印刷用紙:B4縦 1ページの行数:56 1行の文字数(半角で):150   −−以下 指導案本文−−   第5・6学年複式算数科学習指導案 日 時 平成8年10月25日(金) 2校時 児童数 5年 男子3名 女子3名 計6名 6年 男子2名 女子2名 計4名 指導者 菅 野 光 晴 1.単元名 四角形と三角形の面積 |1.単元名 立体の体積と表面積 ( 新しい算数上 東京書籍 80〜95ページ ) ( 新しい算数下 東京書籍 46〜59ページ) 2.単元の目標 |2.単元の目標 ◎共通目標 三角形や四角形、柱体や錐体などの面積や体積の求め方と公式について、基本図形をもとに理解を深める。 ○平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積の求め方について理解し、そ | ○角柱や円柱、角錐や円錐の体積や表面積の求め方を理解し、それらを求める れらの面積を求める能力を伸ばす。 | ことができる。 | [関・意・態] 求積方法が未習な図形の面積を求めるときに、既習の図形 | [関・意・態] 立体図形の体積や表面積に着目し、それらを求めようとす と関連づけて考えようとする。 | る。 [考え方] 求積方法が未習な図形の面積は、既習の図形に変形したり、| [考え方] 既習の立体の体積の求め方をもとに、角柱や円柱、角錐や 分けたりすれば求められることに気づく。 円錐の体積を求めることができる。 [表・処] 平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積を求めるこ | [表・処] 角柱や円柱、角錐や円錐の体積や表面積を求めることがで とができる。 | きる。 [知・理] 平行四辺形、三角形、台形の面積を求める公式や多角形、 | [知・理] 角柱や円柱、角錐や円錐の体積や表面積の求め方がわかる ひし形などの面積の求め方がわかる。 3.単元について |3.単元について (1)教材について | (1)教材について 平面図形の面積については、4学年で、長方形、正方形の面積の求め 立体の体積については、5学年で直方体や立方体の体積の求め方を中 方を中心として、面積の概念とその単位の理解から面積公式を導いてい 心として、体積の概念とその単位の理解から体積公式を導いている。そ る。これらの学習を基盤として、この単元では、平行四辺形、三角形、 こでは、単位となる1p3、1m3の立方体がいくつ分あるかという考え 台形などの基本図形の面積の求め方や公式、および一般の多角形の面積 方をもとにして、直方体、立方体の体積を数値化してきた。また、立体 をいくつかの三角形などに分けて求める方法や、ひし形の面積の求め方 については、4学年での直方体、立方体の概念及び、直方体、立方体の について学習する。 面や辺や頂点に関する性質を学習し、それらをもとにして、6学年で角 本単元では、まず、面積学習の基盤を平行四辺形におき、その面積を 柱や円柱、角錐や円錐の概念とその基本的な性質を学習してきている。 等積変形により長方形に帰着することによって求め、次にその公式が確 これらの学習を基盤として、本単元では、まず、角柱や円柱、角錐や 立してからは、他の図形の面積は、平行四辺形に変形し帰着して求める 円錐の体積の求め方や公式について学習する。 といった順序で学習を進めていく。 角柱の体積については、直方体、立方体の体積の求め方を想起させ、 ここでは、公式を覚えて使うことも大切であるが、どのような考え方 順を追って底面積×高さという式に導いていく。次の円柱についても、 により、すでに求め方がわかっている図形に帰着するか、また、つくり | 角柱の体積の求め方をもとにして体積を導き出していく。 出した公式が、どんな公式を土台にして導き出されたかという筋道をは 角錐、円錐の体積については、既習の角柱や円柱に拠りどころを求め っきり理解させることが重要である。この理解が確実でないと、公式を | 実験、実測をとおして、帰納的に導かせていくように展開する。 忘れた場合、自力でつくり出すことができず、また、公式は覚えていて ここでの学習は求積公式を覚えて体積を求められればよいのではなく も、公式の見方や自在な活用の力などが伴って伸びていかないことにな どのように考えて公式を導き出していくのかということをしっかり理解 る。 | させることが重要である。 なお、各図形の求積に必要最小限度の数値や要素を見抜き、子供が自 面積については、5学年で平行四辺形、三角形、台形の面積の求め方 ら所要の数値、要素を求めて解決にあたるという態度を育てることも必 を、さらに円周や円の面積の求め方について学習してきている。また6 要である。これは数値を与えられて解くことに慣れている子供にとって 学年では、角柱や円柱、角錐や円錐の展開図の理解とそのかき方も学習 は必ずしも滑らかに受け入れられるとは限らないので、充分配慮して扱 してきている。これらの既習内容をもとに、ここでは立体の表面積の求 うようにする。 | め方を理解していく。 本単元では、子供の好むパズル的な要素を取り入れ、興味・関心をも 学習を進めるにあたっては、見取り図から展開図を常に想起させ、面 たせるとともに、公式と公式のつながりを意識させながら学習意欲を高 積を求めるために必要な長さがどれだけになっているかを見取り図と対 めていく。また、「必要な紙の面積を求める」という生活に関わりのあ 比しながらおさえさせ、どのような手順をふんでいけば正しく表面積が る課題をもたせることにより、生活の中で面積を意識できるようにさせ 求められるかをしっかりと考えていくことができるように指導していく て学習意欲を高めていきたい。 本単元では、身近な生活の中の角柱や円柱、角錐や円錐に目を向けさ せ、興味・関心をもたせるとともに、「必要な体積、紙の面積を求める という生活に関わりのある課題をもたせることにより、学習意欲を高め | ていきたい。 | | (2)子供について | (2)子供について 前学年の個人カルテから、子供たちは、図形の学習に意欲的に取り組 本学年の子供は、図形の学習に意欲的であり、特に操作活動を好む傾 むことができたことがわかっている。しかし、面積、体積を求めること 向がある。しかし、面積、体積を求めることについては、やや苦手とし については、やや苦手としている子供もいる。 | ている子供がいる。 事前に行った4学年の面積の問題では、長方形、複合図形の面積は、 事前に行った5学年の体積と面積の問題では、立方体の体積について ほぼ定着していたが、単位変換については、定着していなかったので、 は全員ができていたが、複合図形の体積、平行四辺形などの基本図形の 再指導した。 | 面積の求め方については、定着していなかったので、再指導した。 本学年の子供は、授業中の発言も比較的多く、粘り強く学習すること 普段の算数の授業では、女子2名は積極的に挙手、発言が見られるが ができる。また、操作活動にも関心が高く、意欲的に取り組むことがで 男子2名はやや消極的である。しかし、操作活動には全員関心が高く、 きる。しかし、「もっとやってみたい」といった向上心には、やや欠け 意欲的に取り組むことができる。しかし、単元をとおして意欲を持続し るところがある。 たり、「他の方法も考えてみたい」という意欲に欠けるところがある。 | | (3)指導にあたって | (3)指導にあたって 平面図形の求積の指導で大切なことは、個々の公式を覚えさせること 柱体の体積の求め方の指導においては、底面積と高さに着目して、ま ではなく、必要に応じて子供が自分で公式をつくり出せるようにするこ ず底面が単位の高さ(1p)だけ移動したときの体積と底面積とを比較 とである。そのためには、個々の公式を導き出すときの手法や手順をし してその関係を考えさせ、単位の高さのときの体積を表す数値と底面積 っかり理解させておく必要がある。そこで、求積法を1つと限定せず、 | を表す数値が一致することを理解させる。 いろいろな手法や手順で考えさせ、子供自身でまとめさせることにより 表面積の求め方については、特に公式と呼ばれるものがないので、見 どんな既習の図形に帰着して導いたかを明確に理解させていく。その際 取り図から展開図を正確に読み取れるように注意させていく。その際、 に、工作用紙を使って操作するなどの活動を通して、公式にいきつく過 実際に立体を手にとって調べたりする活動をとおして、興味・関心を高 程を実感させ、興味・関心を高めていきたい。 | めていきたい。 単元末には、既習の公式を使って様々な図形の面積を求めさせ、それ 単元末には、既習事項を使って、それぞれが選んだ建物を作るために を組み合わせて1つの台形をつくる活動をとおして興味・関心を高めて 必要な紙の面積やねん土の体積を求める活動をとおして興味・関心を高 いきたい。 | めていきたい。 | @単元あたりの指導過程の工夫 | @単元あたりの指導過程の工夫 「つかむ」の段階で「公式をつくって、いろいろな図形の面積を出 「つかむ」の段階で「いろいろな立体の体積や面積を出せるように せるようになろう。」という単元をとおした目標を設定し、興味・関 なろう。」という単元をとおした目標を設定し、興味・関心をもたせ 心をもたせ、持続させていく。「やってみる」ではそれぞれの公式に 持続させていく。「やってみる」では、それぞれの公式に関連性があ 関連があることに気づかせ、考えを発展させる。「ひろめる」では、 ることに気づかせ、考えを展させる。「ひろめる」では、解決の時間 学習してきたことをもとに単元の目標を全員が関わる形で解決させて | を充分に確保し、全員に成就感を味わわせる。 成就感を味わわせる。 | | A学習形態の工夫 | A学習形態の工夫 共通導入により、学級として一体感をもたせて授業に臨ませる。基 共通導入により、学級として一体感をもたせて授業に臨ませる。5 本的には個別学習となるが、公式を話し合わせたりする際にはガイド 年生同様、ガイド学習を取り入れていくが、子供の実態に応じて、無 学習を取り入れ、主体的に公式を導くことができるように進めていく | 理のないように進めていく。 個別学習においては、机間指導の際に、教師から働きかけをして、 個別学習においては、机間指導の際に、教師から働きかけをして自 意欲的に問題解決に取り組めるようにしていきたい。 | 信をもって問題解決に取り組めるようにしていきたい。 また、単元末にはそれぞれの興味・関心を高めるために、コース別 単元末には、それぞれの興味・関心に応じてコース別学習を取り入 学習を取り入れ、意欲化を図りたい。 | れ、意欲化を図りたい。 | B学習環境の工夫 | B学習環境の工夫 子供たちがつくった公式などを随時掲示していき、前時の想起に役 子供たちがつくった公式などを随時掲示していき、前時の想起に役 立てていく。また、平面図形を提示し、公式を導いた手順を実際に操 立てていく。また、立体模型や展開図を提示し、見取り図から展開図 作できるようにし、理解を深めさせる。 | を導くのに役立てていく。 また、ヒントコーナーを設置し、子供の思考の手助けとする。 また、ヒントコーナーを設置し、子供の思考の手助けとする。その 際に、コーナーなどを利用することに抵抗感を感じることのないよう | に配慮する。 | 4.単元の系統性 |4.単元の系統性 5.単元の指導計画 5.単元の指導計画 +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | 段 階 | 5 学 年 | 時 | 6 学 年 | 段 階 | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | つかむ |平行四辺形の面積の求め方 | 1 |四角柱の体積の求め方 | つかむ | | | | | | みとおす | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | みとおす |平行四辺形の底辺、高さの意味 | 2 |三角柱の体積の求め方 | | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+やってみる| | |平行四辺形の面積公式とその適用 | 3 |円柱の体積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |高さが平行四辺形の外にあるときでも面積公式が適用できる| 4 |柱体の求積公式 | まとめる | | |こと | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |三角形の面積の求め方 | 5 |角錐の体積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+やってみる| |やってみる|三角形の底辺、高さの意味・三角形の面積公式とその適用 | 6 |円錐の体積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |高さが三角形の外にあるときでも面積公式が適用できること| 7 |錐体の求積公式 | まとめる | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |「練習・1」 | 8 |「練習・1」 | ひろめる | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |台形の面積の求め方 | 9 |角柱の表面積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |台形の上底、下底、高さの意味・台形の面積公式とその適用| 10 |円柱の表面積の求め方 | | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+やってみる| | |多角形やひし形の面積の求め方 | 11 |角錐の表面積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | まとめる |「練習・2」 | 12 |円錐の表面積の求め方 | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |複雑な形のおよその面積を、方眼を用いたり、概形をとらえ| 13 |「練習・2」 | まとめる | | |たりして求める方法 | | | | +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | ひろめる |まちをつくろう (本時)| 14 |まちをつくろう (本時)| ひろめる | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |ふりかえる|まちをつくろう | 15 |まちをつくろう |ふりかえる| +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ 6.本時の指導 |6.本時の指導 (1) 目標 |(1) 目標 ○既習事項をもとにして面積を求めることができる。 | ○既習事項をもとにして体積や表面積を求めることができる。 | [関・意・態]◎平行四辺形、三角形、台形の面積をすすんで求めようとする |[関・意・態]◎立体の体積や表面積をすすんで求めようとする。 [考え方] ○平行四辺形、三角形、台形の面積をいろいろな方法で求める |[考え方] ○立体の体積や表面積をいろいろな方法で求めることができるこ ことができることに気づく。 | とに気づく。 [表・処] ○平行四辺形、三角形、台形の面積を公式を用いて求めること |[表・処] ○立体の体積や表面積を公式を用いて求めることができる。 ができる。 [知・理] ○平行四辺形、三角形、台形の面積を求める公式がわかる。 |[知・理] ○立体の体積や表面積を求める公式がわかる。 | (2) 本時における興味・関心を高める指導過程の工夫 |(2) 本時における興味・関心を高める指導過程の工夫 @興味・関心をもつ問題提示の工夫 | @興味・関心をもつ問題提示の工夫 コース別の問題を提示し、長さを実測してそれぞれの面積を求めること コース別の問題を提示し、長さを実測してそれぞれの面積、体積を求め により必要な紙の面積が求められることを知らせて、興味・関心を高めて ることにより必要な紙の面積とねん土の体積が求められることを知らせて いく。 興味・関心をもたせる。さらに、立体図形を提示しておき、イメージをも また、コースごとの一つ一つの図形を組み合わせると、全員が同じ形に | ちながら作業ができるようにする。 なることを知らせ、意欲的に問題に取り組めるようにする。 また、次時には自分のデザインで建物を作ることを知らせておき、興味 次時には、本時で学習したことをもとに「街の道路作り」をすることを | 関心を高め、意欲的に取り組ませていきたい。 知らせておき、興味・関心を高めて、意欲的に取り組ませていきたい。 | | A興味・関心を持続・発展させる単位時間あたりの指導過程の工夫 | A興味・関心を持続・発展させる単位時間あたりの指導過程の工夫 「みとおす」では、既習の面積の公式を確認し、それらを使って問題を 「みとおす」では、既習の体積の公式や表面積の求め方を確認し、それ 解くことができることを確かめて興味・関心を持続させたい。 らを使って問題を解くことができることを確かめて興味・関心を持続させ 「やってみる」では作業の時間を確保し、自分のペースでコース別の問 | たい。 題に取り組ませることにより、成就感を味わわせたい。また一つ一つの図 「やってみる」では、作業の時間を確保し、自分のペースでコース別の 形を組み合わせた図形(台形)の面積を求めることにより、それぞれのコ 問題に取り組ませることにより、成就感を味わわせたい。また、早く終わ ースにつながりがあることに気づかせ、興味・関心を持続させながら取り った子供には、他のコースの問題を解かせるなどして、活動がとぎれない 組ませたい。 | ように留意する。 | B個人カルテをもとにした支援の工夫 | B個人カルテをもとにした支援の工夫 前学年の個人カルテを見ると、面積に関しては、どの子も意欲的に取り 5年生の内容では、発想がよくても計算でつまずく子がいたので、計算 組んでいた。本時では、コースごとの採点の際に、多様な考えを認めなが | で自信をなくさないように配慮して個別指導にあたる。 ら、一人一人に充分に成就感を味わわせていくようにする。 また、本時の内容に関わる公式等が定着していない子供には、事前に復 また、公式等が定着していない子供には、事前に復習を充分にさせ、授 習を充分にさせ、授業でも個別指導などを行い、自信をもって課題に取り 業でも個別指導などを行い、自信をもって課題に取り組めるように支援を | 組めるように支援をする。 する。 C学習環境の工夫 | C学習環境の工夫 「みとおす」の場面で既習の公式を想起する際に、学習コーナーをヒン 「みとおす」の場面で既習の公式や表面積の求め方を想起する際に、学 トに想起できるようにする。また、台紙が大きいのでコーナーを設けて、 習コーナーをヒントにして想起できるようにする。また、切り離した展開 一人一人が充分に作業できるスペースを確保する。 | 図の長さなどを実測するのに充分なスペースを確保する。 3本時の展開 【 5年 】 【 6年 】 +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ |段階|興味・関心、意欲を高める手立て・評価 | 支 援 の 手 立 て | 子 供 の 活 動 |形態| 子 供 の 活 動 | 支 援 の 手 立 て |興味・関心、意欲を高める手立て・評価 |段階| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | つ |○コースごとの問題を提示し、興味を| |+−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−+| |○コースごとの問題を提示し、興味を| つ | | か | もたせる。 | || 今までに習ってきたことをいかしてまちをつく|| | もたせる。 | か | | む |○余分な紙を使わないようにするとい| ||ろう。 || |○余分な紙やねんどを使わないように| む | | | う解決の必然性をもたせた問題を提| |+−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−+| | するという解決の必然性をもたせた| | | | 示し、興味・関心を高める。 |・C2、C6に発言させ、自|1.問題意識をもつ。| |1.問題意識をもつ。|・C7,C9に、発言させ、| 問題を提示し、興味・関心を高める| | | | | 信をもって内容に入れるよ|+−−−−−−−−+| |+−−−−−−−−+| 自信をもたせたい。 | | | | | | うにしたい。 || 必要な紙の面積|| || 必要な紙の面積|| | | | | | | ||を求めましょう。|| ||と紙ねんどの体積|| | | | | | | |+−−−−−−−−+| ||を求めましょう。|| | | | | | | | | |+−−−−−−−−+| | | | | | |・C4、C5を課題作りで生|2.課題をつかむ。 | |2.課題をつかむ。 |・C8、C10を課題作りでい| | | | | | かしたい。 |+−−−−−−−−+| |+−−−−−−−−+| かしたい。 | | | | | | ||今までの学習をい|| ||今までの学習をい|| | | | | | | ||かして問題をとこ|| ||かして問題をとこ|| | | | | |※すすんで問題に取り組もうとする。| ||う。 || ||う。 || |※すすんで問題に取り組もうとする。| | |7分| [観察、発表]| |+−−−−−−−−+| |+−−−−−−−−+| | [観察、発表]|7分| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | み |○既習の公式を想起させ、それらを使|・ノートや学習コーナーを活|3.解決の見通しをた| |3.解決の見通しをた|・ノートや学習コーナーを活|○既習の体積の公式や表面積の求め方| み | | と | って問題がとけることを確認するこ| 用し、既習事項を想起させ| てる。 | | てる。 | 用し、既習事項を想起させ| を想起させ、それらを使って問題が| と | | お | とにより、次の活動への意欲につな| る。 | ・平行四辺形の面積| | ・角柱・円柱、角錐| る。 | とけることを確認することにより、| お | | す | げる。 |・C2、C3は既習事項の想| の公式 | | 円錐の体積の公式|・C7、C9は既習事項の想| 自信をもって次の活動に取り組める| す | | | | 起などで発表させたい。 | ・三角形の面積の公| | ・角柱・円柱、角錐| 起などで発表させたい。 | ようにする。 | | | |※見通しをたてることができる。 | | 式 | | 円錐の表面積の求| |※見通しをたてることができる。 | | | | [発表]| | ・台形の面積の公式| | め方 | | [発表]| | |5分| | | | | | | |5分| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | や |○早くできた子供は、他のコースで取|・C1には、他のコースにも|4.課題を解決する。| |4.課題を解決する。|・C7には、計算等でつまず|○早くできた子供は、他のコースで取| や | | っ | り組ませる。 | 取り組むよう、はたらきか| (コースを選ぶ) | | (コースを選ぶ) | かないように留意し、自信| り組ませる。 | っ | | て | | ける。 | ・図形を実測し、面| | ・図形を実測し、面| をもたせて問題に取り組ま|○選んだ理由を発表させ、意欲化を図| て | | み | |・C4には、様々な方法で解| 積を求める。 | | 積や体積を求める| せる。 | る。 | み | | る | | 決できることに気づかせた| | | |・C8には、計算ミスに注意| | る | | | | い。 | ・三角形コース | | ・ビルコース | させ、他のコースにも取り| | | | | |・C2には、自信をもって取| ・台形コース | | ・タワーコース | 組むようにはたらきかける| | | | | | り組めるよう、はたらきか| ・ミックスコース | | ・テントコース |・C10には、自信をもって取| | | | | | ける。 | | | ・灯台コース | り組めるよう、はたらきか| | | | | |・C3には、計算等でつまず| | | | ける。 | | | | | | かないように留意し、自信| | | |・立体を切り開くときに、ど| | | | | | をもたせて問題に取り組ま| | | | のような展開図に切り開け| | | | | | せる。 | | | | ば計算しやすいかを考えさ| | | | | |・高さを測るときに垂直であ| | | | せる。 | | | | |※最後まで取り組むことができる。 | ることに充分に留意させる| | | | |※最後まで取り組むことができる。 | | |15分| [机間巡視]| | | | | | [机間巡視]|15分| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | ま | | |5.学習のまとめをす| |5.学習のまとめをす| | | ま | | と | | | る。 | | る。 | | | と | | め | | | ・それぞれのコース| | ・それぞれのコース| | | め | | る | | | ごとに分かれて答| | ごとの答え合わせ| | | る | | | | | え合わせをする。| | をする。 | | | | | | | | ・必要な紙の面積を| | ・必要な紙の面積と| | | | | | | | 求める。 | | ねん土の体積を求| | | | | |○面積の公式の有用性にふれ、忘れた|・C4には、単元をまとめて| ・単元をとおしたま| | める。 | | | | | | 場合も、公式どうしのつながりから| 発表させたい。 | とめを考える。 | | ・単元をとおしたま|・C8には、単元をまとめて|○立体の体積や表面積の求め方がこれ| | | | 作り出せることに気づかせたい。 | | | | とめを考える。 | 発表させたい。 | からの生活に生かしていけることに| | | | | |+−−−−−−−−+| |+−−−−−−−−+| | 気づかせる。 | | | |※自分の考えをすすんで発表する。 | || 今まで学習して|| || 今までに習った|| | | | | | [発表]| ||きたことをもとに|| ||面積や体積の公式|| |※自分の考えをすすんで発表する。 | | | | | ||して、いろいろな|| ||をいかして、いろ|| | [発表]| | | | | ||公式を使えるよう|| ||いろな立体の体積|| | | | | | | ||にしよう。 || ||や表面積を求める|| | | | | | | |+−−−−−−−−+| ||ことができるよう|| | | | | | | | | ||になろう。 || | | | |10分| | | | |+−−−−−−−−+| | |10分| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ | ふ | | |6.学習をふりかえる| |6.学習をふりかえる| | | ふ | | り |○どの子供の感想も認め、成就感を味|・自分をふりかえるとともに| ・今日の学習につい| | ・今日の学習につい|・自分をふりかえるとともに|○どの子供の感想も認め、成就感を味| り | | か | わわせ、次時への意欲につなげる。| 友達のよさを認めるように| てふりかえりカー| | てふりかえりカー| 友達のよさを認めるように| わわせ、次時への意欲につなげる。| か | | え | | させる。 | ドに書く。 | | ドに書く。 | させる。 | | え | | る | |・C2、C6には、自信をも| | | |・C7、C9には、自信をも| | る | | | | って発表できるように支援| | | | って発表できるように支援| | | | | | する。 | | | | する。 | | | | | | |7.次時の学習につい| |7.次時の学習につい| | |※次時への期待感をもつことができる| | て知る。 | | て知る。 | |※次時への期待感をもつことができる| | |8分| [発表、ふりかえりカード] | | | | | | [発表、ふりかえりカード] |8分| +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+ (4)評価 (4)評価 [関・意・態]◎平行四辺形、三角形、台形の面積をすすんで求めようとしたか。 |[関・意・態]◎立体の体積や表面積をすすんで求めようとしたか。 [考え方] ○平行四辺形、三角形、台形の面積をいろいろな方法で求めることができることに気づい |[考え方] ○立体の体積や表面積をいろいろな方法で求めることができることに気づいたか。 たか。 |[表・処] ○立体の体積や表面積を公式を用いて求めることができたか。 [表・処] ○平行四辺形、三角形、台形の面積を公式を用いて求めることができたか。 |[知・理] ○立体の体積や表面積を求める公式がわかったか。 [知・理] ○平行四辺形、三角形、台形の面積を求める公式がわかったか。 | (6)板書計画・学習環境計画 [板書計画] +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | 今までに習ってきたことをいかしてまちをつくろう。| | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | +− −−−−−−−−−−−+問題 +−やってみる−−−−−−−+ 問題 やってみる | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−+ | | +− −−−−−−−−−−−+課題− −−−−−−−−− まとめ +− −−−−−−−−−−−+ 課題 −−−−−−−−−+ まとめ | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−+ | | 見通し 見通し | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ [学習環境] +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 黒 板 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 教 卓 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−++−−−−−−+ |完成したまち| |の模型 | +−−−−−−+ [5 年] [6 年] +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | +−−−−−−−+ +−−−−−−−+ +−−−−−−−+ | +−−−−−−−+ +−−−−−−+ | | C1 | | C3 | | C5 | | | C7 +−−+−−+ C9 | | +−−−+−−−+ +−−−+−−−+ +−−−−+−−+ | +−−+−−−−+ | +−−−+−−+ | +−−−−−−+ +−−−−−−+−−−−−−+ +−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−+ | | | | みとおす | | | | +−−−−−−−+ | +−−−−−−−+ | +−−−−−−−+ | +−−+−−−−+ | +−−−+−−+ | | C2 | | | C4 | | | C6 | | | C8 | | C10 | | +−−−+−−−+ | +−−−+−−−+ | +−−−−+−−+ | +−−−+−−−+ | +−−−+−−+ | +−−−−−−+−−−−−+−−−−−−+−−−−−−+ | +−−−−−−+−−−−−−+ | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | |やってみる やってみる +−−−−−−−+−−−−−−+ +−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | | | | | ワークスペース | | ワークスペース | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |−−−−−−−−−− 子供の働きかけ | |−−−−−−−−−− 子供の動き | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 学習コーナー