印刷用紙:B4縦 1ページの行数:65 1行の文字数(半角で):84       ・保 ・健 ・体 ・育 ・科 ・学 ・習 ・指 ・導 ・案                             指導者  田 山 英 治 1.日  時    平成3年7月5日(金) 第1校時 2.学  級    1年3・4組男子38名   北校舎4階 3.主  題    「心身の発達」 脳のしくみと発達 4.主題について   本単元は、保健の導入として、人間のからだや精神がどのように発達していくかを学習さ  せようとするものである。からだや精神がどのように発達するのか、そして、中学生のじき  はどのような時期にあり、どのような特徴をもっているかを理解させることによって、今後  よりいっそう望ましい発達をなしとげるために、どのようなことが大切であるかを考えさせ  るのが、ここでの大きなねらいである。特に脳のしくみと発達については、人間の脳の発達  について理解させ、精神の発達には学習や生活経験が不可欠であることを理解させたい。ま  た、知能とは何かについて知らせると共に、知能は使うことによって衰えを防ぐ事ができ   ることを理解させたい。   中学生は、自らの心やからだの発達に気つきながらも、そのしくみや働きをしらないため  におもわぬ病気や事故にであったり、困難から逃れることしかできない人間になったりする  ことがある。一生の中でこれほど見事に成長し変容する時期だからこそ、そのしくみや働き  を理解し、自分の体を大切にするとともに心の成長にも目をむけさせたい。   本時の授業では、精神の発達が脳のしくみと関係していることを理解させながらすすめて  いきたい。脳のしくみの理解については、三つの課題の中から生徒−人−人の興味関心に応  じて、課題を選択させながら深めていきたい。そして、中学生として学習したり、悩んだり  すること、またそのことから逃げないで考えることが脳の発達や精神の発達に大きく関係し  ていることを知らせながら、自分がどう生活していけば良いかまで高めていきたい。 5.指導計画  (1)  からだの発達のしかた                    1時間  (2)  呼吸循環機能の発達                     1時間  (3)  体力・運動能力の発達                    1時間  (4)  第二次性徴の発現(1)                   1時間  (5)  第二次性徴の発現(2)                   1時間  (6)  脳のしくみと発達                      1時間本時     (7)  情動の発達                         1時間   (8)  社会性の発達                        1時間  (9)  欲求と行動                         1時間   6.本時の達成目標  (1)脳のしくみと働きについて理解できる。  (2)脳の発達と自分の生活を結び付けて考えることができる。