印刷用紙:B5縦 1ページの行数:36行 1行の文字数(半角で):76文字 −−−−−−−−−−−−−−−− 以下本文−−−−−−−−−−−−−−−−−   第4学年 社会科学習指導案     日 時 平成5年 9月 8日(水)   第4学年 男18名女15名 計33名   指導者 教 諭 伊 東 武 夫 1 単元名   「安全なくらし」教材名「交通事故をふせぐ」   2 単元について   児童はこれまでに,「わたしたちのくらしと水」「わたしたちのくらしとごみ」の 単元を通して,地域の人々の生活にとって必要な飲料水,電気,及び廃棄物の処理に ついての対策や事業が地域の健康な生活の維持と向上に役立っていることなどを学習 してきた。また,それらを受けて単元「火事をふせぐ」では,火災から人々の安全を 守るため関係の諸機関が相互に連絡を取り合いながら緊急に対処できる体制をとって いることを学習した。 そこで,本単元では,前単元の学習内容を発展させ,近年,特に深刻な状態に陥っ ている交通事故災害を取り上げ,関連の施設や機関を調査・見学する中で人々の安全 を守るための関係機関の働きとそこに従事している人々の工夫や努力について理解さ せていきたいと考えた。 本校の学区は,国道4号線が南北に走り,商店街とも隣接していることから,子ど もたちは,交通事故を日常の生活の中で見たことがあるものがほとんどである。  また,交通事故と密接なかかわりのある消防署・警察署といった機関も学校の近く にあり,毎日といっていいぐらいそれらの警笛を耳にしている。しかし,子どもたち は,感覚を通して交通事故といった事象には触れてはいるものの,このような災害か ら人々の安全を守るために活躍している人々の努力や工夫などまで考えを及ばすこと は少ない。 そこで本単元の指導にあたっては,地域における交通事故の一般的な傾向を取り上 げたり,地域の交通安全施設及び警察署などの調査・見学を実施し,具体的な活動を 通して,安全を守る人々の努力・工夫をとらえさせるように学習を進めていきたい。 また,学習の展開にあたっては,調査・見学活動の前後の話し合いで学びあいカ−ド を活用し,児童一人一人が,疑問を持ち,調べ,考えながら解決を目指していく過程 を大切にし,追究していく力を育てさせたい。 3 単元の目標 〇現在,交通事故が多く発生していることや年々増加していることを理解させる。 〇交通事故の原因は,加害者や被害者の不注意にあることに気づかせると共に,これ らの原因は,人々の生命や財産の安全を脅かす恐ろしいものであることを理解させる。 交通事故から人々の安全を守るために,関係諸機関が相互に連絡を取り合いながら いつでも緊急に対処できる体制をとっていることを理解させる。 〇交通事故を防ぐために,関係諸機関に従事している人々や地域住民は,協力連携し ながらさまざまな工夫や努力をしていることを理解させる。 〇交通事故を防ぐために,自分たちも協力しようとする態度を育てる。 〇交通事故から人々の安全を守るための施設や人々の働きを観察したり,調べたりし て,それを表現し,活用できるようにする。 本時の指導 (1)目 標 人々の安全なくらしを災害から守るために,どのような工夫や努力をしていけばよ いか調べるため,見学計画を立てる。 (2)本時の展開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−+ |段| | |  | | | 学習内容・学習活動  | 指導上の留意点    | 資 料 | |階| | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−+|  |1 交通事故の増加を防ぐために |・前時の学習と結びつけな | | | | どんな機関がどんなことをして|がら交通事故防止のために | | | | いるのか,話し合う。 |努力・工夫をしている機関 |・管内の道| |つ| |として警察署・各種の施設 | 路マップ| | |2 本時の学習問題を設定する。|設備があることをとらえさ | | | |+−−−−−−−−−−−−−+|せるようにする。 | | |か|| 単元の学習問題を決め,見|| | | | ||学の計画を立てよう。 || | | | |+−−−−−−−−−−−−−+|            | | |む|               |             | | | |3 児童それぞれが自分なりに調|・交通事故を防ぐための交 |・短冊カ−| | | べてみたい問題を考える。 |通安全施設に関連させ,学 | ド   | | |・一人一つ考え,学びあいカ−ド|習問題があがってくるよう |・学びあい| | | には,その予想も書き込む。 |にさせる。 | カ−ド | | | |・短冊カ−ドは黒板掲示 |     | +・+・・・・・・・・・・・・・・・+・・・・・・・・・・・・+・・・・・+ | |4 それぞれが書いた学習問題を |・記述した問題を同内容の |・学びあい| | | 張り出し,共通した記述内容の|ものごとに黒板で仲間分け | カ−ド | | | ものごとにまとめる。 |し,学習問題を焦点化させ |      | | |・話し合いで5〜6項目に絞る。|る。 |  | | |               |             |     | |調|5 絞った学習問題をグル−プ毎|・当初児童それぞれが考え |・学びあい| | | 一つ選択し,話し合いで予想を|た学習問題をできるだけ, | カ−ド | | | 立てる。 |生かすようにして,5〜6 |     | |べ|・自分の予想,グル−プの予想を|グル−プ編成する。 |  | | | 書き込む。 | |   | | |       | |   | |る|6 立てた予想を確かめるための|・立てた予想を確かめてい |・学びあい| | | 調査方法や調査先等を話し合う|くための調査方法や調査先 | カ−ド | | |・グル−プ毎,調査方法や調査先|を話し合わせる。 |     | | | について話し合いをし,見学計| |・学区のマ| | | 画を立てる。 | | ップ  | +・+・・・・・・・・・・・・・・・+・・・・・・・・・・・・+・・・・・+ |広|7 次時の予告を聞く。 | |・見学カ−| |げ|・次時に使用する「見学カ−ド」|・次時の学習「調査・見学| ド   | |る| 「学区のマップ」を配布する。| の実施」 |   | +−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−+