印刷用紙:B5 1ページの行数:66 1行の文字数(全角で):40 英 語 科 学 習 指 導 案                 日 時 平成6年11月25日(金)4校時   学 級 1年2組 (男子15名 女子9名 計24名) 指導者 山蔭 美恵子 1 研究主題        一人一人を生かす授業をどう組み立てるか 〜基礎基本の定着を中心に〜 2 英語科の研究主題   一人一人を生かしながら、基本単語・基本文を定着させ、コミュニケ−ション能力  を高める指導はどうあればよいか 3 英語科の研究主題への迫り方   基本単語や基本文を用いた表現を、生徒の興味・関心や学習速度に応じて、実際に  自分の言葉として活用できるような表現活動に取り組ませることで、基礎基本の定着  を図ると共に、コミュニケ−ションに対する興味・関心を高め、コミュニケ−ション  能力の育成にもつなげたい。 4 単元名 Lesson 9 今、そちらは何時?  ( NEW HORIZON English Course Book 1 ) 5 単元の目標 「コミュニケ−ションへの関心・意欲・態度」 ・時刻の表現、一日の生活について表現、問答しようとする。 ・対話文の暗唱、ロ−ルプレイに意欲的に取り組もうとする。 「表現の能力」 ・時刻を正確に表現できる。 ・自分や友達の一日の生活について表現できる。 ・対話文を会話らしく発表することができる。 「理解の能力」 ・時刻の表現を正しく聞き取ることができる。 ・一日の生活についての問答を正しく聞き取り、理解できる。 「言語や文化についての知識・理解」 ・日付変更線、時差について関心を持ち、世界の時刻について考えることができ     る。 6 本単元の指導の意図 (1)単元及び教材について   時間についての表現を扱う本単元では、パ−ト1で時差について考えながら世界の  主要都市の時刻を題材に時間の尋ね方、答え方を学習し、さらにパ−ト2、パ−ト3  では時間の表現に加えて、一日の生活について起床してから寝るまでの基本的な表現  を学習する。  一日の生活についての表現では、重要な基本動詞が多く用いられているため、問答  や会話練習のなかで定着させたい。自分の一日を英語で表現したり友達と問答する活  動は身近なことが題材となっているので生徒も興味を持ち、コミュニケ−ション活動  にも意欲的に楽しく取り組める題材であると考える。               (2)生徒について   英語の学習が好きですかという問いに対して、24名中、好き・どちらかといえば  好き16名、普通6名、苦手2名という結果で、比較的英語が好きな生徒が多い。特 に女子に英語に興味を持っている生徒が多く意欲的に取り組んでいる。また、普通、苦 手と答えた生徒も、発音がうまくなりたい、英会話ができるようになりたいという願望 を持ち、全体でも本文の音読が好きと答える生徒が21名と多く、英語を発音すること に抵抗感なく取り組んでおり、コミュニケ−ションに関する興味・関心を持っている。 (3)英語科の研究主題に迫るための具体的方法   1)個を生かすための手だて ・アンケ−ト等の実態把握をもとに、個の良さ、興味・関心事項を把握する。 ・実態に即した個の良さ、興味・関心を生かせるような活動の場を設定する。    ・自己評価、他者評価を用い、生徒間でお互いの良さを認め合う場を設定する。 2)基礎基本の定着のための手だて ・「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」のドリルの場を設定する    ・「話すこと」「書くこと」の表現活動の場を設定する ・学習シ−ト、ワ−クの活用 7 指導計画 Lesson 9   part1 新出単語の学習、内容把握(True or False) 、本文の音読練習   1時間     基本文の説明、基本文の表現を用いた口頭練習(Activity)、ワ−ク 1時間 part2 新出単語の学習、内容把握(True or False) 、本文の音読練習   1時間 基本文の説明、基本文の表現を用いた口頭練習(Activity)、ワ−ク 1時間 part3 新出単語の学習、内容把握(True or False) 、本文の音読練習   1時間 基本文の説明、基本文の表現を用いた口頭練習(Activity)、ワ−ク 1時間 まとめ 課題選択学習                   1時間(本時) 8 本時の指導 (1)ねらい  それぞれが自分で課題を選択して取り組み、教科書の本文を暗唱し会話らしく表現  したり、自分たちで対話文を作り発表することができる。 (2)基礎的・基本的事項   「聞くこと」 ・他のグル−プの発表を聞き取る。   「話すこと」 ・本文を暗唱し、会話らしく発表する。          ・自作の文を会話らしく発表する。 「読むこと」 ・本文の意味を正しく読み取り、音読の工夫をする。 「書くこと」 ・既習事項を用いて、自作の対話文を作る。 (3)本時の展開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |  学 習 内 容 |  学 習 活 動 |支援上の留意点 | | | | |○個を生かす手だて | | | | |◎評価等 | +−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ |導|1 あいさつ |1英語であいさつをする。 | | |入|2 Warm up |2曜日、日にちについての |・会話としての流れを生| | | | 問答をする。 | かすようにする | |10|3 既習事項の確認 |3What time do you〜?の | | 分| | 文の確認練習をする。 | | +−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | |4 学習課題の把握 |4本時の学習課題をつかむ | | | | +−−−−−−+−−−−−−−−−−+ |○選択した課題に対す | | | |課題を選択して取り組み、発表しよう| | る達成目標を持たせる| | | +−−−−−−+−−−−−−−−−−+ | | |展|5 課題学習 |5課題を選択し、協力して |・必要に応じてテープ等| | | A 本文の暗唱 | 課題に取り組む | も用いる | | | B 自作文作り | 暗唱は、英語らしく、会話| | | | | らしく発表できるように練|○各グループを見回り、| | | | 習する         | 課題が十分に達成され| |開| | 対話文作りは既習の表現も| るように支援する | | | | 用いて考える |◎課題に意欲的に取り組| | |          | | むことができたか(取| | |          | | り組みの態度・協力性| | | | | 等観察、プリントの自| | | |     |  己評価) | | | |     | | | |6 課題の発表 |6課題を発表する  |◎自信を持って発表でき| | |  他のグル−プの | 他の発表を聞き、 | たか(声の大きさ、発| | |  評価 | 評価をする |  表態度) | |30| | |◎他の発表を聞いて良い| |分| | | 点を評価することがで| | | | |  きたか | | | | |(プリントへの記入、 | | | | | 発表) | | | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ |ま|7 自己評価、感想 |7 プリントに自己評価 |◎自分の目標を達成する| |と|  のまとめ | と感想を記  入する | ことができたか | |め| | | (プリントへの記入)| | |8 次時の予告 | | | |10| | | | |分| | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ 9 評価の観点  ・課題に意欲的に取り組むことができたか。  ・本文を会話らしく暗唱発表できたか。  ・本文を基にして自作の文を作り発表することができたか。  ・他のグル−プの発表を聞き、良さを認めることができたか。