印刷用紙:B4縦 1ページの行数:63 1行の文字数(半角文字で):122 その1 (次の登録番号は 950082.JXW)                        保 健 体 育 科 学 習 指 導 案                                             指導者  鈴 木 雅 史  1.日 時  平成7年7月7日(金)第1校時  2.学 級  2年3・4組 男子33名  杜陵高等学校体育館  3.主 題  球 技    「バスケットボ−ル」  4.主題について   バスケットボ−ルは、1891年アメリカのル−サ−・H・ギュ−リックの指導のもとにジェ−ムス・A・ネイスミスが考案した  スポ−ツである。ボ−ルをもったまま3歩以上歩けないという規制から、ストップの技術やピボットの技術が必要とされ、接近する  相手から瞬時に離れたりするチャンスをつくるために、フェイントの技術や方向転換の技術が必要とされる特性がある。また3.0  5mと高い位置にゴ−ルがあり、しかもリングは小さく上方からしかシュ−トが入らないため、力で入れるよりコントロ−ル重視の  シュ−トが特色で、身体支配能力(ボディコントロ−ル)もその大きな要素となっている。  一方、集団の攻防の中においては、組織的な作戦を立て役割分担をしたり、互いの長所を認め合ってチ−ムワ−クを大事にするとい  うことなど社会性を身につけることができる教育的特性もある。   2年3・4組の生徒たちは、運動を好む生徒が多く真面目な取り組みである。しかし自分で考えて行動することが少なく、指示を  受けてから行動したり、取り組みまでの時間がかかることが多い。運動の能力については個人差が大きく、高い能力を持つ生徒も少  ない。したがって、技の習得や練習に時間がかかっているのが現状である。また本学級においては、スポ−ツ・体育が好きと答える  生徒は多いが(33名中、『好き』15名、『どちらかというと好き』9名、『どちらかというと嫌い』6名、『嫌い』0名)バス  ケットボ−ルについては、(33名中、『好き』9名、『どちらかというと好き』13名、『どちらかというと嫌い』4名、『嫌い  』2名という状況で、やや関心が低くなっている。その多くの生徒はシュ−トやドリブルの難しさを挙げている。反面どんなことが  上手になりたいかについてもドリブルやシュ−トを挙げる生徒が多く、シュ−トの成功感を味わいたいと願っている傾向がある。   このような実態を踏まえた上で、集団との関わりで個々の力も高めていきたい。1年生においては、ランニングシュ−トを中心に  個人的技能に時間をかけてきた。バスケットボ−ルの特性であり、1番の楽しさであるシュ−トの成功感を得ることに力を入れてき  た。しかしながら、一人一人の力を高めていくためには、自分が気付かないこと・できないことをアドバイスしてもらう必要がある  と考える。そこで2対1における作戦を立て、ノ−マ−クをつくることを考えていく中で互いに自分の意見を出し合い、様々な考え  方に気付かせたい。そして、その中から自分たちに合った攻め方を考えたり、工夫させたい。                                                                          5.指導計画 +−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−+−−−+ | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8   9.   10 | 12   13 | 14 | 15 | +−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−+−−−+ | | オ | サ | | | |体力づくりトレ−ニング(サ−キットトレ−ニング) | | | |10| リ | | +−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−+−−− | | エ | キ |フットワ-ク| ドリブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ル練習 作戦づくり | ゾ-ンディフェンス | | | | | | +−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+ | | | | |20| ン |トッ | パス練習(ランニングパス |4角パス) | | マンツ-マンディフェンス   ゲ−ム | | テ |レト +−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+ | | |30| | || |  セットシュ−ト |コントロ-ル|スナップ | | 連係プレイ | 4 対 4 | | シ |ニ |  ジャンプシュ−ト |ボ-ルの持ち方 | ゲ−ム | 3 対 2 | ハ−フコ−ト| | | | | | +−−−+−−−+−−−+ | | | | |40| ョ |ン | | | 連係プレイ 2対1 | | | 4 対 4 | | ン |グ |シュ−トゲ−ム| +−−−+−−−+ 2 対 1 | ゲ−ム | オ−ルコ−ト| |50| | | | | | 作戦づ・・・・くり | 2 対 2 | | +−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−+−−−+                                         6.本時の達成目標                                (1)自分たちの作戦を考え練習することができる。   (2)チ−ム毎に励まし合いながら、2対1の練習が意欲的にできる。                                      7.本時の下位動目標    a チ−ム対抗の2対1のゲ−ムができる。(関心・意欲)        b 自分たちの作戦について話し合うことができる。(思考・判断)         c チ−ムどうしでアドバイスしながら2対1の練習ができる。(関心・意欲)          d 自分たちの作戦を確認しチ−ム内で練習できる。(関心・意欲)    e 自分に合ったサ−キットトレ−ニングを正確に行うことができる(思考・判断)    f 意欲的に準備運動に取り組むことができる。(関心・意欲)                                           8.本時の評価の観点    1.自分たちの作戦を考え練習することができたか。                     2.チ−ム毎に励まし合いながら、2対1の練習が意欲的にできたか。                印刷用紙:B4縦 1ページの行数:72 1行の文字数(半角文字で):120 その2 (前の登録番号は 950081.JXW) 7 本時の展開   <個に配慮する視点> [A]達成度     [B]学習速度   [C]取り組み方(意欲・態度)                 [D]見方・考え方  [E]興味・関心  [F]生活経験   +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |段|過|時| |   個人差に対する配慮 | | | | | | 学  習  活  動 +−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+資料・教具等 | |階|程|間| | 評価の観点・方法 |  配慮事項 | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | |1 グル−プ毎に意欲的にラン| | | | | | | | ニングすることができる。 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |2 個人の体力に応じたサ−キ|2−−−−−−−−−−+|2<A> |・記録カ−ド| | | | | ットトレ−ニングができる。|| 一つ一つの動きを理|| 回数を暗記できない生徒に対して | | | | | | ||解し、正確にかつ全力|| は、事前に確認させたり、用紙を |・デジタルタ| |導|課| | ||で行うことができたか。| 持たせて行わせる。 | イマ− | | |題| | |+−−−−−−−−−−+| | | | |の| | | 巡回指導 | | | | |把| | |<チェック項目> | | | |入|握| | |P:自分の回数を間違えず| | | | | | | | にできる。 | | | | | | |3 本時の学習課題を確認す | |3<D> | | | | | | ることができる。 | | ノ−マ−クをつくっていくことを | | | | | |+−−−−−−−−−−−−+| | 確認させたい。 | | | | |15||チ−ム毎にたてた作戦を使|| | | | | |分||い2対1の攻撃ができる。|| | | | | | | |+−−−−−−−−−−−−+| | | | | | | | | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | | |4−−−−−−−−−−+|4<C> | | | | | |4 チ−ム毎に作戦を確認し、|| 自分たちの決めた動|| Pレベルの生徒に対しては作戦カ |・バスケット| | | | | 練習をすることができる。 ||きができたか。 || −ドで自分の動きの動きを確認さ | ボ−ル | | | | | |+−−−−−−−−−−+| せ、イメ−ジさせたい。 | | | | | | |  巡回指導 | |・記録カ−ド | | | | | | <チェック項目> | | | | | | | |GM:カ−ドを見ずに動 | | | | | | | | くことができる。 | | | | | | | | | | | | | | |4´相手チ−ムで作戦を試す | P:カ−ドをみて理解 |4´<C> | | | | | | 練習ができる。 |  することができる。 | Gレベルの生徒がリ−ドしてい | | | | | | | | けるよう促したい。 | | | | | | | | | | | | | |5 自分たちの作戦について |5−−−−−−−−−−+|5<A> | | | |課| | 話し合うことができる。 || 自分たちの作戦につ||  相手ディフェンスを引きつける | | |展| | | ||いて意見を出し合うこ|| たりかわしたりすることができる | | | |題| | ||とができたか。 || かどうかを考えさせたい。 | | | | | | |+−−−−−−−−−−+| | | | |の| | |  巡回指導 | | | | | | | | <チェック項目> | | | | |追| | | G:なぜできたか・で | | | | | | | |  きないかを考え意見 | | | |開|及| | |  言うことができる。 | | | | | | | | | | | | | | | | M:良かった点や悪か | | | | | | | |  った点について指摘 | | | | | | | |  できる。 | | | | | | | | | | | | | | |6 チ−ム毎に2対1の対抗 | |6<C> |・得点板 | | | | | 戦ができる。 | |  味方どうしでアドバイスや声を | | | | |30| | | かけあい励まし合わせる。 | | | |分| | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | |7 本時の課題を評価できる | | | | | |課| | | | | | |終|題| |8 整理運動ができる | | | | | |の| | | | | | |末|ま| |9 元気よく挨拶ができる | | | | | |と|5| | | | | | |め|分| | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+