印刷用紙:A4縦 1ペ−ジの行数:40 1ペ−ジの文字数(半角文字で):92                英 語 科 学 習 指 導 案                 日時・・・・ 平成7年9月7日(木)〜20日(水)  授業学級 一関市立一関中学校2年A組・・・・・・・・・  (男子20名,女子20名,合計40名・・・・)  授業者・・ 今 野 利 昭(長 期 研 修 生) 1 単元名                                          Lesson 6 Tim, the Translator(東京書籍 New Horizon English Course , Book 2) 2 単元について 将来翻訳家になることを希望しているジョ−は毎日熱心に勉強している。それを知ったミンはジョ−に 翻訳用のコンピュ−タ " Tim "を紹介した。興味をもったジョ−が Timを使っていろいろな文を翻訳し ているうちに,日本語を直訳してしまったため,まったく意味をなさない英文ができあがってしまった。 このような話題から,文化としての言語に関心をもたせることがこの単元でのねらいの一つになっている。 新しい言語材料として Part 1 では have ( has ) to 〜 ,Part 2 では call を用いた第5文 型を扱っている。 have ( has ) to 〜 については主語に対応した動詞の形の復習を行う必要がある と思うが,to 〜 の部分は be going to 〜 , want to 〜 などの既習事項と関連が図られれば さほど抵抗なく理解されるものと思われる。 call を用いた第5文型については, call 以下の語順に 注意させながら指導はするが,文法事項の説明は省略し友人やタレントのニックネームなどについて取 り上げた活動を中心に行うことでその文型の理解を図っていく工夫をしていきたい。そのほかWhy 〜  に対する Because を用いての応答や Thank you for 〜 .また語句としては would like to 〜 . などについても指導することになるし,Can I 〜 ? If 〜 ? Shall we 〜 ? などの文について も復習していきたい。 3 単元の学習目標  ・have ( has ) to 〜 .( 〜しなければならない)と第5文型 call A + B ( SVOC ) の語順と意 味を理解し,それらを用いて身近な事柄について表現することができる。 (関心・意欲・態度、表現、理解) ・本文の内容理解をとおして,UNESCO (= the United Nations Educational, Scientific, Cultural Organization )などの Acronym や,Robert を Bob と呼ぶ Pet Name などについて理 解することができる。               (理解、言語や文化についての知識・理解) ・Tim の誤訳の例をもとに,ある言語を他の言語に直訳した場合に生じる問題点を考えることで文化と しての言語に関心をもつ。               (言語や文化についての知識・理解) 4 単元の学習指導計画   第1時 Part 1の新出文型( have to 〜 )の導入と定着のための練習   第2時 Part 1の新出文型を取り入れた言語活動,本文の内容理解と音読練習   第3時 Part 2の新出文型( call + A + B ) の導入と定着のための練習   第4時 Part 2の新出文型を取り入れた言語活動,本文の内容理解と音読練習   第5時 Part 3の重要表現( What do I have to do if I want to be 〜 )の定着のための練習   第6時 Part 3の重要表現を取り入れた言語活動,本文の内容理解と音読練習   第7時 Lesson 6のまとめ 5 本時の学習指導  (1) 第1時 ( Part 1 )   1)目標    ・新出文型 have ( has ) to 〜 の文構造と意味を理解することができる。 ・新出文型を用いて身近な事柄について自分の考えを入れながら表現することができる。 (関心・意欲・態度、表現)   2)展開 +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |段階|  学習内容・・  |   学習活動・・・・・・・・・・・・・・・・   | 留意点・資料 |    +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | 導 |1 Greetings    |・英語での挨拶            |英語学習への雰囲| |  |         |                   |気を作る。   | |  |2 Warm-up     |・日付・天気・昨日のことについての質問|        | | 入 |  Conversations| に答えることができる。       |        | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |  |3 新文型の提示  |・対話を聞き対話内容の概略をとらえるこ|モデル対話文1 | |  | モデル対話文を用| とができる。            |(資料編参照) | |  | いての have to〜|・新文型 ( have to 〜 )がどこに含まれ|        | |  | の提示とその説明| ているかを指摘できる。       |        | |  |         |・説明を聞き,have to 〜 の文構造と意|学習プリント1 | |  |         | 味を理解することができる。     |(資料編参照) | | 展 |         |                   |        | |  |4 文型練習1   |・文型練習のやり方を理解し,指示に従っ|単語・語句リスト| |  | 肯定文の練習  | て自分の苦手な教科名を入れて文を作り|1(資料編参照)| |  |         | 口頭で発表することができる。    |できるだけ多くの| |  |         |                   |生徒に発表させて| |  |5 文型練習2   |・疑問文・否定文の作り方を理解し,与え|評価する。   | |  | 疑問文・否定文の| られた文を自分の立場で疑問文・否定文|学習プリント1 | |  | 作り方の説明及び| に転換することができる。      |        | |  | その練習    |                   |        | |  |         |                   |        | |  |6 対話練習1   |・目標となる文にかかわる単語を1〜2語|モデル対話文1 | |  |         | 換えて,友達と対話することができる。|学習プリント1 | |  |         | ここでは,カレ−ライスの材料を自分で|        | |  |         | 考えて文を作り出し,友達に伝えること|        | |  |         | ができる。             |        | |  |         |                   |        | |  |7 対話練習2   |・その他の部分の単語を自分の考えで2〜|モデル対話文1 | |  |         | 3語換えて友達と対話することができ・・|学習プリント1 | |  |         | る。ここでは,作るメニュ−をカレ−ラ|机間指導により対| |  |         | イスからほかのものに変え,その材料も|話の支援を行う。| |  |         | 考えながら友達に伝えることができる。|        | |  |         |                   |        | | 開 |8 対話練習3   |・対話練習Uで作った対話文にさらに1文|モデル対話文1 | |  |         | 付け加え,友達と対話することができ・・|学習プリント1 | |  |         | る。どのような文を付け加えれば,対話|机間指導により対| |  |         | がさらに続いていくかを友達と考ること|話の支援を行う。| |  |         | ができる。             |いくつかのペアに| |  |         |                   |発表させて評価す| |  |         |                   |る。      | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | ま |9 学習のまとめ  |・今日の学習の自己評価        |学習プリント1 | | と |         |                   |        | | め |10 Greetings   |・英語での挨拶            |        | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+   3)評価    ・新出文型 have ( has ) to 〜 の文構造と意味を理解することができたか。   ・新出文型を用いて身近な事柄について自分の考えを入れながら表現することができたか。 (2) 第2時 ( Part 1 )   1)目標    ・友達と協力して積極的に言語活動に取り組むことができる。 ・教科書本文の概要を理解することができる。また,その内容にふさわしいように音読するこ とができる。 (関心・意欲・態度、理解)   2)展開 +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |段階|  学習内容・・  |   学習活動・・・・・・・・・・・・・・・・    | 留意点・資料 | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |  |1 Greetings    |・ 英語での挨拶            |英語学習への雰囲| |  |         |                   |気を作る。   | | 導 |2 Warm-up     |・日付・天気・昨日のことについての質問|        | |  |  Conversations| に答えることができる。       |        | |  |         |                   |        | |  |3 前時の復習   |・have (has) to 〜 の文構造と意味に |学習プリント1 | |  |         | ついての確認問題に答えることができ・・|        | |  |         | る。                |        | | 入 |         |・前時に行った対話練習Vを発表すること|前時に時間が不足| |  |         | ができる。             |していた場合  | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ |  |4 言語活動    |・活動の手順・方法を理解することができ|コミュニケ−ショ| |  | 学級一の早起きさ| る。                |ンプリント1  | |  | んは誰?    |・インタビュ−により必要な情報を集める|(資料編参照) | |  |         | ことができる。           |班内で協力して作| | 展 |         |・班内で情報を交換しあい,自分たちがみ|業に取り組ませる| |  |         | つけた早起きさんを発表することができ| | |  |         | る。                |班ごとに発表させ| |  |         |                   |その結果を総合す| |  |         |                   |る。      | |  |5 教科書本文の概要|・本文のテ−プを聞いた後,TFテスト に答え|学習プリント1 | |  | 把握      | ることができる。          |テ−プ     | |  |         |                   |        | |  |         |・日本語の質問に答えながら本文の概要を|学習プリント1に|    |  |         | 把握することができる。       |記入させながら概| |  |         |                   |要を把握させてい| | 開 |6 新出単語    |・新出単語の発音と意味を確認することが|く。      | |  |         | できる。              |        | |  |         |                   |        | |  |7 本文の音読練習 |・本文の内容にふさわしいように音読する|        | |  |         | ことができる。           |        | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+ | ま |8 学習のまとめ  |・今日の学習の自己評価        |学習プリント1 | | と |         |                   |        | | め |9 Greetings   |・英語での挨拶            |        | +−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+   3)評価    ・友達と協力して積極的に言語活動に取り組むことができたか。  ・教科書本文の概要を理解することができたか。また,その内容にふさわしいように音読する     ことができたか。