用紙:B5 縦 行数:36 桁数:76 単元「立体」の指導計画15時間の中の7時間目の学習指導案である。                                    単元「立体」の学習指導案 第6学年 算数科学習指導案                      花巻市立笹間第一小学校 山中紀子   日 時 平成4年9月8日(火)2校時 1 単元名   立 体 (東京書籍 新しい算数 6上)  2 単元について    立体図形に関しては,低学年ですでにものの形について観察し,構成活動な どを通して平面図形と区別するなどして,直方体・立方体などが平面図形から 構成されていることなどについて気づかせてきた。4学年では,直方体・立方   体の概念をとらえる活動を通じて,頂点・辺・面の数,面や辺の垂直について   理解している。    本単元では,既習内容をもとにして,柱体(角柱,円柱),錐体(角錐,円   錐)の学習に発展させ,これらの立体の定義や性質などを考察することによっ   て,立体図形に対する理解を深めるとともに,空間図形についての感覚を養っ   ていくことをねらいとする。  本単元の指導にあたっては,角柱や円柱を取り扱うことにより,立体図形を   平面に表したり,平面に表した図から立体図形を思い起こさせたりし,立体や   空間に対する感覚を豊かなものにすることを主なねらいとする。そのため,身   の回りの物を想起させたり立体模型を活用したり,また展開図や見取り図を用   いたりするなどして,柱体としての特徴をとらえられるようにさせたい。研究   主題とかかわって,関連する既習問題との類似点や相違点及び新条件を手がか   りに解決の見通しをもたせる学習シ−トを用いて自力で問題解決を図ることが   できるようにさせる。  3 目 標   (1) 角柱や円柱,角錐や円錐の概念や基本的な性質,円柱や錐体の底面,側面    などについて理解させるとともに,身のまわりからそれらの図形を見いだそ    うとさせる。 (2) 角柱や円柱,角錐や円錐の展開図をよんだり,かいたりすることができる ようにさせるとともに,その構成活動などをとおして構成要素の位置関係な どについて理解させる。   (3) 角柱や円柱,角錐や円錐の立体について,立面図や平面図にあたるものを よんだり,かいたりすることができるようにさせる。 4 本時の指導 (1) ねらい 「角錐」の「底面」「側面」の性質を理解させる。 (2) 展 開 段階 学習内容   学 習 活 動    指導上の留意点 問 1 問題の把握 1 問題を読む。 ・既知事項や求答事項に線を引 題 ・わかっていることは何か きながら問題の読み取りをさ  の 2 既習の類似問 ・求めていることは何か  せる。  理 題の想起 2 にている問題を思い出す。 ・既習の円柱や角錐の学習を想 解 3 学習課題の把 3 学習課題をつかむ。 起させ,学習課題を把握する 握           ようにさせる。 解 4 解決の見通し 4 問題を比べる。 ・既習の角柱とにているところ 決 と計画 ・にているところ 違うところに気づかせながら の ・違うところ 新条件を把握させる。 計 5 調べる観点を話し合う。 ・既習の「角柱の性質」を調べた 画 時の観点を想起させる。 解 5 解決の実行 6 自分の立てた計画を基に ・解決の計画にしたがい,角錐  決 角錐を調べる。 の底面の形や数,側面の形や の それらの関係を調べさせる。 実 6 確かめ 7 問題の条件にあわせて確 ・調べたことを確かめ,表など  行 かめをする。 にまとめさせる。 解 7 発表 8 解決の手順や考え方をふ ・角錐の底面や側面の性質を確 決 りかえり発表をする。 かめ,共通していることや違  の 8 練り合い 9 よりよい解決のしかたを いをまとめさせる。 検 考える。 ・新たにわかったことから次の 討 9 まとめ 10 まとめる。 問題に気づかせる。 10 次への発展 11 次時の学習を知る。