小学校 特別活動(学級指導案作成のための手引)総合教育センター 用紙は B4 縦  1行 104字(半角) 1ページ 63行に設定してください。 中学校 特別活動 学級指導案作製のための手引き                   −進路指導を中心に−            第 学年 特別活動(学級指導)学習指導案 1 日 時  昭和 年 月 日 ( )  第 校時 2 学 級   年 組  男子  名 女子  名   3 主 題(題材名)            解決したい学級の諸問題を体言止め、あるいは学習の方向を示す角度づけしたかたちでの表           記をする。指導計画の題材名をそのまま書くのではなく、その時点での生徒の実態やいくつか           の問題を有機的・関連的に組み合わせて学習の方向が見えるような表記がのぞましい。          *1 学級指導の題材設定の視点            ・ 問題解決の態度を育成するのにふさわしい題材            ・ 問題の現実的・総合的な考え方を、育成するのにふさわしい題材            ・ 生徒の生活や、生活に対する考え方を望ましい方向に導くことができる題材          *2 進路指導は、「個」にはじまり「個」にかえす指導でなければならない。生徒個々の考え            方が学級全体の中でどんな位置にあり、その考え方に対してどのような反応をするか。不安            や独りよがり・あやふやな考えであっても、資料を分析したり、成員と意見を交換する過程            で「あの考えで良かったんだ」「あんな考えもあったのか」と「個」の変容を期待する指導            である。 4 主題(題材)設定の理由            ここには、指導構想と最終到達目標を示す。この題材を取り上げなければならない経緯を、           この題材に直結する生徒の実態とのかかわりで説明し、題材の全体構想を述べ(題材の位置、           他の題材との関連等含)、「なにをどこまで達成させたいのか(期待する生徒の変容など)            」という最終到達目標も述する。              * 題材設定の内容を項目的に示すと(題材設定の理由の構成要素)                        ・ 題材に対する指導者の考え              ・ この学習についての生徒の発達と経験              ・ この学習に対する生徒の関心や意欲             ・ 内容の選択及び指導方法など基盤や背景になることがら(指導の経緯・位置づけ等)            ・ これまでの指導の中での問題点            ・ この題材における指導の最終到達目標 5 指導計画            ここには、題材全体にかかわる指導の流れと時間配分と本時の位置づけを示す。その場合、           @ 学年の指導計画全体の中での本時の位置を示す場合           A 題材にかかわる指導のながれを各時間における指導の方向・内容を示すかたちで表記する            場合           B @Aに事前・事後の指導内容も示す場合            などがあるが、いづれの場合であっても、4の『題材設定の理由』や『進路指導計画』とあ            わせて、本時の位置づけが明確になっていること。           * 必要によっては、教科・道徳・学級会活動・学校(学年)行事等との関連も明記する。 6 本時のねらい(本時の到達目標)−行動目標で表記することが望ましい            本時の到達目標をどこまで達成すれば良いのか、どのような変容を期待しているのかを具体           的で簡潔に書く。どの時間にもっていっても通用するような抽象的で一般的な表現は避ける。            特に、学級指導では、最終的に学習を通じて生徒自身の自己の在り方を考えさせ(自己の解           決の方向をつかむ)、実践への意欲づけを図ることがねらいであることに、十分留意すること            具体的到達目標とともに、情意面からの目標も必要であれば書く。 7 本時の評価の観点            本時のねらいに照応させて、指導効果を判定する内容と方法を書く。[何を、どこで、どん           な基準で、何で評価するのか] 方法については、展開案の中に具体的に示す。   8 本時の展開                                 −指導案作成用紙その2− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                                                評価の視  段 階 時間  教師の活動    生徒の活動       指導上の留意点    資  料  点・方法 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−         ・学習の内容(自  問題の発見 問題の意識 ・学級の生徒に共通す ・学習への興 ・この欄は  導       己理解、進路計画、      化・共通化 る問題であること   味・関心を高 「生徒の活動    課     進路情報)に応じ       を図る   一人一人の生徒の問 めるための資 」(行動目標  入 題 5   て、有効な資料を ここには、教師のはた 題が取り上げられるよ 料      で標記された    に  分  活用し、課題意識 らきかけによって、期 うな指導が必要。その       達成すべき活  意 気     を持たせ、学習の 待する生徒の変容を行 ためには、生徒の困難 ・実態や問題 動内容)に対    づ     角度づけを行う  動目標で指導のながれ 点・悩み等を把握して を明らかにし 応して、観察  識 く              にそって、順次書き表 おくことが大切    学習を方向づ 、チェック可                   す(教師の活動に対応 この段階での動機づ  けるための資 能な内容で視  化                して)        け・意識化が重要]  料      点として示す −−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−    み    ・生徒に密着した  自己受容       ・学級指導は、教師が                 ん    問題・資料を提示             指導のねらいをもって ・知識や理解          な    し、小集団による       集団思考す あたるわけであるが、 を深めるため        展 で    話し合いなどによ       る中で、自 教師の姿勢として「学 の資料     また、何で    考    り、問題の原因と       己の存在を 級の実態から学ぶ」と        どんな方法で    え    なっていること、       確認する。 いう姿勢が必要であり        評価するのか    る    解決の方法につい             共に考え、共に語ると ・自己や集団 も明示する。    原    て追究させる               いう場面も必要では  の問題を把握          因 35           自己理解                  させるための *観察     開 ・  分                      ・相互作用を生かした 資料              解                         指導場面の設定           *指名チェッ    決                                           ク         方                          ・潜在している意識を ・問題解決の *一斉チェッ  具 法                         顕在的なものにする  方法を考えさ ク                                   自己理解の深化   せるための資 *チェック 表         ・学習・習得した 自己指導  自己の生き            料      による    体 た    結果を自己の問題       方を探求す ・目標・計画が適切か、       *ノ−ト・カ    し    課題にあてはめ、       る。    解決可能か      ・学習(実践  −ド記入に    か    目標・計画・実践                        )の進め方、  よるチェッ  化 め    等の修正・強化を                        方法を確かに  ク        合    はからせる                           するための資 *作文・感想    う                                    料       文によるチ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− エック−−  終 自    ・自己の問題・課 実践・解決 実践に向け ・問題解決の度合いが                 え分    題の解決の方向を への意欲  て自己決定 一人一人の生徒によっ ・個の課題を        末解の 10 確認させる          ・方向づけ て異なるので、個別の 確認するため         決問  分          実 践   を行う。  指導が必要な場合も  の資料           総し題                              相談の時間               合よと    ・実践への意欲づ   充実感       ・激励、助言、承認を              うし   けを図る       有用感       基本とした個別指導の ・学習結果を  般とて                         工夫         評価するため  化すと             自己実現への過程               資料       るら −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−