印刷用紙:A4縦 1ページの行数:40 1行の文字数(半角で):80   −−以下 指導案本文−−   音楽科学習指導案 日時 平成8年11月1日(金) 5校時 学級 1年A組 男子14名女子19名 授業者  小 山 秀 子 1.題材名 リズム創作を生かしたアンサンブル 使用する教材 「車にゆられて」 2.指導目標 +−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |音楽への関心・意欲 |音楽的な表現の感| 表現の技能 | 鑑賞の能力 | |・態度 |受や表現の工夫 | | | +−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |・積極的に楽しんで|・主旋律(歌)に|・三拍子に合ったリ|・他のグル―プの発| |AR、歌、リズム楽|合った副旋律奏(|ズムを考え打つこと|表を聴き、自分達の| |器をそれぞれ演奏し|AR)、リズム伴|ができる。 |グル―プとの表現の| |ようとしている。 |奏(打楽器)の表|・三拍子のリズムを|違いについて感じ取| |・ラテン音楽につい|現の工夫ができる|感じとりながら、主|ることができる。 | |て関心を持とうとし| 。 |旋律や副旋律を演奏| | |ている。 |・主旋律奏、副旋|することができる。| | | |律奏、 リズム伴奏| | | | |を通して和声感や| | | | |リズムの重なりを| | | | |感じることができ| | | | |る。 | | | +−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ 3.題材について (1)題材について この曲はもともとメキシコの民謡で、1910年頃に現地の農民達のグル−プの間で歌わ  れた曲の中の一つである。 この曲は、ヘ長調、3/4拍子、二部形式の曲である。また、和音記号はTとXの繰り  返しという単純な構成であり、平易な二部合唱に編曲されている。また、二部合唱だけ  でなく、AR、打楽器等との組み合わせによるアンサンブルにも取り組みやすい教材で  ある。この時に三拍子に合ったリズムを創作し、いろいろなリズムの組み合わせを楽し むことができると同時に、様々な楽器(ラテン楽器、創作した楽器)の音色の良さも感  じとらせることができる。 (2)生徒について 生徒達は、全体的に落ち着いており授業にも意欲的に取り組んでいる。全体的に音楽  に対する興味・関心は普通だが、AR等楽器を取り入れた授業は好きなようである。時  々授業に取り入れているリズム学習では、曲に合わせた手拍子からはじまり、後には「  リズムリレ−」といって二拍子間のリズムを即興で作り順番に手拍子していくという授 業も行った。生徒達は普段いろいろな音楽を聴いているためかリズム感もよく、教師の 指示に対しての反応も早かった。 この授業をきっかけとしながら、今度は「車にゆられて」に合った楽器やリズムを考  えさせアンサンブルの楽しさを感じ取らせたい。 (3)指導について 今までの音楽の授業では、一つの曲を創り上げるときに生徒自身で表現の工夫をさせ  ることを重視してきた。この時に、稚拙でも自分達なりの考えをもち、工夫することは  後に「自分達で音楽を創ったのだ。」という成就感を持たせることができると考えてい  る。 ここでは、楽器(音具)の選定→リズム創作→演奏(アンサンブル)という様々な音  楽経験をさせることにより、音楽の楽しさや成就感を味わわせたい。リズム創作につい  ては、@三拍子のリズムの基本パタ−ンを覚えさせる、Aリズムの組み合わせを考えた  り、アレンジしたり、創作したりする、B使う楽器の音色に合ったリズムを考え曲のど  の部分で打てば良いか考える、というステップで指導していきたいと考える。そして、  班毎にAR、歌、打楽器のアンサンブルの発表をする中で自己評価、相対評価をさせ、  他を認めあい、創作する喜びを感じとらせたいと考えている。 4.指導計画 (時間配分5/5)   第1時 三拍子のリズムにのって楽しく主旋律を歌い、二部合唱する。 第2時 アルトリコ−ダ−奏と二部合唱をする。 第3、4時 いろいろな打楽器でリズム打ちを工夫し、AR、歌と合わせる。(班毎) 第5時 班毎の発表会をする。(本時) 5.本時の指導 (1)本時の目標 ・打楽器、アルトリコ−ダ−、歌それぞれの良さを生かしながら、三拍子のリズムに のって楽しく演奏することができる。 (2)本時の展開 +−+−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+ |段|形|   | 学 習 活 動  |   | | | | |   +−−−−−−−+−−−−−−−+    | | |階|態| 学 習 内 容 |教師の働きかけ| 生徒の活動 |指導上の留意点| 評 価 | +−+−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+ | | |1.レパートリー|・生徒の指揮で|・曲のやまばを|・集中していい|・積極的に| |導|一|合唱      |既習曲を歌わせ|意識しながら歌|響きになるよう|歌おうとし| |入|斉|「車にゆられて」|る。 |う。      |に援助する。 |ているか。| | | |「きみ歌えよ」 | |・拍子感をつか|   |〈意欲〉 | | | | |       |みながら歌う。| | | |7| | +−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+※観察| |分| |2.課題把握| 学習課題  | | +−+−+−−−−−−+ 三拍子のリズムに乗って楽しく演奏しよう。   +−−−+ |展| | |    | | | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−+   | | |班|3.練習   |・机間巡視をし|・息を合わせる|・技術的に未熟|・リ―ダ―| | | | |てそれぞれの班|ことに重点をお|な生徒に対して|の指示に従| | | | |の演奏ぶりを観|いて練習する。 |の個人指導を行|って活動し| | | | |察する。 | |う。 |ているか。| | | | |   | | |〈意欲〉 | | | |        |       |       |       |※観察 | | | |4.演奏発表 |・各班工夫しな|・創作したリズ|・発表の前に工|・三拍子の| | | | |がら発表させる|ムを取り入れ工|夫した点を発表|リズムにの| | | | | |夫して発表する|させるようにす|ってのびの| | | |        |       |       |る       |びと演奏し| | | | |・一つの班の演|・一つの班の演|(工夫の観点)|ているか | | | | |奏がおわったら|奏がおわったら|リズムのかけあ|〈技能〉 | | | | |その都度評価さ|評価する。  |い       |※観察 | | | | |せる。 |(班毎の表現の|音色に合ったリ|・AR、歌| | | | |    |工夫に注意しな|ズム     |打楽器それ| | | | | |がら聴く) |特に強調すると|ぞれの息が| | | | | |        |ころ     |ぴったり合| | | | |   | |「オレ!」の声|っているか| | | | | | |リズムAR、歌|〈技能〉 | |開| | | | |打楽器のバラン|※観察 | | | | |   | |ス   |     | | | | |   | |+−−−−−+| | | |個|5.評価発表 |・他の班に対す|・良かったとこ|・発表態度や演|・良い点を| | | | |る評価を発表さ|ろ改善したほう|奏についての良|見つけるこ| |35| |  |せる。 |が良いと思われ|かった点を中心|とができた| |分| |   | |ることを発表す|に発表させる。|か〈鑑賞〉| | | | | |る。 | |※発表 | +−+−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+ |終|個|6.自己評価 |・自己評価表に|・自己評価表に| |・今回の授| | | | |記入させる。 |記入する。 |   |業を通して| |末|一|7.感想発表 |・今日の発表会|・感想を発表す|・2、3人の生|関心、意欲| | | | |を通してどんな|る。     |徒に発表させる|が高まった| |8|斉| |感想をもったか| | |か〈意欲〉| | | |        |発表させる。 | |   |※自己評価| |分| |        |       |       |       |表記入 | | | | | | |   |※発表 | +−+−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+ (3)評価 ・三拍子のリズムに乗り、それぞれの楽器の良さを生かして楽しく演奏していたか。 ・他の班の発表を聴くことにより、それぞれの班の発表の良さを感じとったか。 生徒座席表(音楽室用・・教室と同じ座席順)並びに個人分析表             ピ   +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+ |男1意欲◎|女1意欲◎||男1意欲 |女1意欲◎| ア | |女1意欲◎| | 表現 | 表現○ || 表現△|☆ 表現○ | ノ | |  表現◎| | 鑑賞○| 鑑賞○ || 鑑賞 | 鑑賞○ | | |   鑑賞 | | トライアングル | 歌 ||代用バスドラ| AR  | | |歌 手拍子 | +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+ |男2意欲○|女2意欲○||男2意欲 |女2意欲 | |男1意欲 |女2意欲 | | ☆ 表現○| 表現  || 表現○| 表現  | | 表現△| ☆ 表現○| | 鑑賞 | 鑑賞○ || 鑑賞 | 鑑賞  | | 鑑賞 |  鑑賞 | | ピアノ |ウッドブロック || AR | 紙コップ| | 歌   |  手拍子| | | || | の中に鈴| | | |  +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+  |男3意欲○| 女3意欲 ||男3意欲 | 女3意欲 | |男2意欲 |女3意欲 | | 表現○| 表現  || 表現△| 表現  | | 表現 |  表現 | | 鑑賞 | 鑑賞○ || 鑑賞 | 鑑賞○ | | 鑑賞 |  鑑賞○| | AR | 紙コップ||  ボンゴ| 歌 | |アゴゴベル|   AR | | | の中に鈴|| | | | | |  +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+    1班     2班     3班 +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+  |男1意欲 |女1意欲 ||男1意欲 |女1意欲 | |男1意欲○|女1意欲 | | ☆ 表現○| 表現○ || 表現 | 表現  | | 表現○| 表現 | | 鑑賞○| 鑑賞○ || 鑑賞 | 鑑賞  | | 鑑賞 | 鑑賞○| |代用バスドラ| 歌   || AR | 紙コップ|  |   空き缶| 歌 | | | || | の中に鈴| | | |  +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+  |男2意欲 | 女2意欲 ||男2意欲 | 女2意欲 | |男2意欲 |   | | 表現 | 表現○ || 表現○| 表現  | | 表現○|   | | 鑑賞 | 鑑賞○ || 鑑賞 | 鑑賞  | | 鑑賞 |   | |ペットボト| AR ||  | マラカス| | AR | | |ルの中に砂| || | | | | |  +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+  | |女3意欲○||女4意欲◎|女3意欲◎| |女3意欲○| 女2意欲 | | | 表現  || 表現○|☆ 表現○ | | ☆ 表現 | 表現○ | | | 鑑賞○ || 鑑賞○| 鑑賞○ | | 鑑賞○| 鑑賞○ | | | カウベル || 歌 |   | | カバサ |   | +−−−−−+−−−−−++−−−−−+−−−−−+ +−−−−−+−−−−−+    4班     5班    6班 見方 ・☆印は班長の生徒 ・記号 ◎・・・よくできている。 ○・・・できている。 記号なし・・少しだけできている。   △・・・できていない。