印刷用紙:B4縦 1ページの行数:80 1行の文字数(半角で):65 ・ ・ ・ ・国・ ・語・ ・科・ ・学・ ・習・ ・指・ ・導・ ゚ ・案・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・                              指導者・千 田 順 一         1.日  時  平成3年7月5日(金) 第1校時 2.学  級  2年2組 男子20名 女子18名 南校舎3階 3.主  題  「二、自然と人間」 教材名「気象と人間」 4.主題について   本単元は、「説明文」二編によって構成され、「文章の論理的な展・ Jや構成をとらえ る」ことを主たるねらいとしている。系統的には一学 年の「自然の不思議」(文章の構 成や筋道をとらえる)を受けており・ A三学年の「自然の探求」(文章の論理的な展開や 構成をとらえる)に つながるものである。   本教材「気象と人間」は、気象の変化を題材に、気象と人間とのか わりあいを述べ た文章である。筆者は、気象の変化を自然的な側面と 人為的な側面からとらえ、それぞ れの面での今後に解決を迫られてい・ 髀d要な問題点を指摘している。そしてさらに、そ れらにどういう態度 で取り組むべきかを論じている。文章は短いうえに文脈上のつなが り・ ェ明確であり、具体例による裏付けも効果的であるので、意味段落ごとの 読み取りを もとに全体の構成をつかませるうえで適切な教材といえる・B   事前調査によると生徒は、気象変化を二つの側面から取り上げて意・ ゥを述べているこ とを読み取っている。しかし、意味段落としてのまと まりや相互の関連については理解 が不十分であり、気象そのものに対・ オても関心はあまり高くない。そこで、意味段落の まとまりを要点把握 と小見出しをつける作業を通じて意識させ、意味段落相互の関係を 考・ ヲさせながら学習を進めたい。また、教材の内容にかかわる具体的事例を 補うことに よって学習意欲を促したい。さらには、本学習のまとめと・ オて、気象が生活に与えてい る大きな影響の例を調べて発表させること により、気象と人間生活とのかかわりについ て関心をもたせたい。 5.指導計画  (1)  通読し、新出漢字の読み書きに慣れるとともに前書きの要点を・ワと   めることができる。(事前調査を含む)………………………………・c…1時間  (2)  前半部を三つの意味段落にわけるとともに、第二段落の要点を・ィさ    え小見出しをつけることができる。 ………………………………・c…1時間(本時)  (3)  前半部の意味段落の要点をまとめ、小見出しをつけることができる。                      ・         ……………………1時間  (4)  後半部を三つの意味段落に区切り、それぞれの要点をまとめる・アと   ができる。     …………………………………………………・c…1時間     (5)  筆者の意見に対する自分の感想や意見をまとめて書くことができる。                  ・        ……………………1時間 6 本時の達成目標       意味段落1の要点を「気象の変化は大気中で水が姿を変えて起こるといった内容で  まとめ、内容にあった小見出しをつけることができる。 印刷用紙:B4縦 1ページの行数:65 1行の文字数(半角で):122 7.本時の展開  〈個に対する配慮〉 〈A〉達成度   〈B〉学習速度 〈C〉取り組み方(意欲・態度) 〈D〉見方・考え方            〈E〉興味・関心 〈F〉生活経験 〈S〉学習形態 +---+---+---+---------------------------+----------------------------------------------------------+------------+ | 段| 過| 時| ・・・・・・・・・・・・・・| ・・  個人差に対する配慮               ・・・| ・・・・・・| |  |  |  |   学  習  活  動・・+-----------------------+-----------------------------------+ 資料・教具等| | 階| 程| 間| ・・・・・・・・・・・・・・|   評価の観点・方法  |    配慮事項        ・・・| ・・・・・・| +---+---+---+---------------------------+-----------------------+----------------------------------+------------+ |  | 想| ・| 1 前時の学習内容を想起して| ・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| |  | 起| ・|  発表する。        | ・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| |  |  | ・|               | ・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| | 導|  | ・|               | ・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| |  | 課| ・| 2 本時の課題を確認する。 | ・・・・・・・・・・・・| 2 <C>課題意識を明確にするため、前| 事前調査プリ| |  | 題|  |               | ・・・・・・・・・・・・|  時の学習活動にふれてから課題を提示| ント・・・・| |  | 確|  |   文章の前半部を三つの意 | ・・・・・・・・・・・・|  する。・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| |  | 認| ・|  味段落に分け、意味段落1 | ・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| | 入|  | ・|  の要点をまとめて小見出し | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  |  | ・|  をつけてみよう。     | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  |  | ・|               | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  |  | ・|               | ・・・・・・・・・・・・| 3 <C>追求意欲を促すため、答の違い| 一覧表   | | ・| 予| 10| 3 課題に対する個人ごとの答|             |  を表にまとめて提示する。     |       | | ・| 想| 分|  の違いを確認する。    |             |         ・・・・・・・・・・|     ・・| +---+---+---+---------------------------+-----------------------+----------------------------------+-------------+ | ・| 課| ・| 4 2〜13段落を二つに分ける| 4            | 4 <D>考え方の違いを学ばせるため、|       | | ・|  | ・|               |   2〜9段落を前半、 |  「接続語に着目した生徒」「内容の違|       | | ・|  | ・|               |  10段落以降を後半と指 |  いに着目した生徒」それぞれに指名す|       | | 展|  | ・|               |  摘できたか。     |  る。               |       | |  | 題| ・|               |             | 4 <フィードバック>前書き部分で、気|       | |  |  | ・|               | 指名発表<チェック項目>|  象変化には「自然的なもの」「人為的|       | |  |  | ・|               | |  なもの」の両面があったことを思い出|       | |  |  | ・|               |   |  させる。             |       | |  | 追| ・|               | |                   |       | |  |  | ・|               |             |                   |       | |  |  | ・| 5 文章前半の一つ目の区切り| 5            | 5 <A>区切りを意識させるため、問題|       | |  |  | ・|  を指摘する。       |   2段落だけで区切ら |  提起の文を示し、その答となる部分を|       | |  | 求| ・|               |  れることを指摘できた |  考えさせる。           |       | |  | ・| ・|               |  か。         | 5 <補説>生徒の発言に教師の方で説明|       | |  |  | ・|               |             |  を補う。             |       | |  |  | ・|               | 指名発表<チェック項目>|                   |       | |  |  | ・|               | |                   |       | |  |  | ・|               |          |                   |       | |  |  | ・| 6 2段落を音読する。   | |                   |       | |  |  | ・|               |             |                   |       | |  | ・| ・| 7 2段落の要点を説明する。|             |                   |       | |  | ・| ・|               | 7            | 7 <A>要点把握への抵抗をなくすため|       | |  | ・| ・|               |   気象の変化は大気中 |  キーセンテンスを明確にしてから要点|       | |  |  |  |               |  で水が姿を変えて起こ |  をまとめさせる。         |       | |  |  |  |               |  るといった内容で説明 | 7 <補説>生徒の発言を教師が補ってま|       | |  |  |  |               |  できたか。      |  とめる。             |       | |  |  |  |               |             |                   |       | |  |  | ・|               | 指名発表<チェック項目>|         ・・・・・・・・・・|       | |  | ・| ・|               |   | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・|       | |  | ・| ・|               | |                   |       | |  | ・|  |               |          |                   |       | | 開|  |  |               |    ・・・・・・・・・|                   |       | | ・|  |  | 8 2段落に小見出しをつける| ・・・・・・・・・・・・| 8 <C・S>自由に自分の考えを発表し|       | | ・|  |  |               | ・・・・・・・・・・・・|  あえるよう、小集団で話し合わせる。| ・・・・・・| |  |  |  |               | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  | 課|  |               | ・・・・・・・・・・・・| 9 <D>話題の違いに着目させるために|       | | ・| 題|  | 9 「氷期」の話題が述べられ| ・・・・・・・・・・・・|  この点を区切りの理由にした生徒に指| ・・・・・・| |  | 解| 33|  ている段落を指摘する。  | ・・・・・・・・・・・・|  名して発言させる。        |       | |  | 決| 分|               | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | | ・| ・| ・| 10 前半部の意味段落のまとま| ・・・・・・・・・・・・|  ・・・・・・・・・・・・・・・・・| ・・・・・・| |  |  |  |  りを説明する。      | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | +---+---+---+---------------------------+-----------------------+----------------------------------+------------+ |  | ま|  | 11 前半部の意味段落を区切っ| ・・・・・・・・・・・・|                   |       | | 終| と|  |  た視点をまとめて説明する。| ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  | め|  |               | ・・・・・・・・・・・・|                   |       | |  |  |  | 12 「学習の道しるべ」の自己| ・・・・・・・・・・・・| 12<A>本時の学習内容を個人ごとに○| 道しるべ  | | 末| 確| 7|  学習課題のチェックをする。| ・・・・・・・・・・・・|  ×チェックにより確認させ、分からな| 6・18・19・| |  | 認| 分|               | ・・・・・・・・・・・・|  い所は教え合わせる。       | ・・・・・・| +---+---+---+---------------------------+-----------------------+----------------------------------+------------+