印刷用紙:B4縦 1ページの行数:50 1行の文字数(半角で):100     中学校/3年理科  生 物 界 の つ な が り                          岩手県立総合教育センター 理科教育室 金子 康宣 (1)目 標  中学校理科「生物のつながり」の単元において開発した教材やシミュレーションソフトを取り入れて、地域環境の実態と関心を高める。 (2)指導計画への位置づけ  「生物のつながり」の中の「生物界のつながり」の単元の最後に行う。 (3)指導時間  (2時間扱い) ・学校周辺の土壌サンプルから土壌動物を抽出し観察する。・・・・・・・(1時間) ・観察した土壌動物の主な特徴を知り、食物連鎖の関係をパソコンシミュレーションによってまとめる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1時間) (4)実施対象学年  中学校3年生 (5)指導の展開 +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ |時| 学 習 過 程 |  学  習  内  容 |開発した教材・教具| 指 導 上 の 留 意 点 | +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | |1.問題提起 |○土壌中にはどんな生物が| |・ツルグレン装置の原理に| | | |いるか考える。 | |ついては概略を説明する。| | |2.予 想 |○土壌動物が数多く見られ| |実験方法については、プリ| | | |るところはどんなところか| |ントを用いて具体的に解説| | | |予想する。 | |する。 | | |3.実験方法の理解|○ツルグレン装置の原理及|・簡易ツルグレン装|・はじめ見慣れないために| |1| |び実験方法を理解する。 |置 +−−−−+ |土壌動物を発見できない生| | |4.実験準備 |○採集しておいた土壌サン| |ザ ル | |徒もいると思われるので顕| | | |プルを装置に入れ、上から| |シャーレ| |微鏡投影装置を用いて実際| | | |電灯をつける。 | |ビーカー| |の大きさを示しながら観察| | |5.土壌動物の観察|○5分ごとにシャーレを取| |電 灯 | |させる。 | | | |り替えて土壌動物を観察す|  +−−−−+ |・事前に主な土壌動物につ| | | |る。 | |いて撮影しておいたVTR| | |6.観察した土壌動|○どのような土壌動物がい|・主な土壌動物を写|を見せて確認し、外形や動| | | 物の確認 |たかVTRを見て、確認す|したVTR |きの特徴をとらえさせる。| | | |る。 | | | +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+ | |7.観察した土壌動|○土壌動物は、草食性(腐 |・主な土壌動物の特|・口の形や外形の特徴を電| | | 物の主な特徴の理|食性)と肉食性(捕食性)に |徴をとらえた電子顕|子顕微鏡写真を用いてとら| | | 解 |大別されることを知る。 |微鏡写真 |えさせ、土壌動物の中にも| | |8.土壌動物の食物|○落ち葉(植物遺体)、腐|・落ち葉(植物遺体)|腐食性のものと捕食性のも| | | 連鎖の関係の理解|食性土壌動物、捕食性土壌|の残存量と腐食性土|のがあることを理解させる| |1| |動物の関係をシミュレーシ|壌動物と捕食性土壌|・食物連鎖の関係をシミュ| | | |ョンソフトを用いて理解す|動物の個体数の増減|レーションソフトを用いて| | | |る。 |を表すシミュレーシ|理解させ、土壌動物にも平| | |9.土壌環境と土壌|○土壌環境と土壌動物の個|ョンソフト |衡関係があることをとらえ| | | 動物との関係のま|体数及び種類数についてま| |させる。 | | | とめ |とめる。 | | | +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+