印刷用紙:B4横 1ページの行数:66 1行の文字数(半角で):152   −−以下 指導案本文−−                             第1・2学年複式算数科学習指導案                                         日 時  平成8年10月25日(金) 2校時                                         児童数  1年 男1名      計1名                                              2年 男1名 女6名  計7名   指導者 冨 田 美 奈 子 | | 1.単元名 かたちあそび (あたらしいさんすう 東京書籍p.1〜54) | 1.単元名 三角形と四角形 (新しい算数下  東京書籍p.2〜11) | 2.単元の目標 2.単元の目標  ◎共通目標    具体的な操作をとおして、図形について基礎的な概念を理解する。     ○ 具体物の観察や形の構成などの操作をとおして、立体図形や平面図形に親 ○ 具体的な操作活動をとおして、三角形、四角形や正方形、長方形、直角三 しみ、それらの理解の基礎となる経験を豊かにする。 | 角形などの構成要素をとらえ、それらの概念を理解する。 | [関・意・態]身の回りのものの中から形を認めたり、形の特徴をとらえよ [関・意・態]図形の美しさに関心をもち、身の回りから三角形、四角形など うとする。        の形を見つけようとしたり、用語を日常生活に生かそうとする。 [考え方] 形以外の属性を抽象することによって、身の回りのものの形 [考え方]  辺や角などの構成要素に着目して図形を弁別することができる。 の特徴をとらえたり分類したりすることができる。 | [表・処] 身の回りの具体物などを使って、いろいろなものの形を構成 [表・処]  三角形、四角形や正方形、長方形、直角三角形などを弁別した することができる。 | りかいたりすることができる。 [知・理] 具体物の観察・分類などをとおして、基本的な平面図形や立 [知・理]  三角形、四角形や正方形、長方形、直角三角形などの定義や性 体図形の特徴がわかる。 | 質がわかる。 | | 3.単元について | 3.単元について 1 教材について | 1 教材について 子供は日常生活において、直方体、円柱、球などの立体図形を認めたり弁     1学年では、子供は身のまわりにある具体物について、その観察や、それ 別すること、あるいは、四角形、三角形、円などの平面図形を認めたり弁別     を用いた形づくりなどの操作を行うとともに、立体図形の面を写し取る活動 すること、また平面図形を弁別することは素朴ながら行っている。 | をとおして、平面図形の特徴に気づかせるようにしてきた。 しかし、形を図形として認めているとはいえず、形の大小や色、位置など     その活動の中で、「しかく」「さんかく」「まる」といった日常語で図形 も含めて形をとらえている段階といえるし、身のまわりにあるものの多くは     に名称を与えることも学習してきた。また、色板やひごなどを用いて図形を 立体であるため、平面図形と立体図形の弁別も感覚的なものといえる。    構成する活動をとおして、面から輪郭に着目するなど、図形についてのある 本単元は、子供が興味をもって活動する中で操作や観察を取り入れて、基 | 程度の理解がなされてきている。 本的な図形の特徴に着目して図形の弁別ができるようにするとともに、日常      本単元では、これまでに培った図形についての初歩的な理解のうえにたっ の言葉を用いて図形の特徴に着目して図形の弁別ができるようにすることを     て、三角形、四角形などの図形を構成する要素、およびその数に着目するな ねらいとしている。    ど、基本的な平面図形を弁別する観点を与え、これに基づいて三角形、四角 そこで、子供が日常手にしたり目に触れたりする機会の多い立体図形を取 | 形を定義する。 り上げ、興味・関心を高めてから、続いて立体図形の面に着目させることを      さらに直角の概念を導入し、辺の長さを比較するなどの図形を弁別する観 とおして、平面図形を取り上げるようにしたい。     点を与えて、長方形、正方形、直角三角形を定義するなど、基本的な平面図 本単元は図形の入門期の指導であることから、身の回りのものに充分に触 | 形の概念を理解させることがねらいである。 れさせる操作活動を中心とした学習活動を展開していくことにより、興味・     本単元は、本格的な図形指導がなされる始めの段階であるが、この学年の 関心を高めることができ、今後の学習に対する意欲につながるものと考える。    発達段階を考慮すると、抽象的に扱うことはできないので、動物を囲んだり、     紙を切ったり、折ったりする具体的な操作活動、あるいはゲ−ムなどをとお | して興味・関心を高め、意欲的な学習活動を展開していきたい。 | 2 子供について | 2 子供について 身のまわりの具体物に関心をもって操作活動を行う学習は、水のかさや、      前学年の個人カルテから、子供たちは、1学年の図形の操作活動を興味を 長さを比べる経験があるが、本単元が、入学して初めての図形学習である。    もって学習することができ、色板並べ等の操作活動は自分なりの表現ができ 日常では「まる」「さんかく」「しかく」の用語を使い、弁別をしているが、| たことがわかっている。 感覚的なものである。      しかし、辺、頂点については、「へり」「かど」という用語で感覚的に使 事前テストでは、「まる」「さんかく」「しかく」の弁別はできていたも     っている程度である。1年生の既習内容である「さんかく」「しかく」の意 のの、大きさが変えてあったり、傾けてあるものはそうとは認めることがで    味と弁別は全員ができていたが、未習内容の辺の長さや数に着目して平面図 きなかった。 | 形をとらえることにはまだ気づいていない。 本児は、空箱や身の回りの材料を使って工作をすることに関心がある。図     本学年の子供は、自分なりの考えをもって操作活動をすることができ、絵 工単元と関わって、空箱、かんなどを自分で集めさせることを事前に行い、    や図や言葉で表現することに関心がある。また、反面、持続力にやや欠ける 日常的に触れさせる機会を多く経験している。 | ところがある。 1名の1年生であることから、2年生との共通部分を可能な限り多くし、      今年度から複式学級になったため、間接時における学習のすすめ方の定着 授業をすすめてきた。その中で、操作活動を好んで行い、自分で学習をすす     が不充分なところもあるが、1年生の「みとおす」には積極的に発言するな めるようになってきているが、間接指導の時間が長くなると集中力が欠けて | ど、共に学び合おうとする意識が高い。 くることがある。 | | 3 指導にあたって | 3 指導にあたって 入門期の指導であることから、絵ではなく実物に触れることによって図形     本単元では、操作活動や遊びをとおして学習活動を展開することになるが、 の概念が得られるものであることを考慮し、具体物を観察し、手で動かすこ     指導にあたっては、作業の目的や手順を明確にとらえさせ、目的に応じた正 とを大切に指導過程に取り入れていきたい。    確な作業をすすめるよう留意していく必要がある。そして、作業結果に対し この時期の子供は、位置にとらわれて「形」を認めないことがあるので、 | ては、必ず目的にあったものであるかを確かめさせたい。 位置を変化させたり、大きさや形の違ったものを示すなどいろいろな場合を     図形の定義に関しては、発達段階を考慮し、図形の弁別や作図の際に定義 取り上げるようにしたい。    を用いて考察させ、基礎的な理解を大事に考えさせるとともに、遊びやゲ− また、発達段階から、具体物から図形を抽象していく過程を丁寧に扱うよ | ムを取り入れながら習熟を図りたい。 うにする。      また、図形の観点を豊富にしていくために、辺や頂点の個数に着目するこ 形のもつ機能的側面に着目させる過程においては、「玉の形」はまるいと    とや構成要素の量の大きさに着目させたい。平面図形の三角形、四角形を、 いう特徴からよくころがり、「ボ−ル」として子供の身の回りで使われてい |   辺や頂点の数、長さ、直角の有無などに視点をあてて考えさせたい。 ることなどに関心がもてるよう遊びやゲ−ムをとおしてつかませていきたい。      三角形、四角形をより身近な図形としてとらえ、これらの図形に対する興 単元末には、立体の面を写しとる活動を取り入れ、絵をかかせるが、平面     味・関心が持続・発展するように操作活動や遊びを指導計画に組み入れてい 図形に着目させ、図形に対する興味・関心を高めていきたい。    く。そして、自分の課題としてとらえていくことができるよう、既習事項を     活用させながら、遊び方を考えさせたり、応用を考えさせることをとおして | 意欲を高めたい。 | @ 単元あたりの指導過程の工夫 | @ 単元あたりの指導過程の工夫 本単元では、単元をとおして遊びを取り入れた学習を組み入れ、学習内容     本単元では、単元をとおして三角形、四角形がより身近に感じることがで を身につけさせるとともに、図形に関する興味・関心を高めていく。     きるよう、「かたちのくににいこう」という単元をとおした目的をもたせ、 身の回りの具体物から動物などの概形を構成する遊びやころがしゲ−ム・ | 毎時間具体的操作を取り入れていく。 積木つみ競争などから、形の機能的な側面をとらえていくようにさせる。    単元始めには、動物を直線で囲む活動をとおして、興味や関心を高めると また形を抽象し、特徴をとらえさせるために形あてゲ−ムを取り入れてい     ともに学習の見通しをもたせる活動を行い、意欲化を図りたい。、また形の く。    弁別に関しては直角や辺、頂点に視点を当て弁別するゲ−ムを行うが、分け このように立体図形に親しみをもたせたあとに平面図形から具体物を想起     方や点数など子供同士に考えさせる場を設定し、自らゲ−ムを作り上げるこ させ、絵を構成するなど、経験を豊かにしていきたい。 | とにより、学習に対しての意欲が持続できるように工夫したい。 | A 学習形態の工夫 | A 学習形態の工夫 本学年の子供は1名であることから遊びは主に教師とともに行うが、「つ     基本的には個別学習とするが、ゲ−ムなどの操作活動には、ペア学習や、 かむ」「みとおす」では、2年生に発言させ、単元をとおして一体感をもた | グル−プ学習を取り入れる。 せていきたい。      また本学年は7名であることから見通しや比較検討の間接時にガイド学習 個別指導の時間では、机間指導の際、支援の時間を確保し、賞賛をとおし | を取り入れていくことにより、間接指導の効率化を図りたい。 て意欲化を図る。    また、作図活動においてはコ−ス別学習を取り入れ興味・関心を高めてい また「ふりかえる」では、自分の活動を発表させ、2年生から認め、励ま | くことにより、意欲化を図りたい。 してもらうことを随時行うことによって、次時への意欲につなげていきたい。| | | | B 学習環境の工夫 | B 学習環境の工夫 本単元では、身の回りの具体物を観察する活動が多く行われることから、      図形学習の教具は、いつでも子供が身近に操作できるように設置しておく 子供自身が集めた具体物をいつでも使えるコ−ナ−を用意しておく。 | ことが興味・関心を高めることにつながると考える。 また、遊びのスペ−スを教室内に用意しておくとともに、子供自身が作    1年生での既習活動を想起できるような色板やひごが使えるコ−ナ−や、 成したり、まとめたものを後で2年生とともに遊べるようにしておく。 | ジオボ−ドを用意しておく。 単元始めには、意図的に教室内に形に関係する掲示物や遊び道具を設定      また、学習のまとめを学習コ−ナ−に掲示し、前時の想起に役立てていき することにより、図形に対する興味・関心を喚起することから始めたい。 | たい。 また、単元末には、2年生が作成した平面図形の構成を掲示し、発表の | の手助けとする。 | | 4.単元の系統性 | 4.単元の系統性 | | | | | | | | | | | | | | | | | | 5.単元の指導計画 +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |段 階 | 1 学 年 | 時 | 2 学 年 | 段  階 | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |つかむ |身の回りの具体物の概形をとらえ、立体図形で構成すること(本時) 1 |三角形、四角形の概念 (本時)  つかむ | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |みとおす |立体図形の機能に着目すること | 2 |「辺」や「頂点」の意味 | みとおす | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |やってみる|立体図形の特徴をとらえたり、分類すること | 3 |「直角」の概念 | やってみる| | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |平面図形を認め、親しむこと、とらえたり弁別すること | 4 |「長方形」の概念 | | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |まとめる |平面図形の特徴をとらえ、いろいろなものの形を構成すること | 5 |「正方形」の概念 | | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ ひろめる・ふりかえる 立体図形・平面図形に親しみ、経験を豊かにすること | 6 |長方形と正方形の簡単な作図 | まとめる | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | 7 |直角三角形の概念、直角三角形の簡単な作図 | ひろめる | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | 8 |やってみよう |ひろめる・ふりかえる +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ 6.本時の指導 | 6.本時の指導 1 目標 | 1 目標 ○ 立体図形に親しむ。 | ○三角形、四角形の概念を理解する。 ○ 箱などの身の回りの具体物の概形をとらえ、立体図形の特徴や機能をと | らえる。 | | [関・意・態]◎身の回りの立体図形の特徴や機能を生かして、すすんでいろ | [関・意・態]◎すすんで三角形や四角形をみつけようとする。 いろなものの形を構成しようとする。 | [考え方] ○具体物を観察し、概形から形をとらえることができる。 | [考え方] ○直線の数(辺)に着目して三角形や四角形の特徴を考える | ことができる。 [表・処] ○具体物の概形や特徴をとらえて、いろいろなものの形を構成    [表・処]  ○定規を使って直線を引き、三角形や四角形がかくことができ することができる。 | る。 [知・理] ○具体物の観察をとおして、基本的な立体図形の特徴がわかる。| [知・理] ○3本の直線で囲まれた形を三角形といい、4本の直線で囲 | まれた形を四角形ということがわかる。 | 2 本時における興味・関心を高める指導過程の工夫 | 2 本時における興味・関心を高める指導過程の工夫 @興味・関心を高める問題提示の工夫 | @興味・関心を高める問題提示の工夫 視聴覚機器から写真を提示し、ものの概形をとらえさせ、空箱や空缶な | 直線で動物を囲むという活動をとおして、本単元への興味や関心を高 どから動物を作るという遊びを取り入れた問題を提示することにより、興 | め、学習の見通しがもてるようにする。その際、直線で囲む必要性をも 味・関心を高めていく。 | たせた発問をしていくことにより、三角形、四角形の特徴をつかませて 空箱や空缶は子供に事前に集めさせたものを使うことによって、身の回 | いきたい。 りの立体を構成することにより関心が高まるようにする。 | 学習内容と関わって、動物を囲む活動が三角形、四角形の構成に結び 動物を作らせる場合には、写真の例にとらわれることなく、自由な発想 | つくような問題提示の工夫を行っていく。 で作らせることを大事に扱いたい。 | また問題提示の際、視聴覚機器を使い、より「おもしろそうだな。」 なお、本学年の子供は1名であることから、教師が作った作品も提示し、| 「やってみたいな。」と思わせるような操作活動を工夫していく。 多様な発想をひきだしていきたい。 | | A興味・関心を持続・発展させる単位時間あたりの指導過程の工夫     A興味・関心を持続・発展させる単位時間あたりの指導過程の工夫 「つかむ」では2年生とともに写真を見たり感想をのべあう中で、「作 | 「つかむ」「みとおす」では、共通導入とし、場面に対して興味・関 ってみたい。」という意欲がもてるよう共通導入とする。また、「みとお | 心をもてるよう時間を確保したい。 し」では、2年生の発言をもとに自分なりの考えをもたせるようにしてい | 「やってみる」では、個別学習とし、机間指導をとおして支援するこ く。 | とにより興味・関心を持続させていきたい。 「ひろめる」においては、自分で作りたいものを作る活動を取り入れ、 | また、簡単な答え合わせは、ガイド学習とし、子供の学習活動がとぎ 「ふりかえる」において2年生に見てもらうという形をとり、一体感を味 | れないように効率的に行う。 わわせたい。 | | B個人カルテをもとにした支援の工夫 | B個人カルテをもとにした支援の工夫 間接指導が長くなると、一人のためか自信をもって学習をすすめること | 位置がかわると形として認めることが苦手な子供がいるので、助言す ができないので、個別指導の際、励ましていく。 | る。 また、身の回りのもので工作をすることを好むことから、経験を話させ | また、直線を引くという技能に習熟していない子供には、作業能力を ることにより、多様な発想をひきだしていくよう支援する。      事前に高めるよう練習させるとともに、机間指導で支援する。 | | C学習環境の工夫 | C学習環境の工夫 問題提示にあたっては、興味がもてるよう実物の写真を用意する。 | 問題提示や発表においては、視聴覚機器を使えるようにしておき、興 子供が集めた具体物を自由に使えるようスペ−スを確保し、作業にのぞ | 味・関心を高める。 ませる。学習コ−ナ−には、事前に形について関心がもてるような掲示を | 「頂点」「辺」の理解を日常的に行うため、ジオボ−ドを教室におく。 しておく。 | また、直線や1年生の学習に関する既習事項を学習コ−ナ−に掲示し 視聴覚機器を利用し、発表などにいつでも利用できるようにしておく。 | ておき、活用させたい。 |                            6板書計画・学習環境計画 【板書計画】 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−+ | | |問題 | やってみる |かたちのくににいこう| |問題 | やってみる | | | | +−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−+ どうぶつランド +−−−−−−−−−+ | | | | +−−−−−−−−−+ +−−−−−−−+ +−−−−−−−−−+ +−−−−−−−+ | | 課題 | まとめ | 課題 | まとめ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−+ +−−−−−−−+ +−−−−−−−−−+ +−−−−−−−+ | | 見通し 見通し | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 【学習環境計画】 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 黒 板 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−− +−−−−−−−−−+ | 本 |教材提示装置TV +−−−−ま +−−−−−+ | 単 +−−−−−−−−−+ と | 教 卓 | 1| 元 +−−−+ | | | め | | +−−−−−+ 年| に [2年] る | 机 | [1年] |学関 +−+−+ | +−−−−−−−−−+−−−−+ |みとおす・ふりかえる |習連 | +−−+−−−−−−−−+ | | +−−−++−−−+ | | +−+−+ |内す | |C2 →|C5 | | |ふ |C1 +−−−−+ |容る | +−−−++−−−+ | |り +−−−+ |や +−−− | ↓ 〓 | |か |っ | 本 | +−−−++−−−+ | |え +−−−−−−−−−−+|て | 単 | |C3 →|C6 | | |る |ワ−クスペ−ス ||み 学 | 元 | | || | | +−−−+ ++ | | +−−−++−−−+ | | | る 習 2| に |+−−−++−−−++−−−+ | | コ 年|学関 || || || | +−−−−−−−−−−+ | ||C4 →|C7 →|C8 | | |習連 |+−−−++−−−++−−−+ ナ |内す | やってみる | | |容る +−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−− | | | | −−−−−−−−−−子供の働きかけ | |ジ図 | | 共|オ形 | −−−−−−−−−−子供の動き | 通|ボに | | ||関 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |ドす | る +−−− −−− 3本時の展開                   【 1 年 】                                  【 2 年 】 +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ 段階 興味・関心、意欲を高める手立て・評価 |支 援 の 手 立 て | 子 供 の 活 動 |形態 | 子 供 の 活 動 |支 援 の 手 立 て 興味・関心、意欲を高める手立て・評価 段階 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ |つ ○単元の始めに「かたちのくにに行く」 C1に対して | +−−−−+−−−+−−−+ ・C3、C5、C8に対し ○単元の始めに「かたちのくにに行く」 |つ | |か | という設定で導入することにより、 ・発言をさせ、自信をもた | | かたちのくににいこう | | ては、自分なりの意欲を | という設定で導入することにより、 |か | |む | これからの学習に対する意欲化を図 | せる。 | +−−−−+−−−+−−−+ | とくに発表させるように | これからの学習に対する意欲化を図 |む | | | る。 | 1.問題意識をもつ。 | ■ 1.問題意識をもつ | する。 | る。 | | | | | |+−−−−−−−−−+| ■ |+−−−−−−−−−+ ・同じ点は1回だけ使う、 | | | | ○動物の写真や教師の作品を見せるこ ・意欲がもてるように助言 || どうぶつをつくり || ■ || どうぶつを直線で || ものさしを使って直線を ○ライオンから動物を守るために柵が | | | | とにより、空箱や空缶で製作するこ | する。 | ましょう。 || ■ | かこみましょう。 || 引くなどの約束をする。 | 必要だ、という解決の必然性をもた | | | | とに興味をもたせる。 | |+−−−−−−−−−+| ■ |+−−−−−−−−−+ ・理解がやや遅いC5、C | せた問題を提示し、興味・関心を高 | | | ○自分の製作したい動物を発表させ、 ・発表を2年生に認めさせ、2.課題をつかむ。 | ■ 2.課題をつかむ | 8が約束がわかったかど | める。 | | | | 意欲づける。 | 一人でやろうとする気持 | | ■ | | うか確認してから次の活 | | | | ※すすんで動物の製作に取り組もうと | ちにつなげる。 |+−−−−−−−−−+| ■ |+−−−−−−−−−+| 動にうつる。 ※すすんで動物囲みをしようとする。 | | | | る。 | | はこやかんでいろい || ■ | 直線でかこむとどん | ・C7は、課題作りで発言 | | | | | [観察、発表]| | ろなものをつくろう。 | ■ | な形ができるか考え || させ、自信をもって本時 | [観察、発表]| | | | | |+−−−−−−−−−+| ■ | よう。 || の学習に臨ませる。 | | | 8分 | | | | ■ |+−−−−−−−−−+| | 8分 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ |み | | 3.解決の見通しをたて ■ 3.解決の見通しをたて | | |み | |と | | | る。 ■ | る。 | | |と | |お ○立体図形の特徴や機能の使いみちを ・それぞれの立体図形の特 |・重ねてみる。 ■ |・点と点を結んだとき ・ノ−トや学習コ−ナ−を ○学習コ−ナ−には、既習内容を具体 |お | |す | 話させることにより、次の活動への | 徴や機能の見通しをたて |・ころがす。 ■ | の形を想起する。 | 活用し、既習事項を想起 | 的にまとめたものや子供のまとめを |す | | | 意欲につなげる。 | させ、どこに使うとよい |・並べる。 ■ |・ひごならべを想起す | させる。 | 掲示し、自分で見通しをたてようと | | | | | か、考えさせる。 | | ■ | る。 ・C4、C5は、既習事項 | いう意欲をもたせる。 | | | ※見通しをたてることができる。 | | | ■ | | の想起などで発表させた | | | | | [発表]| | | ■ | | い。 ※見通しをたてることができる。 | | 7分 | | | | ■ | | | [発表] 7分 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | | | 4.課題を解決する。 | ■ 4.課題を解決する。 | | | | |や ○写真や作例にとらわれず、自由な発 ・作りたいものの特徴や機 |・平らなものは積み重 | ■ |・動物囲みの約束をし ・同じ本数で囲まれている ○柵が閉じることが大事であることを |や | |っ | 想で製作するように指示する。 | 能を生かすには、どの箱 | ねることができる。 | ■ | ながら作業をすすめ | 動物や囲んだ形に着目す | 知らせ、作業の意欲化につなげる。 |っ | |て | | や缶をどのように用いれ |・円柱状のものは、横 | ■ | る。 | るよう助言する。 | |て | |み ※身の回りの立体図形の特徴や機能を | ばよいかを助言しながら | にするところがる。 | ■ |・それぞれの動物は何 ・直線の引き方に習熟して ※すすんで動物を囲んだ直線を調べた |み | |る | 生かして、すすんでいろいろなもの | 子供自身に考えさせる。 |・長いものを作るとき | ■ | 本の直線で囲まれて | いないC8、作業が雑に | り、動物を囲んだ図を観察すること |る | | | の形を構成しようとする。 | | は、直方体の1番長 | ■ | いるか調べる。 | なりやすいC3に対して | ができる。 | | | | [机間巡視・作品]| | い辺を使う。 | ■ | | は個別指導を行う。(個カ)| [机間巡視・ワ−クシ−ト]| | | ※最後まで取り組むことができる。 | | | ■ | ・C6は、直線を引く作業 ※最後まで取り組むことができる。 | | | | [机間巡視・作品]| | | ■ | | に習熟しているので、自 | [机間巡視・ワ−クシ−ト]| | | | | | | ■ |・動物を囲んだ図を観 | 信をもたせるよう助言す | | | | | | | | ■ | 察してわかったこと | る。 | | | | | | | | ■ | をワ−クシ−トにか ・C8には観察の視点を助 | | | | | | | | ■ | く。 | 言する。 | | | | | | | | ■ | | | | | | | | | | ■ | | | | | 17分| | | | ■ | | | 17分 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | | | 5.学習のまとめをする。 ■ 5. 学習のまとめをする。 | | | | | | | |■ | | | | | |ま |○立体図形の機能が身の回りのもの ・一人なので教師とともに |・わかったことを発表 |■ |・わかったことを発表 ・「3本の直線で囲まれた」 ○新しくわかったことを自分なりのこ |ま | |と | に役立ててあることに気づかせ、 | まとめを行うが、できる | する。 |■ | する。 | というときは、閉じた形 | とばで発表させる。 |と | |め | 関心を高める。 | だけ子供の言葉でまとめ +−−−−−−−−−−+|■ |+−−−−−−−−−+| であることを確認する。 | |め | |る |※自分の考えをすすんで発表する。 | る。 |はこやかんはつみかさ||■ | 3本の直線で囲まれ || | |る | | | [発表]| |ねたり、ころがすこと||■ | た形を三角形という。 ・C2に対しては、自分の ※自分の考えをすすんで発表する。 | | | | | |ができる。 || ■ | 4本の直線で囲まれ || 考えに対して自信をもた | [発表]| | | | | +−−−−−−−−−−+| ■ | た形を四角形という。 | せるよう助言し、まとめ | | | | | | | | ■ |+−−−−−−−−−+| を自分の言葉でさせる。 | | | | | | | | ■ | | | | | 8分 | | | | ■ | | | 8分 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | | | 6.学習をふりかえる。 | ■ 6.学習をふりかえる。 | | | | |ふ |○2年生にみてもらう、という形を ・できあがった作品を2年 |・今日の学習について、| ■ |・今日の学習について、 ・自分をふりかえるととも ○どの子の感想も認め、次時への意欲 |ふ | |り | とり、一体感を味わわせ、意欲化 | 生に認めさせる。 | ふりかえりカ−ドに | ■ | ふりかえりカ−ドに | に、友達のよさを認める | につなげる。 |り | |か | を図る。 ・感想をはっきりと言える | 書く。 | ■ | 書く。 | ようにさせる。 | |か | |え | | よう支援する。 | | ■ | ・C5に対しては、自分の | |え | |る | | | | ■ | | 考えを発表させる場とし | |る | | | | | | ■ | | て、特に支援する。 | | | | | | 7.次時の学習について | ■ 7.次時の学習について | | | | | | | | 知る。 | ■ | 知る。 | | | | | |※次時への期待感をもつことができる| |・形しらべを行うことを| ■ |・三角形と四角形の特 | ※次時への期待感をもつことができる。| | | | [発表・ふりかえりカ−ド]| | 知らせる。 | ■ | 徴を調べることを知 | | [発表・ふりかえりカ−ド]| | | | | | | ■ | らせる。 | | | | | | | | | ■ | | | | | | | | | | ■ | | | | | | | | | | ■ | | | | | | | | | | ■ | | | | | 5分 | | | | ■ | | | 5分 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ 4評価 |4本時の評価 [関・意・態] ◎身の回りの立体図形の特徴や機能を生かしてすすんでいろいろなものの形を構成しよ|[関・意・態] ◎すすんで三角形や四角形をみつけようとしたか。 うとしたか。 | [考え方] ○具体物を観察し、概形から形をとらえることができたか。 |[考え方] ○直線の数に着目して三角形や四角形の特徴を考えることができたか。 [表・処] ○具体物の概形や特徴をとらえて、いろいろなものの形を構成することができたか。 |[表・処] ○定規を使って直線を引き、三角形や四角形がかくことができたか。 [知・理] ○具体物の観察をとおして、基本的な立体図形の特徴がわかったか。 |[知・理] ○3本の直線で囲まれた形を三角形といい、4本の直線で囲まれた形を四角形ということが | わかったか。 |