中学校1年 数学(1次関数) 用紙は B4 縦  1行 112字(半角) 1ページ 63行に設定してください。    【学習指導案1】(例題理解と類題解決の場合)                                                                                            1 本時の主題 1次関数                                             2 本時の目標 1次関数の意味を理解する。                                    3 本時の展開                                                   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・段階|  学 習 内 容 |   学   習    活    動  | 時間|   指導上の留意点  ・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・導 | 本時の目標把握  | 1 本時の目標を知る。        | 4 | ・学習シートを使うので・        ・入 |          |                    |   |  教科書はとじさせる。・        ・----+------------------+------------------------------------+-----+---------------------・        ・  | 例題の意味理解と解| 2 例題を読み、自分の考え方と答を学習|   | ・問題の意味がわかった・        ・  | 答        |  シートに書く。           |   |  かを確認する。   ・        ・  |  +---例題-------+----------------------------------- |   | ・学習シートには理由や・        ・  |  |  円柱の形をしたすいそうに一定の割合で水を入れたとき |   |  図などを自由に書いて・        ・  |  | 入れ始めてからの時間と水の深さとの関係は次の表のよう |   |  よいし、書いたものは・        ・  |  | になった。                      |   |  消さないでおくこと。・        ・  |  |   時間| 0 1 2 3 4 5           |   |            ・        ・  |  |   ----+-----------------------          | 10|            ・        ・  |  |   深さ| 3 5 7 9               |   |            ・        ・  |  |  これについて、次の問に答えよ。           |   |            ・        ・  |  | @水を入れ始める前、このすいそうに入っていた水の深さ |   |            ・        ・  |  |  は何cmか。                     |   |            ・        ・  |  | A4分後、5分後の水の深さは何cmか。         |   |            ・        ・  |  | B水を入れ始めてからx分後の水の深さをycmとするとき |   |            ・        ・  |  |  yはxの関数といえるか。また、yをxの式で表せ。  |   |            ・        ・  |  +------------------------------------------------- |   |            ・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・展 |          | 3 指名された生徒は、自分の書いた答を|   | ・答を書いた生徒は挙手・        ・  |          |  発表し、全体で正しいかどうかを確かめ|   |  させる。      ・        ・  |          |  る。                |   |            ・        ・  | x=0のときのyの| (1) @の答を発表する。       |   | ・答だけでなく、理由も・        ・  | 値        |     ・3cm             |   |  言わせる。     ・        ・  |          |     ・0 分のところを見ればよい。 |   |            ・        ・  | 表の空欄に入る数 | (2) Aの答を発表する。       |   | ・別の考え方として、式・        ・  |          |     ・11cm、13cm         |   |  3+2×4を使って考・        ・  |          |     ・毎分2cm ずつ増えていっている|   |  えた生徒がいないか聞・        ・  |          |      から、9cm に加えた。    | 10|  く。        ・        ・  | 関数の判断    | (3) Bの答を発表する。       |   | ・時間が増えると、深さ・        ・  |          |     ・関数である。        |   |  も増えると考える生徒・        ・  |          |     ・時間を決めると、深さが決まる|   |  もいるだろうから、関・        ・  |          |      から関数である。      |   |  数の意味や判断の仕方・        ・  |          |                    |   |  について、具体的な数・        ・  |          |                    |   |  を例にしながら、てい・        ・  |          |                    |   |  ねいに説明する。  ・        ・  | 式での表現    |     ・y=2x+3           |   | ・図をかき、増えた分の・        ・  |  yをxの式で表す|                    |   |  2xcmと、始めに入って・        ・  |          |                    |   |  いた3cm を強調する。・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・  | 1次関数の意味  | 4 教師の質問に答えながら、1次関数の|   |            ・        ・  |          |  意味を知る。            |   |            ・        ・  |  比例・反比例との| (1) y=2x+3が、比例または反比例を表す|   | ・式の特徴からだけでは・        ・開 |  比較      |   式であるかどうかを考える。    |   |  比例との区別がつかな・        ・  |          |                    |   |  い生徒もいるだろうか・        ・  |          |                    |   |  ら、表を使い、2倍、・        ・  |          |                    |   |  3倍、----の見方もさ・        ・  |          |                    | 10|  せてみる。     ・        ・  |  1次関数の定義 | (2) 新しい関数であることがわかり、1|   | ・1次式であることを強・        ・  |          |   次関数の意味を知る。       |   |  調するが、一般式は次・        ・  |          |                    |   |  の時間に扱う。   ・        ・  |  1次関数の例  | (3) 1次関数と言える他の式の例を知り|   | ・定義は学習シートの太・        ・  |          |   自分でも1次関数になる式を作り、発|   |  線の中に書く。   ・        ・  |          |   表する。             |   | ・生徒の作った例を評価・        ・  |          |                    |   |  する。       ・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・  | 問題練習     | 5 問題練習として、2つの問について考|   |            ・        ・  |          |  え、答え合わせをする。       |   |            ・        ・  |          | (1) 例題のすいそうの問題で、8 分後の| 11| ・式を使って求めるよう・        ・  |          |   水の深さを求める。        |   |  にする。      ・        ・  |          | (2) y=2x+3について、 xの変域が 0≦x|   | ・最大値と最小値、連続・        ・  |          |   ≦10のときの yの変域を求める。  |   |  性に注意させる。  ・        ・----+------------------+------------------------------------+-----+---------------------・        ・終 | 本時のまとめ   | 6 本時のまとめをし、次時の学習につい| 5 | ・本時の授業についての・        ・結 |          |  て知る。              |   |  自己評価をさせる。 ・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                                                                                                                                                                  【学習指導案2】(例題をもとにした問題作りの場合)                                                                                         1 本時の主題 「1次関数を求めること」の問題作り                                2 本時の目標 @ 原問題(例題、練習問題)を参考にして作った問題を、問題として成り立つかどうか吟                 味するとともに、数値や場面だけを変えた問題か、さらに、工夫した問題かなどの観点か                 ら分類する。                                                  A 生徒が作った問題の中から共通問題を決めて、それを解く。                    3 本時の展開                                                   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・段階|  学 習 内 容 |   学   習    活    動  | 時間|   指導上の留意点  ・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・導 | 本時の目標把握  | 1 前時に問題作りをしたことを思い出し|   | ・前時の問題作りの指示・        ・入 |          |  本時の目標を知る。         | 3 |  の仕方は、学習シート・        ・  |          |                    |   |  に書いてある。   ・        ・----+------------------+------------------------------------+-----+---------------------・        ・  | 作った問題の発表 | 2 指名された生徒は、自分の作った問題|   | ・数人に指名。    ・        ・  |          |  を発表する。            | 5 | ・題材に注目させ、3に・        ・  |          |                    |   |  つなげる。     ・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・  | 作った問題の分類 | 3 作った問題を分類する。      |   | ・原題は、ばねばかり、・        ・  |          |   ・数値を変えた          |   |  ろうそく、線香の問題・        ・  |          |   ・場面を変えた          | 5 | ・自分の作った問題がど・        ・  |          |   ・上の2つ以外に自分で工夫した  |   |  れにあてはまるか挙手・        ・  |          |                    |   |  させる。      ・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・  | 作った問題の吟味 | 4 プリントを見て、作った問題が、問題|   | ・生徒が前時に作った問・        ・  |          |  として成り立つかどうかを吟味していき|   |  題を印刷したプリント・        ・  |          |  ながら、問題の特徴をとらえる。   |   |  を配布し、教師が解説・        ・  |          |   ・場面に一貫性があるか。     |   |  を加える。     ・        ・  |          |   ・数値や、単位が適当か。     |   | ・厳密に言えば、成り立・        ・  |          |   ・工夫しようとしたことは何か。  |   |  たない問題でも、工夫・        ・展 |          |   ・作った問題どうしでの類似点や相違| 10|  しようとしたところを・        ・  |          |    点はどんなことか。等      |   |  見つけて評価する。 ・        ・  |          |                    |   | ・単に数値を変える場合・        ・  |          |                    |   |  でも、よく考えて作ら・        ・  |          |                    |   |  ないと、現実的になら・        ・  |          |                    |   |  なかったり、問題とし・        ・  |          |                    |   |  て成り立たなくなるこ・        ・  |          |                    |   |  とがあること。   ・        ・  |          |                    +-----+            ・        ・  | 共通問題の解決  | 5 共通問題として、3つの問題について|   | ・共通問題は教師が決め・        ・  |          |  考える。              |   |  る。        ・        ・  |          | (1) ろうそくに火をつけてから、2分ご|   | ・解いていく過程で、学・        ・  |          |   とに長さをはかったら、下の表のよう|   |  習した1次関数の性質・        ・  |          |   になった。火をつけてからx分後のろ|   |  を使うようにする。 ・        ・  |          |   うそくの長さをycmとして、yをxの|   | ・1分ごとではなく、2・        ・  |          |   式で表せ。            |   |  分ごととしている点が・        ・  |          |時間(分)| 0  2   4   6   8 |   |  良い。       ・        ・  |          +-----------+----------------------- |   | ・0分のとき、14cmであ・        ・  |          |長さ(cm)| 14 13.4 12.8 12.2 11.6|   |  るから、b=14。  ・        ・  |          |                    |   |            ・        ・開 |          | (2) けしごむをつかいはじめると、日に|   | ・身近にある消しゴムを・        ・  |          |   ちに比例した減り方で短くなっていく|   |  使った題材が良い。 ・        ・  |          |   けしごむをつかってから5日目の長さ| 22| ・現実的な問題では、変・        ・  |          |   は5cm、15日目の長さは3cmであった|   |  化の割合が求めやすい・        ・  |          |   このけしごむをつかいはじめてからx|   |  ことがある。(10日で・        ・  |          |   日目の長さをycmとして、yをxの式|   |  2cm短くなっているか・        ・  |          |   で表せ。             |   |  ら、1日では------)・        ・  |          |                    |   |           ・        ・  |          | (3) ろうそくに火をつけると、時間に比|   | ・「何分後に燃えつきて・        ・  |          |   例した減り方で短くなっていく。4分|   |  なくなるか」が工夫し・        ・  |          |   後のろうそくの長さは8cm、12分後の|   |  た部分である。   ・        ・  |          |   ろうそくの長さは4cmであった。この|   | ・y=0 として考えるこ・        ・  |          |   ろうそくに火をつけてからx分後の長|   |  と。        ・        ・  |          |   さをycmとして、yをxの式で表せ。|   | ・問題を作った生徒に答・        ・  |          |   また、このろうそくは火をつけてから|   |  を発表させる。   ・        ・  |          |   何分後に燃えつきてなくなるか。  |   | ・発展的な問題を評価す・        ・  |          |                    |   |  る。        ・        ・----+------------------+------------------------------------+-----+---------------------・        ・終 | 本時のまとめ   | 6 本時のまとめをする。       | 5 | ・本時の授業についての・        ・結 |          |                    |   |  自己評価をさせる。 ・