印刷用紙:B4縦 1ページの行数:69 1行の文字数(半角文字で):120 その1 (登録番号 950114.JXW〜950116.JXWの中の1番目) 特殊教育「体育科」学習指導案 指導者 相馬 充子 仁木 栄子 1.日 時 平成7年7月7日(金) 第2校時 2.学 級 6組 男子9名 女子5名 計14名 北校舎1F 剣道室 3.主 題 フライングディスクをしよう 4.主題について 特殊学級における体育のねらいを、身体を動かし運動を好きになる生徒の育成を通して、体力の維持増進、協応運動、調整力、 などの能力を高め、生涯にわたって健康な身体作りを行うこととしている。楽しく運動することを通して体を鍛え、友達と協力し ていくことができることが大きなねらいである。 今回取り上げる「フライングディスク」はアメリカ生まれの近代的スポーツで、ルールを能力に応じて組み合わせて工夫するこ とができ、ゴールをねらう緊張感とゴールインした時の喜びがなんとも楽しく興味を引くスポーツである。近年愛好者がふえて、 各地にコースが整備されたり、「ゆうあいピック」の競技種目にもなって競技人口が増加している注目のニュースポーツである。 フライングディスクを利用してのスポーツはディスクゴルフ、アキュラシー、アルチメットなど各種の競技があるが、ディスクを スローイングしてゴールをねらうルールを基本にしている。 生徒は運動が好きで、昼休みの時間には友達と誘い合って、野球、サッカー、ユニホックをしたり、プロ野球やサッカーのJリ ーグの話しをして楽しんでいたり、クラブ活動も運動部に所属し、スポーツが日常的に慣れ親しめるようになってきている。運動 技能的には劣るものの意欲的な取り組みが、印象的である。 指導に当っては、第1次でディスクの基本的な持ち方やスローイングの方法に慣れさせるようにしていきたい。基本的な持ち方 やスローイングの方法を提示し、より遠くに、また、より正確にコントロールできるように練習を積み重ねていきたい。なお、フ ライングディスクとは言いにくいことから、授業の中では「フリスビー」という呼び方を使用することにする。第2次では、で きるだけ遠くにスローイングする練習を中心に取り組ませたり、スローイングとキャッチなどでお互いにスローイングしキャッチ する取組を通して友達と活動する楽しさを広げていきたい。 い。第3次では、コントロールを意識してスローイングさせ、目指すゴールに向かってスローイングする時の緊張感、そして思い 通りに命中したときの成功感などを大切にしていきたい。また、個と集団の関わりの中でもてる力を発揮させていくために個人の 記録カードを使用するとともに、グループを4つに分けて、グループ対抗で競い合うなどの活動も取り入れて競い合ったり、励ま しあったりすることから技能の向上とともに、楽しさを合い併せていきたいと考える。時々、フライングディスクを投げている様 子などをVTRに録り、みんなで見る活動も取り入れていきたい、と考える。また。教師は適切な評価を行い、できたという喜び や満足感を味あわせていきたいと考える。 また、フライングディスクの特徴である「運動量の少なさ」は、年間を通して行っているエアロビクスを行って、心拍数を高め 体力の維持増進を補っていきたい。 5.指導計画 (総時数 16時間) 1 第1次 フライング ディスクに慣れよう −−−−−−−−− 4時間 2 第2次 遠くにスローイングしよう −−−−−−−−−−−4時間 3 第3次 ゴールをねらってスローイングしよう−−−−−−−8時間(本時2/8時間) +−+−−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | 第1次 | 第2次 | 第 3 次 | +−+−+−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |1|2 3 4 5 6 7 8|9 10 11 12 13 14 15 16| +−+−+−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |10|オ| エ ア ロ |ビ ク ス | |20|リ+−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | |エ|フライング|遠くにスローイ| ゴールをねらってスローイングしよう | | |ン|ディスクに|ングしよう | | |30|テ|慣れよう | | ディスクゴルフ 班対抗ゴールイン | | ||| | パス | アキュラシー | | |シ| | キャッチ | 的当て | | |ョ| | 距離競争 | ボックスイン | | |ン| | | | |40| +−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ |50| | | ま | と め | +−+−+−−−−−+−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+ 6.本時の達成目標 1 ゴールを意識してフライングディスクをスロ−イングすることができる。 2 友達と一緒にフライングディスクを楽しむことができる。 7.本時の下位行動目標 a.フライングディスクをスローイングすることができる。 c.投げ方の図で確認しながら正確なスローイングの方法を学ぼうとすることができる。 d.自分の記録を表に記入することができる。 e.友達のよいところに気が付くことができる。 f.友達のよいところを目標にしてがんばろうとする気持ちをもつことができる。 8.本時の評価の観点 1 ゴールを意識してフライングディスクをスロ−イングすることができたか。 2 友達と一緒にフライングディスクを楽しむことができたか。 印刷用紙:B4縦 1ページの行数:71 1行の文字数(半角文字で):126 その2 (登録番号 950114.JXW〜950116.JXWの中の2番目) 9.本時の展開 <個に配慮する視点> <A>達成度 <B>学習速度 <C>取り組み <D>見方.考え方 <E>興味・関心 <F>生活経験 +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |段|過|時| | 個 人 差 に 対 す る 配 慮 | | | | | | 学 習 活 動 +−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+資料・教具等| |階|程|間| | 評 価 の 観 点 | 配 慮 事 項 | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | |1.音楽に合わせてエアロビクス|1−−−−−−−−−−+|1.<C> |カラーコーン| |導|課| | 体操ができる。 || 音楽に合わせてエア||・意欲をもち続けることが難しいY・Yや| | | | | | ||ロビクス体操をするこ||体調により参加することが難しいF・Mに|CDデッキ | | | | | ||とがでたか。 ||は個別に声掛けを行いながら意欲をもたせ| | | |題| | |+−−−−−−−−−−+|る。 |カセットテー| | | | |2.当番の号令で元気よくあいさ|G:よりよい動きを意識し|・リズムにのって動きを変えることができ|プ | | | | | つをする。 |ながらエアロビクス体操を|るように動きに合わせて曲の構成をする。| | | |確| |3.本時の学習課題を確認できる|することができる。 |・みんなで声を出してリズムを取れるよう|ゴムひも | | | | | |M:音楽に合わせて時間い|に工夫する。 | | | | | |+−−学習課題−−−−−−−+|っぱい身体を動かすことが|・汗をかくほどの運動量を確保する。 |移動黒板 | |入|認| || ゴールをねらってディスク||できたか。 |・汗の始末をさせる。 | | | | | ||をスローイングして得点を上||P:友達と一緒に音楽にの| | | | | | ||げよう。 ||って身体を動かすことがで| | | | | |20|+−−−−−−−−−−−−−+|きる。 | | | | |分| | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | |4.自分の目標を決め、ディスク|4−−−−−−−−−−+|4.<C> |フライングデ| | | | | をスローイングすることができ|| ゴールに入るように||・1班T・T、2班S・Y、3班K・S、|ィスク | | | | | る。 ||フライングディスクを||4班Y・Uをリーダーとし、各班のリーダ| | |展|課| |+−−−−−−−−−−−−−+||スローイングすること||ーを中心に順番を決め、ゴールをめがけて|リングゴール| | | | || スタートライン |||ができたか。 ||スローイングすることができるように作戦| | | | | ||−−−−−−−−−−−−−+|+−−−−−−−−−−+|をたてる。 |ディスクゴル| | | | || 2点 ||G:正しい方法で、得点を | |フゴール |   |題| || 2点 ||意識してスローイングする |・班毎にカラーの違うゼッケンを着用し意| | | | | || 3点 ||ことができる。 |欲を高める。 |移動黒板 | | | | |+−−−−−−−−−−−−−+| M:得点を意識してスロー|・より正確にスローイングできるように、| | | | | || 2 点 ゾ ー ン || イングすることができる。|投げ方を図で確認しながら行うことができ|ゼッケン | | |の| |+−−−−−−−−−−−−−+| P:友達の援助をうけなが|る。 | | |開| | || 5点 ||らスローイングすることが | | | | | | ||1点 +−−−−−−−−+|できる。 |・F・M、Y・Yの飛距離が伸びるように| | | | | || | ボックス4点 || |教師が援助を行う。 | | | | | |+−−−−+−−−−−−−−+| |・意欲を高めていけるように必ず得点にな| | | |追| |5.班毎に協力して、たくさんの|5−−−−−−−−−−+|るようなゴールを設定する。 | | | | | | ディスクをゴールさせることが||協力して活動すること|| | | | | | | できる。 ||ができたか。 || | | | | | |+−−−−−−−−−−−−−+|+−−−−−−−−−−+|5.<C> | | | | | || スタートライン ||G:時間内にたくさんゴー|・各グループのリーダーが責任をもって取 | | | |求| || ||ルにディスクを入れるよう|り組めるように声がけなどの援助を行い意 | | | | | || ||に、友達に声がけをしなが|識を高めさせる。 | | | | | || ||ら活動することができる。|・時間を決め、できるだけ多くのディスク | | | | | || ||M:たくさんのディスクを|をゴールに入れることができるように協力 |得点表 | | | | || ||ゴールに入れることができ|して活動することができるようにする。 | | | | | || ||る。 | |チーム得点表| | | | || ディスクゴルフ ||P:教師の援助をうけなが| | | | | |28|| ゴール ||らゴールをねらってディス| |   | |分|| ||クをスローイングすること| | | | | | |+−−−−−−−−−−−−−+|ができる。 | | | | | | | | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | | |6.友達のよいところを認め合い|6−−−−−−−−−−+|6.<C> | | |終|課| | ながら授業のまとめをすること|| 友達のよいところを||・友達のよさを見つけ、次時への取り組み | | | | | | ができる。 ||見つけることができた||の意欲につなげて、まとめるようにする。 | | | |題| | ||か。 || | | | | | | |+−−−−−−−−−−+| | | | |の| | |G:友達のよいところを発| | | | | | | |表することができ、自分の| | | | |ま| |7.元気よくあいさつができる。|目標に組みいれることがで| | | | | | | |きる。 | | | |末|と| | |M:友達のよさを知ろうと| | | | | |7| |する。 | | | | |め|分| |P:友達の発表を聞くこと| | | | | | | |ができる。 | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+