印刷用紙:B4縦 1ページの行数:73 1行の文字数(半角で):90 第6学年  算数科学習指導案           日 時  平成3年9月25日(水) 陸前高田市立米崎小学校        指導者 志 田 秀 香 1 単元名 比 例 2 目 標 (1) 比例する2つの量の変化と対応の関係について理解し,その関係を表から読み取る能力を伸ば   す。 (2) 比例する2つの関係を式に表したり,式やグラフから読み取ったりする能力を伸ばす。 (3) 比例関係に着目して,能率よく処理できることを理解する。 3 指導にあたって 伴って変わる2つの量の関係については,前学年までに表や,グラフや式などを用いてその関係  を明らかにする学習をしてきている。特に,第5学年では「円と正多角形」で円の直径をxcm,  円周をycmとして式や表をつくり,2つの量の増え方について学習を深めてきた。 本単元では「比と比の値」を含めて,これまで学習してきた見方をまとめるという立場で,特に  比例関係になっている数量を中心に考察し関数的見方・考え方を伸ばすことをねらいとしている。   前時までの学習では,伴って変わる2つの量を身近なところからみつけ,その変わり方を表に表  してとらえ,変わり方に決まりのあるもの,そうでないものがあることに気付かせることにより決  まりのあるものの中に比例のグループがあることをとらえさせた。さらに,比例の性質や式につい  て学習してきた。 本時では,前時までの対応する表や式をもとに,xとyが比例関係にあるときそのグラフはどん  な形になり,どんな特徴をもっているかをこれまでの既習事項や経験を生かして考えさせることを  ねらいとしている。既習事項や似たような経験を思い出せない児童のために,既習事項やどんな手  順でグラフを書いたかを示唆するメディアを複数準備して活用させたい。 4 指導計画(省略) 5 本時の指導 (1) ねらい ・比例の関係を表すグラフを書くことができ,その特徴をとらえることができる。 (2) 展 開 +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+ | 段階|   学習内容   |     学 習 活 動     | メディア・指導上の留意点 | +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+ | | | | | | | 1 前時学習内容の | 1 比例の関係を表す一般式は   | ・ 前時までの学習シ−ト | |   |  想起       |  y=決まった数×xを想起する。| 掲示物を生かして想起さ | | 把 | |     | せる。 | | | 2 学習課題の把  | 2 今までの学習活動をふりかえ | ・ 表,式という学習活動 | | | | り,本時の課題を考える。    | から次の活動を予想させ | | 握 | +-----------+-----------------------------+ | る。 | | | | 比例のグラフを書き,その特徴をとらえる。 | | | | | +-----------+-----------------------------+ | | | |           |  課題を明確に把握する。   | ・ 学習シートを配布する。| +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+ | | 3 既習事項の想起 | 3  これまでに学習したグラフを | ・ 準備するメディアの種 | | |           |  想起する。   | 類VTR・OHP・録音 | | 自 |           | | テープ・プリント | | | 4 解決方法の見通 | 4  それぞれのグラフの良さや使 | ・ 既習事項   | | |  し   |  用目的を考えて,変わり方を表 | 棒グラフ(3年,4年) | | 力 |    |  すグラフはどのグラフが適当か | 折れ線グラフ(4年) | | | |  とらえる。     |  単位量あたりの大きさ | | | | | (めもり・単位)(たて棒, | | 解 | 5 解決の実行  | 5  グラフに必要な条件を満たし |  横棒グラフ5年)   | | | |  ながら,グラフを書く。 | ・ 既習事項を想起したり,| | | | | 書き方を思い出したり, | | 決 | 6 見直し    | 6  書いたグラフを見直す。   | 書いたグラフの種類やそ | | | |          | の目的が適していたかを | | | 7 自分の考えの | 7  なぜそのようなグラフになっ |  見直したりするの   | | |  整理    |  たか,また,特徴についてこと |  にメディアを使わせる。 | | |   |  ば(文)でまとめる。     | ・ 自力解決の時間は15分 | | | | | 間設ける。 | | | | | | +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+ | 検 | 8 比較・検討 | 8  書いたグラフを小グラフ黒板 | ・ いろいろなグラフの例 | | | |  を用いて発表する。   | を取り上げ,話し合いを | | |       |  ・補足や修正点,参考点などに | 通して比例のグラフを完 | | 討 | |  ついて話し合う。     | 成し特徴をとらえさせる。| +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+ | ま | 9 まとめ    | 9  比例のグラフの書き方と特徴 |              | | | |  をまとめ,学習シートに書く。 | | | と | | | | | | 10 練習問題 | 10  練習問題を解く。 | ・ プリントを用意してお | | め | | | く。 | | | 11 学習の反省   | 11  今日の学習の反省をする。 | ・ 自己評価させる。 | +-----+-------------------+---------------------------------+---------------------------+