印刷用紙:B4縦 1ページの行数:50 1行の文字数(半角で):118   −−以下 指導案本文−−   選択技術・家庭科学習指導案                                  日 時 平成8年 10月23日(水)                                  対 象 2年生 男子10名 女子10名 計20名                                  場 所 コンピュータ室                                  指導者 佐藤 雅典 1.コース名 「コンピュータ」 2.題材名 「パソコン通信の概要」 3.目標   (1) コンピュータに触れ、コンピュータの利用価値を知ることができる。   (2) 生活の中でコンピュータの利用方法を考えることができる。   (3) 操作方法を発見する事で知的好奇心を持つことができる。 4.題材観    選択教科としての技術・家庭科は,生徒の特性に応じた各領域内容について学校において工夫した学習活動,地域の実態に即   した学習活動,未修の領域の履修の3つを取り扱うとされている。また,いずれも「技術・家庭」学習であるから教科の目標達   成を目指すとされている。その意味でこの教材は,技術・家庭科,情報基礎の内容「日常生活や産業の中で情報やコンピュータ   が果たしている役割と影響について考えさせる」について学習するととらえている。    情報の形態が多様化するなかで,コンピュータ通信は大きな役割をしめしている。また今後の見通しとしても通信におけるコ   ンピュータ利用は大きく発展しそうである。ここでは,コンピュータ通信の基礎にふれるとともに,コンピュータ通信をLAN   を組んだパソコン同士で実験してみることで体験させたい。また,パスワードなどの意味を理解させ,情報化社会のモラルにつ   いてもふれたいと考えている。 5.生徒の実態    男子10名 女子10名 の計20名 コンピュータの台数は20台で1人に1台で授業を行っている。選択のさせかたは2、   3年、前後期で20名ずつ。つまり2年間で80名がコンピュータの選択を経験できることになっている。一昨年度2人で1台   でやってみたが、どうしても隣の人に頼ってしまう生徒が出るので昨年度から20人に限定してもらった。選択する場合説明会   をもって学習する内容を生徒に事前に理解してもらっているが、ただ何となくコンピュータを選択してきている生徒も多い。今   のクラスは男子がある程度コンピュータ操作に興味を持っている生徒が多い。1・2年の技術・情報基礎で漢字変換のしかたと   マウスの操作を学習している。ローマ字入力ができる生徒は半数ぐらいであるがローマ字入力を強制はしていない。文章を右に   寄せたり、1行改行しただけで驚きの声を上げる生徒もいるが、1人でスムーズに打っていける子もいる。選択理由がどうであ   れ、コンピュータを嫌いにならないように、15時間でいろいろな事ができることを理解してもらいたい。 6.指導観    技術的には,日本語を速く入力できることとアドレスの意味が分かればいいのだが,そのことだけにとらわれず,生徒が生き   生きと積極的にパソコンを操作する姿をねらいとしたい。また,情報化社会のモラル,国際感覚にもふれ,教えこむのではなく   気が付いてもらうような配慮をした。学校では,1つの教室内だけでしか実験できないため,サンプルを用意した。この事によ   りパソコン通信の範囲の広さもわかってもらえたらよいと思ったからである。WWWについては、半年前は新しいことだったが   現在ではあたりまえのことになっている。2、3年後にはどうなっているか想像もつかないが、見るだけでも価値があるのでは   と考えた。 7.指導計画   ・・・・・・・・15時間   オリエンテーション・ワープロ         ・・・・・1時間   ワープロ(案内文章作り)           ・・・・・3時間   パソコン通信の概要              ・・・・・3時間      第1次   会議室を体験しよう        ・・・・・・・・・・・・・・1時間      第2次   会議室でいろんなグループを作ろう ・・・・・・・・・・・・・・1時間      第3次   電子メイルを体験しよう      ・・・・・・・・・・・・・・1時間 (本時)   図形処理(ポスター作り)           ・・・・・3時間   自分の課題                  ・・・・・4時間   選択技術の感想                ・・・・・1時間 8.本時の計画 (1)目標    個々が興味と関心を持って,授業に参加できる(興味・関心)    エディターを使って日本語を思ったように打つことができる。(技能・表現)    メイルを送る方法を理解し,思った人のアドレスにメイルを送ることができる。(知識・理解) (2)展開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ 過程| 教師の働きかけ | 生徒の活動 時間 | 指導上の留意点 | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | ・スイッチを入れさせる ・パソコンのスイッチON | 5 ・勝手なメニューに行かない | と ・電子メイルについての説明をする | | 分 | | ら ・BBSを起動させる ・BBSを起動する | ・パスワードの保護について触れ | え | ・ID,パスワードの入力 | | る | る | ・指示されたことを実施する | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | ・2,電子メイルを選択 ・2,電子メイルを選択 25 ・机間巡視 | | ・書くと読むの違いを説明 ・指定された人にメイルを書いて送る | 分 | 日本語入力に不安定な生徒の援 | 考 | ・指定された人からのメイルを読む | | 助 | え ・グループ分け 右側2列 左側2列 | | | | る |メイルを送る人を指定する | | | | ・ ・エディタの終了は文章保存して終了を教| | | | 表 |える | | ・会議室との比較 | す ・メイルの読み方を教える ・メイルを読む | | | | ・グループを解除 | | | | | | ・自分の思った相手にメイルを送る | | | | | ・相手からのメイルを読む | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ | ・LANを使って電子メイルのサンプルを・興味と関心を持って画面を見る 10 ・メイルだけでなくいろんな分野で 見 |見せる | | 分 パソコン通信が使われている | つ | | | | 買い物  | け ・電話回線がうまくつながれば ・説明を聞く | ・あまり長くくどくは説明しない | る |NASAに行ってみよう | | | | | |LANを使って,NASA、ショッピン| | ・接続時間を考えあらかじめつない | |グホームページを見せる | | でおく | | ・ | | | | | ・インターネットについてかるく説明 | | | | | | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−−−−+ 終 ・感想を書かせる ・感想を先生機A001宛に,メイルで 10 | | | | |送る | 分 | | 結 ・感想を送った生徒は,ESCキィでメニ| | | | | ューに戻り終了させる ・感想を送ったら,終了する | 終了の仕方をきちんとさせる | 8.評価  (1) 目標にそった項目で  (2) 最後の感想メイルより