印刷用紙:A4横 1ページの行数:40 1行の文字数(半角で):80   −−以下 指導案本文−−          第2学年生活科学習指導案                    期 日 平成8年9月13日(金)1校時                    児 童 2組 男17, 女17 計34名                    指導者 鈴木 多佳子                    場 所 第1音楽室 1 単元名 「子どもひろばへようこそ」 2 単元について (1) 教材観     本単元は,学習指導要領第2学年の内容(3) を受けて設定したものである。    各地域には,季節にちなんだ行事や祭りがたくさんあり,その地域の人々に    親しまれ,定着している。水沢には,日高火防災をはじめ,蘇民祭,寿庵祭,    あじゃら祭り,ざっつぁか祭りなど昔から受け継がれ,様々な願いが込めら    れている祭りが数多くある。これらの祭りには,季節と関わるものや,歴史    や人物に関わるもの,また,みんなの幸せやその地域の発展を願ったものな    ど深い意味を持つ。     そして,これらの行事を催す時には,人々の協力のもとで行われ,地域社    会に大切な働きをしている。     しかし,生活の変化に伴って,最近ではこうした働きに敏感に反応する機    会を失いつつある。本単元では,地域素材を生かし,地域の祭りにふれあう    機会をもつことで自分たちの住む地域の良さを味わいながら,祭りや行事に    込められた願い・地域の人々の協力の機会,楽しみの様子に気付かせていく。    さらに,この活動を受けて,今度は自分たちの祭りをつくり,気付いたこと    を実際に体感させていきたい。 (2) 児童観     お祭りについて次のような事前調査をした。 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |ア お祭りと聞いて思い浮かぶものは イ どうしてお祭りをやるのでしょうか| |何ですか (無回答 4人)             (無回答 12人) | | ○食べ物(やきそば・わたあめ等)   19個   ○みんなを楽しくさせるため 10人 | ○踊り・みこし 6個 ○楽しいから 3人| | ○おもちゃ 6個 ○おめでたいから 2人| | ○くじ,屋台・お店,金魚 各6個 ○昔のことを思わせる,火事にならないように,記念日,お店を出すため, | ○その他(ゆかた・うちわ・夜になっても明るいから楽しい) 6個   あまりやらないから,偉い人のお祝い,夜は涼しくて朝は暑いから | (全回答数 58個) 各1人| +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+     結果からも分かるように,子ども達にとって『お祭り』は,とても楽しいも    のである。お祭りというとどうしても出店に関心がいってしまうのでお祭りに    ついて調べ表現し,また,自分たちのお祭りを協力して造り上げていく活動は    意義深いものと考える。 (3) 指導観     学級の実態や事前調査を踏まえながら,休み明けに夏休みの思い出を話し合    う時間を取り,その際,祭りに参加・見学した話が出てくると思われるので,    それを対象との出会いとする。祭りにいったときの様子を話させたり,他に知    っているお祭りを聞いたりしながら子ども達なりの『祭り』のイメ−ジを膨ら    ませたい。探検活動については,帰宅後の個,あるいはグル−プによる活動に    する。そのため家庭への連絡や探検の付き添いなどの協力を得ながら進めてい     く。     発表会の資料作りは子どもの願いに応じて多様な方法で表現させたい。探検    活動や,発表会の活動を通して祭りに込められた願いや,人々の協力によって    祭りが行われることを存分に味わわせていく。『ふりかえり』の話し合いを持    つことで成就感や新たな願いを持たせ活動をより深めて生きたい。     第三次「自分たちのお祭りをしよう」は,子ども達の願いに応じて,弾力的    に取り扱っていく。内容としては,収穫祭,あるいは水沢のお祭りを自分たち    で再現するものなどを考えている。 3 単元の主目標 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 関心・意欲・態度 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ @自分たちの住んでいる町には伝統的なお| 祭りがあることを知り,進んで調べたり,| 発表したり,自分たちのお祭りをつくり | あげたりしようとする。 | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−+              子どもひろばへようこそ +−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 思考・表現 | | 気づき | +−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−+ A自分たちで調べてきた事をどの様に| B伝統的なお祭りを調べたり,発表し| | +−−+ | してみんなに紹介したらよいかを考え| たりすることを通して,地域の祭りや| | +−−+ | 自分なりの方法を見つけて表現する。| 行事に込められた願い・人々の協力の| +−−−−−−−−−−−−−−−−+ 様子などに気づく。 | +−−−−−−−−−−−−−−−−+                                        4 活動の概要及び目標と評価 +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ |次|時| 学習者の活動 | 子どもの願い | 教師の支援 | 学び合い | 関心・意欲・態度 思考・表現 気づき +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |○お祭りに行ってきた友だちの日記を| |・子どもたちが書いた日記| |・友達の日| | | | | | 聞く | |の中から,お祭りに行って| |記を聞いて| | | | | | ・いいなぁ,たのしそうだな | |きたことを紹介し,興味・| |お祭りに関| | | | | | ・ぼくも行ってきたよ | |関心をどの子も持ちやすい| |心を持と | | | | | | ・何のお祭りかなぁ | |ようにする | |うとする | | | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | ||お祭りについて知っていること ||・何ていうお祭りなのか知りたい|・お祭りについてわかった|・発表し合いながら児| |・お祭りに|・友だ| | | ||を発表しよう || なぁ |ことや驚いたこと,知りた|童間の情報交換をする| |行った経験|ちの発| | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | |○お祭りについて知っていることを発|・あきんど祭りっていつごろやっ|いことなどをつぶやいてい|「○○ちゃんそんなこ| |やお祭りに|表を聞| | | | 表し合う | ているのかな |る子どもを認める |とよく知っているなぁ| |ついて知っ|きなが| | | | ・夏休みにおばあちゃんの家の近く|・ぼくも行ってみたいな |「今言っていたこと,調べ|」 | |ていること|ら,水| | |1| の祭りに行ってきました |・寿庵祭ってなぁに? | てみるといいね」 |「そのお祭りではどん| |を発表する|沢には| | | | ・お祭りでは,お面やタコ焼きがあ|・どうして日高火防祭の山車には|「そんなこと,よく知って|なことしたの?」 | |ことができ|お祭り| | | | ったよ |女の子しか乗せてもらえないの?| いるね」 |「はんてんを着ておみ| |る |がたく| | | | ・ぼくは日高火防祭にお母さんと行|・どうして「ざっつぁか祭り」っ|「すごいことに気がついた|こしかついだよ」 | | |さんあ| | | | ってとても楽しかったです | ていうのかな | ね」 |「水沢にはいろいろな| | |ること| | | | ・わたしはきれいな着物を着せても|・お祭りで,どんな着物を着たの| |祭りがあるね」 | | |に気づ| | | | らってお祭りに出て嬉しかったよ|か見てみたいなぁ | | | | |く | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | ||おまつりしらべの計画を立てよう||・ぼくは,ざっつぁか祭りについ|・子どもの願いを発表させ|・友達の発表を聞いて|・進んでお| |・友達| | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | |○どんなお祭りについて調べたいか,| て調べてみたいです |それぞれの願いを明確に抱|どんな方法で調べたら|祭り調べの| |の発表| | | | 紙に書く |・わたしは,どうしてあじゃら祭|かせる |よいかに気づく |計画を立て| |を聞き| | | | | りっていう名前がついたのか知| |「そうか,僕もおじ |ようとする| |ながら| | |2| | りたいなぁ |・どんな方法で調べたらよ|いちゃんに聞いてみ | | |,お祭| | | |○どんな方法で,いつ調べるのかを話|・家に帰ったらおばあちゃんに聞|いか思い浮かばない子ども|よう」 | | |りの調| | | | し合う | いてみよう |のために,数名の児童に発|「わたしも図書館へ行| | |べ方に| | | | |・わたしは,市立図書館に行って|表させる |ってしらべてみたい | | |は,いろ | | | | 調べたいな | |な」 | | |いろな方法が | | | |・どうすれば調べられるかな | | | | |あることに気 | | | |・はやく調べたいなぁ | | | | |づく | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | ||調べたことをみんなに知らせよう |・自分が調べてきたことを友達に|・たくさん調べてきた子ど|・友達から自分の発表|・お祭りに|・お祭りに|・友達| | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | |○お祭りについて調べてきたことを発|も教えてあげたいな |もや意欲的に発表している|について感想をもらい|ついてわか|ついて調べ|の発表| | | | 表し合う |・友達はどんなお祭りを調べたの|子どもには「よく調べてき|自分の活動に確信を持|ったことを|てわかった|を聞い| | | | |かな |たね」とその活動を認める|つ |進んで発表|ことを発表|ていい| | | | |・はやく発表したいな |・調べてきてもなかなか発|・友達の新しい発見に|しようとす|することが|ところ| | |3| |・あじゃら祭りの踊りを教えたい|表できずにいる児童には,|触れる |る |できる |に気づ| | | | |な |願いを聞き出し働きかける| |・友たちの| |く | | | | |・○○くんが言っていたお祭りの| | |発表を関心| | | | | | |こと,もっとよくしりたいな | | |を持って聞| | | | | | |・発表会をしたいね | | |こうとする| | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | ||お祭り発表会の計画をたてよう |・わたしは日高火防祭ができたわ|・意欲的に考え活動してい| |・進んでお|・ | | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | | | |○自分が調べてきたお祭りについて,|けを紙芝居で知らせたいな |る子どもを認める | |祭り発表会| |・発表| |第| | どんなことをどんな方法でみんなに|・僕はあじゃら祭りの踊りを踊っ|・どんな発表の方法がある|・友達の発表を聞いて|の計画を立|・調べてき|の仕方| |二| | 知らせたいか考える |てみせたいな |か思いつかない子どものた|どんな発表があるか気|てようとす|たことをど|には,| |次|4| ・紙芝居 |・僕は屋台でどんな物を売ってい|めに,数名の児童に発表さ|づく |る |んなふうに|いろい| | | | ・絵本・写真 |たか画用紙で作りたいな |せる |「わたしも紙芝居を作| |発表するか|ろな方| | | | ・ペ−プサ−ト |・どんなことを発表したらいいの|・何を発表したらいいのか|って見よう」 | |計画を立て|法があ| | | | ・粘土・工作 |かわからない |分からず困っている児童に|「そうか,ペ−プサー| |ることがで|ること| |お| | ・身体表現(歌・踊り・太鼓など)| |は願いを聞き出し働きかけ|トもいいな」 | |きる |に気づ| |祭| | | |る | | | |く | |り+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | |発| || 発表会の準備をしよう |・わたしはお御輿を本物みたいに|・いろいろな材料を教室に|・子どもが自由に動き|・発表会の|・自分の願| | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | | | | |表| |○自分なりの方法に応じて,材料を用|作ってみたいな |置いておき,子どもが願い|回り,友達の活動を見|準備を意欲|いに基づい| | |会|5| いて製作したり,発表会の練習をし|・わたしは何回も踊りの練習をし|に沿って活動できるような|て情報交換できるよう|的に進めよ|て製作した| | |を|・| たりする |てうまく踊れるようになりたい |環境にする |な場を設定する |うとする |り,練習し| | |し|6| |・もう少しきちんと調べてから作|・活動できずに困っている| | |たりするこ| | |よ|・| |りたいな |子どもには,どんな事で困| | |とができる| | |う|7| | |っているのかを聞き,引き| | | | | | | | | |出す,働きかける,共に活| | | | | | | | | |動するなどの支援をする | | | | | | | | | | | | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |第| || お祭り発表会をしよう ||・僕は太鼓のたたき方を練習した|・発表するときに一番どん|・友達の発表を聞いて|・自分なり|・調べてき|・祭り| | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |二| |○調べてきたお祭りについて,自分な|ので,そこを見てほしいです |な所をみんなに見てもらい|今まで知らなかったこ|の表現方法|たお祭りに|に込め| |次| | りの方法で発表する |・わたしは日高火防祭の山車をか|たいかを考えさせることに|とを知る |で意欲的に|ついて,自|られた| | |8| |いたので見てほしいです |より発表への意欲を喚起す|・友達の工夫を知り共|発表しよう|分なりの方|願いや| |お|・|○自分の発表や友達の発表についてふ|・○○ちゃんの紙芝居がとてもお|る |感する |とする |法で表現す|祭りと| |祭|9| りかえる |もしろかった |・祭りの意味や祭りの人々|・友達のいいところに|・友達の発|ることがで|地域の| |り|(| |・○○くんの踊りはとてもじょう|の暮らしとの関わりについ|気づく |表を関心を|きる |人々と| |発|本| |ずでした |て気づかせる |・友達に自分の発表の|持って聞こ| |の関わ| |表|時| | |・自分の活動についてふり|いいところを認めても|うとする | |りに気| |会|(| | |かえることができた子ども|らうことで自信を持つ| | |付く | |を| | | |を認める | | | | | |し| | | |・友達の発表を聞き,いい| | | | | |よ| | | |ところを見つけた児童の気| | | | | |う| | | |づきを認め,広める | | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |第| || お祭りの準備をしよう ||・みんなで楽しいお祭りにしたい|・自分たちのお祭りの意味|・友達の活動を見たり|・自分たち|・自分たち|・友達| | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |三| |○どんなお祭りをするのか話し合う |・さつまいもが大きくなったから|をきちんととらえている子|教えあったりすること|のお祭りを|のお祭りの|と協力| |次| |○役割分担,準備するものを考える |食べて喜ぶお祭りにしたいな |どもや,お祭りを楽しく盛|により情報交換を活発|工夫して作|準備をする|して,| | |10|○グループごとに準備する |・僕は出店を出したいな |り上げようとする子どもの|にする |り上げよう|ことができ|自分た| | |・| |・わたしは踊りを考えてみたい |考えを認め,広める |・友達と協力して準備|とする |る |ちのお| |自|11| |・2年2組のお御輿を作りたい |・活動できないでいる子ど|しようとする |・友達と協| |祭りを| |分|・| |・皆がずっと仲良しでいられます|もにはグループの中の友達| |力して準備| |作り上| |た|12| |ように,という願いでお祭りをし|と一緒に活動するよう引き| |しようとす| |げてい| |ち| | |たいです |出す支援をする | |る | |く楽し| |の| | | | | | | |さや喜| |お| | | | | | | |びに気| |祭| | | | | | | |付く | |り+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |を|13|| 自分たちのお祭りをしよう ||・うわぁ,おもしろそう |・教師も共に活動し子ども|・友達と一緒に活動す|・進んでお|・協力して| | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | |し|・|○自分たちのお祭りをする |・屋台が楽しみだなぁ |の喜びや驚きに共感する |ることにより,新たな|祭りに参加|お祭りを成| | |よ|14| |・みんなでお御輿パレードやりた| |おもしろさを発見する|しようとす|功させるこ| | |う| | |いな | | |る |とができる| | +−+−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+−−−+ 4 本時の指導  (1)本時の目標     地域のお祭りには,願いや,人々の協力によって行われていることをとらえながら,調べてきたことを自分なりの方法で表現することができる。  (2)指導上工夫したこと     ○終末段階で自分たちの活動をふりかえることができるように,導入段階で意識付けをしていく。子ども達の願いをわきの黒板に掲示しておくことで全員が想起でき      るようにした。     ○本時の活動場面ではお店やさん方式(部会資料:学習形態Cより)による学習形態ですすめていく。このことにより,友達の発表を興味を持って聞ける,あるいは      自分の伝えたい事を楽しく発表することができるのではないかと考える。     ○「ふりかえる」の場面では,子ども達の作品を見せたり,子どもの活動を紹介することによって,自分の活動を思い出したり,友だちのよさを発表したり意欲的に      ふりかえれるようにする。  (3)展開              ◎主発問                                          ◇…児童の準備 ◆…教師の準備 +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | | 学習活動 | 予想される児童の反応 | 活動への支援・評価 | 準 備 | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | |1 本時の活動についてつか| | 数名の子どもに発表させて,本時における子|◇児童が作った作品 | | | む | |ども達の願いを引き出していく | | | | | | | | | | ◎今日みなさんはどんな | | 明確な願いを持っていない子どもには,あら|◆画用紙 | | | ことをするのですか | |かじめ書いておいた子どもの願いを見せること| 模造紙 | | | | |によって,思い出せるように意図的に取り上げ| 粘土 | |つ| | |ていく | わりばし | | | | | | セロテ−プ | |か| | | 願いを持たせることは,ふりかえる時の視点| | | | | |となるので,子供達の意識化を図る | | |む| | | | | | | | | | | | | ◎発表会では,どんなとこ| | | | | | ろを見てほしいですか | | | | | | | | | | |5| | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | |2 お祭りの発表会をする | | 同じ願いを持つ子ども同士でグル−プを作る| | | | <形態Cお店やさん方式>| |(学習形態Cお店やさん方式) | | | | | | | | | | 予想されるお祭り | | 自分達の資料について意欲的に発表している| | | | ・日高火防祭 | |グル−プ,あるいは子どもをほめて,さらに活| | | | ・ざっつぁか祭り | |動が深まるように励まし,周囲の子ども達に紹| | | | ・あじゃら祭り | |介して自分の活動に自信を持てるように支援し| | | | ・蘇民祭 | |ていく | | | | ・寿庵祭 | | (認める→広める) | | | | ・きゅうり天のう祭 | | 自分なりの活動はしているのだが,活動が停| | | | | |滞してしまった子どもには,どうして停滞した| | | | 予想される発表方法 | |のかを聞いて見守って行くが,自力解決が困難| | |活| ・紙しばい | |な場合には友達の活動を見せたり,教師が適切| | | | ・絵本 | |な助言を加えたりして,見通しをもたせる | | |動| ・踊り | | (見守る→引き出す→働きかける) | | | | ・みこし | | お祭りについて十分に調べてこなかった子ど| | |す| | |もや,何をしたらいいのか分からない子どもに| | | | | |は,話を聞いて原因を探り,つまづきに応じて| | |る| ◎水沢のお祭りについて | |友だちとの活動を進めたり,教師がともに活動| | | | みんなが調べてきたこ | |したりしながら意欲付けをする | | | | との発表会をしましょ | | (引き出す→働きかける→共に活動する)| | | | う | | | | | | | | 発表会の最中に作品がこわれる事も考えられ| | | | | |るので『修理コーナー』を設けておく | | | | 後半はBグループが発表し| | | | | |Aグループは自由に聞き回る| |[評価] | | | | | | 自分が伝えたい事を資料を使いながら意欲的| | | | | |に発表ができたか 《行動観察》| | | | | | | | | | | | 水沢ではどんなお祭りがあるのか興味を持っ| | | | 集合の合図が聞こえたら発| |て聞くことができたか 《行動観察》| | |30|表会を終えて中央に集まる | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | |3 今日の活動についてふり| | 作品をお互い見合う事で,活動中の工夫や気| | | | かえる | |づきなどを想起させる | | | | | | | | | | ◎自分が見てほしいとこ | | 自分の活動についてふりかえることができた| | | | ろ,聞いてほしいところ | |子どもをほめて,自分の活動に自信を持たせる| | | | を発表できましたか | | (認める)| | | | | | | | | | | | 意欲的に活動していても手を挙げないでいる| | | | | |子どもには,作品を子ども達に紹介しながら意| | | | | |図的に指名していく。ほめる事で次の活動に意| | | | | |欲を持たせる | | |ふ| | | (認める→広める)| | | | | | | | |り| ◎お祭りについてがんばっ| | 十分な活動ができなかった子どもには,わき| | | | て発表していたお友達を | |の黒板に貼ってある願いを見せながら頑張って| | |か| 見つけましたか | |いたかを聞いて,ふりかえろうとする姿勢を身| | | | | |に付けさせていく (認める)| | |え| | | | | | | | | 友達のよさを発表した子どもをほめると共に| | |る| | |紹介された子どもについても自分の活動に自信| | | | | |が持てるようにみんなに紹介していく | | | | | | | | | | | | | | | | ◎水沢のお祭りについて | | 次時の活動についても話し合い,次の活動に| | | | いろいろなことが分かっ | |見通しをもたせる | | | | たね。これからみなさん | | | | | | はどんなことをやりたい | | | | | | ですか | |[評価] | | | | | | 自分のがんばったところや活動中の気づき・| | | | | |友達の良さなどを意欲的にふりかえろうとする| | | | | |ことができたか | | |10|4 後始末をする | | 《発表・子どものつぶやき》| | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+