印刷用紙:B4縦 1ページの行数:56 1行の文字数(半角で):110   −−以下 指導案本文−−                      英 語 科 学 習 指 導 案                            日 時  平成8年11月5日(火)2校時                            場 所  湯田町立湯田中学校 コンピュータ室                            学 級  2年B組(男子12名、女子12名、計24名)                            授業者  高橋 公子   ブリジット・ラブ                                         1.単元名  Lesson 8  Niagara Falls 2.単元について  (1)教材観                  ナイアガラの滝への観光旅行が題材である。健、健の父、ポーラの3人が車で移動しながら対話をしている。ビデ    オなどを使い雄大な自然を感じさせながらすすめたい。     文法事項では、形容詞の比較級・最上級を扱う。身近な例で、old, short, tallなどを使った比較表現を練習させ、    〜er than −−を一つのまとまった文として覚えることでこの文型に対する抵抗感を少なくしたい。     more , most をともなう形容詞も扱うが、あまり詳しい説明はせず違いについてしっかりと覚えさせたい。  (2)生徒の実態                                楽しいふんい気のなかで学習が進められる学級である。特に口頭による発表には、元気よく表情豊かに取り組む生    徒が多い。まちがいをおそれてか、挙手する者が少なくなってきたが、指名すればほぼ全員答えることができる。「    聞くこと」「話すこと」をより好む傾向はあるものの、「書くこと」「読むこと」について苦手意識を持っていると    いうことはない。中位の生徒が多く、どの題材でもインタビューゲームを取り入れているが、生徒達は助け合いなが    ら楽しくそれぞれ自分のレベルで取り組むことができる。    英語の授業でコンピュータ(LL機能とワープロ機能)を使うことについてのアンケートを見ると、「教室での授業    より集中して聞こうとしたり、自分がタイプする語や文を声にだして言うようになった」などの感想をもっている。  (3)指導観                                      普段の授業で、「理解すること」と、それを使って「表現すること」(話すこと/書くこと)とを区別して指導し    ている。話す事と書く事とがそれぞれ切り離された活動であれば、それは単なるドリルで終わってしまうか、もしく    は生徒にとって退屈な学習活動となるのではないかと考えるからである。    「言えるけど書けない」「聞いてわかるけど書けない」という悩み(不満)は学年が進むにつれて多くなると思われ    るので、一年生の入門期から「話すこと」と「書くこと」とが結びついた活動をさせたいと考えている。     ここでは、生活の中で良く使われる形容詞の一つの用法、「比較の表現」を理解させ、それを使ってのインタビュ    ー活動に取り組ませたい。それぞれのテーマを選び、自分が知りたい内容について互いに問答する中で「聞く/話す    力」を、さらにその内容についてのレポートをタイピングする場面では「書く力」をつけたいと考えている。    授業では、ALTだけでなくJTEも生徒もできるだけたくさん英語を話し、聞くことも重要な目標の一つである                           3.単元目標  (1)形容詞の比較表現を使って、積極的に聞いたり話したりしようとする   (関心・意欲・態度) (L/S)  (2)形容詞の比較表現を使って、正しく話したり書いたりすることができる  (表現)       (S/W)  (3)形容詞の比較表現を含んだ英文を正しく理解することができる      (理解)       (L)  (4)ナイアガラの滝について理解し関心を深める              (言語・文化)      4.観点別指導目標 +−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ |コミュニケーションへ| 表 現 の 能 力 |  理 解 の 能 力 |  言語や文化についての | |の関心・意欲・態度 | | |  知識・理解 | +−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ |・人の年令や身長、物|・人や物について、その年令、|・高さ、長さ、大きさなどに|・本文の内容を通してナイア| |の長さ、高さ、大きさ|身長、大きさ、長さなどを比較|ついての比較の文を聞いて、|ガラの滝には2つあることと| |などを比較する問答練|して「より〜です」「一番〜で|正しくそれぞれの違いが理解|それぞれの違いが理解できる| |習に、考えながら積極|す」という表現ができる |できる |・比較級・最上級の使い方の| |的に参加しようとする| | |違いがわかる | +−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ 5.指導計画(10時間)   Lesson 8    part 1・・・・・・・3時間 本時(3/3)          part 2・・・・・・・3時間          part 3・・・・・・・3時間          まとめ・・・・・・・・・1時間                                                         6.本時について  (1)本時の目標    1) “Is A 〜 er than B ?"“Which is 〜 er, A or B ? " “ A is."の表現を使いながら、積極的にインタビューに      とり組もうとする              (話す・表現)    2)1)の文の用法を理解し、身近な事柄についての疑問文を聞いて答えることができる     (聞く・理解)    3)インタビューしたことがらについて内容が伝わるように英文で書いて表現することができる  (書く・表現)  (2)教育機器活用の意図    1)コンピュータのLL機能(マイク、ヘッドセット)を使うことでより集中して聞く態度を培うとともに書こうと     する意欲につなげていきたい    2)コンピュータのワープロ機能(英文タイプ)を使い、たくさん書きたい、正しく書きたいという意欲を高めたい  (3)本時の展開                                             +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−+ |段階| 学習事項 | 学 習 活 動 | 教師の働きかけ |形態| 留意点 | +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−− JTE −−− ALT −+−−+−−−−−−−−+ |導入|あいさつ |元気にあいさつする |あいさつをしながら機器の調子を|一斉|名前と日付を | |13分| | |見てまわる |  | |タイプしてお | | |WARM UP |先生の言う質問をよく聞いてその|・下位の生徒を|・既習の文型や|個別|く | | |--Q and A-- |答の文を打ち込む |中心に援助する 新しい文を使い|  |ヘッドセット | | |  | *自分のレベルによって選ぶ |(答え方、スペ いくつかの質問|  |モニター | | |  |(短い答、+繰り返しの文、++|リングなど) をする  | |(ALT) | | |  |自分の考え) |  |  |  | | | |  |+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−+| | | +−−+−−−−−−++「比較の表現」を使って身近な人や物についてインタビューし ++−−+−−−−−−−−+ |展開|Q and Aに || 内容が伝わるように書いて表現しよう  ||一斉|CLASSROOM | | | ついて確認 |+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+|(個 |ENGLISH | |32分|インタビュー|質問する内容を考えてメモする |・上位、下位の生徒にアドバイス|別) | | | | ゲーム |マナーに気をつけながら、制限時|したり、援助したりしながら巡視|個別|インタビュー | | |  |間まで自由に活動する |する | |の用紙 | | |  | |・出来るだけ多くの英語を使うよ| | | | |  |分かったことをメモする |うにふんい気づくりをする |個別| | | |  |タイピングをする |・生徒の質問にこたえながら個々| | | | |  | |の英文(内容)について評価する| | | +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−+−−+−−−−−−−−+ |まと|次時の予告 |出来たところまでをファイルする|・ファイルの確認|・マイクなど|個別| | | め |あいさつ |きちんとあいさつする | |の後始末 | | | |5分| | | | | | | +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−+−−+−−−−−−−−+  (4)評価    1)「比較の表現」を使って積極的にインタビュー活動に取り組もうとしたか    2)比較を表す文(比較級)の用法を理解し、身近な事柄についての疑問文を聞いて答えることができたか    3)インタビューした事柄について内容が伝わるように英文で表現することができたか