印刷用紙 : B4縦 1ページの行数:48 1行の文字数(半角で):160 全 校 集 会 指 導 案 日 時 平成 6年10月 4日(火) 2校時 対 象 全校生徒 74名(男子45名 女子29名) 授業者 奥田 昌夫 1.題 材 文化祭中間発表会 2.題材設定の理由 2学期の最大の行事である文化祭(10月29〜30日)が3週間後となった。今年の文化祭のテーマは、「イーハトーヴ」 とし、郷土に主眼を置いて調査活動を進めてきた。7月に全校集会を開き、テーマを決定し夏休み中に学級ごとに調査活動を進 めてきた。 今日の集会では、文化祭の調査活動の中間結果を発表させるとともに、その発表についての意見を述べあい、他の学年からの アドバイスをもらい、自分たちが文化祭まで何をすれば良いのかをつかませる会にしたい。また、この中間発表会まで調査した 活動を互いに確認したたえ合い、これからの活動に向けて頑張ろうという思いを高める集会にしたい。この集会の中で「今まで どんなことを調査してきたか」「何が足りないのか」「文化祭までどのように頑張るのか」を考えさせ、今後の活動に向けての 意欲をつけさせるため本題材を設定した。 3.生徒の実態 本校の生徒は、お互いを良く知り合っている。その反面、遠慮しあって本音を言って互いを高めようとしなかったり、一歩前 進する行動ができないことがある。今年の体育祭においては一人一役を係の基本とし、一人一人に存在感を与えることを試み た。体育祭の練習や部活動においては互いに注意しあえる仲間関係の育成を目指した指導を進めた。互いに認め励ましあう場面 が1学期の行事や集会の中で見られ、仲間関係の向上が見られた。その結果、3年生がリーダーとしての自覚を持って行動する ようになり、日常生活においても手本となっている。また、話し合い活動もしだいに活発になってきている。 4.指導計画 <事前の指導> 9月19日(月) 学級討議 文化祭中間発表資料作成 20日(火) 学級討議 学級の意見集約 22日(木) 全校集会 中間発表会の連絡 24日(土) 執行部会 資料の集約 28日(水) 学級討議 意見のまとめ 10月4日(火) 学級討議 文化祭について 10月4日(火) 全校集会 文化祭の事前集会 1時間(本時) <事後の指導> 10月6日(水) 係集会 係集会 10月17日(月) 学級討議 学級展示の進行状況の確認 10月29〜30日 文化祭 文化祭当日 11月2日(水) 全校集会 文化祭事後集会 5.本時の達成目標 (1) 互いの調査活動の成果を認め、はげましあうことができる。 (2) 生徒会の一員として話し合いに参加し、意見をもつことができる。 (3) 文化祭に向けて活動の意欲を持つことができる。 6.本時の展開 +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ | | 生 徒 の 活 動 | 指 導 上 の 留 意 点 | 評 価 活 動 | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ | | (司会者:生徒会執行委員) | | | |活| | | | | |1.開会の言葉(生徒会副会長) |・今日は何の集会であるかを話す。 | | |動| | | | | |2.生徒会長あいさつ(生徒会長) |・今までの活動を振り返り、互いの発表に意見を| | |の| | 述べより良い集会になるように話す。 | | | | +−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | |開| | 文化祭への取り組みを振り返り、何が足りないのかを考え、文化祭に| | | | | |向けて頑張る意欲を持たせる | | | |始| +−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+ | | | |3.文化祭への取り組み活動を振り返って|・調査活動のVTRの上映 |・活動の内容を振り返ること| |9| 調査活動のビデオ(3分間) | 文化祭に向けての集会や調査活動のようす|ができるか。 | |分| ナレーション(議長) | を3分間のビデオに編集する。ナレーション| | | | | をつけ加える。 | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ | |4.討 議 | | | | | (進行:議長) | | | | | (1) 各学級の発表(委員長の発表) |・委員長はその場に立って大きな声で発表する。 |・今までの活動を振り返る発 | | | 学級展のテーマ | |表内容になっているか。 | |活|     調査の内容 | | | | |     調査活動で得られたこと | | | |動|     悩んでいること | | | | |                   | | | |の| (2) 調査活動への質問 |・1年生からは 調査方法に関する質問を出させ |・進んで発表できたか。 | | | (関連して質問をとる) |る。 | | |展| |・3年生からはアドバイスの意味での質問を出さ | | | | |せる。 | | |開| (3) 調査活動への意見 |・建設的な意見を出させる。 |・話し合いに意欲的に参加す | | | (関連して意見をとる) |・これからの活動に対して意欲的な意見を出させ |ることができたか。 | | | |る。 |・良い意見に賛同することが | | | | |できたか。 | |38| (4) 討議内容のまとめ(生徒会副会長)|・執行部がまとめる |・調査活動の成果を認めあう | |分| |・話し合いから次へのつなぎ方に留意する。 |ことができたか。 | | | (5) 文化祭の決意 |・文化祭に向けての意欲を発表させる。 | | | | |・前に出て発表させる。 | | | | |・合唱の意欲を高める決意を発表させる。 |・これからの活動に意欲を持 | | | (6) 議長から | |つことができたか。 | | | 移 動・ 整 列 | | | | |5.合 唱 |・応援団リーダーと執行部が先導して移動する。| | | | |・合唱体形に整列する。 |・大きな声で元気に歌えたか | | |「イーハトーヴの風」 | | | | | | | | | |6.感想発表 |・今日の集会の感想を進んで発表させる。 | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ |活| | | | |動|7.講 評 (小野寺 先生) |・今日の集会に関して。 | | |の| | | | |ま| | | | |と|8.閉会の言葉(生徒会副会長) |・今日の集会の内容にふれる。 | | |め| | | | | | | | | |3| | | | |分| | | | +−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−+ 7.評 価 (1) 互いの調査活動の成果を認め、はげましあうことができたか。 (2) 生徒会の一員として話し合いに参加し、意見をもつことができたか。 (3) 文化祭に向けて活動に意欲を示すことができたか。