印刷用紙   :B5 縦 1ページの行数:46 1行の文字数 :84 【学習指導案】 英 語 科 学 習 指 導 案 指導者  磯 田  望  1 日 時  平成4年10月21日(水)  2 学 級  紫波町立紫波第一中学校 2年4組(男子18名,女子21名 計39名)  3 主 題 Australia (LET'S READ 2, Book 2)  4 題材について  (1)題材観    オーストラリアの風物と日本との関係を述べた説明文である。同じ英語圏にありながら,   この国の文化や風物については,これまでわが国にはあまり知られていなかった面もある   が,近年,貿易経済を中心として両国の関係が深まるにつれ,若い人々の間にも関心が高   まり,交流も盛んに行われつつある。    ここでは,「読むこと」の指導をとおして,オーストラリアと日本との関係,オースト   ラリアの地理,代表的な動物,歴史の中のひとつの説話などについて理解を深め,オース   トラリアへの関心を一層高めたい。  (2)題材構造図    Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 オーストラリア → オーストラリア → オーストラリア  → オーストラリア と日本との関係 の地理,気候 の動物 の歴史 (3)指導観    オーストラリアの風物と日本との関係を読みとり,言語や文化に対する関心を深めさせ るように指導したい。 ア 内容の読みとりについて     オーストラリアと文化や風物と日本の関係を読みとらせたい。写真や地図,絵などを    用いて理解を深めさせたい。本文の内容や文法事項の指導にあたっては,基本的なもの    から発展的なものへと,ステップをふんで取り組めるような書くことを中心とした学習    プリントで理解の定着を図りたい。   イ 「読むこと」の言語活動について     「読むこと」の言語活動は大きく分けて,音読と黙読に二分される。音読の指導では,    はっきりと正しく音読できるようにすることが大切であるが,「正しく」音読するため    には,文や文章の内容を十分に理解していなければならない。また,聞き手に書かれて    ある内容を伝えることを考えた場合,大切な部分を強弱をつけて読んだり,感情を込め    て読んだりすることは,コミュニケーションと密接な関係をもっている。また,書かれ    たものを読んで(黙読)必要な情報を得たり,また,その情報を第三者に伝え,その情    報をもとに問答し合うことは,情報の授受という点からも,コミュニケーションと密接    な関連があるといえる。そのための指導も,音読の指導と同様に重要なことであると考    える。   ウ 教材について   (ア)語法・語句 1. Australia is one of the most important countries for Japan.   2. People in Australia are very interested in Japan. 3. It is about twenty times as large as Japan. 4. A large part of Australia is dry. 5. A mother Kangaroo runs away from her baby. 6. Another animal runs after a mother Kangaroo.  5 指導目標    (1)オーストラリアの文化や風物と日本との関係を理解することができる。 (2)4技能 ア 聞く 本文の内容を音声,絵,文字のステップをふみながら聞き取ることができる。   イ 話す 本文の概要を聞きとることができ,簡単な英語での問答をすることができる。 ウ 読む 意味内容が理解できた英文を英語らしく音読し,read and look upできる。 エ 書く 新出の語や句を場面に応じて書くことができる。  6 指導計画  第1時 Part 1 オーストラリアと日本との関係,日本に関心を高める人々 (本時) のようすを読みとらせ,それについて問答できる。 第2時 Part 2 オーストラリアの地理と気候について読みとらせ,それに               ついて問答できる。 第3時  Part 3 オーストラリアの動物の生態について読みとらせ,それに ついて問答できる。 第4時 Part 4 カンガルーの名前についての話を読みとらせ,それについ               て問答できる。 第5時  まとめ   オーストラリアについての概要文を書くことができる。   7 本時の指導計画 (1)本時の指導目標  ア オーストラリアと日本との関係について読みとることができる。 イ 本文の概要をとらえながら,聞くことができる。 ウ 本文の内容について理解し,簡単な問答ができる。  (2)下位行動目標    ア 本時の学習内容をまとめて発表することができる。 イ 意味のかたまりに注意して読むことができる。 ウ 新出語句の意味を日本語で言うことができる。 エ 新出語句を英語で発音することができる。 オ 学習シートで本文の概要や語句を確認することができる。 カ 積極的に学習に参加し,本文の概要を発表することができる。  8 本時の指導過程 過程 学 習 内 容    学  習  活  動   留意点・評価 1.あいさつ  ・あいさつ ・英語学習の雰囲気 Warm-up Hello class. How are you today? をつくる。 導 What day is today? What's the date? ・一人ひとりがしっ How is the weather today?      かり挨拶ができた I got up at 6 this morning. か。 How about you, A ? Then I got up earlier than you. You got up the earliest 〜. などの活動の後,既習事項の比較級, 最上なども再確認する。 2.本時の話題 ・オーストラリアという言葉からどんな ・オーストラリアの 内容の確認と イメージがにうかぶかを自由に話し合 国に興味・関心を 入 課題把握 う。 いだかせる。 ・シートの絵やオーストラリアの資料を ・挙手又は指名によ を読んで課題意識をもつ。 りチェックする。 3. 本文の概要 ・本文の英語を聞いて,その内容を把握 ・教科書は閉じたま の把握 する。        まで 展 ・集中して聞いてい るか。 4. 新出単語の ・新出単語の発音と意味を確認する。   確認     ・シートで語句や表現をチェックしなが ・文法事項などはこ        本文の要点  ら,本文を黙読する。 こで説明する。 の把握 ・内容把握のため重要な表現について シートで確認する。               教師の説明を聞く。 one of 〜, be interested in 〜, ・生徒に日本語訳を and so on 〜, 〜 to learn 言わせて理解を確 かめる。 5. 本文の音読 ・教科書を見ながら,モデルリーディン ・文脈にあわせたリ      練習 グを聞く。 ズム,アクセント, ・教師のあとについて,音読,自由読み, ストレスのつけ方 指名読みをする。 に注意させる。 (全体→個人) 6. 本文の内容 ・本文の内容について,教師の質問につ ・シート の把握 いて日本語で答える。 STEP A 開 7. 本文の内容 ・本文の要点を表す英文が言えて,書く ・シート       の英問英答 ことができる。 STEP B read and look up   の手法を用い,音 終 8. 本文の音読 ・本文の内容を確かめながら,聞き手を 読から書くという     予想した読みをする。 学習パターン 9. まとめ ・オーストラリアにかかわる教師の話を 聞いて,次への課題意識をもつことが 結 10. 挨拶 できる。