印刷用紙:A4縦 1ページの行数:48 1行の文字数(半角で):90   −−以下 指導案本文−−   英語科指導案                       1年D組                        日 時  平成8年11月20日 水  5校時                        授業者  及川 亜希子 1、題材名  デ−ヴィス家の日曜日 2、題材と生徒  1 題材について  この課ではデ−ヴィス家のある1日の生活を通して、だれが何をしているところであるかを英語で 表現している。パ−ト1では何をしているところかをbe動詞+〜ingで表す表現のしかたを、パ −ト2では何をしているところかを尋ね、予想で答える言い方を、パ−ト3では、3人称の目的格を 学習する。本時では現在進行形を用いた問答を中心としている。私たちや私たちの周りのものは絶え ず活動をしている、その有様を表現する進行形の定着は英語を学習するうえで大切なものであると考 える。  英語科では、豊かなコミュニケ−ション能力の育成を目指し、個々の学習意欲を高め言語活動を活 発にする指導方法の工夫を続けてきた。学習意欲を高めるためには、自分の考えや言いたいことを英 語で表現できるように基礎的・基本的な内容を身につけなければならないと考える。そのためには言 語活動を多く取り入れ英語になれることが大切であると思う。また自分たちの身の回りに起こり得る 場面を設定することで、英語をもっと身近なものに感じることができるようになってほしいと考えて いる。  現在進行形を扱うこの課では、自分や相手の動作が英語で豊かに表現できるようになるのが大きな 目標である。これまでのbe動詞や一般動詞などの学習してきたものを加えることによって、より表 現力が高まってくると思われる。そこでいろいろな物や動作を多く取り入れるなどの工夫をしながら 生徒の関心を高めるようにしていきたい。  2 生徒について  このクラスでは英語学習に対する関心は高く、英語を家庭学習として取り入れている生徒も少なく ない。英語学習において嬉しいとすることは、教科書を読むことができた時と答えた生徒が1番多か った。反対に難しいとしていることが、自分の考えを表現することとしている生徒が多かった。そこ で本文の内容をよく理解した後で、それをもとにしたスキットをつくることに2学期から取り組みは じめた。成果としては、そこから教科書の本文を暗記し、すらすらと言える生徒がいることや、全員 で取り組むことで、英語を苦手とする生徒でも必死になって覚えたり、教科書を見ながらでも英語を 話せるようになったことである。 楽しみながら、英語を学ぶことができる教室環境と、英語の授業の雰囲気づくりが今後の課題であり 基礎的内容を定着させ、より豊かな表現活動ができるように指導方法を工夫していきたい。  3 学習活動について 教室を有効に使い、生徒一人一人が自分の行動や相手の行動などいろいろ な物を使いながら表現活動を高めていきたい。本文の内容をよく理解したあとで、本文をもとに短い スキットを作成し、生き生きと発表する場面を評価したい。 3、主な学習内容と育てたいこと  1 主な学習内容 +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |時数| 主な学習活動 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | ||本文の内容を理解し、簡単な表現を覚え練習する。 | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |Part.1 | | |・デ−ヴィス家の人たちが何をしているところかを理解する。 | | |・本文の内容を聞き、発音練習をしたあとで、基本文練習をする。 | | 2|誰がどこで何をしているのかを考えながら、表現活動をする。 | | |多くの写真や、絵を利用しながら「−はいま〜をしているところです。」と表現する練習| | |をする。 | | | * I + be動詞 + 〜ing 〜 . | | | * You + be動詞 + 〜ing 〜 . | | | * He(She) + be動詞 + 〜ing 〜 . | | | | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | ||本文の内容を理解し、表現活動をしよう。 | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |Part.2 | | 2|デ−ヴィス家を訪れた健とデ−ヴィス夫人との対話から、誰がどこにいるのかを理解する| | |本文の内容を聞き、発音練習をしたあとで、基本文練習をする。 | | 本時 ・2人1組で「−は〜をしているところですか。」を使って問答をする。 | | 2/2| * Is he(she) 〜ing − ?/Are you 〜ing −? | | | Yes,he(she) is./ No,he(she) isn’t. | | | Yes,I am. / No,I’m not. | | | *What + be動詞 + 主語 + doing? | | | 主語 + be動詞 + 〜ing . | | | * I don’t know. | | |・「−は何をしているところですか。」の問答をする。 | | |・グル−プで「〜は何をしているところですか。」を使ったスキットをつくる。 | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | ||本文の内容を理解し、表現活動をしよう。 | | | |+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |Part.3 | | |3人の登場人物の対話を理解し、発音練習をしたあとで、基本文練習をする。 | | 2|・本文をもとに3人で短いスキットをつくり、発表する。 | | |・日本語とは違った英語の構造を理解する。 | | |・身近な英語の素材を知る。 | | |・目的格の理解。 | | |* I like him(her,them) | | |* they’re | +−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+  2 育てたいこと +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |育てたいこと(自ら進んで自らの力で伝達の手段としての豊かなコミュニケ−ション活動能力)| +−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+ | 言語活動への積極性 | 表現力 理解力 | 異文化への興味、関心 | +−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+ |・ある時間帯にデ−ヴィス家|・本文の内容を読み取り、言葉|・デ−ヴィス家の日曜日の生活| |では、だれが、どこで、なに|の強弱に気をつけながら、正確|を通して自分自身の生活との違| |をしているのかを理解し、本|に英語を話すことができる。 |いを認識し、日本文化を改めて| |文を大きな声で音読しようと|・相手のとっている行動を見て|見なおす。 | |する態度 |「〜をしているところである」| | |・人がどのような行動をとっ|と英語で表現する。 | | |ているかをみて、英語で表現|・be動詞+〜ingの形を | | |する |is,are,amを使って多| | |・自分の行動と英語を一致さ|様に表現する。 | | |せる |・相手の言っている英語を聞い| | | |て、何をしているところか理解| | | |ができる。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+ |・今何をしているところかを|・デ−ヴィス家の人たちがなに|・Hi./Hello.の様な| |積極的に表現することができ|をしているのか、健がどういう|挨拶等の異文化の考えや、日本| |る。 |場面でどのような発問をしてい|文化との違いを探し、再度確認| |・何をしているところかを相|るのか、読み取ることができる|する。 | |手に伝わるように積極的に質|・「あなたは何をしているとこ| | |問したり英語で答えたりする|ろですか。」を英語で言え、相| | |・2人1組でのスキットを楽|手に伝えることができる。 | | |しみながらつくることができ|・正確に英語を話すことができ| | |る。また、発表では恥ずかし|る。 | | |がらずに大きな声で発表する|・相手に伝わるように英語で表| | |ことができる。 |現し正しく聞き取ることができ| | | |る。 | | +−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+ |・対話の中で話題にのぼって|・本文中のhim,them,|・日本でも放映されているセサ| |いる人について、「彼(彼女|theyの様な代名詞が具体的|ミ・ストリ−トなど、身近にあ| |)が好きです」のようにいう|にだれのことを指すのかを正し|る英語学習の機会を見なおす。| |ことができる。 |く把握することができる。 | | |・暗唱のためのペア練習を2|・本文を暗唱し、ペアで相手の| | |人で熱心に取り組むことがで|顔を見て、対話ができる。 | | |きる。 | | | |・スキットを自分の身近なテ| | | |レビ番組の中から考えること| | | |ができる。 | | | +−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−+ 4、本時の指導  1題材名   デ−ヴィス家の日曜日  2本時の目標   ・本文の内容を理解し、be動詞+〜ingを用いての表現活動に積極的に参加する。   ・実際に動いているものを見て、または自分の体を動かし事象と言葉を結びつけ、表現活動を高    める。  3授業の構想   ここではbe動詞+〜ingの形を定着させるためにも、できるだけ日常交わされる会話を中心  に考え、簡単かつ楽しめるよう工夫する。発表するときは楽しみながらも、何をしているのかが相  手に伝わるように発表する。また他の発表を聞くときは相手の動作と英語を結びつけられるよう聞  き取る。表現活動を行なうことで、会話に見られる表現を覚え、日常生活に生かされるよう工夫し  たい。  4展開 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | 生徒の活動 |時間| 留意点 (*評価) | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |1 英語の簡単な挨拶と教師の質問に答える| 3|簡単な英語の挨拶で、英語学習に向かう雰| | | |囲気を作る。 | |2 前時の復習としてTorFで内容を理解| 5|*先生の英語を聞いて内容を正確にとらえ| | する。 | | て、絵と英語を一致することができる。| | | | | |3 本時の課題を確認する。 | 1| | | +−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−+ | | | 『〜をしている』の文を使って、自己表現をすることができる。 | | | +−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−+ | |4 ビデオを見て、その人が今何をしている| |*何をしているところかを英語で表現でき| | ところかを英語で答える。 | |る。 | |5 表現活動1 | | | |・2人1組で絵を使って、今何をしていると|11|楽しみながらできるように多くのものを用| | ころかを聞き、それに答える。 | |意し、使えるようにする。 | |・練習のあと発表をする。 | |*「−は何をしているところですか。」「| | | |−は〜をしているところです。」という問| | | |答が正しくできているか。 | |6 表現活動2 | | | |・教師と生徒でスキットの見本を見て、それ|25|*表現活動に積極的に参加しているか。 | | を参考にして、現在進行形を使った会話を| |*発表では大きな声で、相手に伝わるよう| | グル−プごとに考え、練習し、発表する。| |に表現しているか。 | | | |*発表を聞くときには、相手の動作と英語| | | |を結びつけて聞くことができたか。 | |6 まとめと復習 | | | | 評価表に記入する。 | 5|自己反省をする。 | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | LESSON10 パ−ト2 ワ−クシ−ト  | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+  みなさん、家の人には勉強をしている、または音楽を聞いてるように見せかけて、実は家の人に怒 られるようなことをしていたことありませんか? 『何をしているの?!』と言われて、さあ、あな たはなんて答えるかな? 下線部に適当な英語を入れて会話を完成させましょう。 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | mother( ) | child( ) | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 親に怒られるようなことをしている。 | | | (動作する) | |(ドアの外から軽くノックする。) | | | | | |_____,can I go in ? |(あわてて、少ししてから、答える。) | | | Yes. | | | | |What are you doing? | | |Are you reading a | | | book? |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | | | | | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+