印刷用紙:B4縦 1ページの行数:72 1行の文字数(半角文字で):122 その1 (次の登録番号は 950070.JXW) 数学科指導案                                            指導者 渡邉 不二夫 1. 日 時   平成7年7月7日(金)第1校時 2. 学 級   1 年2組 男子16名,女子19名  南校舎4階 3. 主 題   2 文字と式 4. 主題について  「文字と式」の内容は,中学校数学の全領域の内容と深いかかわりを持つとともに,それらの基礎をなすものとして重要な位置をめ占 めている。中学校における式の指導は,第1 、2、3学年を通して,文字式の入門的な部分から始まり,二次方程式に至るまでの内用 を取り扱い,数量の関係を,文字を用いた式や方程式.不等式に簡潔に表して処理し,問題を能率よく解決していく学習を進めいく。 これによって代数的な処理に関する能力がしだいに高められ,それが他の領域にも活用されることになる.さらに,中学校の文字式の 学習は,高等学校において,整式・有理式や二次以上の方程式.不等式の学習に発展し,文字式を縦横に活用することなる.したがっ て,中学校の式に関する指導は,高等学校との関連を考えてみても,その最も基礎となっているのであって,極めて重要な位置を占め ている.この単元では,小学校における学習をさらに発展させ,いろいろな数量の関係を文字を用いて一般的・簡潔に式に表現できる ようにしなければならない.そのとき,式に表す方法だけでなく,文字式に表すよさを体験させるように工夫して,生徒の文字式に対 する抵抗感を感じさせないように指導しなければならない. 事前意識調査によると,4月当初は,自己課題を持って授業に臨む生徒 はあまりいなかったが,自己課題用紙を活用することによっつ,授業前に課題を持って授業に臨む生徒がかなり増えてきている.本校 の研究の「学びつづけるカーを育成するためにも自己課題をもちつつ授業に臨ませたい.さらに,研究の副題「共に学び,高め合う学 習活動の展開」にかかわって,自分の意見や考えを発表する生徒を育成したい. 本時では、文字使用のきまりを用い,文字式の計算 の習熟を通して,文字式への抵抗感をやわらげたい.また,文字式の計算ができたときの成就感を養いながら,次の学習への意欲づけ を図りたい.さらに,練習問題の仕方の学習を通し,「学び方を学ぶ」姿勢を養うことにより,自己の次の課題を把握し,それを解決 しようとする意欲を高揚させたい.そのために,次のような原理適用過程を応用した練習問題の過程で授業を展開したい.       【課題づくりの場面】【課    題 追究 の 場 面】【課題解決の場面】 +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ |よみとる | |わける | |くらべる | |あてはめる | +−−+−−−+ +−−+−−−+ +−−+−−−+ +−−+−−−+ | | | | +−−+−−−+ +−−+−−−+ +−−+−−−−+ +−−+−−−−+ | 学習シート| | 自分の観点| | 既習事項の中| | それぞれの練| |を見渡し,本| |で問題を取り| |から通用すべき| |習問題を解決す| |時の内容課題| |組む順番を決| |数学的原理をさ| |るために使う既| |をよみとる。| |めることがで| |がしだし,くら| |習事項をあては| | | |きる。 | |べることができ| |めることができ| | | | | |る。 | |る。 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−−+ +−−−−−−−+ 5. 指導計画                               (1)文字式の積や商の表し方がわかり,それを使うことができる.・・・・・・・・・・4 時間   (2)文字式の計算ができる.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 時間   (3)単元の学習内容を整理でき,章の問題,単元テストに取り組むことができる.・・・3 時間 6.本時の達成目標  (1)1次式の計算を通し,練習問題への取り組み方を言うことができる.  (2)自分の観点で練習問題の順番を決め,練習問題にとりかかろうとする 7.本時の下位行動目標                                    a 自己評価し,自己課題を見いだすことができる.                   (関心・意欲・態度)  b 練習問題の取り組み方を言うことができる.                     (考え)      C 与えられた式になるような問題文を考えることができる.               (考え)      d 答あわせをすることができる.                           (表現・処理)     e 教え合い学習を通し、学び合うことができる。                    (関心・意欲・態度)  f 既習事項の中から問題解決に有効な事項を取り出し・自分で決めた問題の順番に問題   (表現・処理)   を解くことができる。  g 既習事項をあつめ,話し合いを通し、解決の方法を学び合い・高め合うことができる  h 自分の観点で問題をわけ,取り組む順番を決めることができる.            (関心・意欲・態度)  i 本時の方法課題を言うことができる。                        (関心・意欲・態度)  j 学習シートを見渡し、本字の内容課題が文字式の練習問題を解くことであると把握できる。(関心・意欲・態度) 8. 評価  (1)  1 次式の計算を通し,練習問題への取り組み方を言うことができたか.  (2)  自分の観点で練習問題の順番を決め, 練習問題にとり力7・ ろうとしたか. 印刷用紙:B4縦 1ページの行数:58 1行の文字数(半角文字で):116 その2 (前の登録番号は 950069.JXW) 9.本時の展開 <個に配慮する視点><A>達成度    <B>学習速度  <C> 取り組み方(意欲・態度)                        <D>見力・考え方 <E>興味・関心  <F>生活経験 +−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |段| | 学  習  活  動 |      個 人 差 に 対す る配 慮 |資料・数貝等| |階| | |  評価の観点・方法        配 慮 事 項 | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |導| |1 .学習シートを見渡し,本| |1<C>             ・| 学習シート |入|よ| 時の内容課題が文字式の練| |学習シート全体を見渡すように指示を | | | |み| 習問題を解くことであると| |出し,全体構造を把握させる. | | | |と| 把握できる. | | | | | |る| | | | | | | |2.本時の内容課題をいうこ| | | | | | | とができる. | | | | | | | +−−本時の学習課題+ | | | | | | | |文字式の練習問題を| | | | | | | | |やろう | | | | | | | | | | | | | | | | | +−−−−−−−−−+ | | | | | |5| | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−++++++++++++++−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ |展|◆|3.自分の観点で問題をわけ+3++++++++++++3<E> | | |開|わ| 取り組む順番を決めること++ 自分の観点で問題に++ ・ Pレベルの生徒を中心に机間指導を| | | |け| ができる. ++順番をつけることがで++  する. | | | |る| ・ 難しい問題から取り組む++きたか. ++ | | | | | ・ やさしい問題から取り組++−−−−−−−−−−++ | | | | |  む |机間指導チェック | | | | | | ・用語関係から取り組む | | | | | | | ・計算問題から取り組む | | | | | | | ・シートの順番に取り組む|   | | | | | | | | | | | | | |   | | | | | | | | | | | | |4既習事項を集め、話し合い+−4−−−−−−−−−++4<A> | | | |く| を通して、解決の方法を学++ 解決の方法を、話し++・シートの既習事項などを参考にするよ| | | |ら| び合い、高めることができ++合いを通して、学び合++ うにP・Mレベルを中心に机間指導を| | | |べ| る。 ++い高め合うことができ++ する。 | | | |る| ・文字使用の決まりを使お++る。 ++ <C> | | | |◆|  う。 ++−−−−−−−−−−++・小集団を使い、既習事項の中で有効な| | | | | |机間指導チェック | 事項を取り出すことができるよう配慮 | | | | | | | する。 |   決に有| | | | | | | |   | | | | | | | | | | | |学 6 | | | | | | |方法を互いに| | | |5.既習事項の中から問題解| +5<A>・机間指導を通し、Pレベルの|たか | | | | 決に有効な事項を取り出す+− +生徒にこの単元を学習したシートの見直| | | | | 自分で決めた問題の順番に+− +しを指示する。 | | | | | 問題を解く。 +− + | | | | | +− + | | | | |6教え合い学習を通し、学び|6−−−−−−−−−−+|6<C>机間指導を通し、適宜、学習形| | | |あ| 合うことができる。 || 解く方法を、互いに||態を小集団学習などに変える。 | | | |て| ||教え合うことができた|| | | | |は| ||か。 || | | | |ま| |+−−−−−−−−−−+| | | | |る| |机間指導チェック | | | | | | | | | | | | | |  | | | | | | | | | | | | | |  | | | | | | | | | | | | | |  | | | | | | | |7<A> | | | | |7.答え合わせをすることが| |・答のみではなく,途中の計算過程も吟| | | | | できる。 | | 味するように指導する。 | | | | | | | | | | | |8.与えられた式になるよう| | | | | | | な問題文を考えることがで| |8.<F> | | | |40| きる。 | | 日常の生活事象に着目させる。 | +−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+ | | |9.練習問題の取り組み方を| | | | |終| |いえる。 | | | | |末| | | | | | | | |10.自己評価し、自己課題を| |1 0<C> | | | |見いだすことができる。 | |教科リーダーが評価する。 | | | | 5| | | | | +−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−+