中学校第1学年英語科学習指導案

指導期間 平成12年9月18日〜10月6日
指導学級 盛岡市立見前中学校第1学年
男17名、女23名、計40名
指導者 杉本 英樹


1 単元名 Unit7 「ここはどこ? あなたはだれ?」( 東京書籍 NEW HORIZON English Course Book 1)

2 単元について

(1) 教材について
 この単元は、タイムスリップによって未来の地球がゴミであふれている場面を目の当たりにしたり、未来の自分と出会ったりする場面などを中心にして、自分たちの生活の問題を考えさせる内容になっている。
 言語材料については、まず、疑問詞Whereを使って物の置き場所や人のいる場所を尋ねたり、onやinなどの前置詞を使って答えたりする言い方を学ぶ。次に、him、herなどの代名詞の目的格を使って、話題にのぼっている人について、「彼(彼女)を知っている」のような言い方を学習する。これらの言い方は、日常よく使う表現である。ペア活動を取り入れて既習事項と合わせて楽しく反復練習をすることで、習熟させたい。
(2) 生徒について
 生徒は、明るくまじめに取り組む生徒が多く、特に音読の声が大きい。また、男女の区別なく協力して学習できる。しかし、既習事項について書かれた英文を音読できる生徒は多いが、何も見ないで口頭での受け答えができる生徒は少数にとどまっている。
(3) 指導に当たって
 本単元の指導にあたっては、ペア活動を学習指導過程の導入、練習、応用の段階に取り入れて、既習事項と新出事項を組み合わせた言語活動を行い、対話をスムーズにできるようにさせたい。

3 単元の指導目標

(1) コミュニケーションへの関心・意欲・態度
 ペアでの対話練習や対話活動に積極的に取り組もうとする。
(2) 表現の能力
 場面を想定して、どこにいるのかを尋ね合う問答をしたり、身振りや手振りを加えたりしながら臨場感のある音読ができる。
(3) 理解の能力
 場所を尋ねる言い方や「彼(彼女)を知っている」という言い方を理解できる。
(4) 言語や文化についての知識・理解
 地球のごみ問題などについて理解できる。

4 単元の指導計画  Unit7 (8時間扱い)

(ア) Starting Out 「コロンの友達」 ・・・・・・・・・・ 2時間(本時)
(イ) 由美たちの冒険「ここはどこ?あなたはだれ?」 ・・・ 4時間
(ウ) Let's Try & Write ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1時間
(エ) 「今日は何日?あなたの誕生日は?」 ・・・・・・・・ 1時間

5 本時の学習指導(指導計画 第1・2時 Starting Out 「コロンの友達」)

ア 目標
  ・場所を尋ねる言い方と答え方を理解し、実際に問答できる。
  ・場所を尋ねたり、それに答えたりする活動に積極的に取り組もうとする。

イ 展開
段階 言 語 活 動 指 導 上 の 留 意 点 (評価◎)











(20)
挨拶
1 既習事項の復習
 既習文型と既習の表現を含んだ問答の形でペアになって練習を行う

対話文の例
● Please open the window.
● Thank you.
○ You're welcome.
その窓を開けてください。
ありがとう。
どういたしまして。
(注) ●は質問する人、○は答える人の英文を表す。

ペア活動について説明する

前単元までの既習事項の中から重要表現を選択し、対話文の形で表した学習プリントを使って、問答させる

ペア活動の前に一斉に音読練習を行う

◎ペアで協力して問答できたか








(30)
2 新出文型の導入 
Where is Miko?
 ─ She is on the chair.
3 本文の内容理解

4 新出語句の理解と練習
身近な話題を取り上げて平易な英語を用いて、新出文型の導入を図る
人形など視覚教材を用いて、内容理解を促す

絵の中のネコがどこにいるのかを英文で言わせる

フラッシュカードを使って新出語句の読みの練習をし、意味確認、書く練習をさせる












(30)
5 新出文型の練習
  新出文型に既習の表現を組み合わせてペアになって対話練習を行う
野菜や果物などの具体物を用意して、お互いに物の置き場所を問う練習をする

対話文の例
A: Where is my apple?
B: It's on the desk.
6 本文の音読練習
一斉、個人、ペアの順に本文の音読練習をする




どのペアも十分対話できるように、机間指導をして、活動を促す


◎物の置き場所を問われて、いろいろな場所について英文で答えることができたか

読めない生徒のため、机間指導をする。
◎ペアで協力して音読できたか













(20)
7 新出文型の対話活動
  新出文型に既習文型、既習の表現を組み合わせてペアになって対話活動を行う
お互いに相手の部屋の物の置き場所を質問して当てる活動をする

対話文の例
A: Where is your pen?
B: It's in the desk.
8 本時のまとめ
9 次時の予告
挨拶




どのペアも十分対話できるように、机間指導をして、活動を促す

◎進んで対話し、相手の持ち物の場所を当てることができたか

自分で話した対話文をノートに書いてまとめる
(注) □で囲んだ部分が手だてにかかわる言語活動である。
ウ 評価
  ・場所を尋ねる言い方と答え方を理解し、実際に問答できる。
  ・場所を尋ねたり、それに答えたりする活動に積極的に取り組もうとする。