印刷用紙:B4縦 1ページの行数:51 1行の文字数(半角で):100   −−以下 指導案本文−−                 第1学年 算数科学習指導案                                 日 時 平成8年9月26日(木)5校時                                 対 象 男子1名 女子4名 計5名                                 授業者  伊 藤 裕 子 1.単元名 たしざん(2)   (東京書籍 あたらしいさんすう 1年) 2.単元目標   ○ 数の構成や10の補数などの学習経験を生かして、1位数に1位数をたして繰り上がりのある計算の    かたを進んで考えようとする。                       (関心・意欲・態度)   ○ 1位数の構成や10の補数に着目して計算のしかたを考えたり説明したりすることができる。                                         (数学的な考え方)   ○ 1位数に1位数をたして繰り上がりのある計算ができる。          (表現・処理)   ○ 1位数に1位数をたして繰り上がりのある計算のしかたがわかる。      (知識・理解) 3.単元設定の理由  (1)単元について      加法計算について子供たちはこれまでに、1位数と1位数の加法、10と1位数などの加法で、いず     れも繰り上がりのない場合について学習してきている。また、第10単元で3口の加法を学習したが、     これも、繰り上がりのある計算に有効にはたらくことを意図したものである。      本単元では、上記の学習をもとにして、1位数に1位数をたして繰り上がりのある加法計算について     学習する。繰り上がりのある計算はこれがはじめてであり、加法計算の基礎として1学年の重要な内容     である。      ここで扱う計算は、被加数、加数ともに1位数であるが、繰り上がるところを「10といくつ」とと     らえるところが要点となる。つまり、10に対する補数の見つけ方(10のつくり方)をどのようにし     たらよいかという判断のしかたがポイントになる。計算方法としては、加数分解が計算の流れが自然で     あり、最も普遍性があるので、これを第一に学習することにしている。なお、計算方法の理解には、算     数ブロックなどを用いて具体的に操作させ、計算の手順をつかませていく。      しかし、計算の方法はこのほかにもあり、子供によってなじみやすい方法は一定ではないので、計算     に慣れるにしたがって10に対する補数のとり方に弾力性をもたせ、一人一人が考えやすい方法を用い     ることができるようにする。  (2)児童について      子供たちは、5名という少ない人数ではあるが、どの子も1年生らしい活気に満ちてのびのびと学校     生活を送っている。算数の学習では、おはじきや算数ブロックなどの操作にも慣れ、自力で答えを導き     出そうと意欲的に取り組んでいる。発表の場では、5名全員に発表させ、一人一人の考えのよさを認め     合うことができるようにしている。どの子も、できたという成就感や考えが生かされたという満足感を     持つことができるように支援していきたい。      準備テストの結果を見ると、90点1人、80点3人、70点1人であった。間違いの多かった問題は、た     し算かひき算かを判断する問題であり、3名がつまずいていた。このことから、文章題を読んで意味内     容を理解し加法か減法かを決定する力が十分でないことが分かった。計算式や穴埋めの問題については     おおむねできていたが、「4と□で10」、「2と10で□」、「17は□と7」の3問で誤答が出た。いず     れも、本単元の学習の基礎として理解させておかなければならない内容である。朝自習等で復習させ、     定着を図っておきたい。      事前テスト(P1) では、ブロックを使って解決する様子を見た。この単元の第1時で学習する内容     については、2名の児童が加数分解による方法に気づいて答えを求めていた。他の3名は、数え足しで    求めていた。本時の学習内容に関わる問題では、5人とも数え足しをしていた。このことから、4+8     のような計算は、9+4のような計算より10のまとまりを作るのが難しいということが分かる。本時の     指導にあたっては、第1時〜第3時の学習で10のまとまりを作る具体的操作を丁寧に扱い、10のまとま     りを作ることのよさを感得させておきたい。  (3)学習にあたって      本単元で繰り上がりのある計算をはじめて学習するので、この時期の児童にとってかなり抵抗がある     と思われる。一つ一つ数えたしていけば答えは出せるが、この単元では、はやく能率的に計算するには     どうすればよいかを考えることが大切である。そこで、はじめは算数ブロックを用いて操作させ、10     のまとまりをつくり、繰り上がるところを「10といくつ」ととらえられるようにしたい。10に対す     る補数の見つけ方は加数分解、被加数分解の順で学習していくが、どの考え方でも答えは一致すること     を確認したうえで、「10といくつ」のとらえ方はいろいろあることを理解させ、最終的には自分の思     考にあった計算のしかたを認めていくようにしたい。      本時は、まず、4+8の計算を取り上げ、被加数が6以下の場合の計算の仕方について学習していく。     子供たちは、既習経験を生かして加数分解の考え方で解決することが予想される。解決の見通しを持た     せるにあたって、10のまとまりの作り方をどうするのか考えさせ、被加数分解の考え方にも気づかせて     いきたい。いずれの考え方も正解が得られること、10のまとまりをつくるよさが共通していることを     理解させ、計算に応じて使い分けるとよいことをまとめていく。 4.単元の関連と発展 5.学習計画と支援の手立て(15時間扱い) +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |小単元| 学  習  内  容 |時数 関 考|表|知| 支  援  の  手  立  て | +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |1. | 1位数+1位数で繰り上が|2|○|○| | | 10より大きい数の学習を想起させ、10| | |りのある計算(被加数が7〜| | | | | |のまとまりを作ればよいことに気づかせる。| | |9)のしかた | | | | | |ブロックを操作するなかで、加数分解の方法| | 9+4の| | | | | | |を自ら見つけるようにしたい。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | けいさん 上記の計算の練習 |1| | |○| | 8+3の計算ではブロックを操作しながら| | | | | | | | |説明させ、理解を確かなものにする。一人一| | | | | | | | |人の実現状況に応じて、念頭での計算ができ| | | | | | | | |るようにしていく。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 1位数+1位数で繰り上が|1|○| | | | 前時までの学習から10のまとまりを作れ| | |りのある計算(被加数が6以| | | | | |ばよいことに気づかせる。加数分解も被加数| | |下)のしかた | | | | | |分解も認めたうえで、被加数分解をしたほう| | | 【本時】 | | | | | |が計算しやすくなる場合があることに気づく| | | | | | | | |ようにする。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 上記の計算の練習 |1| | |○| | 自分の思考にあった計算のしかたを認めて| | | | | | | | |いく。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |2. | 文章題を解決すること |2| | |○| | 合併の場面、増加の場面に繰り上がりのあ| | | | | | | | |る加法を適用して、自力で問題解決を図るよ| | たしざんの | | | | | |うにする。また、身の回りの事象を題材にし| | もんだい | | | | | |て作問させたい。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |3. | 計算カ−ドによる加法計算|5|○|○| | | カ−ド練習を通して、反射的に正しい答え| | |の練習 | | | | | |が言えるまでに習熟させるのがねらいである| | | | | | | | |が、方法に変化をもたせて意欲的に取り組む| | けいさんの | | | | | |ようにしたい。計算が完全に身についた段階| | | | | | | | |で、カ−ドの数字の並び方に着目し、関数的| | れんしゅう | | | | | |な見方の素地指導を行う。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 「れんしゅう」 |1| | |○|○| 補充問題を用意する。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | ゲ−ム活動による加法計算|1| | |○|○| ゲ−ムを通してたのしく計算の習熟が図れ| | |の練習 | | | | | |るようにする。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |まとめ|学習成果の診断(テスト) |1| | |○|○| 事後(P2)テスト、ワ−クテストを実施 | | | | | | | | |し、必要に応じて補充学習をする。 | +−−−+−−−−−−−−−−−−−+−+−+−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 6.本時の指導  (1)目標   ・ 10の合成・分解の学習経験を生かし、1位数+1位数で繰り上がりのある計算方法を進んで考えようとする。     (関心・意欲・態度)  (2)展開 +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ |段階 学習活動 | 教師の働きかけ | 予想される児童の反応 | 支援の手立てと評価の観点 | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | |1.学習問題を|・卵は何個ずつ入っています|・4こと8こ | (卵の絵、紙板書) | | | つかむ。 | か。 | |・身近な素材を取り上げることに| |つ| | +−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | より、学習への意欲を持たせた| | | | | あわせると なんこですか。 | | い。 | | | | +−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | | | |・立式 |・どういう式になりますか。|・4+8 |・2つの数の集合を合わせるので| | | | | | たし算の問題だということを確| |か| | | | 認する。 | | |・既習事項との|・前に勉強した式とどんなと|・右の数の方が左の数より大き|・前時で学習した式と比較し、本| | | 比較 | ころが違うでしょうか。 | い。 | 時は被加数より加数の方が大き| | | | | | いことに気づかせる。 | | |2.学習課題を|・今日の勉強のめあてをどう|・4+8の計算のしかたを考え| | |む| つかむ。 | しますか。 | よう。 | | | | | +−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | | | | | 4+8の けいさんの しかたを | | | |5| | | かんがえよう。 | | | |分| | +−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ |よ|3.解決方法を|・答えはなんこぐらいになり|・10こより多い |・絵や既習のたし算から答えの見| | | 予想する。 | そうですか。 |・12こ | 通しを持たせる。 | |そ| |・何を使って考えますか。 |・ブロック | | | | | |・式 | | |う| |・ブロックをどのように置け|・4こと8こ。 | | | | | ばいいでしょう。 | | | |す| |・今までに勉強したどんな考|・10のまとまりを作る。 |・前時までの考え方を想起させな| | | | え方が使えそうですか。 | | がら、解決の手がかりをつかま| |る| |・どのように10のまとまりを| | せる。 | | | | 作ればいいのか、考えて | |・10のまとまりをどのように作る| |3分 | みましょう。 | | のか、手がかりを与える。 | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | |4.自分の考え|・では、自分の力でやってみ|@ 加数分解による方法 |◎10の合成・分解の学習経験を生| | | た方法でやっ| ましょう。 |ア.ブロックで | かし、進んで考えようとしてい| |や| てみる。 | | 4に6をたして10、10と2| るか。(関心・意欲・態度) | | | | | で12になる。 |・数え足しをしている児童には、| | | | |++++++++++++++| 見通しの段階に戻り、10のまと| | | | |++++++++++++++| まりを作ればよいことに気づく| |っ| | | | よう支援する。 | | | | |イ.式で |・ブロック操作ができた児童には| | | | | 4 + 8 = 12 | ことばで説明しながら操作する| | | | | ∧ | よう指示し、式も書いてみるよ| |て| | | 10 6 2 | う勧める。 | | | | | |・1つの方法で終わっている児童| | | | |A 被加数分解による方法 | には、他の方法はないか考えさ| | | | |ア.ブロックで | せる。 | |み| | | 8に2をたして10、10と2で| | | | | | 12。 | | | | | |++++++++++++++| | | | | |++++++++++++++| | |る| | | | | | | | |イ.式で | | | | | | 4 + 8 = 12 | | |10| | | ∧ | | |分| | | 2 2 10 | | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | |5.自分の考え|・自分の考えを発表しましょ|(発表) |・10のまとまりをどのように作っ| | | た方法を発表| う。友達の考えが同じか違| | たかに重点をおいて説明させる| |た| する。 | うか、比べながら見ましょ| | | | | | う。 | | | | | |・友達の考えで似ているとこ|・どちらも10のまとまりを作っ|・どの考えも既習事項を生かし、| | | | ろをみつけましょう。 | ている。 | 10のまとまりを作って解決でき| |し| | | | たことを積極的に認める。 | | | |・はやく答えが出せるのはど|・8に2をたしたほう。 |・ブロック操作と式を照らし合わ| | | | ちらですか。 | | せ、4+8の計算では、被加数| | | |・それはどうしてですか。 |・はやく10のまとまりが作れる| 分解の方がやりやすいことに気| |か| | | から。 | づかせる。 | | |6.解決方法を|・一緒に式を書きましょう。| |・被加数分解の方法をノ−トに書| | | まとめる。 |+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | かせる。 | | | ||@ 4+8=12 A 4+8=12 | | | |め| || ∧ ∧ | | | | | || 10 6 2  2 2 10     | | | | | |+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | | |7.類題を解く|・3+8を、はやくできるや| |・初めにブロックで取り組ませ、| |る| | り方でやってみましょう。| +++++++++++++| 被加数分解の方がやりやすいこ| | | |・どのようにやったか発表し| +++++++++++++| とを確認する。 | | | | てください。 | | | | | | | 3 + 8 = 11 | | | | | | / | | | | 1 2 10        | | | |8.本時の学習|・今日の勉強をまとめます。| |・課題にふり返って考えさせる。| | | をまとめる。| | |・10のまとまりを作り、計算に応| | | |+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | じて加数分解と被加数分解のや| | | || 4+8のけいさんも、10のまとまりを | | りやすいほうを使うとよいこと| |17| || つくってかんがえます。 | | をまとめる。 | |分| |+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | |9.練習問題を|・練習問題をしましょう。 | |・すぐに答えが出せない児童には| |ふ| 解く。 | | | ブロックを使って求めさせ、念| |り| | 2+9 5+7 | | 頭操作に移行させる。 | |か| | | |・念頭操作で求めた児童には、ブ| |え| | | | ロックで確かめさせる。 | |る|10.ふりかえる。|・今日の勉強で分かったこと|・大きい方の数を10のまとまり|・今日の学習をふりかえり、満足| | | | や感想を書いて発表しまし| にしたら、やりやすかったで| 感を持たせたい。 | | | | ょう。 | す。 | | |10|11.次時の予告|・明日は、今日べんきょうし| | | |分| をする。 | た4+8のような計算を練| | | | | | 習します。 | | | +−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+  (3)評価 +−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | | A 十分満足できる | B おおむね満足できる | C 努力を要する | +−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ |関心・意欲・|・前時までの学習経験を生かして|・前時までの学習経験を生かして|・教師の支援により、前時までの| |態度 | 進んで考え、よりよい方法を考| 進んで考えようとしている。 | 学習事項を生かして考えようと| | | えようとしている。 | | している。 | +−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+  (4)板書計画 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |[もんだい] +−[めあて]−−−−−−++−[まとめ]−−−−−−−−−−−−−+ | | | 4+8の けいさんの|| 4+8のけいさんも、10のまとまりを| | | (卵の絵) |しかたをかんがえよう。||つくってかんがえます。 | | | +−−−−−−−−−−−++−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ [れんしゅうもんだい] | | あわせると なんこですか。 | @ 4 + 8 = 12 A 4 + 8 = 12 | | | | / | 4 + 8 | 10 6 2 2 2 10 | 3+8=11 | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ ∧ | |[よそう] 1 2 10 | | ・10よりおおい。 | | ・12こくらい。 +−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−+ | |[なにをつかって] | 4 + 8 = 12 | | 4 + 8 = 12| 2+9=11 5+7=12| | ・ブロック | / | ・しき | 10 6 2 | |2 2 10 | 1 1 10 2 3 10 | | +−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−〈解決方法〉−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | @−ア ブロックで加数分解 A−ア ブロックで被加数分解 | | | | | | | | | | | | @−イ 式で加数分解 A−イ 式で被加数分解 | | | | 4 + 8 = 12 4 + 8 = 12 | | / | 10 6 2 2  2 10 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+