印刷用紙:B4縦 1ページの行数:50 1行の文字数(半角文字で):96 その1 (次は登録番号 950057.JXW)         ひまわり学級生活単元学習指導案 日 時   平成7年9月29日 5校時 情緒・精薄学級 男8名 女3名 計11名                            指 導 者   阿 部 久 美 子  千 葉 美 智 代 1.単 元 名    げんきな子ども              (2)じょうぶなからだ 2.単元について ・ 生活単元学習の指導は、「生活上の課題処理や問題解決のための一連の目的活動を組織的に経験    させることによって、自立的な生活に必要な事柄を、実際的・総合的に学習させる。」ねらいがあ    る。子どもたちが、自立的に、真に生き生きとした生活を送れるようにするために、「からだ」を 教え、「からだ」を育てていくことは必要不可欠である。さまざまな障害を持つ児童にとって、「 自分」即「からだ」であり、「からだ」についての正しい知識・認識を持つことは、「自分」をき     ちんと意識することにつながるのではないか、と考えられる。体のつくりを学習したり、さらに、 体力づくりに取り組んだりすることを通して、自分を大事にすることを知り、意欲的な活力ある生    活を送らせたいと考え、本単元を設定した。  ・ 児童の日常の様子を見ると、一時的な楽しみにはとびつくが、自分の体に目を向け、体を大事に するとか体を鍛えるというような態度は見られない。運動面では、体の動きの悪い子や体の硬い子が   多く、ゲーム的なものには喜んで取り組むが、柔軟体操では「痛い、痛い。」と言って、運動を途中   でやめてしまう。全力疾走や、長い距離を同じスピードで走るというようなこともかなり難しい。教   室での学習時間は、きちんとした姿勢を保っていられない児童が目につき、しばしば注意するが、よ   くならない。この理由としては、腹筋力・背筋力の弱さと、良い姿勢を保とうとする気持ちの弱さの 両面が考えられる。本単元に関する児童個々の実態は、別紙の通りである。 ・ 指導にあたっては、自分のからだに関心を持たせ、からだを鍛えていくことの必要性を知らせ、   継続的にからだを鍛えていこうとする態度が養えるよう、環境づくりや支援に努めたい。また、学年   も異なり、障害の種類や程度も異なる児童たちなので、他との比べ合いではなく、自分の力を伸ばす   ことを目的意識として持たせるよう、個に応じた指導に努めたい。子ども一人ひとりの人格を認め、 個性や能力が十分に発揮できるような学習の場としたい。     体力づくりの種目は、児童が興味を示し、意欲的に楽しんで取り組め、かつ必然的に力のつくよう なもの、そして、毎日継続的にできる(教室内でできる)ようなものとして、特にエスボー運動を取 り入れた。 3.単元の目標      自分のからだに関心を持ち、意欲を持って体力づくりに取り組むことができる。 4.指導計画 (25時間)       (1) 連合運動会 −−−−−−−−−−−−−−− 8時間       (2) じょうぶなからだ −−−−−−−−−−−−17時間           1. からだたんけん −−−−−−−−−−−( 2時間)           2. 体力しらべ −−−−−−−−−−−−−( 5時間)           3. じょうぶなからだになるために −−−−(10時間)本時 7/10 時間 印刷用紙:B4縦 1ページの行数:49 1行の文字数(半角文字で):104 その2 (前は登録番号 950056.JXW) 5.本時の指導  (1)ねらい     ・ 「よい姿勢」「よくない姿勢」に気がつき、自分の姿勢に気をつけようとすることができる。     ・ 姿勢に気をつけながらエスボー運動をしようとすることができる。  (2)展 開 +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ |段階  学 習 内 容 |    学 習 活 動 |   指 導 上 の 留 意 点 |評価・準備| +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | |1.前時の学習内容を|1.腕と脚を使った運動について|・がんばりカードをもとに発表| | |導|想起する。 |学習したことを想起する。 |させる。 | | | | | | | | |入|2.本時の学習内容を|2.「姿勢」について学習するこ| |〇本時の学| | |知る。 |とを知る。 | |習内容がわ| | 5| | | |かったか。| +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | | | | | | | |3.「姿勢」について|3.(1)資料を見て、「よい姿勢」 ・児童に、実際に「よい姿勢」|〇自分の姿| | |学習する。 |  「よくない姿勢」に気づく。 「よくない姿勢」をさせてみる。勢に気づく| | | | (2)よくない姿勢を続けてい |・背骨の位置や形をさわって確|ことができ| | | |  ると背骨が曲がることを知 |かめさせる。 |たか。 | |展| |  る。 |・特にT.S(3年)、S.T| | | | | |には、自分に関係することとし| | | | | |て受けとめさせるようにしたい。 | | | | (3)「よい姿勢」についてお | | | | | |  話を聞き、姿勢が身体全体 | | | | | |  の成長にも影響することを | | | | | |  知る。 | | | | | | (4)起立時、着席時のよい姿 |・できるだけ児童自身のことば|〇よい姿勢| | | |  勢について考え、確かめる。 でまとめていく。 |を確かめる| | | | |・教師がやってみせた後、カー|ことができ| | | | |ドを使い、児童どうしをペアに|たか。 | | | | |して確かめさせる。 |・カード | | |4.エスボー運動をす|4.(1)エスボーを使った既習の |・エスボー運動は、脊柱の不正|・エスボー| | |る。 |  運動をする。 |を調整し、強化することができ| | | | |   1.バランス遊び |る運動であることを知らせ、姿| | | | |   2.わたって歩く遊び |勢を意識して運動させる。 | | | | |   3.立って跳ぶ遊び |・けがをしないよう、エスボー| | | | | |の扱い方や間隔に気をつけさせ| | | | | |る。 | | |開| | |・S.M(4年、男)について| | | | | |は、特に安全に留意する。 | | | | | (2)エスボーを使った新しい |・児童に示範させることにより、〇新しい運| | | |  運動のしかたを知る。 |他の児童の興味や意欲を喚起す|動をやって| | | |   1.手で体を支える運動 |る。 |みることが| | | |   2.ハイハイの姿勢で跳ぶ | |できたか。| | | |   運動 | | | | | | (3)自分ががんばりたい運動 |・カードに記入する。 |・カード | |33| |  を選ぶ。 | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ | | | | | | |終 5.本時のまとめを 5.本時の学習をふり返り、発 ・今後も体力作りの一つとして 〇自分なり       する。       表をする。         エスボー運動を続けられるよう の発表がで |末| | |励ます。 |きたか。 | | 7| | | | | +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−+