印刷用紙:A4縦 1ページの行数:59 1行の文字数(半角で):86   −−以下 指導案本文−−          英 語 科 学 習 指 導 案                   日 時:平成8年9月27日(金)1校時 学 級:第2学年(男子1名 女子4名 計5名)                   授業者:教 諭 藤村典子                       ALT クリスティーナ・コンラド 1 単元名    Tim,the Translator (Lesson6.New Horizon English Cource Book2) 2 単元について    これまでに生徒は、to+動詞の原形がくる形は、Lesson4 で、be going to 〜(〜するつもり   です)の形と、不定詞の副詞的用法(〜のために)を、Lesson5 では、wantto 〜(〜したい)の   形を学習している。この単元ではさらに have to〜(〜しなければならない)を学習する。また、   動詞callを使ったSVOCの文型についても学習する。現代は情報化社会であり、コンピューター   の発達により、機械翻訳も急速に発展している。この課では、その翻訳の誤りの例を通して、文法   規則だけではとらえきれない「文化としての言語」に関心を持たせ、「日本語訳」の持つ問題点に   も目を向けさせることをねらいとしている。パート3で、実際にその誤訳が扱われているが、その   ほかにも慣用表現として訳しにくいものも紹介し、それぞれの場面にふさわしい英語表現を用いる   ように指導していきたいと考えている。 3 生徒の実態    生徒はおおむね英語学習に意欲的に取り組んでいる。昨年、辞書を引く習慣を身に付けさせる目   的で、ウォーミングアップの時間に「辞書引き競争」をさせた。そのため、意味や読み方が分から   ない単語はそのままにせず、まず最初に辞書で調べる習慣が定着している。reading の練習のとき   は、何度も繰り返しテープにあわせてリピートしてネィティブな発音、アクセントや速度を身に付   けようと努力し、進んで発表している。しかし、既習の表現や単語の定着が今一つであり、「英語   を使える」という実感を得るには至っていない。    これからの課題として、単に正確な発音を習得するだけでなく、発話の意図や内容を考えながら   reading していくことと、既習の表現や単語を必然的に必要とするような場を設定したり、教材を   工夫していくことが必要であると考えた。本時は、ALTとの会話の中やビンゴゲームに取り組む   場面を通して目標に迫りたいと考えた。 4 単元の目標 ○ 「〜しなければならない」「しなくてもよい」という表現をすることができるようにする。    ○ 頭文字やニックネームなどを通して、言語のおもしろさに関心を持たせる。    ○ 「〜を−と呼ぶ」という表現をすることができる。 ○ ティムの誤訳を通して、言語と文法規則、言語と文化などの問題に関心を持たせる。 5 指導の構想 (1)興味・関心を生かした学習過程の工夫    ・ 導入で、ALTと個別に会話させて達成感、満足感を味わわせる。 ・ 「英語ではなんていうのか?」と学習意欲を喚起させるような学習課題を設定し     認識させる。 (2)個々のよさが発揮される学習過程の工夫 ・ 音読練習の過程では全体→個→ペア毎の場を設定し、発音や表現上のよさや工夫     を発表させる。 ・ 「聞く」「読む」「話す」「書く」の4つの技能を高める練習時間を設定する。 (3)よさを認め合える場の設定の工夫 ・ グループ(ペア)で課題解決させることにより、協力して学習することの楽しさ     やお互いのよさを感じさせる。 ・ 音読や課題解決の場面で、個々の活動のよさを認め合う評価活動をする。 6 指導計画  (8時間扱い)   (1) パート1          2時間 (本時)   (2) パート2          2時間   (3) パート3          2時間   (4) 単元のまとめ        1時間   (5)「聞くことの」言語活動   0.5 時間   (6) 単元テスト        0.5 時間 7 本時の指導 (1)主題名      Lesson 6  Tim,the Translator (2)本時の目標    ◎ have(has)to 〜を用いた問いと答えの作り方がわかり、用いることができる。    ○ 英語で表現する、伝え合う、理解し合うことの楽しさを実感できる。 (3)本時の視点    ◎ have(has) to〜を用いた文の機能を理解し、自己表現ができる。    ○ 英語で表現する、伝え合う、理解し合うことの楽しさを実感できる。 (4)本時の展開 +−+−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+ |段階 学習内容 |時間 生徒の活動 |形態 留意点 | +−+−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+ |導|1 Greeting|2分 1 ALT,JTEとあいさつ|個|・個別で簡単なあいさつを| | | | | をする。 | | する。 | | | | | | | *(1) | | | | | | | | |入|2 Warm Up |3分 2 身近なことについて英語で|個|・英語で言えない時には日| | | (5) 会話する。 | | 本語で言わせて、その後 | | | | | | どのような英語で言えば | | | | | | よいのか確認させる。 | | | | | | | *(1) | | |3 復習 10 分 3 カルタゲームに取り組む。 個|・Lesson5 の新出単語の復| | | (15) | | 習。*(2) | +−+−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+ | |4 課題設定 15 分 4 学習課題を設定する。 |全|・課題を設定したなら全員| | | (30) | | に口頭練習をさせ一人一 | | +−−−+−+−−−−−−−−−−−−−+| | 人が課題を言えるか確認 | | |家の中で「しなければいけない」 ことを || | する。 | | | |発表しよう。 || | *(1) | | | +−−−+−+−−−−−−−−−−−−−+| | *(2) | |展|5 口頭練習| |5 例文の口頭練習をする。 |個| | | | | | | | | | |6 書き取り| |6 書く練習を通してさらに |個|・書く時間を設定する。 | | | | | 理解を深める。 | | *(2) | | | | | | | | | |7 言語活動 15 分 7 本時の目標文を使った言語 ・ゲームの前に「対話のし | | | (45) 活動ができる。 |全|かた」の口頭練習を十分 | | | | | | |にする。レベルに応じて、| | | | | |個| ALTとJTEと練習す | | | | | | る。 | |開| | | | | *(1) | | | | | |ペア *(3) | | | | | | ・さまざまな組み合わせの | | | | | |ぺア ペアで発表させる。 | | | | | | | *(3) | +−+−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+ |終|8 自己表現|1分 8 本時の学習のまとめとして|個|・課題解決ができたか挙手| | | (46) 目標文を書き、発表すること| |させて確認する。 | | | | | ができる。 | | | | |9 自己評価|3分 9 ALTの助言、感想を聞き|個|・一人一人の自信や希望に| |結| (49) 本時の感想を述べる。 | | つながる励ましをする。 | | | | | | *(1) | | | | | | | *(3) | | |10 Greeting|1分 10 しっかりあいさつをする。|個| | | | (50) | | | +−+−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−+−−−−−−−−−−−−+ *は指導項目の項を示す。 (5)評価の観点 ◎ have(has)to 〜を用いた問いと答えの作り方がわかり、用いることができたか。    ○ 英語で表現する、伝え合う、理解し合うことの楽しさを実感できたか。