印刷用紙:B5縦 1ページの行数:42 1行の文字数(半角文字で):74 その1 (次の登録番号は 950096.JXW)          特別活動学習指導案                              指導者 鈴木 美成 1 日 時  平成7年7月7日(金) 第2校時               2 学 級  1年5組 男子17名 女子19名  北校舎4階 3 主 題  「岩手山登山」 4 主題について    本校では毎年1年生を対象として,岩手山登山を実施している。そのねらい   は,1困難に立ち向かい乗り越える逞しさを育成すること,2助け合いの精神   や協力体制を強化すること,3登山の初歩的ルール・技術を体得させること,   4大自然の中での活動を通し,自然を愛する精神と豊かな情操を養うこと,5   郷土の最高峰「岩手山」の体験学習を通し,郷土愛を育成すること,となって   いる。本年度は夏休み明けの8月25日に実施が予定されている。         生徒たちは入学以来,4月の「宿泊研修」,5月の「体育祭」など,学級・   学年という集団での行事に取り組み,成果をあげてきた。しかし,個々人の意   識や動きを見ていると,力不足の感がぬぐえない。事実,登山に関する事前調   査においても,「登りたい気持ちはあるものの登り切る自信がない」という生   徒の姿が明らかになった。理由としては「体力・精神力の不足」をあげている   生徒が多い。その反面,これまでの登山経験や,困難を乗り越えた経験をもと   に,登山に前向きに取り組もうとしている生徒が少なくないのも事実である。    そこで,本時においては,アンケートの結果や資料から自分たちの実態やあ   るべき姿をとらえさせ,来るべき岩手山登山の意義を自分たちで見つける取り   組みを展開したい。そのために資料の提示のしかたを工夫し,「わたしのノー   ト」を活用しながら話し合い活動を行う。その活動を通して,登山への取り組   みや登山そのものへの意欲づけを図りたい。 5 指導計画                1 岩手山登山の意義 −−−−−−−−−−−−− 2時間(本時1/2)  2 実施に向けて(目標づくりなど) −−−−−− 1時間  3 トレーニング −−−−−−−−−−−−−−− 5時間(放課後)  4 結団式・登山・解団式  5 登山の反省 −−−−−−−−−−−−−−−− 1時間 6 本時の達成目標  1 資料などを読み取り,考えを話し合い,岩手山登山の意義を自分たちなりに   まとめることができる。 2 自分たちの問題として真剣に考え,話し合いに意欲的に取り組もうとしている。 印刷用紙:B4縦 1ページの行数:58 1行の文字数(半角文字で):120 その2 (前の登録番号は 950095.JXW) 7 本時の展開 +−−−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+ | 段階 |時間 教 師 の 活 動 |   生 徒 の 活 動 |評価の観点・方法| 配 慮 事 項|資料・その他 | | | | | | | +−−−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+ |事 | |・事前アンケートを実施し,|・事前アンケートに取り組み,現| |・選択肢と記述をお|アンケ| |前 取| |岩手山登山に対する生徒の意|在の自分の考えを明らかにする。| |り混ぜたアンケート|ート用| |  組| |識をまとめる。 | | |を作成する。 |紙 | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+ | | | |1 岩手山登山についての考|1 現在岩手山登山について考え| |・事前調査の結果か| | | | | | えを発表させる。 | ていることを発表する。 | |ら肯定派,否定派双| | |意|課| | | | |方の考えを聞く。 | | | |題| | | | | | | |識|に| |2 生徒の発表をもとに,本|2 本時の学習内容を確認する。| | | | | |気| | 時の学習内容を確認する。| | | | | |化|づ| |+−−−−−−−−−−−+| | | | | | |く| ||岩手山登山でわたしたち|| | | | | | | | ||はどんな力をつけること|| | | | | | | |5||ができるのか。 || | | | | | | |分|+−−−−−−−−−−−+| | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+ | | | |3 資料P2・3からどんな|3 資料P2・3を読み,気づい|・学級内の傾向と|・ここでは大まかな|わたし| | | | | ことがいえるか考えさせ,| たことをメモし,発表する。 |して「登りたい」|傾向をつかむことと|のノー| | | | | 発表させる。 | |「自信がない」と|する。 |ト | |具|み| | | |いうことをつかむ|・メモをしながら聞|紙板書| | |ん| | | |ことができたか。|かせる。 | | | |な| | | | | | | | |で| |4 資料P6・7からどんな|4 資料P2・3を読み,感想を|・楽しさばかりで|・山登りの辛さや苦|地図 | | |考| | ことがいえるか考えさせ,| メモし,発表する。 |なく「苦しさ・こ |しさを想起させる。| | | |え| | 感想を発表させる。 | |わさ」があること | | | | |る| | | |をつかむことがで| | | |体| | | | |きたか。 | | | | | | | | | | | | | | | |5 黒板に示した資料からど|5 黒板に示された資料から気づ|・登山の経験者は| |アンケ| | |確| | んなことがいえるか考えさ| いたこと,その理由などを発表|再度登りたいと思| |ート結| | |か| | せ,発表させる。 | する。 |っていることとそ| |果紙板| | |め| | | |の理由に気づくこ| |書 | | |合| | | |とができたか。 | | | |化|う| | | | | | | | | | |6 資料P10・11を読んでの|6 資料P10・11を読んで,感想| |・5と6の活動を関| | | | | 感想を発表させる。 | を発表する。 | |連づけ,登山の素晴| | | | | | | | |らしさを読み取らせ| | | | | | | | |る。 | | | | | | | | | | | | | | |7 3での「自信がない」傾|7 3での「自信がない」傾向を|・克服する方法を|・体力的なこと・精| | | | |35| 向をどう克服すればいいか| どう克服していったらいいかを|具体的に述べるこ|神力的なことを双方| | | |分| を考えさせ,発表させる。| 具体的に考え,発表する。 |とができたか。 |引き出したい。 | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+ | |自| |8 7の考えと資料P14から|8 7の考え資料P14から「登山|・どんな力がつく|・つまりこのことが| |総|分| | 「登山でどんな力がつけら| でどんな力がつけられるか」を|かをまとめること|「登山の意義」であ| | |合|の| | れるか」を考えさせ,話し| 考え,話し合う。 |ができ,次時や登|ることに気づかせ,| | |・|も| | 合わせる。 | |山への意欲をもつ|次時につなげていき| | |一|の| | | |ことができたか。|たい。 | | |般|と| | | | | | | |化|す| |9 次時は「登山の意義・内|9 次時の学習内容がわかり,学| | | | | |る|10| 容」について詳しく学習す| 習や登山そのものへの意欲をも| | | | | | |分| ることを予告する。 | つ。 | | | | +−+−+−+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−+