印刷用紙:B5縦 1ページの行数:57 1行の文字数:102 −− 以下 指導案 本文 −−      特 別 活 動   学 習 指 導 案                 日時:平成7年9月14日(木)、2校時                 場所:視聴覚教室                 学級:宮古市立宮古西中学校2年B組                       男子18名、女子20名 計38名                 授業者:菊池 義則                 操作支援者:鬼柳 治子 1 題材名    職業への道 2 題材について   (1)題材設定の理由    生徒は、すでに「働くことと学ぶこと」「職業の世界」などの進路学習を行っている。その学習を通じ    て、働くことの目的や意義、職業の内容や特色について考えるようになってきた。また、実際に働く人への    インタビューを通して、自分の生き方についての関心も高まってきた。しかし、希望職業につくまでのコー    スや、高等学校など上級学校の内容についての理解がまだ十分ではない。そこで、事前学習で調査した生徒    の希望職業をもとに作成した具体的な資料の学習を通して、進路についての視野を拡大させるために、希望    職業につくための多様なコースを学習させたい。その後、上級学校の種類・内容と将来の進路希望先に関す    る情報を自ら調査・研究をさせ、その結果を自分の進路希望に生かすことができれば、進路希望の明確化が    図れるようになると思われる。    本学級の生徒全員が高校進学を希望しているものの、その先について、はっきりとした目的意識がないの    が大方である。そこで、これまでの進路学習と合わせ、自己の願いを実現していくために必要と考えられる    ことなどについて話し合いをさせていけば、現実の問題として進路をとらえ、現在の生活や学習についても    見直しをするよい機会になると考え、この題材を設定した。  (2)学習目標    1)中学校卒業後の勉学の道を、学校制度の系統図を中心に理解する。    2)各自の進路希望に基づいた学習の機会を考え、意欲的に取り組む。    3)希望職業に就くためには、多様なコースがあることを理解する。    4)自分の進路希望を広い視野にたって検討し、よりふさわしい進路希望を考える。    5)普通科、専門学科の内容と特色について知る。    6)高等学校の学科を選択する場合の条件について理解し、進路計画を立案する能力・態度を身につける。  (3)指導計画(総時数  4時間)     1)学ぶための制度と機会            1時間     2)希望職業へ就くための多様なコース      1時間(本時)     3)上級学校の種類と特色            2時間     4)本題材の指導計画      +−+  +−+         +−+  +−+      |希|  |多|         |上|  |進|      |望| `|様|`````````|級| `|路|      |職|  |な|・・・・・・・・ |学|  |計|      |業|  |コ|車看保美事建医介 |校|  |画|      |の|  |||の護母容務築者護 |の|  |の|      |個|  |ス|整婦 師系士 福 |内|  |見|      |人|  +++備   公  祉 |容|  |直|      |調|   ・ 士   務  士 |と|  |し|      |査|   本     員    |特|  +−+      +−+   時          |色|            ・          +−+ 3 生徒の実態について   学級全体としては、素直な生徒が多く係の仕事など指示された仕事はきちんとこなすし、授業中も落ち着  いて、話を聞くことができる。しかし、学習や日常生活の問題に対して、主体的に取り組んでいく姿勢がや   や弱い。    進路希望調査の結果、現段階で将来希望する職業を明確にしている生徒は3人、まったく希望する職業が   なくさらに興味ある職業もない生徒は4人いた。その他の生徒の希望職業についても、調査があったので何と   なく書いたと思われるものや、夢や憧れにとどまっているものが多い状況であった。また、全員が高校進学を   希望しているが、目的意識が薄い生徒が多く、日常の学習や生活に意欲の欠けるところがみられる。しかし、   進路学習を通して、将来の希望を持つことの大切さを感じ、職業・上級学校などについて興味を持ち、自分の   問題として考えはじめているようである。    コンピュータについては、今年度は授業で使用した回数はまだ少ないが、各授業とも操作面でつまづくこと   なく意欲的に使っている。 4 コンピュータ利用の意図・ねらい   (1)コンピュータの機能(特性)とソフトウェア(自作)の概要説明      Kit (Prezentation Tool)    @あらかじめ用意したテキストや画像をマウスを使って、次々と画面に表示できる。     A職業に就くまでの様々なコースをマウス操作だけで調べさせることができる。   (2)コンピュータの利用場面と利用法      展開で、職業への多様なコースをコンピュータを使って調べさせる。   (3)コンピュータの利用で期待できること     通常では、多くの人の話を聞いたり、多くの資料を調べなければならないことを短時間で調査すること     ができる。また、グループで1台のコンピュータを使用することによって、グループ活動の活発化が図れ     る。一般的に画面に出てくるものに期待感をもつので、生徒の興味を引きつけることができる。 5 本時の学習について   (1)学習目標     1)希望職業に就くためには、多様なコースがあることを理解する。     2)自分の進路希望を広い視野に立って考えようとする意欲を持つ。  (2)学習過程 +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ ・段階・学習内容・・・・|学習活動 ・配慮事項 ・ +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+    |1前時の復習|・前時までの内容を想起する。  |           | |  |      |            《一斉》|           | |導 |2学習課題の|・職業インタビューの発表を聞き、|・紙板書を使って、コー| |  | 確認   |職業に就くためのコースがひとつで|スの違いを明確にする。| |入 |      |はないことに気づく。  《一斉》|           | |  |      |                |           | |(7) |  +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | |  |  |本時の学習課題 職業への道を考えよう。 | | |  |  +−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ | +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ |  |3 さまざま|・グループごとに選択した職業への|・生徒個々の職業の希望| |  |な職業への道|道をできるだけ多く予想する。  |により事前にグループを| |  |      |          《グループ》|つくっておく。    | |  |      |   ・車の整備士       |           | |  |      |   ・介護福祉士       |・生徒個々の職業につい| |  |      |   ・看護婦         |て事前に考えさせ、学習| |展 |      |   ・事務系公務員      |シートにまとめさせてお| |  |      |   ・保母          |く。         | |  |      |   ・建築士         |           | |  |      |   ・美容師         |・グループ内の役割分担| |開 |      |   ・医者          |を確認させる。    | |  |      |                |           | |  |      |・PCを使って、どんな道があるの|○1台の画面をグループ| |  |      |かを調べる。          |全員が見るようにさせ | |  |      |       《グループ・PC》|る。         | |(35)|      |                |           | |  |      |                |●机間巡視      | |  |      |                |           | |  |      |                |・操作と資料の読み取り| |  |      |                |の支援をする。    | |  |      |                |    《操作支援》 | |  |      |                |           | |  |4発表・質問|・グループごとに発表する。   |○PC画面を提示させな| |  |      |            《一斉》|がら発表させる。   | |  |      |                |・発表班で答えられない| |  |      |                |場合は教師が援助する。| +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ |  |5感想発表 |・他のグループの発表を聞いたり、|●発表社の話をよく聞い| |終 |      |自分の進路を考えたりし感じた今日|ているか。      | |  |      |の授業の感想を書き、発表する。 |           | |  |      |                |           | |結 |6まとめ  |・自己評価する。        |           | |  |      |                |           | |(8) |7次時の予告|・次時の課題を確認する。    |           | +−−+−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+  (3)評価項目と評価基準 +−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |  評価項目  |十分満足できる・・・・|おおむね満足できる|努力を要する   | +−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |1)協力してグルー|グループ内での自分|グループ内での自分|自分の役割も果たさ| |プ活動ができた |の役割を果たし、積|の役割を果たすこと|ず、話し合いにも参| |か。      |極的に話し合いに参|ができた。    |加できなかった。 | |        |加した。     |         |         | +−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |2)希望職業への多|多様なコースを理解|多様なコースがある|興味を持つことがで| |様なコースを理解|し、自分の進路につ|ことを理解できた。|きなかった。   | |できたか。   |いて考えることがで|         |         | |        |きた。      |         |         | −−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+ |3)先生、友達の話|真剣に聞き、自分の|真剣に聞くことがで|真剣に聞くことがで| |を真剣に聞くこと|ことに当てはめて聞|きた。      |きなかった。   | |ができたか。  |くことができた。 |         |         | +−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−+