印刷用紙:A4縦 1ページの行数:49 1行の文字数(半角で):104   −−以下 指導案本文−−   選 択 音 楽 科 学 習 指 導 案                                     日 時 平成8年10月23日C                                     対 象 2年生女子 7名                                     場 所 音楽室                                     指導者 林 裕子 1、コース名 「サッコラ チョイワ ヤッセ さんさ笛」 2、題材名 「盛岡さんさ笛」 3、目 標   ・篠笛の特徴を知り正しく取り扱うことができる  ・盛岡さんさ(統合さんさ、通り太鼓、七夕くずし、栄夜差踊り)を吹くことができる  ・太鼓に合わせ踊りながら笛を吹くことができる  ・さんさの笛を吹くことができるまでの道筋を考え、練習方法を工夫することができる  ・伝統的なさんさ踊りについて調べ、鑑賞することができる 4、題材観   毎年本校の文化祭で発表している「さんさ太鼓」にヒントを得、必修の授業では鑑賞の域にとどまっている郷土  芸能に挑戦することにした。さんさ太鼓に合わせ笛を吹くことにより祭りの雰囲気をより深く味あわせたい、アル  トリコーダーとは楽譜も奏法も全く違う篠笛の演奏に取り組むことを通し多様な音楽経験をさせたいと考えた。ま  た、篠笛の習得を機に自分たちのふるさとの祭りに目を向け理解を深め参加し、祭りの楽しさすばらしさをも生涯  にわたって味わえたら、と考えた。 5、生徒の実態   このコースを選択した生徒は女生徒7名で、全員がさんさ太鼓を打てる。同じコースの3年生に比べ、練習方法  を工夫したりお互いに聴き合ったり疑問をどんどんぶつけてくることは少ない。しかし、素直さに加え、互いに教  え合う場面が見られるようになってくるなど熱心に取り組んでいる。 6、指導観   このコースは、さんさ笛(統合さんさ、通り太鼓、七夕くずし、栄夜差踊り)4曲を太鼓と合わせ踊りながら吹  くことができることをねらいとしている。今までにさんさ太鼓を経験している生徒は、祭りは「見る側」よりも  「参加する」事の方がはるかに楽しく充実感を味わうことができる事を実感している。前期コースでは盛岡のさん  さ祭りへの参加や文化祭での発表という場があった。後期では来年の夏の祭りや文化祭まで実力も意欲も持続でき  る力をつけさせたい。昨年後期コース(3年)を選択した生徒で高校生となってからも祭りに参加した生徒は3名  であった。   さんさ笛の学び方については、楽譜を見ながらの吹き方の練習はせず「見よう見まね」「口から口へ伝える伝承  音楽」という性格を生かした学び方を重視し指導している。また、毎回「できた!表」に自分ががんばったことと  友だちの前向きの姿の評価を書かせている。それは、技術を獲得するテンポややり方は人それぞれで違うことやお  互いのよいところを発見してあきらめずに前向きに取り組んでいくことを学ばせたいからである。 7、指導計画 (15時間)  ・オリエンテーション・・・・・・・・・・・・・・1       ※1 ・〜・は、並行して進める。  ・篠笛の吹き方・・・・・・・・・・・・・・・・・2       ※2 本時は 6/15時である。  ・口唱歌・楽譜・・・・・・・・・・・・・・・・・1  ・味のあるメロディー・ころがし・・・・・・・・・3  ・太鼓と笛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2  ・踊りと笛そして太鼓・・・・・・・・・・・・・・2  ・教科書づくり・・・・・・・・・・・・・・・・・3  ・黒川さんさの鑑賞・・・・・・・・・・・・・・・1 8、本時の計画  ・目 標   ・「統合さんさ」が吹ける   ・太鼓を聴いて「笛の出」が分かる   ・太鼓と合わせて笛が吹ける   ・自分なりの具体的な学習課題をもつことができる  ・展 開   ・評 価   ・「統合さんさ」を吹くことができたか   ・太鼓と合わせて吹くことができたか   ・自分なりの学習課題をもつことができたか