印刷用紙:B4縦 1ページの行数:68 1行の文字数(半角で):110 選択家庭科学習指導案 日 時 平成6年11月16日(水) 2校時 生 徒 2年 男子8名、女子9名 計17名 1 講座名 「あなたも素敵な名(迷)コック長」 2 題材名 1時間でできるおやつ作り (おしるこ) 3 指導にあたって (1)題材観 この講座は、前期に引き続き「お菓子を作りたい・調理実習をしたい・手芸や小物を作ってみたい」という生徒たち   の希望により開設された講座である。前期には女子13名であったが、後期は男子8名が加わっての講座である。 第1時のオリエンテーションで学習内容について話し合わせたところ、調理コースではおやつ作り、簡単にできる食   事作り、これから寒くなるから鍋料理もやってみたいという希望が出されたが、1時間でできるもの、ということで話   し合いをまとめた。また、手芸コースでは男子のほとんどが「ミシンを自由に使いこなせるようになりたい」という希   望であり、女子は「ぬいぐるみや編み物をしたい」という希望がだされ、手芸コースは各自の希望により計画をたてて   製作することとした。 「食べる」ということは、健康な生活を維持するために1日とて欠かすことのできないものである。調理実習を通し   て栄養面を考えさせ、調理法を身につけ、調理すること、食べることの楽しさを味わわせたい。おしるこは、これから   の季節によく作られ、食べられるおやつの一つである。時間の関係であずきは市販のものを利用するが、市販のものを   活用しながら、簡単にできる手作りおやつの実習をさせていきたい。 (2)生徒の実態 2年男子8名、女子9名、計17名は、いずれも第一希望で来た生徒たちである。話し合い等、元気のよい男子が主   導権を握っているが、全体的に積極的に授業に取り組んでいる。特に調理実習では忘れ物をする生徒もなく、楽しみな   がら実習をしている。本時のおしるこに対しては、甘いのは苦手だという生徒もいるが、いろいろと応用できることを   指導しながら取り組ませたい。 (3)指導観 この講座で育成したい力として、ア興味関心を持ちながら、調理への理解を深め、それを活用する能力、イ調理に積   極的に取り組む姿勢、ウ工夫しながらよりよいものを作ろうとする態度である。  ややもすれば、作って食べて終わりということになりがちであるが、栄養的なこと、体に及ぼす影響や、能率的な実   習の仕方などを考えさせながら授業を進めていきたい。 おしるこ作りでは、白玉だんごの作り方で上手に丸められない生徒が出てくると思うが、コツを教えたり工夫をさせ   ながら作らせたい。評価については、班内での相互評価、自己評価を中心に行いたい。 4 指導目標 (1)調理・手芸についての理解を深めることができる。 (2)調理技術・手芸技術の向上を図ることができる。 (3)自分の手で作り出す喜びを味わうことができる。 5 指導計画(13時間扱い) ・オリエンテーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1時間 ・調理法の研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2・3時間 ・1時間でできるおやつ作り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4〜8時間 「お好み焼き、かまもち、ドーナッツ、おしるこ、フライドポテト」(本時第7・・・おしるこ) ・手芸作品作り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第9〜12時 ・後期のまとめと反省・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第13時 6 本時の指導目標 自分の手で作る喜びを味わうことができる。 ・おしるこの作り方がわかる(だんごの作り方・ゆで方・あんのとかし方) ・調理に必要な材料・用具の準備ができる。 7 本時の展開 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |過程| 教師の働きかけ |   生 徒 の 活 動 | | |ーー|ーーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーーー| | み |1 本時の学習課題と調理 |1 学習課題を確認する。 |・板書に注目させ、課題や調理法を| | | 法を確認させる。 | | 各自のものにさせる。 | | つ | | | | | | ーーー本時の学習課題ーーーーーー | | | け | | | | | | | |てぎわよくおしるこを作ろう | | | | る | | | | | |(3) | | | |ーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー | し | | | | | ら | | | | | べ |2 教材や用具がそろって |2 教材や用具が調理台にあるかガスの元| | 栓をあけたか調べる。 | る | いるか確かめさせる。 | | | | | | | | | た | | | | | し | | | | | か |3 実習させる。 |3 各班毎に調理する。 |・粉のこね方、だんごの作り方、あ| | め | | ・白玉粉をこねる | んのとかし方を示範し、手早くで| | る | 調理 | ・だんごを作る | きるように支援したい。 | | | | ・火加減に気をつけながらゆでる。 |・沸騰したらだんごを入れ、煮えた| | ふ | | | ら浮くことに気づかせたい。 | | か | | ・浮いてきたら水をはったボールにと| | | め | | る | | | る | もりつけ | ・別のなべにあずきを入れお椀に盛る|・お椀に盛る量を考えさせ、おいし| | | | | く見えるような盛りつけを工夫さ| | | | ・試食をする | たい。 | |(42)| | | | |ーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー | ま |4 本時の実習について相 |4 感想を発表する。 |・だんごの作り方ゆでかたがわかり| | | 互評価をさせ、感想発表 | ・各班から一人ずつ発表する。 | おいしくできたか、みんなで協力| | と | させる。 | ・後かたづけをする。 | しながら楽しく実習できたかを評| | | | (時間終了後) | 価したい。 | | め |5 次時の学習内容を確認 | | | | | させる。 |5 次時の学習内容を確認する。 | | | る | | | | |(5) | | | | ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8 評価 ・手順にそっておしるこをつくることができたか。 ・おしるこをおいしく作ることができたか。 ・楽しく実習できたか。