小学校6年 特別活動(学級とわたし) 指導案 江釣子小学校 用紙は B4 横  1行 134字(半角) 1ページ 40行に設定してください。 小学校6年特別活動指導案(学級指導)                     特別活動(学級指導)学習指導案                                                                                                                                 期 日  昭和63年 9月20日(火) 4校時                                               対 象  江釣子小学校 6年3組 男23 女18 計41名                                         指導者  高 橋 淑 子                1 主題名 「学級とわたし」(学級生活への適応)                                                                                                            2 主題設定の理由                                                            最高学年となった児童は、委員会、クラブ活動等の場でリーダーとしての役割を分担し、その責任の重さを感じてきている。しかし、この   ような成長の見られる反面、学級においては、ともすると、友人関係が固定化したり、なれあいとなって学級成員のねがいをなおざりにして   活動してしまったりしがちである。特に、周辺児や孤立児と思われる児童のねがいや行動に鈍感になっていたり、思いやりの足りなさが見受   けられる。                                                              そこで、二学期という最高学年としても充実の望まれるこの時期を迎えるにあたって、自他のねがいや在り方を見つめ直し、学級の一人一   人が学級にとってかけがえのない存在であることを改めて自覚させる必要がある。具体的には、この指導を基盤として、学級会活動の充実を   図り、より望ましい学級生活を築いていくことができるようにと考え、この主題を設定した。                                                                                        3 指導のねらい                                                            (1)アンケート調査の結果を手がかりに、学級の課題が「一人一人を大切にし、みんなで協力しあう」ことであることを指摘できる。     (2)学級の課題を解決していくために、自己のこれからの在り方について目標をもつことができる。                                                                                    4 指導展開                                                              +-------+-----------------------------+------------------------------+------------+---------------------------------+   | 段 階|     学 習 活 動    |     指導上の留意点     |  資  料 |      評     価     |   +-------+-----------------------------+------------------------------+------------+---------------------------------+   |    | ○ 学級に対する意識についての| ・ 学級の諸問題に、目を向けさせ| アンケート用| ・ 学級に対する意識を明確にするこ|   | 事 前|  アンケートに答える。    |  る。             | 紙     |  とができたか。         |   |    |                |                 |       |                  |   +---+---+-----------------------------+------------------------------+------------+---------------------------------+   |  |  | 1 本時のめあてを把握する。 |                 |       |                  |   |  |  | 2 提示された資料を見て、自他| ・ 資料読み取りの視点として、次| TP1(アン|                  |   |  |  |  の学級に対する意識の傾向を理|  の事項を提示する。      | ケート調査結|                  |   |  |  |  解する。          |  * 学級に対して、みんなはどの| 果より)「こ|                  |   |  |  |                |   ような意識を持っているのか。| んな学級であ| ・ 学級全体の意識の傾向をとらえる|   |  | 課|  +---------------------+  |                 | ればよい」 |  ことができたか。        |   |  | 題|  | 「明るい・男女なかのよ|  |                 |       |                  |   |  | に|  | い・協力できる学級にし|  |                 |       |                  |   |  | 気|  | たい」というねがいが多|  |                 |       |                  |   |  | づ|  | いのは、なぜか。   |  |                 |       |                  |   |  | く|  +---------------------+  |                 |       |                  |   |  |  |                |                 |       |                  |   |  |  |  ・ どうしてこのようなねがい| ・ 「明るい・男女なかのよい・協|       |                  |   | 本|  |   が多いのか、自分なりの予想| 力できる」ようにとねがうのは、実|       |                  |   |  | ↓|   や理由を考える。     | 態がそうでないからであることに気|       |                  |   |  |  |                | づかせる。           |       |                  |   |  |  | ...........................| ..............................| ...........| ...............................|   |  |  | 3 資料から明らかになった実態| ・ 学級集団として、また学級の一|      | ・ これまでの学級の在り方で、相互|   |  | 理|  の原因はどこにあるのかを考え|  員としての認識の仕方に、不十分|       |  理解・相互協力という面から、欠け|   | 時| 由|  話し合う。         |  な点がなかったかどうかを考えさ|       |  ていたことはなにかを考えることが|   |  | ・|                |  せる。            |       |  できたか。           |   |  | 原|  ・ どうしてこのようなねがい|                 |       |                  |   |  | 因|   が多いのか各自考えたことを|                 |       |                  |   |  | を|   出し合う。        | ・ 「班が楽しくない」という例や| TP2   | ・ これまでの自分の考え方や態度で|   |  | 考|                |  アンケート調査の集計から問6へ| (問6ほかの|  欠けていたことはなにかを、考える|   | の| え|                |  の反応などを提示して、より具体| 円グラフ) |  ことができたか。        |   |  | る|                |  的に話し合わせる。      |       |                  |   |  |  | ...........................| ..............................| ...........| ...............................|   |  |  | 4 望ましい学級集団を築いてい|                 |       |                  |   |  | ↓|  くために、今後どのようにすれ|                 |       |                  |   |  |  |  ばよいかを話し合う。    |                 |       |                  |   | 指|  |                | ・ 集団の一員としての在り方を考|       |                  |   |  |  |  ・ 例えば、「なかよく」とは|  えるきっかけをとらえさせる。 |       |                  |   |  | 解|   具体的にどういうことか。 | ・ 学級としての、及び自己の当面|       | ・ 学級の課題を解決する方法を考え|   |  | 決|  ・ 「協力できる」ようにする|  の課題はなにかを考えさせる。 |       |  ることができたか。       |   |  | 方|   には、一人一人がどのように|                 |       |                  |   |  | 法|   すればよいか。      |                 |       |                  |   | 導| を|                |                 |       |                  |   |  | 考|  ・ 以上のことから、学級の課|                 |       |                  |   |  | え|   題をまとめる。      |                 | 学級会カード|                  |   |  | る|                |                 |      5|                  |   |  |  |  +---------------------+  |                 |       |                  |   |  |  |  |  一人一人を大切にし、|  |                 |       |                  |   |  | ↓|  | みんなで協力し合う学級|  |                 |       |                  |   |  |  |  +---------------------+  |                 |       |                  |   |  |  |  ..........................| ..............................| ...........| ...............................|   |  |  | 5 これまでの話し合いで明らか| ・ 自己の課題として、どんなこと|       | ・ 課題解決のために、自分がなにを|   |  | 意|  になったことをもとに、自己の|  に努力していくか、また友達にど|       |  どのようにすればよいかという目標|   |  | 欲| 課題を明確にする。     |  のように援助していくのかをまと| 学級会カード|  を、もつことができたか。    |   |  | を|                |  めさせる。          |      5|                  |   |  | 持|  ・ 自分はこうしていきたい。|                 |       |                  |   |  | つ|                |                 |       |                  |   +---+---+-----------------------------+------------------------------+------------+---------------------------------+   |    | ○ 話し合ったことや、自己の課| ・ 学級及び自己の課題を学級会活| 学級会カード| ・ 学級及び自己の課題を、学級会活|   | 事 後|  題として把握したものを、学級|  動などに具体的に生かしていくよ|       |  動などに具体的に生かしていくこと|   |    |  生活に生かしていく。    |  うにさせる。         |       |  ができたか。          |   |    |                | ・ 新たな課題にも気づかせる。 |       |                  |   +-------+-----------------------------+------------------------------+------------+---------------------------------+                                                                     5 評 価                                                               (1)学級の課題を指摘することができたか。                                             (2)学級の課題を解決していくために、自己のこれからの在り方について目標をもつことができたか。