印刷用紙:A4縦 1ページの行数:40 1行の文字数(半角で):88   −−以下 指導案本文−−   第2年学年生活科学習指導案 期 日 9月13日(金)2校時 児 童 4組 男17,女17 計34名 指導者 小田島 なぎ子 場 所 集会室 1 単元名 「子どもひろばへようこそ」 2 単元について (1) 教材観     本単元では,学習指導要領の内容3を受け,自分たちの行事を自分たちでつくり出してい    く活動を行い,四季の変化や地域の生活に関心をもち,また,行事に込められた願いや人々    の協力の様子に気づき,自分たちの生活を工夫したり楽しくしたりすることができるように    することをねらいとしている。地域にはそこに住む人々によって昔から守り受け継がれてき    た祭りや行事などがある。それらは,季節とかかわるものもあれば,地域の歴史や人物をた    たえるもの,また,人々がみんなの幸せやその地域の発展を願い,地域の結び付きを強めた    り楽しみを増やしたりする催しとかかわっているものが多い。それらの祭りや行事は,そこ    に住む人々がみんなで協力し,喜びを分かち合いながら盛り上げていくものである。近年,    科学技術の進歩にともない,子どもを取り巻く環境が変化してきている。かつての農耕社会    と違い,生活様式が大きく変わり地域の人々の結び付きも弱くなった。そのため,それぞれ    の季節にちなんだ祭りをしたり,みんなで心を一つにして何かを作り上げ,共に喜びを分か    ち合う“一体感”を味わったりする機会も減ってきている。そこで,自分たちの願いを込め    て,みんなと協力しながら行事をつくり出していく活動をどの児童にも体験させていくこと    は重要である。そうした活動を通して児童は,祭りにはみんなの願いが込められていること    や,祭りが人々の心の結び付きを強めたり,生活に楽しさをもたらしたりするという意味が    あることを実感することができると考える。そして,この体験がその後自分たちの生活をよ    りよく楽しく充実したものにしようとする態度の基礎となっていくであろう。 (2) 児童観  児童は第一学年のときから生活科が大好きで,自分の願いに基づいて活動する楽しさを味    わってきている。第二学年では「まち探検」「春・夏の探検」「生き物はぼくらの友だち」    「植物の栽培」などの単元において,大変意欲的に活動する様子が見られた。最近では「子    どもみこし」や「ざっつぁか祭り」などといったような地域で催される祭りを見に出かけた    り,参加したりした体験を話して聞かせる様子が見られ,子どもたちの祭りへの関心は高ま    ってきている。そこで子どもたちにお祭りが好きかどうか調査したところ,全員が「好き」    と答えた。その理由は,次に挙げる表の通りである。    表1  「お祭り」が好きな理由の実態調査結果(複数回答あり) +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | 回 答 内 容 |人 数(人) +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | にぎやかで楽しいから | 20 | | たくさんの出店があって,好きなものを買ってもらえるから | 24 | | 遊べるから(金魚すくいなど) | 10 | | 踊るのが楽しいから | 6 | | はんてんやきものを着せてもらって嬉しいから | 3 | | 知っている友だちに会えるから | 3 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ 以上のように,児童はお祭りは楽しいものであると感じているが,その「楽しさ」のほと    んどが受動的なものだということがわかる。それは,子どもたちがみんなで自分たちの行事    を企画し,協力しながら作りあげていくという体験がないためであると思われる。また「な    ぜお祭りをするのか知っていますか」という問いに対して,日高火防祭の由来を述べていた    児童は34名中2名しかおらず,ほとんどの児童が,祭りというものは人々の願いの結集に    よって盛り上げられているものであるということに気づいていない。 (3) 指導観  学級の児童の様子からわかるように,児童の祭りへの関心はだいぶ高まってきている。そ    こで,個々の児童が願いの実現に向けて生き生きと活動に取り組めるよう,夏休み中に,お    祭りに行ってきた体験をみんなで聞き合うことを始まりに単元を構成した。そこでは,児童    の見たこと,したこと,思ったことなどを具体的に聞き出し,お祭りへのイメージを十分に    ふくらませたいと考える。そのうえで,自分たちのお祭りを計画しみんなで役割を分担し協    力しながら準備に取りかかっていく。ここでは,これまでの生活科のなかで児童が一番親し    んできた「生き物」を取りあげ,今まで遊んでもらったこと,一緒に学習してくれたことへ    の感謝,そしてまた会えたことへの喜びを表現させたいと考える。その際気をつけたいのは,    単ににぎやかで楽しいお祭りで終わらせてしまわないようにすることである。したがって,    一人一人「お祭りに対する願い」を尊重しながら,思考したり製作したりする活動に取り組    ませ,みんなが心を一つにして自分たちのお祭りを意味のあるものに盛り上げていくような    展開にしたい。祭りの楽しさは,祭りの場そのものはもちろんのこと,祭りのためにみんな    で準備しながら気持ちを盛り上げていく過程にある。さらに祭りそのものを終えたとき,児    童は成就感や一体感をはっきりと自分の喜びとして味わうことができるであろう。     そこで本単元では,自分の表したいことが表現できたかどうか,表現の仕方について初め    て知って驚いたのはどんなことだったか,次回はどんなことをがんばりたいかなど,自分の    活動をふりかえらせることによって,自分の活動に確信を持たせたいと同時に,お祭りを作    り上げていくことの大変さや難しさ,友だちの協力のありがたさに気づき,そのことを友だ    ちにも知らせるなかでの学び合いを通して,友だちのよさや自分の変化に目を向けようとす    る姿勢を育てていきたい。 3 単元の主目標 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 関心・意欲・態度 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |@ 自分なりの願いをもち,進んで自分たちの祭りをつくり出| | そうとする。 | |A みんなで協力・分担して楽しい祭りをつくり出そうとする。 |B 祭りを成し遂げた喜びを味わうことができる。 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 子どもひろばへようこそ | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 思考・表現 | | 気づき | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |C 自分たちで祭りを計画することができる。| |G 自分たちの祭りには願いが込め | |D 祭りに使うものを自分なりに工夫して作る| | られていることに気づく。 | | ことができる。 | |H 祭りは,みんなの協力によって | |D 祭りの願いや喜びを自分なりに考え,工夫| | 作りあげられていくものだとい | | して表現することができる。 | | うことに気づく。 | |E 祭りの後始末や整理整頓がしっかりできる。 |I 祭りは人々の生活に大切な働き | |F 楽しかった祭りの様子を絵や文などで表す| | をしていることに気づく。 | ことができる。 4 活動の概要及び目標と評価 +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ |次|時| 学習者の活動 | 子どもの願い | 教師の支援 | 学び合い 関心・意欲・態度 思考・表現|気づき | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ | | ○お祭りに行ってきた友だちの日記を | ・子どもたちが書いた日記 ・友だちの日記を | | |第| | 聞く | の中から,お祭りに行って 聞いて,お祭りに | | | | | ・いいなぁ,たのしそうだな | きたことを紹介し,興味・ 関心を持とうとす | | |一| | ・ぼくも行ってきたよ | 関心をどの子も持ちやすい る | | | | | | ・そのお祭り知っているよ | ようにする | | |・お祭りに ・友だちの | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |次| | お祭りに行ってきたことを発表しよ ・○○ちゃんの行ってきたお祭り ・お祭りに参加してみてわ ・発表し合いながら ・お祭りに行って 行った経験 発表を聞き | | | | う | 楽しそうだなぁ かったことや思ったことを 児童間の情報交換を きたことを意欲的 や楽しかっ ながら,お | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | ○お祭りに行ってきたことを発表し合 ・○○くんのお祭りのこともっと 発表させ,お祭りのイメー する に発表しようとす たことを発 祭りには出 | | |1| う くわしく知りたいな ジをどの児童にも具体的に 「○○ちゃんの行っ る |表すること 店やみこし | | | | ・夏休みにおばあちゃんの家の近く ・ぼくはまだおみこしをかついだ 抱かせる |てきたお祭りではど| |ができる 踊りなど, | |自| | の祭りにいってきました ことがないからかついでみたいな ・お祭りの楽しさを発表す んなことしたの?」| | お祭り特有 | |分| | ・お祭りでは,お面やタコ焼きがあ ・ぼくの行ってきたお祭りのこと ることができた児童を認め 「はんてん着ておみ| | の必要なも | |た| | ったし人もたくさんいました もみんなに知ってもらいたいなぁ 他の児童にも広める |こしかついだよ」 | | のがあるこ | |ち| | ・わたしははんてんを着せてもらっ ・お祭りは楽しいから2年4組の | |「ぼくの知ってるお| | とに気づく | |の| | てうれしかったです みんなで行けたらなぁ | |祭りではわたあめも| | | | |お| | ・子どもみこしで,みんなとおみこ ・みんなでお祭りしてみたいな! | |売ってたよ」 | | | | |祭| | しをかついで楽しかったです | | |「わたしのも!」 | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ |り| | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |を| | 自分たちのお祭りの計画を立てよう ・みんなで楽しめるお祭りがいい ・これまで生活科で学習し ・友だちの発表を聞 ・進んで考えを発 ・どんな ・話し合い | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |し| ○どんな祭りにしたいか,みんなで話 ・ぼくはバッタとかクワガタが好 てきたことを想起させ,ど いて祭りを盛り上げ 表し,祭りの計画 祭りにし をするなか | |よ| | し合う きだから生き物祭りをしたいな の児童にも共通のテーマを るためにどんなもの を立てようとする たいか, で,祭りに | |う|2| ・わたしは,お花が咲いたからう 明確に意識させる |を用意したらいいの| |自分なり はいろいろ | | |・| れしい祭りをしたいです ・自分たちの祭りでどんな か気づく | |の願いを な準備が必 | | |3 ○どんなものをみんなで準備するか話 ・おみこしとダンスをやりたいな ことをしたいのか,子ども 「そうか,おみこし| |発表する 要だという | | | | し合い,グループにわかれて誰が何 ・ザリガニ釣りの出店を作りたい の願いを発表させ,それぞ があったら楽しいだ| |ことがで ことに気づ | | | | をするのか役割分担をする ・はんてんを着てやりたいな れの願いをはっきりと抱か ろうな」 | |きる く | | | | ・わたしは,かたつむりの歌を作 せる |「○○くんの言って| | | | | | ○どんなふうに作りたいか,紙にかき ってみんなで歌いたいです ・話し合いがうまく進まな た出店,わたしも作| | | | | | | 必要な材料を考える ・おみこしはザリガニみこしにし いグループには,どんなこ りたいけど,どうや| | | | | | | たいなぁ とで困っているのか,どの って作るの?」 | | | | | | | ・何を用意すればいいのかなぁ ようにしていきたいのか願 「○○ちゃんの考え| | | | | | | | いを聞き出し働きかける |楽しそうだな」 | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |第| | 自分たちのお祭りの準備をしよう | ・ぼくは,かっこいいはんてんを ・願いに基づいて意欲的に ・子どもが自由に動 ・願いを持って自 ・祭りに必 ・友だちと | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | ○一人一人はんてんのデザインを考え 作りたいな 活動している子どもを認め き回り,友だちの活 分たちの祭りを作 要なはんて 協力して, | |一| | 決まったら作り始める ・わたしは,背中にお花模様をつ る |動する様子を見て, り出そうとする |んやみこし 自分たちの | | | | けたいな ・みんなの共通のテーマで 情報交換できるよう| |出店などを 祭りを作り | |次| | ・わたしは,カエルと仲良しだっ ある「生き物への感謝」を な場を設定する | |自分なりに あげていく | | |4 ○おみこしをグループごとに作る たから,背中にカエルのマークを 意識させながら活動させる ・友だちの工夫を知| |工夫して作 楽しさや喜 | | | | ・ザリガニみこし つけたいです ・協力して作業しているグ り共感し,それを自| |ることがで びに気づく | | |・| ・バッタみこし ・大きいおみこしを作りたいな ループを認め,その良さを 分の活動に生かす ・みんなで協力・ きる | | | | | ・クワガタみこし ・自分が植えた花が咲いているよ 他の児童にも広める |「○○グループのお 分担して楽しい祭 ・自分たち | |自|5| ・お花みこし など うにきれいなおみこしにしたいな ・自分たちの祭りの意味を みこしは,回りに花 りを作りだそうと の祭りには | |分| ○おみこしが出来あがったらかついで ・かつぐときに持つ棒がちょっと きちんととらえている子ど がついていてきれい する | みんなの願 | |た|・| みて,改良する点が見つかったらす 短いからもっと長い棒を見つけた もや,祭りを楽しく盛り上 だな」 | | いが込めら | |ち| | ぐになおす いな げようとして工夫しながら 「わたしたちのおみ| | れているこ | |の|6| ・もっと飾りをつけたいな 活動している子どもの考え こしも,もう少し飾| | とに気づく | |お| ○出店に必要なものをグループごとに ・なんていう掛け声にしようかな を認め,広める |りがあった方がいい| | | | |祭|・| 作る ・うちわもあった方がいいね ・いろいろな材料を教室に よね」 | | | | |り| | ・ザリガニ釣り屋さん ・ザリガニ釣り屋さんを作りたい 置いておき,子どもが願い 「ここどうやって作| | | | |を|7| ・まとあて屋さん けれどどうやって作ったらいいか に沿って活動できるような ったの?」 | | | | |し| | ・お面屋さん わからないな 環境にする |「釣りには,針金と| | | | |よ| | ・かみしばい屋さん など ・みんなで楽しく遊べるお店を作 ・活動できずに困っている かクリップがあると| | | | |う| ○出店での遊び方のルールを決めたり りたいなぁ 子どもには,どんなことで いいよ」 | | | | | | | 祭りでの役割分担を決める ・お面は,いろいろな生き物の顔 困っているのかを聞き,引 ・協力しながら,作| | | | | | | ・誘導係 にしたいな き出す,働きかける,共に 業しているグループ| | | | | | | ・チケット係 など ・かみしばいを作りたいけれど材 活動するなどの支援をする の良さに気づく | | | | | | | 料はどこへ行けば見つかるのかな ・グループ活動に入れず困 「○○くんね,ちっ| | | | | | ○歌・踊りグループが,考えたものを ・早くみんなにこの踊り教えたい っている子どもには,同じ とも作ろうとしない| | | | | | | 発表しみんなで練習する なぁ グループの友だちと一緒に からどうしよう」 | | | | | | ○作品が出来上がったら,自分が思っ ・ぼくたちが作ったものをみんな 活動するよう働きかける |「一緒にやろうって| | | | | | | たように仕上げることができたか, にも見せたいなぁ ・今までの準備の活動をふ 誘ってみたら?」 | | | | | | | そのつど自分の活動をふりかえる ・みんなは,どんな出店を作った りかえらせ,がんばりを認 | | | | | | | のか知りたいな める | | | | | | | | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ | | | | | | ・お祭りの進め方 | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | |8| お祭りの進め方を考えよう | ・わぁ,楽しみだな ・全員がお祭りの流れをき ・友だちの発表を聞 を考え,意欲的に | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | ○お祭りの進め方や司会を決める ・はやくお祭りやりたいな ちんと把握しておくように いて,どんな進め方 発表しようとする | | | | ○出店の紹介をする ・やっぱり始めはおみこしがいい させる |があるのか知る | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |第| | いきもの祭りをしよう | ・ぼくは,元気よくおみこしをか ・楽しい祭りにするために ・祭りを楽しくする ・自分の願いをも | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |二|9 ○楽しいお祭りにするためにどんなこ つぎたいです どんなことをがんばりたい ために友だちがどん ってお祭りに参加 | | |次|(| とをがんばりたいか発表する ・わたしは,出店を一生けんめい かを考えさせることにより な工夫をしているか しようとする | | | | |本 ○いきもの祭りを始める 作ったので,たくさんお客さんが 祭りへの意欲を喚起すると 知り,共感する | | ・自分がが | | | |+−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | |お|時| はじめのことば | 来てくれればいいと思います ともに,後で自分の活動を ・友だちのいいとこ| |・自分の役 んばったこ | |祭|)| おみこしのパレードをする | ・わたしの作った歌をかたつむり ふりかえるときの視点を与 ろに気づく | |割をきちん とや友だち | |り|・| 出店コーナーで遊ぶ | さんが喜んでくれるといいな える | | |と果たすこ の良かった | |だ|10| みんなで歌ったり踊ったりする | ・間違えないで踊りを踊りたいで ・なかなか活動にはいって ・友だちに自分の活| |とができる ところに気 | |!|・| 終わりのことば | す いけず困っている児童には 動のいいところを認 ・自分の役割を果 づくことが | | | |+−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | |ワ|11| ・元気におみこしをかつげたから 願いを聞き出し,働きかけ めてもらうことで, たし,楽しい祭り ・自分なり できる | |ッ| ○自分の活動や友だちの活動について うれしかったです る,共に活動するなどの支 自信を持つ にしようとする |に祭りの喜 ・祭りはみ | |シ| | ふりかえる ・歌を元気に歌えたから,みんな 援をする | | |びを表現す んなの協力 | |ョ| | の気持ちが生き物に届くといいな ・自分の活動について,ふ ・友だちの発表を聞| |ることがで によって作 | |イ| | ・もっとおみこしをかついで歩き りかえることができた子ど き「祭りを自分たち| |きる りあげられ | | | | たいです もを認める |の手でなしとげた喜| | ていること | | | | ・今度は1年生も招待して一緒に ・友だちの活動について, び」の一体感を味わ| | に気づく | | | | いきもの祭りをしたいな いいところを見つけた児童 う | | | | | | | ・○○グループの出店はおもしろ の気づきを認め,広める | | | | | | | | かったからまたやりたいです | | | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |第| お祭りをして楽しかったことをかこう ・初めは,自分たちでお祭りなん ・意欲的に活動に取り組ん ・友だちの発表を聞 ・お祭りをして楽 | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |三| ○お祭りを終えて家の人に知らせたい てできるのかなぁと思ったけど, でいる児童を認め,他の児 き共感したり,今ま しかったことや気 ・祭りには | |次|12| ことや楽しかったことを絵や文など 成功してよかったです 童にも広める |で気づかなかったこ がついたことを自 人々の心を | | |・| に表す ・みんなでおみこしを作ったり踊 ・活動できずに困っている とを認識したりする 分なりの表現方法 合わせたり | |お|13| りの練習をしたりして楽しかった 児童には,どんなことが楽 で表そうとする |・お祭りを 生活をより | |祭| | です しかったか,一番がんばっ ・楽しかったことを| |して楽しか 楽しくする | |り| ○出来上がったら,発表し合う ・ぼくが作り方がわからなくて困 たのはどんなことだったか 工夫しながら自分な| |ったことや という意味 | |を| | っていたとき○○ちゃんが教えて 聞き,引き出す,働きかけ りの表現方法で発表| |気がついた があること | |終| | くれたことがうれしかった るなどの支援をする |している友だちのよ| |ことを自分 に気づく | |え| | ・自分だけじゃなくてみんなでが ・心を一つにして祭りをす さを見つける | |なりの表現| | |て| | んばったから楽しい祭りになった ることによって,みんなが ・友だちに自分の発| |方法で発表| | | | | ・ザリガニさんもきっと喜んでい もっと仲良くなったり,楽 表のいいところを認| |することが| | | | | ると思います しい気持ちになったりする てもらうことで自信| |できる | | | | | ・またみんなでお祭りやりたいな ことに気づかせる |を持つ | | | | | | | | | | | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ 5 本時の指導 (1) 本時の目標 自分なりの願いを持ち,自分の役割を果たしながらお祭り成功に向けて活動に取り組むことができる。 (2) 指導上工夫したこと ○個の願いに応じた支援をするために,事前に一人一人の児童がどんな願いをもっているか調査した。 ○導入段階において一人一人の願いを前の黒板に掲示した。そのことにより,児童の祭りへの意欲を喚起するとともに終末段階で自分の活動をふりかえる際の視点を与える     ことができると考えた。 ○お祭りの場面では,それぞれの活動に応じて学習形態を工夫した。みこしの場面では「見物方式」(部会資料:学習形態E),出店の場面では「お店やさん方式」(部会     資料:学習形態C)を用いた。そうすることにより,子どもは願いにそってお祭りを楽しく盛り上げることができると考えた。 ○終末段階のふりかえる場面では,友だちの顔がよく見え,しかも発表が聞きやすいような形態を工夫した。そのことにより,みんなでお祭りをなしとげた成就感や一体感 をふくらませることができると考えた。 (3) 本時の展開  ◎…主発問                    ◇…児童の準備 ◆…教師の準備 +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ |段階| 学 習 活 動 予想される児童の反応 | 活動への支援・評価 | 準 備 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | |1 本時の活動についてつかむ | | | | | +−−−−+ +−−−+ | | | | |◎今日みなさんは,どんなことを| | | | 踊りを元気よく | 今日何をするかがはっきりとわかっている児童に発表 ◇児童が願いを| | |するのでしたか | | | | やりたいです させることにより,自分の願いを忘れてしまった児童に かいたカード | | | +−−−−+ +−−−+ | | | | | 思い出させる  (引き出す) はんてん | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−+−+ | | | | | いきものまつりをしよう | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | つ | | | | | | | +−−−−+ | | | | お祭りをするときに一番どんなこ | | |◎楽しいお祭りにするために ぼくは,出店を一生けん とをがんばりたいかを問いかけるこ | | |どんなことをがんばりますか? めい作ったからお客さんが とにより,お祭りへの意欲をふくら | | | わたしは,歌をうたう たくさん来てくれるように ませる | | | か | ときまちがえないよう 店番をきちんとやりたいです | | | | にがんばりたいです 〔評価〕 | | | | ぼくは,おみこしを 自分なりの願いをもって,お祭りに参加しよう | | | 元気よくかつぎたい としたか    《発表・願いをかいたカード》 | | | です | | | | む | | 全員の願いを前の黒板に掲示することによって,自分 | | | だけでなく“みんなの祭り”なのだという気持ちを盛り ◆セロハンテー| | | はやく,お祭り ○○くんのお店 あげる |プ | | 5 | はじめたいな 楽しみだなぁ わたしも踊り | | はさみ | | | +−−−−+ | | | | 分 | | | がんばるよ | お祭り中,万が一子どもたちが作ったおみこしや出店 のり | | | | | +−−−−+ +−−−−+ | | | | | | | | | | | などこわれたりしてもすぐ直すことができるよう,環境  ホチキス | | | +−−−−+ | | | | | | | | | | | | | を整えておく | ペン | | | +−−−−+ +−−−−+ | | | | | | | ガムテープ | | |2 いきもの祭りをする | 活動中,子どもの喜びのつ ◇児童が作った| | |◎みんなで,いきもの祭りを始め| ぶやきをひろい,他の児童に おみこし | | |ましょう | も広める    (広める) 出店で使うも| | |1 代表の児童が開会宣言をする | 自分の役割をきちんと果た の | | |2グループごとにおみこしをかつ| して活動している児童を認め 出店用チケッ| | |いで,集会室を練り歩く | る |ト | | 活 | 《形態E…見物方式》 願いにそって意欲的に活動 ◇出店用テーブ| | |3出店の開店準備をし,役割分担| している児童を認める |ル | | |にそって出店を開く | (認める) | | | 《形態C…お店屋さん方式》 自分の役割を忘れてしまい | | 動 | 前半は,出店Aグループの児童| どうしたらよいか困っている | | |が店番をし,出店Bグループの児| 児童には,「同じグループの | | |童は自由に店をまわって遊ぶ | ○○くんに聞いてみたら」と | | | | 働きかける(働きかける) | | | す | 後半は,出店Bグループの児童| 一人で活動するのに自信が | | |が店番をし,出店Aグループの児| ない児童には,その子と仲の | | |童は自由に店をまわって遊ぶ | いい友だちに「○○ちゃんも | | | | さそってみてね」と働きかけ | | る | | る     (働きかける) | | | | | | | | | どの出店で遊ぼうか決めら | | 32 | | れず,うろうろしている児童 | | 分 | | に対しては,見守りながら, | | |4みんなで円になってならび,歌| それでも活動できないときは | | |ったり踊ったりする | 話しかけ,「あそこのお店お | | | 係の児童を中心に進める | もしろそうだよ」と働きかけ | | | | たり,共に活動したりする | | | | | (見守る→働きかける→共に | | | | 活動する) | | | | | | | | |5代表の児童が閉会宣言をして,| | | | |いきもの祭りを終える | 友だちのいいところに気づ | | | | いている児童を認める。 | | | | | (認める) | | | | 各出店ごとのお客さんの人 | | | | 数に片寄りがあり,だれも来 | | | | ない出店があったときは「こ | | | | っちも楽しそうだよ」と呼び | | | | かける   (働きかける) | | | 〔評価〕 | | | | | | 自分の役割をきちんと果たし,楽しいお祭りになるよ | | | | う心がけて活動できたか        《行動観察》 | | | | | 自分なりに祭りの喜びを表現することができたか | | | | | | 《行動観察》 | | | | | | | | | お祭りを終えたらそのままサー| | 集中して友だちの発表が聞けるようにするため,発表 | | |クル状に座る | 聞くときは手に何も持たせない | | | | | | | | | ふ |3 お祭りについてふりかえる | | どの児童も,みんなの顔を見ながら発表を聞くことが | | | | できるよう,サークル状に座らせるという形態を用いる | | り |◎楽しいお祭りにするために自分| | | | | |ががんばろうとしたことは,思う| | お祭りを自分たちの手によって作りあげた喜びを児童 | | か |ようにできましたか | の発表やつぶやきのなかからひろい上げ,成就感をみん | | | 自分の活動について,ふりかえ| なで味わえるようにする         (広める) | | え |る | | | | | |◎楽しいお祭りにしようとして,| | 自分の活動をふりかえることができずにいる児童には | | る |みんなのためにがんばっていた人| 前の黒板に掲示してある自分の願いを見せて,ふりかえ | | |を見つけましたか | るための視点を確認させる      (働きかける) | | | 友だちのいいところを見つけて| | 自分の活動について,ふりかえることができた児童を | | |発表する | 認め,確信をもたせる          (認める) | | 8 | | | 友だちのがんばりや,いいところを見つけ発表するこ | | 分 | | とのできた児童を認め,他の児童にも広める | | | | | | (認める→広める) | | | | | | | | | | | お祭り中に,いい気づきをつぶやいていても自分から | | | | 挙手しない児童へは,意図的に当てて,いい気づきを他 | | | | の児童にも広める            (広める) | | | | | 「○○ちゃんのお店がとてもおもしろかったです」と | | | | ったような発表が出たときは,誰のどんな作品のことな | | | | のか,どの児童にも分かるような配慮をする | | | | | 〔評価〕 | | | |◎次にお祭りをするときは,どん| | 自分ががんばったことや友だちの良かったところに気 | | |なことをがんばりたいですか | づくことができたか。      《発表・つぶやき》 | | | | | | | | |4 後始末をする。 | | | | | | | | | | | | | | | | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+