての感想を発表する。 | ・ 通しての練習を振り返らせ、感想を | | | | |  出させる。 | | |り| ○ 活動についての反省をする。 | ・ 友達のよかったことを出し合い、次 | | | | |  の活動への意欲化につなげたい。 | | |返| | | | | | | ※ 友達のよさを見つけて発表できたか | | |る| | | | | |6.これからの活動の意欲づけ | ・ 収穫祭の学年発表を成功させようと | | |5| |  する意欲・態度を高めたい。 | | |分| | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+                            ※ ・・・評価 5.評 価  ○ 発表の練習を意欲的に行うことができたか。  ○ 楽しく活動でき、発表会への意欲が持てたか。  ○ 友達のよさを見つけることができたか。 6.場の設定 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | ステージ(和室) | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |移動黒板 +−−−−+ | |TV・ビデオデッキ |道具類 | | | +−−−−+ | |        ビデオカメラ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+