印刷用紙:B4縦 1ページの行数:52 1行の文字数(半角で):122   −−以下 指導案本文−−                  選択保健体育科学習指導案                                             日時:平成8年10月23日(水)                                             対象:2年生女子6名                                             場所:グラウンド                                             指導者:吉田 由美  1.コース名 『かもしかのように、フラミンゴのように、そして、、、ラッコのように』 2.題材名    ハードル走 3.目標   (1)50メートル、4台のハードル走のタイムを、50メートルフラット走タイムに近づけることができる。   (2)連続する4台のハードルを、リズミカルにスピードにのって走りぬけるハードル走のおもしろさを、体験できる。   (3)互いに協力しあい、上達する喜びを、味わうことができる。 4.題材観    ハードル走は、連続する何台かのハードルを、またぎ越しながら、できるだけ速く走るもので、そのなかに、助走から踏み切り足   をあわせること、腕の振りやキックの強調による加速とスピード維持などのように、走り幅跳び、走り高跳び、短距離走などの他の   陸上運動に必要なことを含んでいて、技術の習得程度や、向上の度合いが大変わかりやすい教材である。また、練習方法も生徒の興   味をひきつけるものなので、中学校における陸上運動の基礎的教材として、効果的なものだと考えることができる。もちろんハード   ル走それ自体のもつ「スピードにのってリズミカルにとび越えていく」ことは、他の種目にない楽しさがあり、そのこともあわせて、   陸上競技で学習する全体的なおもしろさや意味がつかみやすい点などから、きわめてすぐれた教材だといえる。選択授業では、必修   教科で、基礎基本を学習したことをもとに、グループ学習や、個別指導で、さらに深めていきたい。 5.生徒の実態    このコースを選択した生徒は、運動が好きであり、すすんで課題に取り組もうとする生徒が多い。運動能力テストの結果は、5級   が3名、級外が3名である。運動能力においては、全体的に見ると、一応の能力は備わっているが、ずばぬけて優れている生徒はな   く、中位程度の生徒がほとんどである。しかし、大変前向きで意欲があり、アドバイスにもすなおに聞き入れることができる。タイ   ミングよくまたぎ越せない生徒には、励ましの声を常にかけてあげるなど雰囲気は、明るい。 6.指導観    女子6名という小人数なので、基本的技能の習得に力を入れていきたい。基本的技能を段階的に身に付け、グループ学習を通して、   課題を発見、解決させ、各自の目標にむかって精一杯学習に取り組ませることで、上達する喜びを味わわせることをねらいたい。他   の人との勝負にだけとらわれるのでなく、自分がどれだけ目標タイムに近づけたか、という各自の記録に挑戦する意欲面を大事にし   ていきたい。学習カードを工夫し、記録を得点化して目標をもたせて挑戦させたい。 7.指導計画...................................(15時間)       オリエンテーション.......................(1時間)       第一次  ハードル走......................(8時間)                  *50メートルのタイムを計ろう...(1時間)                  *自分にあったインターバルをみつけよう..(2時間)                  *第1回記録会(目標タイムの設定)..(1時間)....本時                  *グループ学習、ミニ記録会....(3時間)                  *最終記録会...........(1時間)       第二次  一輪車........................(5時間)       まとめ.............................(1時間) 8.本時の計画    (1)目標       .今ある力で、記録やタイムに挑戦したりして楽しむことができる。       .最後まであきらめないで、走り抜くことができる。       .お互いのフォームを見て、アドバイスや、励ましあったりすることができる。     (2)展開 +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+ | | 教師の働きかけ | 予想される生徒の活動 |時間| 指導上の留意点 | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+ | |1、学習用具の準備をさせる|1、全員で協力して用具の準備を行なう。 | |協力して、速やかに準備さ| | | | .インターバル 6、5 M 高さ 55cm | |せる。 | | | | 7、0 M | |*ハードル、ストップウオ| | | | | | ッチ、筆記用具、 | |と|2、ウオーミングアップをさ|2、全員でウオーミングアップをする。 | |十分に身体を動かし、ハー| | | せる。 | 1)ランニング | |ドリングのイメージをつか| |ら| 出欠、健康状態の把握を| 2)準備体操 | |ませたい。 | | | する。 | 3)補助運動(デイツプ、柔軟体操、etc) | | | |え|3、全体ミーテイングを行な|3、全体ミーテイングを行なう。 | | | | | う。 | | | | |る| 1)集合、整列し、挨拶を| 1)整列をし、元気よく挨拶をする。 | | | | | させる。 | | | | | | 2)学習内容の確認をさせ| 2)今日の授業の流れをつかむ。 | | | | | る。 | | | | | | 3)今日の目標を設定させ| 3)前時の学習の反省をもとにして、各自、今日の | |学習内容と課題をしっかり| | | る。 | 学習課題をつかむ。 | |把握させ、意欲をもって取| | | | |8分|り組ませたい。 | | | +−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | +−+−−−−−−−−+ 各自の目標タイムをたて、それに挑戦しよう +−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+ | | +−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | |た| | | | | | |4、グループごとに練習を行|4、グループごとに練習をする。 | |お互いに励ましあいながら| |め|なわせる。 | .スタート 1台目 | |練習をさせる。 | | | | .部分練習 | |アドバイスをしあうよう、| |す| | .スタート 5台目 etc | |意識して相手の動きをよく| | | | |20分|見るようにさせる。 | | |.............|..........................|..|............| | |5、記録をとる |5、50メートル走の記録をとる。(2回以上) | |最後まで、あきらめないで| | | | .お互いの動きをしっかりと見る。 | |挑戦させる。(声かけ等)| | | | .声をかけて励ましあう。 | | | | | | .出発、記録は、自分たちで行なう。 |12分| | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+ |ふり 6、学習カードを書かせ、反 6、学習カードに記入し、次時の目標をたてる。 | |他の人の良いところや、自| |かえ 省をし、次時の目標をたてさ | |分の改善点を見つけさせた| |る|せる。 | |5分|い。 | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+ | |7、整列をさせる |7、整列をして、反省を発表し、それを聞く。 | |次時の意欲づけをしっかり| |ま| 1)反省を発表させる。 | 1)各自が反省を発表し、他の人の発表をよく聞く。 | |行ないたい。 | |と| 2)本時の評価をする。 | 2)教師の評価を聞く。 | | | |め| 3)次時の学習についての| 3)次時の学習についての見通しを聞く。 | | | |る| 見通しを話す。 | | | | | |8、整理体操をし、挨拶させ|8、整理体操をし、疲労をとりのぞく。元気に挨拶をする| |後始末は協力して速やかに| | | る。後始末の指示をだす| 。全員で協力して用具の後始末を行なう。 |5分|行なわせたい。 | +−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−−+    (3)評価       .進んで課題に取組み、今ある力で、記録やタイムに挑戦することができる。       .お互いにアドバイスや、励ましあったりすることができたか。