印刷用紙:B4縦 1ページの行数:50 1行の文字数(半角で):104   −−以下 指導案本文−−   3 学 年   保 健 体 育 科 学 習 指 導 案 日 時 平成8年11月7日(木)6校時 学 級 3学年(男子30名) 場 所 体育館 授業者 菅野芳夫 1、単元名  器械運動 「マット運動」 2、単元について 器械運動は器械・器具を用いて、回転・跳躍・支持・懸垂・バランスなどの運動で、いろいろな技に挑戦する   スポーツである。器械運動の特性は、各種の技に取り組んで、その技や組み合わせ技ができた時、更にはより上   手にできるようになった時、すなわち、「技の達成やできばえに楽しさや喜びを味わうことのできるスポーツ」   である。また、頭が逆さまの状態になる態勢が多いので、恐怖心を伴うこともある運動である。技能構造の面か   ら見ると、マット、鉄棒、平均台、跳び箱などの器械を用いて行う身体操作の運動である。したがって、「各種   の技を習得し、技の組み合わせを工夫し、その運動全体のできばえを目指す運動である。    その中でマット運動は、回転や姿勢保持の運動であり、跳躍や腕の支持及びそれらの複合した支持跳躍などで   構成されている。技能の内容としての技は、運動の形態や技能の類似性により、回転系と巧技系の二つの系統が   考えられる。したがって、回転系と巧技系の技群から自己の能力に適した技を選択し、個々の技やこれらの組み   合わせ技が円滑にできるように技能を高め、技の達成や、出来栄えの楽しさや喜びを味わうことができるように   する指導の方向が重視される。また、技の出来栄えや達成過程を重視するために、根気強さや創意工夫すること   自分の動きや他人の動きを互いに観察し合うこと、教え合い励まし合いによって動きの良さや美しさを見分ける   能力などを養うことが大切である。    マット運動に対して生徒は、強い拒否感はないにしても、できる、できないという見方が強く、できる生徒は   意欲的に取り組み発展させようとする気持ちが表れているが、できない生徒は、消極的な取り組みが見られる。    進んで取り組むために、自分の目標を持たせるとともに、少人数のグループでの学習活動を通して認め合い、   助け合いながら一人一人が向上し合えるような雰囲気づくりと練習や演技ができるよう指導していきたい。 3、単元目標 (1)マット運動の特性を理解し、マット運動の技能を高め、技が円滑にできる。           (知識・理解、運動技能) (2)自己の能力に適した計画を立て、互いに協力し認め合いながら練習や演技ができる。 (関心・意欲・態度、思考・判断) (3)活動場所や器具類、自他の健康・安全に留意して学習に取り組むことができる。 (知識・理解 ) 4、指導計画 オリエンテーション  1時間 個人技能の習得  2時間(支持系、回転系) グループ練習計画 1時間      グループ練習     3時間(本時 2/3) 発表会、まとめ     1時間 5、本時の指導 (1)目 標 ・グループ練習の中で見ばえのいい動きを考える。 ・グループの中で協力して練習や話し合いに取り組む。 ・場所や器具についての安全に留意