小学校6年算数(立体 その1)指導案 宮古小学校 用紙は B4 縦  1行 108字(半角) 1ページ 50行に設定してください。               第6学年 算数科学習指導案                                  期 日 平成3年2月6日(水) 5校時                                    児 童 6年3組 男12名 女17名 計29名                                  指導者 及 川  真 由 美 1 単元名 立体(東書6下) 2 単元設定の理由   (1) 単元について      本単元においては、立体図形として、角柱、円柱、角すい及び 円すいを取り扱う。ここでは、低学年からの     学習および、第4学年での直方体、立方体の学習をもとに、それらを包含、発展する形で立体図形としての柱体     すい体をまとめる単元である。      前学年までに、辺、面の平行、垂直関係についての理解を深めているので、そのことから、柱体、すい体の底     面、側面など、図形の構成要素や要素間の関係、高さなどについて理解させるとともに、直方体、立方体も角柱     のなかに含まれることを理解させる。さらには、展開図、立面図、平面図による立体図形の表し方や読み方を通     して、立体図形に対する理解を一層深めることがねらいである。   (2) 児童について      児童は、図形学習での作図や、図形を折ったり切ったりする具体的な操作活動は好んでするものの、操作活動     そのものに興味を奪われ、学習のめあてに結び付けて考えることが難しい。また、指名すれば答えようとはする     が、自分から発言をして積極的に学習に参加しようとする児童は少ない。      レディネステストの結果ををみると、立体図形の空間での位置関係についてはある程度身に付いていると思わ     れるが、用語や図形の名称についての理解が著しく低い結果になっている。また、理由付けして図形を仲間分け     することについての定着率が低く、ある観点を決めて分類するという点が劣っているといえる。             数学的な考えでは、立体図形の空間での位置関係を見る問題の結果から、単位の考えがある程度育っていると     思われるが、記号化の考えが不足しているために、用語の意味理解の定着率が低いと思われる。      レディネステストの正答率が低く、特に指導を要する児童が3名いた。   (3) 指導にあたって      操作活動をできるだけ取り入れ、学習意欲を高めるとともに、単なる操作に終わらせないようねらいに即した     活動をさせて学習内容の定着を図っていきたい。また、レディネスの不十分な児童が多いため、適宜、補充指導     を行っていきたい。また、特に不十分な児童については、個別指導を行っていきたい。用語の習得については、     生活の場面でも接する機会を多くするなどの工夫をし、繰り返し指導したい。                     操作活動については、図形の性質、操作の結果などについて 観点を決めて説明させたり、既習の内容をもと     に解決させるなどの工夫をし、筋道を立てて考える力を伸ばすよう指導したい。 3 単元の目標   (1) 角柱や円柱、角すいや円すいの概念をとらえさせるとともに、底面、側面に関する性質を理解させる。   (2) 角柱や円柱、角すいや円すいの展開図を読んだり、かいたりすることができるようにするとともに、その構      成活動などを通して、構成要素の位置関係などについて理解させる。   (3) 角柱や円柱、角すいや円すいの立体について、立面図や平面図に当たるものを読んだり、かいたりすること      ができるようにする。 小学校6年算数(立体 その2)指導案 宮古小学校 用紙は B4 縦  1行 110字(半角) 1ページ 66行に設定してください。 5 本時の指導  (1)ねらい     いろいろな立体を比較したり、立体の構成要素の関係を調べたりする活動を通して円すいの概念と性質について   理解させる。  (2)展 開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ 学 習 活 動 ・  主 な 発 問  ・ 期 待 す る 反 応  ・  指 導 上 の 留 意 点 ・ 資 料・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・1 立体を比較し違・・ 前の時間に学習し・・ 底面の形が違います・・ 前時の学習との比較で、・立体模・ ・ ・いを考える。   ・た角すいと、この立体・・ AとBは底面の形が・違いをはっきりさせ、本時の・型  ・ ・ ・         ・を比べて違いを考えて・多角形で、CとDは円で・課題を明確にさせたい。  ・   ・ ・ ・         ・いきましょう。   ・す。         ・             ・   ・ ・つ・         ・          ・           ・評 構成要素をもとにして、・   ・ ・ ・         ・          ・           ・ 仲間分けできたか。(挙手)・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・か・         ・・ CやDのような図・・ 円すいです。   ・・ 記号化のよさにふれたい・   ・ ・ ・         ・形をこれから学習して・           ・             ・   ・ ・ ・         ・いくときこのままでは・           ・             ・   ・ ・む・         ・不便ですね。名前を付・           ・             ・   ・ ・ ・         ・けてみましょう。  ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・・ CやDのような立・           ・・ 用語「円すい」とともに・   ・ ・ ・         ・体を 円すいといいま・           ・底面、側面の名前も知らせて・   ・ ・ ・         ・す。        ・           ・おく。          ・   ・ ・ ・2 学習課題をつか・・ 今日はどんな課題・           ・             ・紙板書・ ・ ・ む。      ・で学習していけばいい・           ・             ・   ・ ・ ・         ・でしょう。     ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・10・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・   ・ ・分・         ・・円すいには、どんな性質があるか調べよう。・・             ・   ・ ・ ・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・   ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・3 解決の方法を知・・ 円すいの性質を調・・ 底面について   ・・ 前時の学習を想起させそ・立体模・ ・ ・ り見通しを持つ。・べるには、どんなこと・・ 側面について   ・れに関連づけて構成要素を出・型  ・ ・か・         ・について調べればいい・・ 頂点や辺や面につい・させ、自力解決する際の観点・   ・ ・ん・         ・ですか。      ・てです。       ・にしたい。        ・   ・ ・が・         ・          ・           ・・ 机間巡視をしながら、遅・   ・ ・え・4 自力解決する。・・ 自分なりの考え方・           ・れがちな児童に対して個別指・   ・ ・る・         ・で円すいの性質につい・           ・導を行う。        ・   ・ ・ ・         ・て調べよう。    ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・           ・評 面の形や数、位置関係に・   ・ ・10・         ・          ・           ・ ついて調べることができた・   ・ ・分・         ・          ・           ・ か。    (机間巡視)・   ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・5 調べた結果を発・・ それでは、結果を・・ 底面の形は、円です・・ まとめやすくするために・   ・ ・ ・ 表しまとめる。 ・発表してください。 ・・ 底面の数は、1つで・底面と側面を別々に進めたい・   ・ ・た・         ・          ・ す。        ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・・ 側面の数は、1つで・             ・   ・ ・し・         ・          ・・ 底面は、平面です。・・ 用語の意味と性質をより・シ−ル・ ・ ・         ・          ・・ 側面の数は、1つで・理解させるために、底面には・   ・ ・か・         ・          ・す。         ・赤、側面には青のシ−ルを貼・   ・ ・ ・         ・          ・・ 側面は、曲面です。・らせる。         ・   ・ ・め・         ・          ・・ 側面が、頂点に集ま・             ・   ・ ・ ・         ・          ・っています。     ・・ 角すいとの比較をしなが・   ・ ・る・         ・          ・           ・ら円すいの性質をおさえたい・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・・ 前に学習した円柱・・ 底面の形が円で、先・評 円柱と比較して側面が頂・   ・ ・ ・         ・と比べて、円すいとは・がとがっている形が円す・ 点に集まっていることが分・   ・ ・14・         ・どんな立体ですか。底・いです。       ・ かったか。(挙手 観察)・   ・ ・分・         ・面の形や側面の形から・           ・             ・   ・ ・ ・         ・まとめてみましょう。・           ・             ・   ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・6 円すいの性質を・・ 円すいについて、・           ・・ 構成要素の性質について・   ・ ・ ・ まとめる。   ・調べて分かったことを・           ・まとめさせる。      ・   ・ ・ ・         ・もとに まとめましょ・           ・             ・   ・ ・ま・         ・う。        ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・評 円すいの性質についてま・   ・ ・と・         ・・円すいでは、底面が1つで円の形をしていま・・とめることができたか。  ・紙板書・ ・ ・         ・・す。側面は曲面です。          ・・       (机間巡視)・   ・ ・め・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・   ・ ・ ・         ・・ 身の回りから、円・・ クラッカ−    ・             ・円すい・ ・る・         ・すいの形のものを見つ・・ メガホン     ・             ・の模型・ ・ ・         ・けましょう。    ・           ・             ・   ・ ・ ・         ・          ・           ・             ・   ・ ・ ・7 学習をふり返る・・ 今日の学習につい・           ・・ 2,3名の児童に発表さ・   ・ ・11・         ・て感想を書きましょう・           ・せ次時への意欲づけをする。・   ・ ・分・         ・          ・           ・             ・   ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  (3)板書計画                                               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                  ・ ・ 立体図形の見取り図   ・円すいにはどんな性質があるか調べよう。・ ・・まとめ・・・・・・・・・・・ ・ ・             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・              ・ ・ ・                                   ・              ・ ・ ・                                   ・              ・ ・ ・             ・・・・・・・               ・              ・ ・ ・             ・調べたこと・               ・              ・ ・ ・  似ているところ    ・・・・・・・               ・              ・ ・ ・                                   ・              ・ ・ ・               底面                  ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・  違うところ                                             ・ ・               側面                                   ・ ・                                                    ・ ・                                                    ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・