印刷用紙:B4縦 1ページの行数:65 1行の文字数(半角で):124 美術科学習指導案 指導者  小松 太 1、日 時   平成3年7月5日(金) 1校時 2、学 級   3年3組  男子21名 女子17名  北校舎4階美術室 3、主 題   選択学習T(絵画・デザイン、4コース)〜自分らしさを表現しよう〜 4、主題について    中学校での、これまで2年間の美術学習を通して得た力をもとにして、平面領域   において自分らしさを表現させるために、絵画とデザインにそれぞれ2コースずつ   を設け、全4コースの中から自由に表現手段(材料)を選択させている。    この学級は考え方も行動面でも個性的な生徒が集まっている。ややもすると授業 中の私語等で集中に欠ける場面も見られる学級であるが、先輩たちの作品を鑑賞し   たり、制作計画を立てたりする中で、興味関心を強め、意欲的に学習に取り組む生   徒が増えてきている。 単に各コースの表現技法の追求にとどまらず、自己の内面を見つめ、比較的自由   に表現手段(コース)を選び、自分らしさを表現していく活動を通して、より深く   自分自身をみつめ、粘り強く自己実現に向けて努力する姿勢をも育てたい。 5、指導計画 (1)選択学習の意義とコースの説明(オリエンテーション)‥‥1時間 (2)コース選択とグループリーダーの決定‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.5時間   (3)制作計画を立てる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.5時間   (4)発想・着想〜テーマ設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1時間 (5)構想〜テーマの決定からアイディアスケッチへ‥‥‥‥‥‥1時間 (6)表現‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7時間 +-----------+-----------+-----------------+-----------------+ | 油 絵 コース | 水彩画コース | ポスターコース | カレンダーコース   | (本時2/7)    +-----------+-----------+-----------------+-----------------+ | 下絵づくり| 下絵づくり | 文案、図案の検討 | 図案、数字の検討 | | 下絵の完成| 下絵の完成 | レタリング・レイ | レイアウト | | 彩色  | 彩色 | アウト・配色計画 | 配色計画 | | | | 下絵の完成 | 下絵の完成 | | | | 彩色     | 彩色 | +-----------+-----------+-----------------+-----------------+ (7)仕上げ・鑑賞(合評会)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1時間 6、本時の達成目標 (1)各自の計画に基づき、意欲的に制作を進めることができる。      ・油 絵コース----キャンバスに、下絵を完成させ、 彩色をすることができる。 ・水彩画コース----画面構成を工夫して、 画用紙(パネル)に、下絵づくりができる。 ・ポスターコース---レイアウトを決定し、 画用紙(パネル)に、下絵づくりができる。 ・カレンダーコース--レイアウトを決定し、 画用紙(パネル)に、下絵づくりができる。 7、本時の展開   <個に配慮する視点>  <A>達成度  <B>学習速度  <C>取り組み方(意欲・態度)  <D>見方・考え方 <E>興味・関心  <F>生活経験                 <S>学習形態 +---+---+---+-------------------+---------------------------------------------------------------------+---------------+ | 段| 過| 時| |    個   人   差   に   対   す   る   配   慮 | | | | | | 学  習  活  動+-------------------------------------+--------------------------------+ 資料・教具等 | | 階| 程| 間| | 評 価 の 観 点 ・ 方 法 | 配 慮 事 項 | | +---+---+---+-------------------+------------------------------------+--------------------------------+---------------+ | | | | 授業準備をする。 |                   |                  | | | | 課| | 元気に挨拶する。 | | | | |  |  |  | 1、本時学習課題を | 1 各コースグループ毎、リーダーを中 | 1<C>計画と実際の制作場面とのズレ | ・道しるべ | | 導| | | 確認する。 |  心に話し合い、進度と内容を確認して |  がないか確認させる。        | ・前時学習資料| | | 題| | ・各コースグルー |  いるか。 |  <D>グループ発表の後、 制作の進ん | ・生徒作品 | | | | | プ毎に確認する。 |  机間巡視 |  でいる生徒に指名発表させ、 表現意 | | | | | | ・グループ毎に発 |  グループ発表 |  図にてらした構想のまとめかたや取 | | | | 把| | 表し全体確認する | G、M→制作の見通しをもって、本時 |  り組み方の参考にさせたい。 | | | | | | 表現意図にあっ |  学習内容を明確にできる。 | | | | 入|  |  |  た画面構成をして |  P→前時学習内容のつづきの学習項目 | | | | | 握| 10| キャンバスやパネ |  を言うことができる。 | | | | | | 分| ルに本描きしよう | | | | +---+---+---+-------------------+-----------------------------------+----------------------------------+--------------+ | | | | 2、コース毎の制作 | 2 コース毎に、各自のテーマにもとづ | 2<D>コース毎に巡回し、コース別の | ・油絵道具 | | | 課| | に入る。 | き、表現意図にあった制作活動をして |  本時学習(制作)ポイントや手順を | ・スケッチ | | | | | | いるか。 |  なるべく実例を通して説明しながら | 用紙 | | | | | 4コース | 机間巡視(コース別指導から個別指導へ |  激励し、制作意欲を高める。   | ・キャンバス | | | 題| | 油絵コース | 《油絵コース》 |  (巡回順はポスター→水彩画→カレ | ・パネル | | | | | ・・・・・7人 | G→表現意図を明確にして、彩色をする |  ンダー→油絵とするが、本時では、 | ・トレイシン | | | | | 水彩画コース  | ことができる。 |  カレンダーコースからは、個別指導 | グペーパー | | | 追| | ・・・・・6人 | M.P→表現意図を確かめながら、下絵 |  を主にしていく。)   | ・ハサミ | | 展| | | ポスターコース | づくりをすることができる。 |  ・ポスターコース   | ・セロハン | | | | | ・・・・・15人 | 《水彩画コース》 |  @テーマの確認 | テープ | | | 求| | カレンダーコー | G→下絵づくりに入ることができる。 |  A文案の検討と書体の決定   | ・定規 | | | | | ス・・・・・10人 | M→画面構成を工夫することができる。 |  Bレイアウトと配色計画   | ・コンパス | | | ・| | | P→スケッチをして、構想をまとめるこ |  C下絵(アイディアスケッチの拡大) | ・各自資料等 | | | | | | とができる。 |  ・水彩画コース | | | | 制| | | 《ポスターコース》 |   @テーマの確認 | | | | | | | G→レイアウトを決定して、下描きに入 |  A意図を確かめながらの画面構 | | | | | | | ることができる。 |  成の工夫 | | | 開| 作| | | M→図案と文案の検討をしてレイアウト | Bパネルへの下描き(デッサン) | | | | | | | を考えることができる。 |  ・カレンダーコース | | | | | | | P→図案と文案を考えることができる。 | 主に個別指導 | | | | 活| | | 《カレンダーコース》 |  ・油絵コース | | | | | | | G→レイアウトを決定して、下描きに入 | | | | | | | | ることができる。 | | | | | 動| | | M→図案と数字のレイアウトを考えるこ | | | |  |  | 35|          |  とができる。 | | | | | | 分| | P→図案と数字を考えることができる。 | | | +---+---+---+-------------------+----------------------------------+-----------------------------------+-------------+ | | 反| | 3、本時学習のまと | 3 各コースグループ毎、リーダーを中| 3<C>机間巡視しながら、進度だけで | ・作品 | | | 省| | めをする。 |  心に話し合い、進度と内容をまとめて |  なく、内容について(思うように表 | ・道しるべ | | 終| ・| | ・各コースグルー |  いるか。 | 現できたか)も話しさせるように、 | | | | ま| | プ毎にまとめる。 | 机間巡視 |  指示する。 | | | | と| | ・グループ毎に発 | グループ発表 | | | |  | め|  | 表する。 | G→次時学習の進度にもふれて、話すこ| | | | | ・| | ・道しるべ記入す | とができる。 | | | | | | | る。 | | | | | | 次| | | | | | | 末| 時| | 4、次時の学習課題 | M→本時の学習進度と内容を話すことが | | | | | 課| 5| を理解する。 | できる。 | | | | | 題| 分| 元気に挨拶する。 | P→本時の学習進度を話すことができる | | | +---+---+---+-------------------+-----------------------------------+----------------------------------+-------------+