No 研 究 主 題 及 び 内 容
14_01
よりよい学び方を目指す児童を育てる総合的な学習の時間の指導に関する研究
−学習の状況を振り返り、その結果を活用する評価活動を中心に−


研究の概要
 この研究は、総合的な学習の時間における児童の評価活動に焦点をあて、自己評価や相互評価、その結果の活用を中心に、望ましい指導について明らかにし、総合的な学習の時間の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために、手だてとして、自己評価、相互評価、評価結果の活用のための場を位置づけた1単位時間の活動を単元に4回設定し、その中に、「評価情報の活用」「相互評価のグループ編成」「自分を客観的に見つめるもう一人の自分の活用」等の工夫を取り入れた指導試案を作成し、実践をとおしてその妥当性について検討した。
 研究の結果、評価活動に対する有用感が高まり、学習の状況を客観的に見つめながら、学習活動を改善・修正するための方向性を明らかにしようとする児童の姿が見られた。このことから本研究による指導の手だてが、よりよい学び方を目指す児童を育てるうえで、効果があることが確かめられた。